T-34

スターリングラード・トラクター工場(25)

●前回書いたように、下北沢で開催された「東京AFVの会2017」に、ドラゴン/cyber-hobbyの「T-34 スターリングラード・トラクター工場製1942年生産仕様」を持って行った。

もともと、週末模型親父さんのところの「SUMICON2016」エントリー作として作ったものの、未塗装リタイアし、その後(去年の東京AFVの会に持って行くつもりで)基本塗装だけして、そのまま1年間ほったらかしになっていたもの。

エナメル塗料のバフ~茶を薄めてじゃぼじゃぼウェザリングをしていたら、サスアームが1本根元から折れたり、左右とも基本6分割状態で組んであった履帯を繋ぐのに苦労したり。

そんなわけで若干「やり残し感」もあるが、とりあえずこんなところで(実はつや消しスプレーも吹いていない)。

20171225_231246 20171225_231044 20171225_231141 20171225_231109 20171225_231221 20171225_231522 20171225_231604 20171225_231541 20171225_231159 20171225_231305 20171225_231325 20171225_231349 20171225_231409 20171225_231448

●なお、会場での展示に際しては、未塗装の全体・部分写真付きで、以下のような紹介文を印刷して添えた。

エラの削れたピロシキ砲塔、各部が組み接ぎになった車体装甲など、T-34のバリエーションのなかでも最も特徴的なスターリングラード・トラクター工場(STZ)製、1942年生産のT-34です。

その独特で鋭角的な外観からT-34マニアの間でも人気は高いと思うのですが、cyber-hobbyの「T-34/76 STZ Mod.1942」は知る人ぞ知る地雷キット。車体上部の部品設計が決定的に間違えており、ディテールがどうの以前に、「そのままではまともに組み上げることさえできない」という代物で、発売直後には世に怨嗟の声が溢れました(大袈裟)。

そこで、元キットは「STZ製T-34用のディテールパーツ詰め合わせセット」であると割り切り、車体上部は通常の(ハリコフ機関車工場製の)T-34 1941年型キットを使ってSTZ仕様に改造。特徴的な「エラの削ぎ落とされた砲塔」もその部分の形状解釈に誤りがあったので作り直しています。

その他にも、同工場製のこの時期の生産車に独特の排気管カバーのボルト位置、誘導輪形状、550mmワッフル履帯に合わせてボルト位置が開け直されたグローサーなど、とりあえず、製作時点で把握していた特徴はほぼ盛り込んだつもりです。

前述のようにキットはとんでもないポンコツなのですが、ベースとなったドラゴンのT-34シリーズの基本設計はしっかりしているので、「手を入れるだけしっかりしたものができる」実感はあり、楽しく作業することができました。

●「ハラショーT-34」筆者であるところの青木先生からはビシバシと指摘の一斉射撃が来るかと思ったが、どうも氏も最近(体型と共に)丸くなったのか、「転輪と履帯の色合いが合ってないね」としか言わず。その昔、静岡ホビーショーで**の**さんを涙目にさせた彼が!(話盛ってます)

その他何人かの知人より「やっと出来たの!?」と言われる。

うん。そうなの。やっと出来たの。

半ばまで並行製作した、クラスナエ・ソルモヴォ工場(+第27工場増加装甲)のT-34も完成させてやらんとなあ……。

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スターリングラード・トラクター工場(24)

20171222_205809 ●スターリングラード・トラクター工場製T-34の塗装の続き。

前回の延長で茶~バフ系の汚れをさらに塗り重ねつつ、並行して細部塗装。

グローサーその他を塗り分け、排気管も取り付けると、なんとなく生きた車輌っぽくなってきてちょっと嬉しい。地味なのは(元が元なので)仕方なく、塗装全体がパッとしないのも(こちらは私の技術のせいで)これまた仕方がない。

東京AFVの会はいよいよ明後日。

今夜~明日で完成まで持って行けるか?

●それにしても、あれだけボンコツな元キットを切ったり貼ったり削ったりしてようやく形にしたのに、全体塗装をして隠れてしまうと、もう自分でもどこをどういじったのかあやふや。

何もかも皆懐かしい……。

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スターリングラード・トラクター工場(23)

●昨年の「SUMICON」エントリー作として、工作を完了させるところまでは進めたものの、結局リタイアする羽目になった(そんなんばっかりだな)、スターリングラード・トラクター工場製のT-34。

全体に基本色を吹き付けただけで1年以上放置してあったのだが、年末の東京AFVの会に持って行くことを考えて塗装中。「いつからの続きなんだよ……」と自分でも思ったが、前回の製作レポートは昨年10月だった。

やはり完成品を持って行った方がいいので、現時点ではwz.34の工作よりもこちらを優先。

20171221_004730 ●そもとも基本色のグリーンとして何色を吹いたのかさえ忘れてしまった。何ていい加減な!

