II号戦車

トリカブト

●まったく仕事が終わる気がしない。

今週(~19日)は2度事務所で夜明かししたが、それが仕事の進捗に役立ったかといえばそうでもなく、「家に帰るのが面倒くさくなったので事務所にいた」以上の意味があったのかどうか。

仕事の発注元であるS社のTT氏も、いつ電話をしても社におり、S社に住んでいる疑惑のある人だが、資料を届けに行ったついでに「週に半分家に帰らない生活なんかしちゃダメですってば」と言ったところ、「僕は(今週は)帰ってますよ」と自慢にならない自慢をされた。負けた気分。

●起きた時から眠いのはどうしたもんだか(起きがけで眠気が抜けていない、とかではなく)。

F1016784●およそ1週間前の話題。今年も鎌倉材木座・光明寺のお十夜に行く。その数日前にバスで前を通りかかった際に、山門に垂れ幕が掛かっているのを見て、そろそろそんな季節だったか、と思い出した。

13日、また山門に登りに行く。以前にも書いたように、本来なら山門の上階には釈迦三尊、四天王、羅漢像がずらりと並んでいるはずなのだが、修復中のためほとんどお留守で、釈迦三尊像のみ。

一昨年初めて昇った際に「来年度修復完了」だったはずなのに、むしろ年々欠席率が高くなっているのはどういうことだろう?

ちなみに羅漢像は全て椅子に腰掛けた姿で、現状、椅子だけが並んでいる。私の前で見ていた人たち曰く、「名札が掛かってるから、お寺の住職が使ってた椅子なんじゃない?」

ちなみにその椅子に掛かっていた名札は羅睺羅(ラーフラ、釈迦の長男)。……すごい住職だな光明寺!

F1016836 ●UCC缶コーヒーの「永遠の0コレクション」付きを試しに買ってみる。

同コレクションは塗装済み半完成の海軍機6種類で、中身は零戦21型、22型、52型と、紫電改、99艦爆22型、彗星33型(空冷型)。

特に中身をチェックせずに買ったら、松山343空の紫電改が入っていた。胴体に斜め2本の黄線、日の丸に被せて機番15が書かれているので、菅野直大尉機。

胴体主要部に左右主翼、尾部、機首、アンテナを差し込むだけのいかにも食玩なシロモノだが、真横から見ると、一応、主翼にきっちりねじり下げが付いているのはエライ。ちなみに私は最初アンテナ柱の存在に気付かず、パッケージと一緒に危うく捨てるところだった。アブナイ。

なお、飛行姿勢のみでスタンドが付いている。そのまま地上姿勢にできる99艦爆のほうがよかったかな……しかし別に集める気はない。

●尾藤満氏の「Panzer Memorandum」が、今月からII号戦車b型の製作に入っており、いつもながら大変資料性が高く、読み応えがある。

II号b型は、c型以降に比べて起動輪のふくらみが大きいのは知っていたが、これはファイナルギアハウジングの大きさが違っていたりするんだろう、などとボンヤリ思っていた。しかしそうではなく、実際には、a型と同型の懸架装置のせいで転輪位置が後のc型よりも内側であるためだそうだ。

ただし、転輪そのものは履帯幅の変更により、a型よりも厚くなっているそうな(a型の履帯はI号戦車と同じだそうだ)。つまり、b型はc型よりも履帯がわずかに車体寄りに位置していることになる。

ちなみにこれの1つ前のc型製作記でも、私が気付いていなかったことがいろいろ出ていて勉強になる。例えば……。

  • タミヤのキットのフェンダー滑り止めパターンは実車に比べだいぶ粗い。私自身、実車写真でパターンは見ているので、粗いなあ、くらい思ったことがあるのかもしれないが、どうせ模型はこんなもんだとスルーしてしまっていたかも。確かに写真を左右に並べてみるとだいぶ粗い。
  • タミヤのエンジンルーム右側のハッチヒンジは、量産型と向きが逆。ただし、c型まではキットの向きでよいらしい。これはタミヤがc改修型を参考にしたためらしい。

……などなど。あー。やっぱり自分が好きな初期軽戦車くらいは、トラクツを買わないとなあ。

●電撃戦期のドイツ軍車輌の塗装、もっと具体的に言うと、この時期の塗装が従来言われてきたようにパンツァーグラウ一色ではなく、ブラウンとの2色迷彩が標準だった説に関しては以前に一度書いたが、どうやらそれをしっかりまとめた本が出たらしい。

FIREFLY COLLECTION No.5 "CASE YELLOW --GERMAN ARMOUR IN THE UNVASION OF FRANCE,1940"

