古レール

神無月

●あれよあれよともう10月。

神無月を「神様が出雲に集合するので(他の地域で)神様がいなくなる月」というのは、かつて出雲大社が広めた営業用ストーリーで、本来は「神ナ月=神の月」であったというのが有力、らしい(wikipediaで読んだ)。「水無月」も同様だとか。ほー。

アイヌ神話のカンナカムイも小林さんちのカンナちゃんも関係なし。

●10月1日、仕事先に提出用の資料印刷等々で神保町の事務所に行く。ついでに事務所の社長とポケモンを交換したり、事務所総出で(といっても3人)近所にレイドに行ったり。仕事しろよ……。

●そんなこんなで仕事の終了が遅くなったて日が暮れてしまったが、先日見そびれた、お茶の水博士のカラーマンホールを見に行く。明大12号館前にあった。写真は先日の記事に追記としてまとめた。

●ついでに、改装中の御茶ノ水駅を聖橋から眺める。

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すっかり暗くなっているうえに古い跨線橋の解体もだいぶ進んでいて、「なんだそりゃ」な写真ではあるけれど、一応。もうちょっとちゃんとした写真および工事の詳細に関しては、hn-nhさんの記事をお読みいただきたい(他人のふんどし)。

古レールの跨線橋はなくなってしまうが、ホームの柱と連続した両ホーム間の古レール架線柱は健在。これは残るのかなあ……。

●聖橋にはちょっと大っぴらに言えない(というか軽々しく口にできない)個人的因縁があり、長いこと渡らずにいたのだが、かといって殊更に敬遠するのも変な気がして、何年か前から何度か歩いて渡っている。

今回も上の写真を写したついでにそのまま渡り、橋のたもとを昌平坂の上手に降りて、聖橋の下をくぐって秋葉原へ。聖橋は神田川をまたぐ大アーチと、さらに橋面との間の小アーチの連続にまず目が行くが、昌平坂をまたぐ部分はこんな感じ。

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道路直上は(御茶ノ水駅ホームの上も?)は剥き出しの鉄骨。ただし、橋桁はデザイン的に橋全体と統一感のある小アーチの連続。アーチの間にはちょっとレトロな感じのする柵。一見、何のデザインだか判らないシロモノだが、どうやら、素通しのイチョウの葉がいくつも重なったものであるらしい。この柵は橋上のガードレールとしても(もっと一コマの横幅の長いものが)使われていたらしいが、数年前に改修工事の際に撤去され、現在は復活しているのかどうかは(橋の上では外側ばかり見ていたので)気付かなかった。

都道府県の木とかいったもの自体、それほど古いものの気がしないので、この柵もレトロに見えるだけで割と新しいものなのかも。実際、昭和初期の写真では橋上の柵は見当たらない。

●10月1日、神保町の書店および秋葉原のVOLKSで購入。

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ホビージャパン刊の「T-34-76写真集」。Passion ModelsのKV-1用とR35用エッチング。詳細は機会があればそのうち。

●10月2日。娘の奢りで、茅ケ崎のテラスモールへ映画を見に行く。お題は「ヴァイオレット・エバーガーデン」(アニメ)。

「娘からの素敵なプレゼント」というわけではなく、最近の(だいぶえげつない)特典商法に乗せられている娘から「代わりに見に行って、上映特典(入場者プレゼント)貰ってきて!」と頼まれたため。先日もその伝で「メイドインアビス」を見に行った。……というか、それ以外で、近年、劇場に映画を見に行ったことがない。

ちなみに「メイドインアビス」の際には、上映サイクルごとに入場者プレゼントが変わり、しかも各サイクルにおけるプレゼントがまた数種類あって何が貰えるかはランダム、かつ映画本編映像前に映されるミニ外伝映画も変わるという具合で、娘はそれまでに2度見に行って、流石に3回同じ映画は……ということで駆り出されたもの。「ヴァイオレット・エバーガーデン」もすでに本人が1、2度見に行ったのではないかと思う。もっとも頼まれた私も、前者は原作を(かなりはまって)読んでいるし、後者もテレビ版を見ているので、「奢りなら行くぜー」的。

なお、劇場版「ヴァイオレット・エバーガーデン」自体は例の京都アニメーション放火殺人事件で完成と公開が遅れ、さらにコロナ禍で公開延期になっていたもの。内容は「これでもか」的に泣ける話。ネタバレはしないが個人的感想としては、

  • 絵はものすごく綺麗。
  • テレビ版本編もそうだが、何かというと手紙が風にあおられて高く遠く飛んでいく演出が多すぎ。
  • うーん。個人的には「本編のまま終わってたほうが綺麗だったんじゃ……」。

ちなみに映画館はコロナ禍の影響で座席は1つ置き。ブロックごと空いている場所もあったのは使っていないのか、客が入っていないのか不明だが、とにかく客席はものすごく広々した感じ。