とにかく、比較的暗めでグレーがかっている緑だったが、これに最近買ったクレオスの「Mr.ウェザリングカラー フィルタ・リキッド」の「スポットイエロー」を初めて使用した。若干黄色みが加わったことで、ちょっとOD色っぽくなった。一色重ねただけでは単調な気がしたので同じくフィルタ・リキッドの「フェイスグリーン」も使ってみたが、これは少々きつい感じに色が残ったので、一部に使っただけにとどめた。

「フィルタ・リキッド」は、フィルタリング(あるいはウォッシング)用にもともとしゃびしゃびに薄めてある塗料で、メーカーの案内文によれば「基本色を塗装した上に本塗料を塗布することで、作品の色調に深みを増し、リアリティを演出します」だそうな。

●このあと、タミヤエナメルの薄溶きしたバフ~茶系で全体に埃・泥染みなどを追加中。なにしろ塗装経験値が著しく低いので、どういう手順で塗ればよいのかもあやふや。

車体の細部塗装に関しては、現時点では、まだ前照灯の黒を塗ってあるだけで、ジャッキやワイヤー、グローサーもそのまま。

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First to Fight 1:72 PRAGA RV 6輪トラック

●25日の東京AFVの会の折に仕入れた戦利品。サニーで買ったFTF(First to Fight)1:72のPRAGA RV 6輪トラックのイン・ボックス・レビュー。

「Wrzesień 1939(1939年9月)」というシリーズ名の通り、1939年9月のポーランド戦役に登場した独ポ両軍の車輌・砲・フィギュアに特化しており、インジェクション・キットではこのシリーズでしか出ていない!という珍しいアイテムがいくつか入っているのも魅力。このプラガRVも、インジェクションでは現在唯一。将来的にも当分は出そうにない気がする。

ちなみに私がFTFのキットを買うのは数個目で、最初に買ったC2P牽引車の製作記はこちら。wz.34装甲車2種のレビューはこちら

20161226_215837 ●このキットが出るまで、そもそもきちんと意識したことさえない車輌なのだが、幸いなことに英語版wikipediaに簡単ながら解説が出ていた(英語版以外は、チェコ語版、スロバキア語版、ドイツ語版。12月27日現在)。

それによれば、1935年から39年にかけ、チェコ・プラガ社で生産された軍用オフロード・トラックで、チェコスロバキア軍で物資・人員輸送、救護、砲牽引に用いられ、後にはドイツ軍、ルーマニア軍でも使用。また、 イラン、ポーランド、スウェーデン、スイス、トルコに輸出されたとある。ページ右の要目欄によれば、生産台数5500輌。

また、プラガ社自体の歴史的製品のページでも解説されている。

第二次大戦中のスロバキア軍の資料本、“GERMANY'S FIRST ALLY - ARMED FORCES OF THE SLOVAK STATE 1939-1945”でも使用装備のリストページに出ていて、ここでは生産数は「3000両以上」になっている(いずれにしても結構な数だ)。ここでは、チェコ解体後、1939年の開戦直前に、ドイツ経由でポーランドに300輌が輸出されたことになっている。ちなみにRVは「Rychlý Vojenský=Fast Military(高速・軍用?)」の頭文字である由。

このシリーズ共通の体裁として、おおよそA4版の表紙含め12ページの資料ブックレットが付属していて(割と窮屈に折りたたまれて箱の中に入っている)、それにはこの車輌の概略と、ポーランド軍における活躍のエピソードなども書かれている……ような雰囲気なのだが、全編ポーランド語のみなので、何が書かれているやらちんぷんかんぷん。このシリーズのブックレットを英訳して公開してくれるサイトとかないものだろうか。

表紙と、中途の2見開きを見本で下に。ちょうど真ん中の見開きでは、塗装解説を兼ねて4面図が出ているのもシリーズ共通フォーマット。

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●このキットは製品番号34番(PL1939-034)だが、実はFTFでは、これ以前にも製品番号30番でプラガRVを出している。どうやら、30番は幌をかぶせた状態、この34番は幌無しの代わりに荷台にベンチが付くという仕様であるらしい。それほどのパーツ数でも無し、コンパチにしてくれてもいいような気も……。

というわけでパーツ枝写真を以下に。

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メインのパーツの枝が2枚(といっても、実際には大きな1枚のパーツを、箱に入るように真ん中から2分割しているだけ)と、上記の荷台のベンチ+幌骨パーツの小枝が1枚の、計3枚。デカール等は付属していない。

荷台床パーツの上にぽっかりとパーツを切り欠いてあるのが、30番のキットで幌パーツが入っていた場所のようだ。

20161226_233721 ●主要パーツのクローズアップ。キャビンは、ボンネットから前面のラジエーターグリルまで、スライド型を使って一発成型。ボンネット上の蝶番も、前面ラジエーターグリルもかなり繊細な表現。一発成型ながら、ちゃんとインパネに計器のモールドもある(正確かどうかは判らないが)。ただし、ボンネット周りに比べてキャビンそのものは若干大味。ドアの後ろの筋彫りもなかったりする。

