VOMAG

見慣れない虫

●我が家の向かいのヤブガラシが、スズメバチの一大宴会場と化している。やたらでかいのが10匹も20匹も集まってきていて(大きいのは4センチ近い)、物騒でしょうがない。

ところでよく見ると、そのスズメバチも1種類ではなく、数種が混じっているようだ。

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左は腹端が黒いのでヒメスズメバチ(縞模様で腹端が黒いのは、日本で一般に見られるスズメバチではこれだけ)。中は腹の縞がほぼ等間隔であること、胸の後部(小楯板)が黄色いことなどからオオスズメバチと判断。右は小型で細身なのでアシナガバチの一種かと思っていたのだが、該当する色模様が見当たらない。どうもホオナガスズメバチの仲間、キオビホオナガスズメバチのようだ。

名越の山道で夏季に出会うスズメバチはたいていはキイロスズメバチなのだが、こいつは来ていなかった。

(9/2追記。「こいつは来ていなかった」ではなく、どうもこの右端がキイロスズメバチらしい。山道で遭う時には一発で『あ、スズメバチだ』と思うのに、もっと大きいのが回りに沢山いると、なりが小さいだけにスズメバチっぽく見えなくなってしまうらしい)

なお、私は中学の頃だったか、一度スズメバチに刺されたことがあるので、アナフィラキシー・ショックがちょっと怖い。そんなわけで、身の回りをこいつらが飛び回る中で、そうそう落ち着いて写真を撮れるわけもない(ピンボケの言い訳)。

もっとも、巣の近くではないので、よほどのことがなければ襲ってきたりはしないはず。物騒ではあっても、こいつらがいるおかげで、身の回りがケムシだらけになったりしないわけだし、ヤブガラシには毎日いろいろなアゲハも来る。というわけで、夜中にこっそりヤブガラシの伐採などはしないことにする。

●こんなふうに、暇があると身の回りの虫のスナップを撮っているわけだが、結構しばしば、「見慣れない虫」に遭遇する。

その虫の正体が何なのかは、なかなか難しい。

日常、気を付けて虫を観察しているとは言っても、私は別に虫の専門家ではない。仮に昆虫の研究者であっても、昆虫の種類は多いから、研究対象にしている特定の目とか科とか以外はよく判らないかもしれない。

要するに、T-34なら生産工場の特定ができても、現代のAFVだと有名どころ以外、生産国もよく判らない、みたいなもの(通じる相手が非常に限定された喩え)。

つまり、その「見慣れない虫」が、本当にこの地域ではなかなか見られない珍しい種類なのか、あるいは実はよくいる虫なのだが(地味だとか小さいとか、生活環境的に目にしづらいとかの理由で)これまでたまたま目を引くことがなかっただけのか、そのへんが判らないのである。

もちろん、大型の蝶などで見たことがない色模様なら珍しい種類だということは判るが、これが蛾とか、アブとかハエの類だと、たまたま間近に止まって、ちょっと面白い形や色をしていても、珍しいのか珍しくないのかよくわからない。もちろん、自分で見た覚えがなければ、ありふれた種類であっても充分「珍しい」のだけれど。

●そのうちの一例。

31日日曜日。散歩に出て、今までに見たことがない、真っ黒なムシヒキアブに遭遇。何やらハエの一種を捕食中。現在、名前を調べ中なるも、まだ正体にたどり着けず。

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(9/2追記 ムシヒキアブの仲間で、トゲツヤイシアブという種類であるらしい)

●小さくて目立たないハチなので、なかなか目にする機会がない(気が付かない?)アオスジハナバチ。青色が珍しいといっても、ルリモンハナバチほど目を惹く美しさはなく、よく見ると「あ、筋が青い」という程度。それでも、ちんまり体型がなかなかかわいい。

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●見慣れない、というよりも、久しぶりの珍しい虫。何年ぶりかで、生きているナナフシを見た(去年か一昨年、道で轢死体は見たことがある)。

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これなどは、もしかしたらたまに接近遭遇しているのかもしれないが、相手が上手に隠れすぎていて気付いていないだけかも。木の幹などではなくちゃんと枝のほうにいれば気付かなかったかもしれない。

木の幹の、精一杯手を伸ばしてもそれよりもちょっと高いところにいて、ソフト的最大望遠、しかも日陰側という悪条件で、どうしてもピンボケしか撮れなかった。残念。

●話は前後するが、28日木曜日、神保町の事務所に行くついでに秋葉原に寄り、タミヤエナメルのフラットアルミと、瞬着(サラサラ)と、タミヤセメント・流し込みタイプを買う。フラットアルミは前回UPのソクウのシリンダヘッドカバーに塗ったもの。瞬着は今まで使っていたものがノズル内で固まってしまったため。タミヤセメントは今までのものが、もうほとんど筆が届かなくなったため。ソクウ製作のテコ入れ(なのか?)。

それとともに、秋葉原と御徒町の間くらいにある、以前YSにいたK氏が開いているヒストリカル・フィギュアの専門店に行って、THE BODIのハンガリアンCV33改造パーツ#1を購入(THE BODIがフィギュア主力のメーカーなので、義理で仕入れたらしい)。

●さて、結局ソクウと並行生産になってしまっている、RODEN 1:72のVOMAG自走砲(名前略しすぎ)。

まだなんとなく、射撃姿勢にしたい気もちょっとして決めかねているのだが、それはひとまずモラトリアムで、車体細部工作。

F1016399 まずは魅力的なお尻。リールが2基付いていて、安直に伸ばしランナーをくるくる巻いてそれらしく仕上げた。右リールが巻き方が汚い。ズボラな砲兵が巻いたもので、後でこっぴどく班長に怒られるという設定だということにしよう……。よく見ると、コードの太さもちょっと違う。わはは。

コンテナルームの前側は、キットではつんつるてんだが、どうも椅子の背もたれが付いているらしい。タイヤハウジングの上がたぶん椅子の座面なのだが、実際には、ここには折り畳みの補助椅子が重なっているのではと思う。ただ、形状や状態がよく判らなかったので、そちらは追加工作していない。

F1016401 ハンガリー(?)で写された、多色迷彩の放棄車輌の写真では、この背もたれの下の部分が3つに分かれて開いているように見えるのだが、別写真ではそうは見えず、切り欠き工作などはしないことにした。