四谷仙波堂さんの入荷案内より。

もちろん、私自身は当時の塗装をこの目で見たわけではないので、「そうだったのだ」と言われれば「そうですか」と答えるしかないのだが、現時点ではまだ、「2色迷彩が主であった」には若干懐疑的。また、ごく一部のケースを除いて、モノクロ写真ではパターンも読めないというのはイヤな感じだ。

F1016810F1016718●今年もまたトリカブトが咲いた。猛毒の植物として名高いが、花は綺麗だし形も独特で面白い。

左は鎌倉市内で、右は逗子市内で撮影。花屋でも扱っている花らしいので載せてしまうけれど、さすがに正確な場所等まで明かすのは控えたいので、毒殺したい人がいても問い合わせて来ないこと。

なお、私の携帯のカメラは紫系が鬼門で、しばしば紫から赤みが抜けて真っ青に写る。左側の写真はだいぶ青いが、実際の花はもっと紫だ。

右側のように素直に紫に写ることもあり、どういう条件下で青くなるのか今ひとつよくわからない。手元で(撮影時に)色調整する機能もなさそうで、どう対処してよいのかわからないのが困る。

F1016814●夏の間、青い模様が綺麗なルリモンハナバチの写真を何度か載せたが、このあたりで見られる縞模様が青いハチにはもう一種、アオスジハナバチという代表的なのがいる。

いつか見られればいいなあ、くらいに思っていたのだが、先日、散歩の途中に偶然目撃。目の前をふっと横切った小さなハチが少し青く見えて、「あっ」と思って目で追ったら、運良く近くの葉に止まってくれた。

ルリモンハナバチに比べれば1回り2回り小さく、模様にも派手さはないが、これはこれでそこそこ可愛い。

全身が構造色で綺麗なブルー~パープルメタリックに輝くオオセイボウも写してみたいものぢゃのう。

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II号戦車(2)

タミヤのII号戦車(ポーランド戦線)、装備品類もほぼ付け終わり、戦車らしくなる。ただし、操縦手用前面フラップは未接着。

人形なしで戦車単体だけ作る場合、ハッチ類はすべて閉で固定するのが普通だが、個人的な感覚の問題として、クラッペ類も全部閉にしてしまうと、何となく愛想に欠ける気がしてくる。ちょっとでも「生きている車輌感」を出すのに、操縦手用のバイザーくらいは開いておきたいと思い始めたり。が、その場合は作動アームくらいは付けないといけないので、工作が後回しになっている次第。

さて、先日も触れたように、このキットはキット名称はC型だが、各型対応のパーツはきちんと入っており、c、A~Cが一応作れるようになっている。個々の型の細かい差異について、数日前にPANZER TRACTSを立ち読みしてきた結果を踏まえ(買えよ!)、現時点での「たぶん、こう」は……。

c型:砲塔リングガードはなく、操縦手前面フラップは平板な旧型。その他各クラッペも旧型。車体ハッチは生産途中で2分割タイプから(キットと同様の)1枚タイプに。右フェンダー後部は、b型でもすでに“つんつるてん”があるようなのだが、c型以降で明らかに表面パターンがある写真もあって、なお要調査。右フェンダー、戦闘室後ろ側の支持架は、後の型と違って前側と同形。前後共に後の型よりちょっと寸詰まり? デフケースは、現存の改修型を見る限り、A型以降と同形でいいような。

A型:操縦手前面フラップが山形の新型に。初期を除き砲塔リングガードが付く。各クラッペは旧型で、車体前部左右クラッペの前の跳弾リブはない。右側フェンダー、戦闘室後ろ側支持架が大型化。後ろのMG用付属品箱の保護のため?

B型:A型と略同形。車体前部左右クラッペの前に跳弾リブが付くのが標準。後期にはC型と同じ新型クラッペに?

C型:車体・砲塔のスリット付クラッペが新型。

私は説明書通りよりもほんのちょっとでも違えて作りたいというへそ曲がりなので旧型クラッペを付けたが、クラッペ前の跳弾リブは指定通り付けたので、標準的なB型ということになる。しかしそこまで作っておいて適当な塗装例が見付からずあたふた。本末転倒。

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II号戦車

Vanatorul de care R-35は車体上部のツメに入っているわけだが、こうなるとキットパーツで使えるものはあまりなく、写真を漁っては細々したものをデッチ上げて加えていく、ということになる。それもしばらくやっていると結構フラストレーションが溜まるので、同じ軽戦車の比較も兼ねて、タミヤの「II号戦車(ポーランド戦線)」に手を出す。

200905312118000b というわけで、ある程度形になったものを並べてみた。相変わらずのピンボケで済みません。それにしても、II号戦車がデカイ!