フロントウィンドウは右左でわずかに大きさが違う表現になっている。ここは実車では開口部の大きさそのものはたぶん同じなのだが、左ウィンドウは嵌め殺し、右ウィンドウははね上げられるようになっているために枠が二重になっているためややガラス面が狭い、というのを表しているようだ。……何か余計なことをしているような気も(笑)。

20161226_233517 荷台側板は幌をかぶせた仕様と共通パーツで、そのため、幌骨の下半部がそのままモールドされている。このキットの使用では、幌骨はキャビン後半に束ねて装着するようになっているため、その通りに作るのなら、このモールドは削り落とす必要がある。

ちなみに荷台に装着するベンチは、ボックスアートにもあるように、横方向に4列置くように指示されているのだが、実際には、戦時中に荷台に兵士が乗り込んだ状態の写真を見ると、どうもそんな向きには置かれていない可能性があるらしい。例えばこのページに検証が載っている。

20161226_233642 車輪パーツはこのような感じ。タイヤ側面がぺったんこなのはイマイチ感はあるものの、ミニスケールのタイヤ・パーツとしてはまずまずだろうか。

トレッドパターンは、もうちょっと独特なパターンのものを履いている例が多いような感じだが、そこまで要求するのはちと贅沢かも。

●戦利品その2。1-colour氏から、T-34用のレジン製のアフターパーツを2種貰った。

20161226_233918 Tiger Model Designs製、「TANK MAKER」というレーベルの製品で、左側は、「第174工場製車輌の車体後面パネルのヒンジと車体前部・誘導輪位置調整装置のボルト(フタ)」、右側は車体後面パネル中央のミッション点検ハッチ(183工場製車輌用)・ドラゴン用」。

後者に関しては、ドラゴンの初期のT-34-85では同パーツの最上部ボルト頭が忘れられていたので、その代替パーツということらしい。これに関してはその後改善された……と思っていたのだが、つい今、T-34-76のキットを見たら、やはりボルト頭がなかった。というわけで、今でも使い道はあるかもしれない(もっともこのパーツの裏側にはべったり湯口があり、キットのパーツにボルト頭をひとつ足した方が簡単かもしれない)。

前者は、T-34の生産工場の中でもだいぶマイナーな174工場製車輌への改造パーツ、ということになるのだが、そんな微妙なパーツであるにもかかわらず、なぜか10輌分前後のヒンジが入っている。どんなT-34マニアだって、174工場の生産ラインのジオラマでも作ろうと思わない限り、一生の間にそんなに174工場製T-34を作ったりしないよ……。

写真の状態は、半分近くを青木氏に分けた後。青木氏が言うには、「パネル下部の2カ所のヒンジだけでなく、ミッション点検用の丸ハッチのヒンジも同形状」とのことなので、1輌あたり3つのヒンジを使うことになるが、それでも4輌分以上ある。はっきり言ってメーカーの真意を質したいレベル。せっかくもらったので、いつか174工場製T-34を1輌くらいは作ろう……(いつか)。ちなみにパーツの形状自体は、青木氏曰く微妙だそうだ。

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MiniartのT-34用の履帯を買う

●ここ数カ月バタバタしていた、毎年恒例の「季節仕事」がようやく終了。15日、最後のチェック&資料受け渡し等で神保町S社へ行く。

行きに東西線の竹橋駅で降りたのだが、電車の中で本を読んでいて、眼鏡をかけたまま電車を降りて歩いていたら(おそらく目測を誤って)階段の最下段に足を引っ掛けて大コケした。階段の角に頭をぶつけて、「やばい、これはもしかしたら大出血かもしれん」と思ったほどだったが、幸い出血も打ち身もなかった(が、通行人に心配されるほどの無様なコケ方だった)。むう。ナサケナイ。

●17日。新しい仕事の打ち合わせで市ヶ谷のC社。久しぶりに行ってみたら、いつの間にかビルの同じフロアの中で反対側に引っ越していて、一瞬、エレベーターで降りる階を間違えたかと、引き返しそうになった。

打ち合わせした仕事に関しては、これから年末年始にかけて、長野県内に数回出張に行くことになる。寒いかな?

●市ヶ谷まで行ったついでに、久しぶりに四谷仙波堂に行く。

MiniartのT-34用の履帯(#35207)と、MasterClubの六角ナット1種を購入。ご主人と何だかいろいろ長話。ドイツ戦車の内部色について、エンジンコンパートメントなどの一部には耐熱塗料(というか耐熱コーティング?)の青黒い色が塗られていた可能性があるそうだ、などなど。戦車の内部はまず作らないし、それもドイツ戦車となるとますます機会はなさそうだが興味深い。

●MasterClubの六角ナットは、ワッシャー付きで対面幅が0.7mmのもの。本当はワッシャー無しのものが欲しかったのだが在庫がなかった。

Cimg1832s 気泡で潰れてしまっているURSUS A型トラックのホイール表面ナットの代替用で、実物でどのような形状のものが使われているかわからないのと、この大きさだとワッシャー無しでもワッシャー付きでもパッと見で大した差はないので適当な選択。大きさも「まあ、この辺でいいや」的ないい加減なもの。

なお、家に帰ってよく見てみたら、1本だけ、対面幅が1.5mmくらいある大きな「ワッシャー付きボルト」が1本混入していた(写真ほぼ中央)。シラスを食べていてミニタコが混じっているのを発見した気分。

そのうちどこかに使ってやりたいが、この大きさのボルトを1本だけ使う用事なんて出てくるかなあ。ミニスケールのトラックのラジエーターキャップとか?