ラックは、キットのバーツはあまりに太かったので、せっせと削り込んだが、それでもだいぶ太めな感じ。理想的には、もっと細い真鍮線などで作り替えればいいのだが、横棒と縦棒が同一面で重なっているようなので、面倒になってやめた。

また幌骨は、天井バーツにもとから一本モールドしてあり、別部品として4本入っているのだが、そのまま重ねると高さが付き過ぎること、幌骨の本数がたまたましっかり写っている写真で4本だったことから、天井にモールドされているものは削り取り、別パーツの方はこれまた少し細くヤスってから重ねて接着した。今後、留具を追加の予定。

F1016403 ヘッドライトは、キットのパーツは前面カバーがゆるく盛り上がり、中央に「-」字のスリットが開いているのだが、実車写真では、平らなカバーが掛けられている場合が多いようだったので、スリットを埋めた上で平らに削った。そのうえで、上半分にプラペーパーでひさしを追加した。

始動クランクの差込穴を埋めてあるのは、若干位置が上過ぎる気がして、開け直すことにしたため。

PMMS報。

なんと、Combat Armour Modelsという中国系新興メーカーから、第一弾キットとして、ビッカース水陸両用戦車が発売される由。びっくり。

(9/3追記。Riich Modelsの別ブランドで、国民党軍装備を中心に出していくらしい。楽しみ)

流石にこれはインジェクションで出るわけはないと思い込んでいて、何年か前に作り掛けたスクラッチの車体もできれば作りなおし、きっちり気合いを入れていつかものにしてやろうと、コレ用にカステンのユニバーサルキャリア用履帯もストックし、マスタークラブのリベットも買い込み、ミラージュのビッカース6tA型の銃塔も確かひとつ取り分けてあったはず。

しかし出れば出たで嬉しい。PMMSの報を見ても、第一弾キットとはいえ、エッチングなども付き、プラパーツの出来もシャープな、なかなか楽しみなキットのようだ。ただ一つ残念なのはデカール。銃塔側面のワクで囲んだ「龍」字マークなどは入っていないようだ。……なぜ?

(9/5追記。「龍」字マークが入った車体は、砲塔ハッチ形状などが異なるタイプ。そちらが「後期型」ということであるらしい。わざわざ「初期型」と銘打って出すからには、後期型も出すつもりなのだろうと思う。個人的には「龍」字入りを作りたいので、後期型が出るまで待ちかな?)

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VOMAGの続き

F1016158 ●チビの足の爪にほむほむが描いてあった。

ちなみに左足の親指はソウルジェム。

●20日水曜日、川崎の実家に行く。行き帰りだけで暑さでぐったり。

事務所はプリンターとの接続環境等、まだ復旧していないようなので、基本的には連日自宅仕事。

●広島では集中豪雨でひどい災害が発生しているが、関東南部は炎天続き。週末になってちょっと下り坂となったが、このあたりでは土曜の午前中にほんの少し雨が降っただけだった。

●ソクウの組立にトラブル発生。どうも現在のまま組むと、リアブレーキのロックアームと排気管が、位置的にもろにバッティングしてしまう。

そもそもこの排気管はどうも取り付け位置が微妙すぎる。先日も、メインフレームにフットレストを接着したら、排気管が後からでは取り付けられなくなることが判明し、フットレストをもぎ取るはめになった。

実車でも、フレームだのフットレストだのを避けて微妙な曲線になっている排気管だが、模型では関係する各部品との位置関係がピタリと決まっておらず、あっちこっち微調整が必要になりそう。頭痛ぇ。

●ソクウが停滞している一方で、なぜか着々と進んでいる88搭載VOMAG自走砲。

F1015730F1016147キットの88mmFlakのパーツのなかでも、最もダルい印象なのが閉鎖器ブロック。パーツ写真を再掲すると右のような感じだが、穴を彫り直したり、レバーを足したり、なんだかんだで左写真のようになった。砲架右側面にも、前回より若干ディテールを足した。

一応、現時点では射撃姿勢ではなく走行姿勢にするつもりでいるのだが、右側面の椅子はキットパーツのまま、射撃姿勢状態。本来、走行姿勢ではぶらんと下に垂れ下がる感じになるが、キットのアームの長さのままでは座面が床に当たってしまうかも。強度的な問題もあり、折り畳む追加工作が面倒くさかったのでそのままにしてしまった。

F1016143そんなわけで、今のうちのお楽しみで、射撃姿勢風に仮組をしてみた。あれこれ小パーツが付いていないだけでなく、実際の射撃状態では、これに加えて左右にアウトリガーが出る。

――さすがにこの姿勢は迫力があって、射撃姿勢にしたい気もちょっと湧いてくるのだが、射撃状態にする場合には照準器の作成(キットにはパーツがない)のほか、仰角を取ると見えてしまう砲架内側の追加工作(ギアやリブなど)も必要。

なお、フロントウィンドウは、枠がどうにもダルいモールドだったので、プラバンで裏打ちしたうえで、表側にはプラペーパーを貼って、布カバー装着状態とした。その際、上辺にはサンバイザーのようなものが付いているらしかったので、枠にプラバンを張り増して、布カバーに出っ張りが浮き出る感じにした。

●ハチハチ関連話題。

Flak18の画像を調べていて改めて知ったこと。88m搭載12tハーフトラック対戦車自走砲のFlak18は、純粋に対戦車砲仕様で、対空射撃に必要なあれこれの機器はすべて取り外されている。トランペッターのキットでは、なぜか砲架右側面にダイヤルが1つ残っているようなのだが、実際には2つともない。

ちなみに、仰・俯ハンドルと回転ハンドルを一カ所にまとめる改造は、連結チェーンはパーツ化されているのに、なぜかハンドルは1つしかない。

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ホリミヤ

F1016134●18日月曜日。暑い。アホ暑い。

ここまで人が来ていて起きようとしない犬ってどうなんだ、と思う方もいるかもしれないが、だいぶ老犬で耳が遠くなっているので、まったく気付いていない可能性大(この後、靴を履こうとしてようやくビクッとして起きた)。

●後輩のM君が一家で逗子海岸に泳ぎに来るというので、駅まで迎えに行き、浜まで案内する。まあ、迷うような道でもないけれど。

逗子海岸の海水浴場は、砂浜での喫煙だの飲酒だのあれやこれや禁止になって、そのために海水浴客が以前の1/5だとか、若者は鎌倉のほうに流れて家族連ればかりだとかいう話が出ていたのだが、そんなニュースが流れたために、また少し人が戻った感じがする。

もっとも、いずれにしても私自身はもう何年も逗子の海で泳いでいない。

●迎えに行く途中、いつものキバナコスモスで。

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ナミルリモンハナバチ。2匹確認。1枚目、動いている翅が妙ちきりんな写り方をしている。新体操のリボン?