「大戦初期のドイツ軍は、本来主力となるべきIII、IV号戦車の数が揃わず、非力なI、II号戦車群を主力とせざるをえなかった」というのがお決まりの評価だが、こうするとII号戦車がえらく立派に見える。まあ、R35は2人乗り、II号は3人乗りなので大きさの差は当然だし、そのくせR35のほうが1割以上重いので、そこからも装甲の脆弱さは判る。

さて、何しろキット開発の年代が数十年も違うので単純比較は可哀相だが、とにかくII号戦車のほうは、基本、キットのパーツをパチパチ切り離してゲートとパーティングラインを処理して組んでいくだけなのでなかなか気分がよい。以下、ざっと個人的レビューを。

その昔、タミヤが初代II号戦車を出した際、キャッチフレーズは「電撃戦の主役」だったように記憶しているのだが(当時小学生だった)、もちろんF型は電撃戦とは関係なく、その後、本当に電撃戦当時の戦車を作りたくなった時に、結構くやしい思いをしたのだった。それから幾星霜、ようやくホンマモンの「電撃戦の主役」が登場したわけで、これはフランス物3種の登場と合わせて個人的には非常に嬉しい。

先に「II号戦車(フランス戦線)」が出た際、どうせ初期のII号を出すなら、丸ノーズの未改修車体も作りたいのに、なんでコンパチにしてくれなかったんだ、と思ったが、見れば丸ノーズ用の不要部品も含まれていて、心待ちにしていたのだった。しかし、バリエーションを出せる分割にしておいてなかなか出さないこともあるタミヤなので、まさかこれほど早く出してくれるとは思わなかった。

キットは基本的に「フランス戦線」仕様と同一で、増加装甲を付けない状態のモールド入りの車体前面パーツが最大の相違。「フランス戦線」仕様はA~C型となっており、クラッペの選択でA/B型かC型を選ぶようになっていたが、「ポーランド戦線」では、キット名称はC型のみとなり、説明書でもそのクラッペしか図示していない。しかし、A/B型用クラッペも不要部品として含まれているので、A/B型として組むこともできるはず。また、車体前面小パネルとワイヤー掛けは、ワイヤーと一体にモールドされたパーツを付けるよう指示されているが、ワイヤーが掛かっていない状態のパーツも不要部品として含まれている(F7、A3)のは親切。こちらを使う場合、左側ワイヤー掛け内側にヘッドを引っ掛けるフックを追加するとgood。

もうひとつ、この「ポーランド仕様」の“特典”といえるのが、改設計された誘導輪パーツが入っていること。「フランス仕様」版の誘導輪は(ポーランド仕様にも不要部品として入っているが)、一見同じようで、やや小径でリブの長さにも違いがある。これはおそらくソミュールの現存車輌のものをもとに設計されているのだが、戦時中の写真では(少なくとも私は)見たことが無く、もしあったとしても一般的なタイプとは言えなさそう。以後、「フランス仕様」版にも改修版パーツを入れておいて欲しいものだ(とはいえ、フランス仕様も真っ先に買っちゃってあるけれど)。しかし、ドラゴンあたりだとこっそり旧作にも新パーツを紛れ込ませたりするが、タミヤはどうかなあ。

部品の精度は流石タミヤでほぼピタリと決まる。戦闘室前・側面装甲は増加装甲付きとの兼ね合いで別パーツだが、この当時のドイツ軽戦車は溶接ラインはエッジにあるので、上面の接合線は消す。しかし、接着剤をタップリ目で付ければ、ほぼ後でざっとヤスるだけで行ける。私は足回りの塗装の都合上、車体上面前部のベロを一度切り離し、前部上面パーツ(F2)と一緒にシャーシに先に付けてしまったが、それでも車体上部は隙間無くピタリとはまる。キモチよい。一点気になるのはシャーシ後端下部の補強シャフト(H39)で、指示通りでは下過ぎる感じ。実際は、ほぼ装甲のエッジスレスレくらいの位置にある。あとは、起動輪デフカバー前面にボルト頭を一つずつ。

なお、キット名称は「ポーランド戦線」で、デカールもその当時のものだけ(なぜか第4師団だけ)だが、実際にはフランス戦時点でも丸ノーズのままの車輌は多い。キットは追加装備のノテーク・ライトや、発煙筒、切り欠き付きのマフラーカバーのエッチングもそのまま入っているので、フランス戦でのII号戦車を作りたい人にもオススメ。また、ワルシャワにおける第4師団のR03、R05は右フェンダー上に特製ラック(?)があるので凝る方はテキトーに。

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