●MiniartのT-34用の履帯は、同社SUシリーズからの別売品。#35207はたぶんインテリア付きSU-85に入っていたもので、センターガイドがないほうのリンクの縦リブが少ないタイプ。SU-122(初期型)に入っていた2分割タイプも別売されている(#35216)。T-34用の別売履帯はこれまでも各社各様、いろいろ出ているが、このタイプのインジェクション可動式は初めてではないかと思う。薄く解像度高く仕上がっていて、鋳造刻印なども入っている一方で、値段が安い(仙波堂で1600円+税)のも有り難い。

500mmワッフルタイプの履帯のバリエーションで、(SUのキットに付属していることからも判るように)SU系によく見られるので、ウラル重機械製作工場(ウラルマシ)の系列工場で作られていたのではないかと思う。

過去、マケットでクラスナエ・ソルモヴォ工場製T-34-85がキット化された時に付属していたのが確かこのタイプで、その後履帯だけで別売されたこともある(今でもアランゲルとかMSDとかで出ているかも)。ただし、マケットの履帯はリブ彫刻が均一で前後方向の別がなかったような覚えがある。

私が買ったSU-122初期型には前述のように2分割タイプ履帯が入っているので、2タイプの履帯のどちらかをSU-122に使い、残ったほうをいつか「フォルモチカ」砲塔の1942/1943年型に使いたいなあ、と思う(私の製作ペースからすると遠大すぎる計画)。

Cimg1823s ●我が家の前の坂道途中に生えている椎の木(スダジイ)は、昨年はたくさんどんぐりを付けたのに今年はさっぱり。結局、10個程度しか食べられなかった。

前にも書いたような気がするが、今年の春はほとんど花も付けなかったので、(1年越しで結実するので)来年もあまり実は付けないかもしれない。

テレビでちらりと見たが、今年は全国的にどんぐりが不作で、そのために熊害が多いそうだ。我が家の前の椎の木が不作なのも全国的なドングリ不作の波の一環なのか?

Cimg1815s Cimg1806s ●散歩中の写真。

1枚目は大切岸から見下ろした逗子市街。こうしてみると、逗子ってやっぱり田舎の街だなあ、と思う。

2枚目はハイランド端の公園から見た富士山。秋から冬にかけ、夕焼けにくっきり浮かぶ姿は確かに綺麗だが、それよりちょっと早めの時刻、おぼろげな姿もちょっと日本画風で素敵。ともに11月5日。

●前記11月5日の散歩で、(鎌倉市内の)浄明寺の谷戸でトリカブトが咲いているのを見て、逗子でも咲いているかなと思ったのだが、案の定。

もっとも毎年咲いているこの斜面は、今年はちょっと草刈りされてしまったので花は少な目。

Cimg1826s Cimg1831s

猛毒だが色は美しいし形も面白い(実物はもう少し紫な気がするが、写真だとちょっと青が強くなってしまっている)。12日撮影。

●9月末に逗子マリーナ脇の小坪海岸トンネルの鎌倉側出口脇でがけ崩れがあり、全面通行止めになっていたのだが、18日夕、ようやく復旧した(なお一部規制あり)。

博多の陥没が1週間で復旧してスゴイと話題になっていたが、逗子じゃあこんなもんだわなあ。

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T-34こぼれ話(3)

●脈絡のないT-34およびそのキットに関するあれこれ。なお過去記事は、

T-34こぼれ話
T-34こぼれ話(2)

●しばらく前にドン川から引き揚げられたスターリングラード・トラクター工場(STZ)製1942年生産仕様のニュース動画を紹介したが、セータ☆さんによれば、あの車輌はクビンカに運び込まれたのだそうだ。

そろそろどこかにwalkaround写真でも上がっていないかと思い、とりあえずDishModelsをしばらくぶりに見に行ってみたら、目当ての車輌はまだのようだったが、それとは別のT-34の新しいwalkaround写真がいくつか上がっていた。

T-34 1941戦時簡易型(スターリングラード・トラクター工場製、1942年初め頃生産の仕様?)