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アカタテハか、ヒメアカタテハのようなつもりで漫然と撮っていて、後から撮った写真を見返したらしばらくぶりのツマグロヒョウモン(メス)だった。注意力散漫。

もっとも3つのどれだったとしても、とりたてて珍しくはない。ただしツマグロヒョウモンはもともと南方系の蝶で、比較的最近、関東に定着したもの。30年前なら大発見(かも)。

●陽射しはきついが、風のある外のほうがナンボかましで、午後も散歩に出掛ける。

F1016065 身近にいたとしても、普段、なかなか目にする機会が無いのがヘビだが(野良仕事でもしていれば別だろうが)、どういうわけか、散歩の途中に2度も目撃。どちらも茶色単色で、仮に真っ直ぐピンと伸ばしても30cmくらいの小型のもの。

携帯電話のカメラを構えようとオタオタしているうちに2回とも逃げられてしまった。右は2度目の遭遇の時、ようやくシッポ側半身だけ撮ったもの。種類は何だろう。ヒバカリ?

●19日火曜日。神保町の事務所に行くつもりでいたのだが、前日にC社長より、ビルの改装に伴いシンナーの臭いが充満しており数日近付かないほうがいい旨、廻状が来たのでヤメ。自宅でエクセルをつついたりする(本当を言うとexcelモドキのOpenOffice)。

ところで自宅のOpenOfficeは平気なのだが、事務所のマシンは、先日OpenOfficeのアップデートの通知が出て、そのままアップデートしたら、文字が化ける(というよりも文字が重なって表示される?)ようになってしまった。セル内の数字は大丈夫なので作業は出来るが、項目の読み取り等が不便で不快。

●前回ちょっと触れたホリミヤの更新。柳君の両親の高校時代の話だったのだが、それを読んでいて、そういえば「やなぎん母」が登場したのはどれくらい前だったろう、というのが気になる。

もっとも、すでに本編140話、オマケシリーズはそこからの続き番号で500話を超えた。じっくり読み直すのもいいかもしれないが、ぱっと「あの話はどこだっけ」は探しづらい。何か、登場人物+αのキーワードでタグ付けされていて検索できればいいのにナー、などと考えてみたりする。

もちろん作者にそんな仕組みを今から作ってくれとリクエストするのはワガママというものだが、作者自身が過去話確認用にこっそり作ってあったりしないかなあ……。

話は前後するが、「ホリミヤ」は作者・HIROによるウェブコミック、「堀さんと宮村くん」の略称。どこかの出版社のサイトではなく、自身のサイト「読解アヘン」で公開している。紙の単行本(本編10冊、およびオマケ編はダイジェストで何冊か)も出ている。

それだけでなく(確か以前にも書いたが)、「ホリミヤ」の題名でこれを別人の作画でリライトされた単行本も刊行中。出版社は同じスクウェア・エニックス。マンガが原作でマンガが出るって、それは原作者的にどうなんだ……。見ようによっては「アンタのマンガは筋はいいけれど絵がヘタだ」と宣告しているようなものなわけで、いったい、この話をスクエニの編集者がどういうふうに持って行ったのかが知りたい。

ちなみに原作で読み始めた私は原作絵が味があってよいと思う一方で、リライト版は顔立ちが整いすぎていてイヤ。もっとも、リライト版で読み始めてしまった人は、原作は「崩れすぎてダメ」と思うかも。

また、原作で初期の設定と後々の設定に若干の齟齬があるのは調整されているのかもしれない。

(8/25追記。ファンサイト、「堀さんと宮村くんwiki」に、全話データベースがあった。偉大なり! ちなみに、やなぎん母の(たぶん)初出は447話だった)

(8/26追記。それより前、やなぎんの2層髪の毛話で329話にも出ていた)

F1016136 ●RODEN 1:72、88搭載VOMAG自走砲の続き。前回、砲架の左側面を載せたので、今回は右側面。

左側面は表面ディテールを自分で作り変えた部分がそこそこあったが、右側面はわずかを除いてほぼキット部品。ただし、仰俯・回転ハンドルは、キットのパーツは分厚く、ゴツ過ぎたので、ヤスリでおよそ半分くらいの厚みまで削り込み、その後にエッジを丸めて、ちょっとでも繊細に見えるようにした。

仰俯軸横の扇形は角度表示、およびそこからの長い棒は照準器への連動棒。したがって、例えば砲身を水平にしていれば、“分度器”の中の指示棒は後端近く(正確には、最大俯角の3度を抜いた位置)まで行っているのでは――と考えたのだが、博物館にある実物(Flak18/36/37)を見ると、どうも微妙にずれている。

以下はちゃんとした資料に基づいているわけではないが、どうも指示針は砲と連動するものと、照準器(殻のバー)に連動するものの2重になっていて、必ずしも砲と照準器の仰俯は連動しないような。対象の距離によって、この2つの針の角度差は変化するのではと思う。そんなわけで、どういう角度ならよいのかよく判らなくなったので、結局キットのまま(これだけ書いておいて?)

また、上部にある2つのダイヤルからはケーブルが前方ハンドルの下を通って砲架前側に引き込まれているようなのだが、その正確な位置が判らず、現時点では付けていない。

なお、前回の左側面も、今回の右側面も、シートはまだ付けていない。

●隼号、発進(7.75) (どこまで連載番号が細分化されるんだ……)

まあ、オマケ回だと思っていただければ。

VOMAGの話を書くと「ソクウはどうなってるんだ」と言われるので(いやもちろん、ツッコミを頂けるうちが花なわけですが)、一応、現状報告を。

F1016140 フレーム関係はひと通り工作を終え、エンジンは小エッチングパーツの取り付けが途中。そのエンジンはこんな感じ。右に付いているブーメランのような金具は大きいからいいのだが(それでも4mmくらい)、上部の気化器周辺の金具は偏執的に細かい。

F1016139 写真で最下部、エンジン左側面にプラパンでちまちま作ってあるのは変速機のアーム。これもエッチングパーツだったのだが、これはエンジン組立のだいぶ初期に紛失。先述の「部品を失くした時は失くしたものよりよくなるように」の縛りに則りつつ再生したもの。