新型操縦手ハッチを付け、車体側面装甲と前後の装甲とが組接ぎになっているが、砲塔はエラの削れていないタイプを載せているもの。以前紹介した、narod.ruにwalkaroundが出ているボルゴグラードの展示車両に近い仕様。

St.ペテルスブルクの冬宮前広場(たぶん)での撮影なので、何か記念イベント等の展示であるらしい(ページの説明には「Exhibition “We Fought up to the Last-Ditch at the Walls of Leningrad.”」とある。

ボルゴグラードの車輌はラジエーターグリル等が補修されていたが、この車輌ではオリジナルらしい。側面の増加燃料箱留め具なども残っている。もっとも、オリジナルに似せた補修という可能性もないわけではない――それを考えると、補修部分はある程度「ニセモノとわかる」形状になっているほうが親切な場合もあるかもしれない。車体後面にかなりボコボコに撃たれた跡があるので、元はスクラップだったはず。それをここまで綺麗にレストアしているからには、補修部分も結構ありそうな気もする。

ボルゴグラードの車輌と全く同一仕様というわけではなく、後部の牽引フックは錨型ではなく、「つ」の字型を付けている。えっ。この形の後部フックって183工場製だけじゃないの?

OT-34 1941戦時簡易型(112工場製初期型)

おそらく上記と同じイベントでの写真で、1枚目に、後方にもう2輌のT-34が並んでいる。3輌目が上記のSTZ製か?

車体後面の点検ハッチが4本ボルトで中央にあるので、もともとガソリンエンジン搭載のクラスナエ・ソルモヴォ工場(第112工場)製の初期型車輌であるのは間違いないと思うのだが、砲塔だけ第27工場で施されたという増加装甲付き、車体は増加装甲無しで、112工場製1941戦時簡易型の後期型に準じた跳弾リブや手すりの装着が行われている。しかも火炎放射戦車型(OT-34)。

戦時中の写真では(少なくとも私は)見たことがない取り合わせで、もともとこういう仕様であったのか、どうも判断が付きにくく悩ましい。

T-34 1941年型(スターリングラード・トラクター工場製、1941年8月生産)

これも同じイベントでの写真で、上記112工場製車輌1枚目の写真で、2番目に写っている車輌がこれであるらしい。

スターリングラード・トラクター工場で1941年8月に生産された仕様であるというのは写真ページのタイトルに素直に従ったものだが、この車輌がスターリングラード工場製であるという根拠が、正直言って私にはさっぱりわからない。

もともと、スターリングラード・トラクター工場がT-34の生産を開始した当初は、ハリコフ機関車工場製車輌とほとんど同一の仕様のものを生産していて、その後、だんだんと独自仕様が加味されていった……という流れだと思うが、では、その独自仕様が加わる前の生産車を、ハリコフかスターリングラードか見分けるポイントはどこにあるのだろうか?

左フェンダー前部の背の高い工具箱もハリコフ工場製車輌の特徴だと思っていた(これはレストア品かもしれないが)。増加燃料箱を縦にして(いや、横にして?)2段重ねにするのはスターリングラード・トラクター工場製の特徴?

「どうなのよアオキ!」と言いたいところだが読んでるかなあ。

追記:Wydawnictwo Militariaの#265「T-34 vol.II」に、STZ製の1941年秋生産仕様とされる図面が出ている。その図面に描かれた車輌は、砲塔が、スターリングラード・トラクター工場製車輌に独特の、264工場製とされる砲塔後部に湾曲部のない台形一枚板の溶接砲塔に変わる前、そして足回りも緩衝ゴム内蔵転輪に変わる前のもので、上記写真の車輌の仕様と若干近い。ただし、前後のフックは錨型に変わっており、トランスミッション点検ハッチもすでにコの字の取っ手タイプになっている。)

さらに追記:書いているうちに自分でもわけがわからなくなってきていて、いつの間にか1番目の写真車輌の特徴がごちゃ混ぜになった記述になっていたのを整理。)

▼オマケ。やはり同一イベントにおけるKV-1。いわゆる1940年型の最後期のタイプ。そういえばこのタイプのそのものズバリのキットって出てないっすね。

私が作りかけで放ってあるKV-1と近い仕様。このブログを始める前から絶賛放置中。いかんね。

●同じくDishModelsに上がっていた、ロシア人モデラーによるA-32の作品写真(ドラゴン改造)。素敵。

操縦席周りが大きく出っ張っているのは試作2号車の特徴で、1号車は後のT-34生産型に近い形状になっている。

●いつのまにか「T-34 maniacs」が引っ越していた。

新アドレス(IS maniacsなども含めた表紙ページ)はこちら

F1011386 ●「T-34こぼれ話」初回で書いた、ドラゴンのT-34の車体上部パーツの(たぶん)最新版にある上面ラジエーターグリル前方の筋彫りだが、この部分が別体なのは、やはり1942年型あたりからであるらしい。というわけで、作りかけの1941年型は筋彫りを埋めた。

40年型で一体であるらしいことは、「グランドパワー」95/6、84ページの写真で確認でき、STZの1941年型、112工場の1941戦時簡易型でもそうらしいことが上の実車写真でわかる。いや、知っている人には先刻ご承知のネタなのかもしれないけれど。

おそらくこのパーツ改修は1942年型シリーズ発売の際に行われたものなのではないかと思うのだが、側面には増加燃料箱用のモールドが残っているので、1941年型以前のキットも、再生産分はこの改修車体上部が入っている可能性がある。

ドラゴンの場合、こっそりパーツが改修されていることが頻繁にあるが、場合によっては「こちらを立てればあちらが立たず」状態になっているので注意が必要。もっとも、エンジン点検ハッチの形状が合わないことに比べれば、筋彫りを埋めるほうが楽だと思う。もちろん、各仕様に細かく合わせたパーツになっていてくれればそれに越したことはないのだけれど。

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スターリングラード・トラクター工場(22)

週末模型親父さんのAFV模型のネットコンペ、「SUMICON 2016」参加作、cyber-hobbyの「T-34/76 STZ Mod.1942」の久々の製作記。

だいぶ長いことほったらかしにしてしまったので、そろそろ「また適当に工作が一段落したところでやる気をなくしてしまったのではないか」などと思われていそう。いやもちろんそんなことはないですよ? ないよね?(誰に言っているんだか)

正直なところ、仕事がかなり切羽詰まっているので、なかなか模型に集中できないのだが、さすがにSUMICON締切まであと一カ月なので、がんばらんといかん。

●というわけで、前回、「しばらくはこの状態で眺めてみて、気になるポイントがあれば追加工作を施すつもり」と書いた後の追加工作について。

ジャッキの工作に関しては前回書いたが、その後、Ryampoさんから、「ジャッキは底面に放射状のリブ、頭部に十字の溝があるらしい」と教わった。もうジャッキはホルダーを介して車体に接着してしまった後だし、流石にこれは放置するかなあ、と思ったのだが、やはりちょっと気になって追加工作してみた。

ジャッキ頭はナイフの先とエッチングソーで筋彫り。

F1011300 ジャッキの底面は、普通ならパーツに直接細いプラ材を貼るところだが、すでに接着済みではうまく工作できなさそうだったので、一度、底面と同径のパーツにプラバン細切りを貼って放射状のモールドを作った後、円盤側から削り込んでモールドだけ残し、改めてそれをジャッキ底面に貼るという何だか間抜け感のある工作をした。

なお、根拠とした写真でも底面は一部しか写っていないので、放射状のリブが実際にこんなふうに等間隔であるのかどうかは、実はよく判らない。ただ、リブ自体はもっと細いようだ。

●先日買ってきた0.8mm径のステンレスワイヤー(フラグシップ「極細AFVワイヤー0.8mm」)で牽引ロープを作成。

「ステンレスは焼き鈍しが効かない」とコメントを頂いたのだが、一応、キッチンのガスレンジで真っ赤になるまで焼いて自然冷却したら、指先で曲げ癖が付けられるくらいにはバネ性をなくすことが出来た。もっとも一口でステンレスといっても組成はいろいろなので、たまたまこれはなんとかなった、ということかも。ただし切断には苦労した。

F1011320 F1011319 前回書いたように、キットには何種類かの牽引ロープのヘッド部分のパーツが入っていて、キットの指定はパーツ番号F5なのだが、よりスターリングラード・トラクター工場製車輌で一般的な形状に近いと思われるR11を使用した。キットには一組しか入っていないが、以前作りかけて挫折した同一キットからもう一組持ってきて、既定(であると思われる)本数の2本製作、キット付属のエッチングパーツで所定位置に取り付けた。ロープの長さは現物合わせ。エッチングをうまくループにして止めるというのはなかなか面倒で、だいぶワジワジした(住友さん言うところの「イーーーーッ」となる状態)。

●これでいよいよ工作は終了(のはず)。とりあえず、塗装後に取付予定のパーツを除いた現時点の全体形を以下に。

既定の装備品がほぼ全部揃っているというのもなんだかT-34「らしくない」気がしないでもないが(単純にイメージの問題で、実際には実車写真でも見ないわけではないが)、「STZ独特の仕様」はなるべく盛り込むというのが今回の基本コンセプトなので、自然こうなってしまった。

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あかでん

●しばらく前に、かつての「nifty-serve模型フォーラム」の模型仲間である赤板先行(HN)氏から(およそ10年ぶりくらいに)電話が掛かってきた。その時も、やはり昔からの模型仲間である田一田(HN)氏と2人で飲んでいて、私の名前が話に出たとかで、いきなり思い立って電話してきたらしい。

そんなこんなで「久しぶりに飲もうよ」という話になり、10日土曜日、川崎で3人で飲む。川崎駅で降りること自体がものすごく久しぶり。

それほどモデラーらしい話はしなかったものの(でんでん氏は最近はほとんど模型を作らずもっぱらイラストを描いているそうだ)いろいろ積もる話をしつつ、ホルモンやらタッカルビやらつついて焼酎を痛飲。

ところで、(後になって)あかばん氏に聞いたところによれば、この日、上記の「ホルモンやらタッカルビやら」の店を出た後に一度ブックオフに立ち寄り、さらにもう一軒、魚の店に行って飲んだということなのだが、私にはその記憶がまったくない。やべえ!