これであと数箇所、操作ロッドからの連結金具を付けてやる必要あり。それが終わったらとうとうエンジンの塗装。塗装が面倒なのでなんやかやグズグズしていたが、本当に今度こそ塗装。

ちなみにキットのエッチングシートの現状は左のような感じ。だいぶ空きが目立つようになってきた。スポーク2個は予備。

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夏の折り返し点

●先の週末。娘が呼ぶので振り返ると、その娘がいきなりゴスな格好をしていたのでたまげた(そういう趣味があるわけではなく、初めて見た)。

聞けば、横須賀でやるBUCK-TICKのライブにいくための勝負服である由。何の勝負だよ……。まあ、まだ20代前半なのだから、ゴスでも何でもいいんだけれども。

後で聞いたが、本人基準でもそのような感じであるらしく、「もうこの先は着られないから売っ払う」のだそうな。

●そのライブが終わって、娘から電話が掛かってきた。

「今、横須賀駅なんだけど、千葉行きっていう電車に乗ってもいい?」

……隣町から公共交通機関で帰ってこられない20代前半ってどうよ?

(娘は勤め先も市内なので、滅多に電車に乗らない……という情状酌量要素はあるとしても、だ)

●お盆週間だが、神保町の季節労働が遅めに(ようやく)スタートしたので、だらだらと仕事中(もちろんだらだらしていたらいけないのだけれど、なんだかまだエンジンが掛からない)。

神保町の事務所は無線LANに何やら新しい機器をかませて設定を変えたとかで、なぜだか、普通に外部のネットワークには繋がるのに、LANに繋がっているプリンタをうまく認識してくれない。

わざわざ時間を掛けて都内の事務所に出るのは、もちろん、そのほうが何となく仕事する気になる、というのもあるが、第一は、プリンタ、コピー機がいくらでも使えるという点にある(最終的に紙資料の提出も必須なので、プリントの量がバカにならない)。

そのプリンタが使えないのでは行く意味半減。そのため、「スタートした」とはいっても、この一週間で事務所に言ったのは水木の2日のみ。プリンタ環境が改善されたら、もっとマメに通うようになる予定。

●15日金曜日。

カレットさんが! カレットさんが更新されない金曜日なんて!

(と、大騒ぎするほど入れ込んでいるわけではないが)

その代わり、ホリミヤが更新されていたから許そう。

そういえば去年は右翼に左翼に機動隊でごった返す神保町にいたのだった、と後から思った。たまたまだが、行かずにいてよかった。

●同じく15日金曜日午後。

夕方、間近でツクツクボウシが1匹鳴きだす。今年初聞き。

ツクツクボウシを聞くと、夏の折り返し点を過ぎた気がする。翌16日になったら、もう鳴き声が複数になっていた。

●16日土曜日晩。網戸にコクワガタ(オス)がとまっていた。東京近郊とはいえ片田舎で、あれこれ虫も多い逗子だが、カブトムシ、クワガタムシの類は、あまり見ない。これも今年初のクワガタ。

山道を歩いていても、クヌギの類の木はそこそこあるのだが、樹液を出している木があまりない。ボクトウガ減少のせい?

捕獲して写真を撮ろうと思ったのだが、網戸を開けて手を伸ばしたところで落下逃亡。

●RODEN 1:72の、88搭載VOMAG自走砲は、車体が一段落したところでとりあえずやめて、ソクウに専念するつもりだったのだが、結局、その後もハチハチをちまちまいじっていたりする。

最初に書いたように、キットに入っている88mmFlakは、各パーツのエッジもだるく、どうにも「シュッとしない」出来なのだが、先日模型店でハセガワのFlak36(というキット名だが、中身はFlak18との折衷)を見たところ、砲身は駐退レールや復座管と一体だし、結局一長一短な感じだったので、キットパーツに手を入れることにした。

なお、72の88mmFlakのインジェクション・キットでは、おそらくレベルのものが最良だが、これはFlak36。改造箇所も出てくるし、このVOMAGのためにツブすのはちょっともったいない。

F1016019 さて、キットの全体的なダルさをいちいち直していてはキリが無いので、そのへんは適当に済まし、一方で、部分的にエッジが目立つ細部工作を行って、そこで「おや、なかなかディテールも細かいんだね」という印象を持って貰う作戦を取ることにする。……ぶっちゃけて言えば「目くらまし」。

まずは、エッジが全体的に丸まっていたうえ、各面にヒケも出ていたヒューズセッター周り(砲架左側面)をちまちま工作。ついでに砲架側面にある配線も追加。細部ディテールは、AFVクラブの1:35キットを主に参照。アバディーンの実物のwalkaroundも参考にした。

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ぼんぼれ!

F1015961 ●8日金曜日。夕食後にかみさんとちびと一緒に、鎌倉・鶴岡八幡宮のぼんぼり祭を見に行く。

段葛に、地元商店街や個人の描いた小さなぼんぼり。鶴岡八幡宮の境内には、もっと大きなぼんぼりが連なっている。安野モヨコの美人画のぼんぼりが人気。うぬう。色っぽい(左の写真は写りも角度もよくないので数割ダウン)。安野モヨコの絵に萌えてしまう日が来るとは思わなかったぜ。

ダンナの庵野監督のぼんぼりには気付かなかったが、どうも後からwebで見てみると、隣に立っていたらしい。ほか、竹中直人の秀吉に扮した自画像?とか、わたせせいぞうとか……。

夕涼みのつもりで出掛けたのだが、境内はなかなかの人出で(あたりまえ?)暑かった。ミスドで休んで帰宅。

F1015951F1015954●RODEN 1:72のVOMAG mit 8.8cm Flak (Sf) (日本語で言えば、8.8cm高射砲搭載フォマーク自走砲……だいぶ勝手に縮めた)は、デッキ横のスノコを工作。

最初に書いたようにキット付属のナイロンメッシュはだいぶ目が粗く、これは流石に使う気になれなかったので、材料小物入れを漁って出てきたワーク「黒い金網」(黒染めの真鍮メッシュ)に取り替えた(今でも売ってるのかなあ)。

車体側板の前後と比べ、枠がちょっと浮き気味なのは、きちんとすり合わせをしておらず、仮にはめ込んであるだけのため。

F1015966網目はおそらく#50(なんといい加減な)。キットのメッシュとの比較は右のような感じだが、これでも実車と比べるとごく僅かに粗めのようだ。

キットのパーツの枠部分は、メッシュを貼るための掘り込みが浅く、内側はあまり奇麗な仕上げにはならなかった。もともと射撃姿勢で作ろうかと思っていたのだが、その場合は内側だけが見えることになってしまうため、現在ちょっと迷い中。

その点では、厚みのないエッチングパーツ(例えばハセガワトライパーツのエッチングメッシュなど)を使ったほうがよかったかもしれない。また、エッチングメッシュでは普通の網と違って、工作中にナナメに歪むこともないので、取り付けはもっと簡単のはず。

F1015964 ついでに、大きさ比較のために同スケールのIV号戦車(レベル)と2ショット。……でけえ! ちなみに先日組んだFTFのC2Pは余裕で中央デッキに乗ってしまう。

●余談。

このVOMAG同様、ドイツのソフトスキン・ベースの対空自走砲は、その多くが、射撃時に作業スペースを広げるため、デッキ両側が(あるいは後方も)可倒式になっている。

ここは一見、網を張ってあるように見えるが、実際には足場として強度を持たせるために、それなりの厚みをもったスノコになっている。これを模型としてきちんと表現するのはなかなか面倒。もちろんミニスケールの場合はメッシュやエッチングで充分だと思うが、1:35でそれはちょっと貧相だ。

確か、ショーモデリングの8tハーフ20mm4連装自走砲(タミヤ)用のエッチングは、複数枚重ねてある程度厚みを出すようにしていたと思うのだが、これはうろ覚え。

「紙創り」のレーザー加工の紙素材はなかなかのアイデア商品だと思うのだが、ドラゴン/サイバーホビーの8tハーフトラックの2種の対空自走砲用パーツしか出ていない(対空自走砲以外には、4輪装甲車の戦闘室上面用なども出ている)。

現在、スノコ付きのドイツ対空自走砲は8t以外にも数種(5tハーフとか1tハーフとか)出ているが、「紙創り」からは、それら用のスノコは出ていない。残念。思ったほど売れなかったのか、それとも製造コストがかかったのかも。

●9日。台風接近中。西日本や東北は大雨で大変だが、南関東は「もうすぐ降る」と言われつつもまだ全然降っていない。ただ、今日は扇風機さえ要らないほどに涼しい。

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●連日激しく暑い。

最近あちこちで言われていることではあるが、こんな季節に東京でオリンピックなんかやっちゃいかんよ。少なくとも屋外競技だけでも、別のもっと涼しい土地でやるべきではないのか。

●3日日曜日。自室は現在冷房が効かないので、暑さに耐えかねて、午後、散歩に出掛ける。

F1015854最も暑い時間帯に外に出るのも愚かしいのは確かだが、外のほうが風は当たるし、山の中を歩いている分には直射日光も当たらない。

名越の山道を歩いて、ハイランドからバスで鎌倉駅前へ。ミスドでしばらく読書。

夕方、浜まで出て、材木座海岸を歩き、マリーナを回って帰宅。この季節には珍しく、富士山が奇麗に見えた。手前は和賀江島(鎌倉時代の船着場跡)、中景は稲村ヶ崎と江ノ島(左)。

F1015862 ●散歩途中に見かけたポスター。鎌倉国宝館における、毎年夏恒例の企画展。

その名前にも関わらず国宝をひとつも所蔵していないことは、設立と命名の経緯からして「まあ仕方ないね」で済むレベルだが、「ミホトケをヒモトケ」というキャッチコピーを毎年使い続けるのは、ちょっとどうかと思う。そしてこれまた毎年恒例だが、ポスターの仏像にフキダシを付けて喋らせるのもトホホ感が漂う(などと言いつつ、だんだん慣れてきて、それでもいいような気がしてきたのは内緒だ)。

(追記。上記「国宝をひとつも所蔵していない」は私の誤解で、以前の企画展の出品物に国宝が含まれていなかっただけ。国宝館の収蔵品にはしっかり国宝が含まれている。鎌倉国宝館さんごめんなさい)

もっとも企画展の内容自体はよく、その寺院自体では見られない仏像を間近で見られるのはよい。忘れないうちに行くようにしたい(去年は結局行きそびれた気がする)。

F1015912F1015913●4日月曜日。打ち合わせで神保町の事務所に出掛ける。

午前中、家を出てバス停に向かう途中、ナミルリモンハナバチがいたので、ついついバスに乗り遅れる。

だってルリモンハナバチだよ! 乗り遅れるでしょう、普通!(←そうか?)

というわけで、毎年恒例の、神保町での季節労働始まる。

夜、神保町事務所メンバーと暑気払いと称する飲み会。九段下おかってや。大船在住のC社長とともに帰宅の途につくが、東京駅で湘南ライナーの時間がギリギリで、C社長がライナー券を1枚買ったところで時間切れ。「じゃあオレは横須賀線で帰りますんで」とC社長と別れたが、翌日聞いたところ、小田原まで乗り越したそうだ。

●5日火曜日、また神保町の事務所。夕方、川崎の実家に行く。母に「エアコンの調子を確かめに来て欲しい」と言われていたため。行き掛けに溝の口で途中下車、イシハラに寄って、ハセガワ72「ドイツ歩兵 アタックグループ」を買う。実家に一泊。

●6日水曜日。横浜高島屋でやっている「円谷英二 特撮の軌跡展」を見に行く。娘にチケットを貰ったため。内容的にはちょっと微妙。

ヨドバシカメラに寄ったら、FIRST TO FIGHT、Wrzesień 1939シリーズのwz.34装甲車2種が入荷しており、ついふらふらと購入。レビューはまた改めて。

同じくヨドバシのマンガコーナーで「あさひなぐ」(こざき亜衣)第12巻を買う。

F1015908 ●RODEN72のVOMAGは、現状こんな感じ。

ボンネット横の取っ手を0.3mmの真鍮線で作り替え。作り替えること自体よりも、ルーバーの合間にあるモールドを削るほうが厄介だった。

ボンネットフードは、前面のグリルにかぶさる部分が狭すぎるようだったうえ、エッジもダルかったので若干削って、0.3mm板でかぶさる部分を改めて作った。あとはドア部分のヒケを埋めた程度。車輪の向きがガタガタなのは仮に差し込んであるだけのため。