F1010993 最後に、川崎駅まで両氏に見送られたのは覚えているが、東海道線で乗り越して、気が付いたら藤沢だった(そこから先はちゃんと覚えている)。なぜか、駅前のコンビニで買って食べた「あずきバー」の写真を撮ってあった。激しく謎。

すっぱり帰るのを諦めて、駅前のネカフェで居眠りしたりマンガを読んだりして朝まで(ものすごく昔に、やはり乗り越して過ごしたことがあるネカフェで、当時の会員券がちゃんと使えた)。

●13日火曜日。家庭用のプリンターでいちいち印刷していては面倒でしょうがないので、神保町の事務所にまとめて提出用資料をプリントアウトしに行く。

事務所に出る前に秋葉原に寄り道。VOLKS、YSとハシゴ。YSでまたme20さんの作品を眺めて「やっぱりこんな風には塗れない……」と、ちょっとメゲたりする(今月、来月中にT-34を塗らないといけないし)。

F1010988 AFVキットパーツばら売りコーナーでドラゴン/サイバーのT-34のパーツがほぼ一式売られていたので(43年型・フォルモチカ由来のパーツであるらしい)いくつか購入。

エンジンルームのハッチパーツが(わずかの調整のみで)使える(おそらく最新版の)車体上部、初期型用サスアームが買えたのは嬉しい。なお、以前にレビューしたように、このバージョンの車体上部にのみ、上面のラジエーターグリル前方に筋彫りが入っている。このナナメ部分は、確かに1942年型では別体になっているようなのだが、1940年型では一体らしい(『グランドパワー』1995年6月号p84下写真)。何しろ上面であるうえ砲塔後部バッスルに隠れる部分でもあるので、どこ工場のいつ生産型なら分割線があるのか/ないのかがどうもよく判らない。

ほか、せっかくなのでSTZにワイヤーロープを載せようかと思い、0.8mm径のステンレスワイヤーを購入(写真左上)。川崎の模型店、フラグシップが卸しているもの。

あかばん、でんでんと飲んだ時に、「フラグシまだあるの?」と聞いたら「いや、とっくに無くなったよ」と言っていたのだが、引っ越しただけじゃないか! いい加減ぢゃのう(笑)。

F1010990 ●昨年は大量に実がなって楽しませてくれた近所のシイ(スダジイ)の木。今年は、春にあまり花を付けなかったのでダメかと思っていたのだが、通りすがりにふと、葉陰にそれなりに(去年ほどではないが)実を付けているのに気付いた。

殻斗(かくと=外側の殻、普通のどんぐりの帽子に相当)が割れたら収穫できる。楽しみ。

9/20追記。その後、春に大量に花を付けていた名越の山道のスダジイを見に行ったら、そちらは全然実がなっていないかった。調べてみると、スダジイは、春に咲いた花がその年に結実するのではなく、翌年秋に実になるのだそうだ。ということは、近所のシイの木は来年はほとんど実がならず、山道のシイの木は来年は期待できるということなのだろうか)

F1011144 ●近所のタブノキ(たぶん)の若木の葉に、右のようなイモムシが付いていた(視認できただけで3匹)。

逆円錐形というか、偏った紡錘形というか、特徴のある体型はアオスジアゲハの幼虫にそっくりだが、こんなダース・モールのような角付きのものは初めて見るし、そもそもアオスジアゲハの幼虫ならクスノキにいるはずだろう……。

と思ったのだが、帰宅して調べてみると、アオスジアゲハの幼虫は、終齢より前にはこんなふうに、明色の模様もなく角付きなのだそうだ。知らんかった……。ついでに言うと、タブノキもクスノキ科でアオスジアゲハの食樹だった。

それにしても、背筋運動をしているかのように体の前側を浮かせて固まっているのは、何の意味があるのだろう(アカボシゴマダラの幼虫も、以前にこんな格好をしているのを見たことがあるが)。

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クラスナエ・ソルモヴォ工場(6)

セータ☆さんはT-34-100を作っているし(しかも2台目)、邦人さんは42年型の比較的初期のタイプを作っているし、なんというか、「T-34の夏!」という感じ。私の製作記を参考にしてくれているという、RyampoさんのSTZ1942もだいぶ進んでいて、塗装は追い抜かれてしまうかも。

●スターリングラード・トラクター工場製車輌のついでに製作している、クラスナエ・ソルモヴォ工場製ピロシキ砲塔タイプ初期型(cyber-hobby #6452, T-34/76 No.112 Factory "Krasnoe Sormovo" Early Production)の製作記。

前回に続いて車体前部。

F1010841b ●シャーシ接合部の工作。今回は両側ともフロントフェンダーが失われた状態にするつもりなので、両側に前面板との組接ぎ部を追加(黄色の矢印で示した部分)。