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シャシリク

F1015748 ●暑さを写真で表してみる(→)。

……生きてるんだか死んでるんだかわからん。

●近所の知人から肉を頂く。

何やら、知り合いを呼んでバーベキューパーティーをしたとのことなのだが、その際に、ロシア人がバーベキュー用にタレに漬け込んだ肉を大量に持ってきて余ったのだとか。

ロシア、タレに漬け込んだ焼肉、といえば、シャシリクである。もともとがカフカス~中央アジアのケバブの一種で、発祥地では羊肉が主流のはずだが、ロシアでは鶏でも牛でも豚でも何でもありだそうで、頂いたのは豚肉だった(その昔、エストニアのタリンの屋台で食ったのは牛だったような気がする)。

wikipediaには、タレの材料として酢やワイン、オリーブオイルに野菜、香辛料とあるが、頂いたものはヨーグルトがたっぷり入れてある様子。

そんなわけで、火曜日夕、炭火を熾して金串に刺したシャシリクを焼く。柔らかい。ちょっと塩気が足りない感じだったが、これはそもそも食べるときに振る前提?

かみさんはちょっと微妙だと言っていたが、充分に美味かったと思う。

●「フォマークのでっかいアレ」(結局覚えていない)の載っているヴァッフェン・レビューを発見。普通に部屋の本棚に立ててあった(前回、最初に「ヴァッフェン・アルゼナル」と書いてしまったのだが、これは別物。hideさんに言われてようやく気付いた)。

ヴァッフェン・レビュー(WAFFEN REVUE)はドイツの軍事(兵器)雑誌。版型は小さく(A5版)装丁も地味で、中身もその通り地味。全モノクロでレイアウトに気を使ったところはほとんどなく、文章が多く(しかも全ドイツ語)、その合間合間に写真や図版が入っている。学術的なナントカ協会の機関誌・広報誌ですら広告を載せている日本では考えづらいことだが、広告は自社広告が数ページ入っているだけ。何で採算を取っていたんだろう……って、たぶん定期購読なんだろうなあ。

扱うネタは主に、古今ドイツ軍が使ってきた兵器ということのようで、鹵獲兵器もあり。基本は小火器から(AFV含む)地上兵器のようだが、なかには航空機用機銃やUボート用ブンカーなどの記事もあった。時折、ドイツ以外の兵器も混じるようで、No.82には日本の一〇〇式機関短銃の記事もあった。(私は持っていないが)ゲパルト対空戦車が表紙の号もあるので、現用ネタもあり。

とにかくスパルタンな雑誌なのだが、人気だの時流だのとまったく無縁な分、時折「なんだこりゃあ」なネタが出ていることがあった。昔は今のように1ネタでまとまっている資料が少なかったから、相対的にこういう雑誌の存在価値は高かった。そんなこんなで、我が家にも6冊ある。

No.17、18はおそらくI号戦車の内部が出ていたので持っているのだと思う。No.71、75はフォマークが出ている号。No.81、82はなぜ持っているのか、改めてペラペラめくってもよく判らない(この2つの号にはボフォース40mmの記事が出ているのだが、昔はそれほどボフォース萌えではなかったと思うので、それが理由で買ったのではない気が)。

なお、ヴァッフェン・レビューという雑誌それ自体は、2001年、新世紀を迎えたところで力尽き、123号で休刊(廃刊)になってしまった。世知辛い世の中である。

F1015757 ●ヴァッフェン・レビューには、フォマークの自走砲は、No.71(1988年第4四半期発行)には「Die 8,8-cm-Flak (mot) auf Sonder-Kfz "Vomag"」、No.75(1989年第4四半期発行)には「Die 8,8-cm-Flak auf "Vomag"-Fahrgestell」のタイトルで記事が掲載されている。なんで号によって名前が変わるんじゃ。

ちなみにNo.71が連載の(たぶん)第1回で、No.75は第3回。間を持っていないのは、その号の在庫がなかったのか、それとも(前述のようにドイツ語の文章主体の雑誌のため、どうせ読めないので)目ぼしい写真がそれほど載っていなかったので買うのをやめたのか、どちらかだと思う。

前回は「今となっては掘り出すのも面倒」と書いたのだが、あたらめてめくってみると、先に紹介したサイトにも出ていない写真がちらほら掲載されていて、掘り出してきてよかった。いやまあ、72クラスの模型にどれだけ活かせるかは別として。

写真をつらつら眺めていて気付いたこと。

このフォマークの重自走砲にはバリエーションとして、88mmFlakの代わりに中央デッキに測距儀を搭載した指揮管制車輌があるのだが、この車輌、積んでいるものだけが違うのかと思ったら、車体もいろいろ違っていた(それ自体は、先のページの写真からも判るが、見落としていた)。

まず、左右のスノコは、測距車では前後とも垂直。後部車体も違い、Flak車のように後ろ下がりになっておらず、上面も大きく開いていて、もしかしたら兵員輸送席になっているのかも。

F1015753 ●で、問題のRODENの「Selbsttahrlafette auf Fahrgestell VOMAG 7 or 660 mit 8.8cm Flak」(長ぇーよ)は、様子見的に組んでみようとかいろいろ自分に言い訳しつつ、こんな感じ。バイク作らなきゃいけないのに!

前回書いたように、ディテールがどうの正確さがどうのという以前に、キットとしてこなれていないところが多々あり、例えば

▼ダボとダボ穴が合わない。ダボに比べダボ穴が大きくガタガタだったり、その逆だったり。あるいはダボ穴の深さに比べダボが長く、そのまま付けようとすると部品が浮き上がったり。

▼現時点で車輪は仮組みで差し込んであるだけなのだが、実際には、車輪側のダボ穴に比べ車軸が細い上に突き出しが短く、キットのままではポロポロ落ちてしまって仮組み不可能。作例では、車輪と車軸双方に0.8mmドリルで穴を開け、エバーグリーンの0.75mmプラ棒を差し込んである。このように仮組み可能なように余計な手間を掛けるか、あるいは思い切って早めに接着してしまわないと、6輪接地の確認ができない(しかも後2輪のサスやデフの部品は、位置決めに関しまったくアテにならない)。

F1015754 ▼前回も述べたように、押し出しピン痕が部品表面に出ていることがある。シャーシ最前部のジャッキ基部フレームは、凹形にくぼんだ中に深めに押し出しピン痕があり、非常に埋めづらい。しょうがないのでモールドごと削ってしまい、後から枠部を作り直した。

●PCに、Genie Timelineというソフトが入っていて、これはPC内のデータの履歴とバックアップを逐一取ってくれるというもの。実は今使っている外付けHDDに付いてきたもので、深く考えずにそのままインストールしてしまったのだが、HDDの容量がだんだんきつくなってきたし、そもそもデータのバックアップを、作業データの大部分が入っているHDDに一緒に入れていても意味がないので、思い切ってアンインストール。HDD内の同ソフトのデータも処分する。

……HDDの空き領域が、一気に(全体の)4割くらい増えた!(ががーん)

●ここ数年、春から秋まで、(外来蝶の)アカボシゴマダラを頻繁に目にしていたのに、今年は、春に鎌倉で幼虫を見かけたきりで、成虫を全然見掛けない。

神奈川を中心にみるみる勢力を伸ばしたアカボシゴマダラだが、ここへ来て、ウェルズの火星人のように、(アカボシゴマダラにとって)未知の風土病とか天敵とかに襲われるようになり、その侵攻にストップがかかったのか?

……と思ったら、2日ほど前、我が家の前のエノキの幼木に産卵に来ていた。

もっとも、この時季でようやくこの年初めての1匹というのはやはり少ない。たまたま? それとも本当に何かある?

F1015726 ●その他の虫事情。

27日日曜日夜、階下から大声で呼ばれた。トイレにムカデ(トビズムカデ)出現。家に侵入してきた個体としては、久々の10cmクラスの大物。捕獲して家の外で処分。

翌28日月曜日夜。今度はゴキブリで呼ばれる。捕獲して中性洗剤の刑。

……いや、見つけた人が何とかしてくださいよもう。

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RODEN 1:72 8.8cm Flak搭載 VOMAG 7 OR 660

F1015746●土曜日に秋葉原に行った折に買った、RODENのミニスケール新キットのレビュー。

とにかく車種の個性が強すぎて、これまでも「VOMAGの88積んだやつ」とか「88積んだVOMAGのデカいの」とかしか呼んで来なかったので、制式名称がよく判らないのだが、とりあえずキット名称では

Selbsttahrlafette auf Fahrgestell VOMAG 7 or 660 mit 8.8cm Flak

ということになっている。Selbsttahrlafette auf Fahrgestellは自走車台とか自走砲車台とか、まあそんなような意味だったと思うので、和訳すると、

8.8cm対空砲搭載 VOMAG 7 OR 660 自走砲

ということになるかと思う。「VOMAG 7 OR 660」はメーカー名と車台形式名で、VOMAGは「Vogtländische Maschinenfabrik AG(フォークトラント機械製作所株式会社)」の略であるそうな。ハノマーク(ハノーファー機械工業株式会社:Hannoversche Maschinenbau AG)とかと同系の略称。次の7は、どうやら7トンクラスのペイロードを持つということらしい。その後はよーわからん。

1940年に発注、1941年に製作され、全車が第42対空連隊の第1大隊に配属されて大戦終盤まで使われたらしい。ドイツ軍ソフトスキンのお助け/お役立ちサイト、「Kfz. der Wehrmacht」には、生産台数は21~24輌とある。

ちなみに「フォーマク」と読んだら青木氏に笑われた。確かに「ハノマーク」「デマーク」と読むなら「フォマーク」と読むのが自然だ。

なお、あちこち見ると、「VOMAG 88Flak ヴァッフェントレーガー(Waffenträger)」なんて書き方をしているところもある。

この車輌を知ったのは、昔々のヴァッフェン・レビューでの数回の連載が最初で(今となっては掘り出すのも面倒)、そのインパクトの強さにそれ以来気になっていた。以前は、エアプレス(シュミット)の1:35バキュームフォーム・キットを持っていたこともある(いや、今も探せばどこかに残骸があるはず)。

●相変わらず箱絵は無闇に格好いい。

中身もこれくらいビシッとしてりゃあなあ、というのが正直な感想で……いやもう、それで言い尽くしてしまっているような気もするのだけれど、折角なのでもう少し。

F1015745 箱を開けると、中身はご覧のような感じ。

確かに箱は72にしては大きく、タミヤの1:35 II号戦車程度あるのだが、ドンガラが大きいだけでなく、精密さが表に出るソフトスキン、しかもむき出しの自走砲という三位一体なので、実際には箱を開けるまで、そこそこギッシリとパーツが詰まっているのではと想像していた。ちょっと拍子抜け。

プラパーツの枝は(ろくでもない写真ばかりで申し訳ないが)、

F1015744 F1015743 F1015731

  • シャーシ関係(Bパーツ):写真1枚目右
  • 上部車体(Cパーツ):写真1枚目左
  • 足回り(Gパーツ)と備品(Eバーツ):写真2枚目/枝が連結、各2枚
  • 88mm砲(Aパーツ):写真3枚目

という構成。

ディテールは、車体関係主要パーツではおおよそシャープだが、ダルな部分も多い。また、細かな押し出しピン痕が各所にあり、ところによってはそれがパーツ表面にあるので、目立つところは直したい。部品の合わせも、場所によっては削り合わせが必要になる。仮組みは必須といえそう。

プラの質は柔らかめで、私の買ったキットの場合、シャーシフレーム、車体後部上面板などが若干反っていた。ただし、指でグニグニと反対側に曲げ癖を付けるようにしたら直った。

後述するが、説明書での組立図示が曖昧な部分がある。

総じて、「好きなら止めないけれど、手放しで『いいキットだ!』とは言えない」レベル。

ところでRODENは今問題のウクライナの企業なのだが、企業HPを見ても、ウクライナのどこにあるのかよく判らない。しかしこうして新製品が滞りなく出るところをみると、(クリミアからキエフに移転した)Miniartほどの苦労はしなくて済んでいるようだ。

▼上部車体

F1015738F1015739 この車輌の特徴で魅力でもあるのが、フロントグリルに入ったメーカーロゴだが、それはこんな感じ。

ここまで拡大すると、ちょっとエッジのダルさが見えてしまうが、実際の大きさからすれば、メリハリも効いていて充分な出来ではないかと思う。

ボンネットサイドのルーバーもなかなかシャープで好感が持てる。

側面の乗降ドア、後部サイドの弾薬庫ドアはボディとはツライチではなく段差表現。実車は、遠目にはツライチのように見えるが、実際には僅かに段があるようだ。後面ドアはなぜか筋彫りのツライチ表現。実車はどうだかよくわからないが、側面と別の仕上げになっていることはないのでは……。いずれにせよ、そう目立つものでもない。