また、オレンジ色の矢印で示した部分の側面板上端も、隙間が見えないようにわずかに上方に延長した。

前回作成した前面装甲板にある程度のディテール工作も追加して、車体前面に接着。車体上下も貼り合わせた。

車体機銃バルジは、この仕様の車輌の場合、前面の抑え金部分は馬蹄形でよいようなので基本はキットのパーツのまま。若干尖頭ボルトが飛び出し過ぎのような気もするが放置。表面に鋳造表現のみ加えた。

F1010838 操縦手ハッチ上隅のピルツェン状の突起は、キットにパーツが含まれていないのでランナーから自作。もっとも、STZ1942の場合もパーツの形状があまりよくないので自作したが。

余談。一応これはペリスコープ用の穴ということのようだが、実際に使うことはあるのかなあ……。もちろん、ハッチに付いている前方用ペリスコープで見えない左右を見たい場合もあるとは思うが、戦闘中はわざわざ専用の機器をセットする手間をかける余裕はなさそうだし、戦闘中でないならハッチを開けて見ればいいような気がする。もっともだからこそ一部の仕様にしか付いてないのかもしれないけれど。

この後、前端のR部分を接着。前回書いたように、キットのパーツ(P27)はそのままでは太いので、一回り細く削り込んだ。

F1010833 ●第27工場で装着されたという、甲冑魚じみた増加装甲の製作と取り付けを開始。

0.5mmプラバンを使用。前面装甲板を取り付ける前に、形状を合わせて切り出し、それをバラバラにして作成したのだが、細かなディテールに合わせた凹凸をきちんと合わせるのが難しく、つい削り過ぎたり、分割線を間違えたりして、結局、半分以上は1ピースずつ現物合わせで作り直す羽目になった。面倒くさ!

というわけで、現時点ではまだ上半分の増加装甲しか取り付けていない。右下のピースも仮置きしてあるだけ、左下のパーツ(下に置いてあるもの)はまだ外形も途中。

前面装甲下隅に大穴が開いているのは、この部分の誘導輪位置調整ボルトを、元の前面装甲板パーツから周囲ごと切り出して増加装甲の裏に貼ろうと考えたため。

しかし、(なかなかはっきりとした写真がないが)クラスナエ・ソルモヴォ工場製最初期型も、後の同工場生産型同様、「デベソ型」の位置調整ボルトを使っているのではないかと思い直し、T-34-85のパーツに入っている同ボルトの部品を流用することにした。大穴がまったくの無駄に!(右下パーツは増加装甲裏にプラバンを貼って塞いである)

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クラスナエ・ソルモヴォ工場(5)

●スターリングラード・トラクター工場製車輌の工作が一段落したので、弾みで手を付けたクラスナエ・ソルモヴォ工場製車輌(cyber-hobby #6452, T-34/76 No.112 Factory "Krasnoe Sormovo" Early Production)を多少工作。

STZのほうは、なにしろキット(cyber-hobby #6388)それ自体がとんでもないトラップの塊だったが、クラスナエ・ソルモヴォのほうはキットとしてはそれなりにマトモ。

ただし、細かく見ていくと多少気になるところもあり、また、増加装甲付きに改修したいということもあって、ちまちまといじっている。

●車体前面の工作。

キットに含まれる車体前面装甲板は、どうやら42/43年型用に起こされたパーツを元にしているらしく、かなり分厚い。また、以前に書いたように、操縦手用ハッチの位置が外側にずれている。

F1010749 F1010753 これはあまり好ましくないので、結局、スターリングラード・トラクター工場製車輌の時と同じように、前面装甲板を1mmプラバンで作り直した。

普通なら、ハッチヒンジ部分のみを削り取って新造の前面装甲に貼り付けるところだが、最終的に表面はほとんど増加装甲で隠れてしまうので、ヒンジ周辺ごと元パーツを切り抜いて接ぎ合わせた(もっともどっちが楽かは微妙なところ)。ちなみに、STZのほうは最初からヒンジ部分が別パーツだったので楽ができた。車体機銃用のバルジは未接着で仮置きしてあるだけ。

右写真は、新造の前面装甲に、元の装甲板パーツ(の残骸)を重ね合わせてみたもの。操縦手ハッチ位置が内側に移動しているのが判ると思う。

F1010748 側面装甲板と前面装甲板は組接ぎになっていて、キットは前面装甲板側のパーツへのモールドだけでこれを表現しているが、折角なので実際に組接ぎすることにして、車体側面装甲板前端上部を延長した。

スターリングラード・トラクター工場製の1941年戦時簡易型(1942年生産型)の場合も同様に組接ぎになっているが、クラスナエ・ソルモヴォの場合は組接ぎのバランスが半々に近いのに対して、スターリングラード・トラクター工場製の場合は上側〈側面板側)が短く、下側(前面板側)が長い。

●もともとの車体前面板パーツが分厚いのに合わせて、車体前端の半円断面パーツも、1941年型キットおよびSTZ1941、STZ1942に含まれているものよりだいぶ径が大きく、幅がある。前面板を作り替えたので、こちらも削るなり作り替えるなりする必要がある。

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