F1015734 なお、前方キャビンの乗降ドアは、内側のモールドのせいで下部に軽くヒケが出ていた。

もうちょっと問題は、後部ボディの各面パーツの継ぎ方。パーツは側・後面パーツに上面パーツかかぶさる形式になっていて、そのため側・後面に継ぎ目が出る。実車はここに目立った継ぎ目はないので消したいが、問題は継ぎ目が側面・後面の弾薬庫扉に近接していること。これは消しづらい。また、実車では扉の上辺は、もっと面の上端に接近している。キットで言えば、上面板の厚み分くらい間が開きすぎな感じ。

高射砲の載る中央デッキは、なんとなく梨地になっているだけで、滑り止めパターンやパネルラインのようなものはなし。もっともこのへんは資料も(少なくとも私のもとには)ない。

F1015732 デッキ左右は、ドイツの対空自走砲お得意の外側に開いて操作スペースを拡大するスノコ。

ここ最近の趨勢からすれば、エッチングパーツがセットされていても何の不思議もないところで、実際、私もちょっと箱の中を探してしまったのだが、実はエッチングは無し。代わりに硬質のナイロンメッシュが入っている。ただしメッシュの目はちょっと粗過ぎで、もう少し細かいメッシュもしくはエッチングメッシュに変えたい気がする。

(順番が行ったり来たりだが)キャビンは、各種レバーのほか、クラッチ、ブレーキペダルが別部品。少なくともペダルに関しては、なんだか頑なに床に申し訳程度のモールドを付けるだけのことが多いタミヤ35よりマシ(笑)。1つだけ形が違うからか、アクセルベダルは床にモールド。

フロントウィンドウは、透明シートに輪郭が印刷されたパーツが入っていて、それを切り出して枠に貼るシステム……というのはいいとして、そのウィンドウ枠自体が、片面はペッタンコ、もう片面はエッジがダルダル。ワイパーもワイパー用モーターのモールドもない。

▼シャーシ

F1015724 72といってもモノが怪物級なだけに、シャーシ長は15cmを超える。……と思ったら、最後部の1枠分は切り詰めるよう、説明書に指示があった。

こんな特殊な車輌にバリエーションキットの計画が?

測距管制機器搭載の随伴車なら、88搭載車とまったく同じ車体だから、わざわざ長いシャーシが必要になるわけがない。さらにあれこれ調べてみたら、こんな車輌があるのが判った。自走砲と同じ VOMAG 7 OR 660 の Omnibus。Kfz. der Wehrmachtによれば、50両以上(つまり自走砲の倍以上)生産されているらしい。

今までの傾向で見ても、RODENは妙に“オムニバス好き”なところがあるので、たぶんこれだと思う。

閑話休題。

シャーシはエンジンも付き、エンジンはそれなりに細部部品も付く(それにしてもエンジンが大きく、第一次大戦機程度はある)。もっともボンネットを開け放って整備中、みたいなことにでもしない限り見せ場はない。

シャーシ周りは上部車体に比べ細かい部品が多いということもあるが、部品のシャープネスも合いもいまいち。例えばタイヤは内外2分割だが、設計のミスか、そのままでは中心にスキマが開いてしまう。部品内側中央部のでっぱりが干渉しているようなので削り込み、また外周のはめ合わせも内側のベロを低くして、ようやく合った。

デフケース部品4G-9Gも、そのまま付けると中心がずれる。

また、シャーシフレームの横材24Bは、説明書では取り付け穴の場所に付けるよう図示されているが、この取り付け穴はリーフスプリングのもの。実際には、24Bは、STEP 12, 13の絵にあるように、フレームの出っ張りに合わせて付けるようになっている。

シャーシを組み始めたばかりでこの有様なので、この後もあれこれトラップがありそう。要注意。

フェンダーのプレスのリブは、前方でカスレ気味、後方はリブどころかフィンになりかけくらい立ち上がっている。

なんだか全体的に、“推敲していない文章”みたいな感じ。設計して、金型を彫って、まるでチェックしなかったということはないだろうが、おざなりに済ませたのではと思わせる。

▼88mmFlak

残された写真を見ても、搭載されたハチハチの砲身は2ピース型なのだが、Kfz. der Wehrmachtには、この車輌の英名を「VOMAG 7 OR 660 with 8.8cm Flak 18 (Sf.)」と書いている。

18型じゃなくて36型なのでは、と思ったのだが、キットの説明書の解説を見ると、「36型の砲身を付けた18型を搭載」と書いてあった。なるほど!

というのはいいとしてキットに戻ると、先に載せた写真にあるように、88mm砲1門を小ぶりなランナー1枠で済ませているのはちょっと寂しい。んー。でも砲架(架台)もトレーラーもなければ、72ならこんなものなのか。

F1015730 それよりも気になるのは、車体関係の他の枠に比べてモールドのダルさがアップしている感じであること。例えば閉鎖機部分を見ても、表現はだいぶお粗末なうえ、エッジも出ていない。しかもヒケ付き。ううう。

平衡器は大胆な部品設計で、2本まとめて砲架前面と一体パーツ。ランナーの面から垂直に2本突き出ている分割で、おかげで、箱の中で余計な力が掛かって部品がよじれていた。

砲身は、特に先端部がどうも太すぎる気がする。

ランナーの端、砲身の隣は、ちょうど砲身のひと枠と同じだけ開いており、どうも別形式の(例えば18型の)砲身が入るような感じ。将来的に、88mmFlak18、もしくはそれを搭載する何か別の自走砲を発売する計画がありそう。

デカールと塗装

実車が配属された第42対空連隊(あるいはその第1大隊)のマーク、白・黄・赤の3色と(中隊で色違いか?)、車輌番号のナンバープレート2種。番号は「WL-19574」と、「WL-19492」。実車がそうなので当然だが、極めてシンプル。

塗装指定は3種で、戦争中盤までのパンツァーグラウのもの2種と、終戦間際の「光と影」迷彩のもの。

ちなみに、下記サイトにも、終戦時に破壊・放棄されたと思しきこの車輌の写真があるのだが、それに写っている車輌のサイドは、単純にゲルプ地にブラウン、グリュンの小さいブチを散らしてあるようにしか見えない。

●資料写真に関しては、例えば以下。

Photo Collection – 8.8 cm Flak(Sfl) auf VOMAG LKW

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