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「クルップ」の特に求められていない付け足し

●先日、hn-nhさんがupされたブログ記事で、JR総武線・浅草橋駅に、ホーム屋根を支える古レールのかなり素敵な列柱があること、また、その中に私自身は未見だった独クルップ社製のものが確認できること、などを知った。

→ hn-nhさんのブログ記事、「クルップ

普段横須賀線で都心に出る私は、都心東端や千葉方面に用事がある場合、(横須賀線から直通の)総武線快速を使うので、秋葉原~錦糸町間の総武線各駅停車は少し縁が薄い(それでも全然通ったことがない、というわけでもないのだが)。

22日土曜日にたまたま錦糸町で用事があったついで、また、28日金曜日に市ヶ谷で仕事の打合せがあった帰りの寄り道で、改めて浅草橋駅の古レール柱をチェックしてみた。

(そんなわけで、タイトルに「付け足し」とあるのはhn-nhさんのブログ記事に対してであって、当「かばぶ」に、クルップに関する先立つコンテンツがあるわけではない。前回に続いて、他人のふんどしで相撲を取りまくり。)

●浅草橋駅は高架の対面式・片面ホームだが、上下線の線路の間に柱を立てて支えることで、両面のホーム屋根を一体化し、ホーム前面に柱を立てることを避けている。また、これらの柱はホーム区間の架線柱も兼ねている。ほぼ全景の写真を以下に。

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ともに、下り線ホームの秋葉原寄りの端から写したもの。秋葉原駅から隅田川の架橋手前までの区間、線路はとことんまっすぐ。そのため、比較的短い間隔で立てられた古レール柱が、ビシッと一直線に並んでいて美しい。

縦長写真の手前側で中央の梁がH型鋼に代わっているが、これはおそらく、電車の編成が長くなったことに伴い、秋葉原側に少しホームが延長されたためではないかと思う。

屋根を支えるアーチは基本、ホーム/線路に対して直角方向だが、最も両国駅(千葉方面)側だけ斜めになっている(ちょっと下写真では判りづらいが)。

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これは、駅のこちら側に接する道路(柳橋桜北通り)が線路と斜めに交わっているためで、上下線のホームもやや位置がずれている。

●このように、対面式ホームで中央に柱を立てて両側の屋根を支える形式としては、同じく中央・総武各駅停車の水道橋駅も挙げられる。浅草橋駅が曲線を多用したデザインなのに対して、水道橋駅のレール柱は直線的。

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これはこれで魅力的だが、水道橋駅の場合、ホーム背面の柱に全てカバーが掛けられてしまっているのが、古レール柱ファンとしてはいささか残念なところ。そのため、刻印による古レールの出自もほとんど確認できないのだが、28日、たまたま停車した車内から見えた中央の列柱の一本に、不鮮明ながら刻印が確認できた。状態はよくなく、しかも車内からの撮影なのでドアガラスの反射などもあってますます見づらいが、どうも独ウニオン(UNION)社製らしい。

●一方、屋根の掛け方は全く違って島式ホームの中央に柱が立っている形式ではあるが、JR山手線・鶯谷駅の古レール柱は、曲線的なデザインに浅草橋駅と似通ったものを感じる。

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ちなみに鶯谷駅は、ホーム屋根を支える横方向のレールが、そのまま線路をまたいで架線を支える形式。補強を兼ねているのか、2本のレールの間の三連の輪に、ちょっとでもオシャレを盛り込みたかった気持ちが見える。

なお、田端駅は鶯谷駅とほぼ同じデザインの古レール柱だそうだ。

●話は戻って浅草橋駅。

屋根を支えるアーチ状の垂木(?)部分のレールは、柱部分だけでなく、その中間にもある(つまり、柱の本数のおよそ倍ある)。

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屋根を支えるアーチは、柱部分では両側が一体で、縦方向の棟木にあたるレールは柱部分で途切れている。一方、柱と柱の間では逆に棟木がそのまま通っていて、アーチが両側で別パーツになっている。

一方ホーム背面は、壁の上部がトラスになっている。中央の支柱に接続している“メインのアーチ”は、こちら側でもそのまま下まで接続する柱となり、支柱と支柱の中間にある“サブのアーチ”は、同様にカーブを描きつつもトラスの下部に接続して途切れる。

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なお、支柱は必ずしも等間隔ではなく、支柱間に筋交いの補強が入っている箇所もある。また、支柱間が特に広い箇所では、棟木に沿ってトラスの補強が入っている。ここは下を道路が通っているガーダー橋上の区間で、支柱が立てられないためであるようだ。

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さらについで。この区間の高架は昭和初期のものだが、高架はそれなりに高さがあり、鉄筋コンクリート製のアーチが連続している。上記のようにこの区間は線路がとことんまっすぐなこともあって、改めて眺めると、これまたローマ水道的な美しさがある。下写真は浅草橋駅~秋葉原駅間で撮影。

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2枚目は高架下の建物の建て替えか何かで、珍しく空間がぽっかり空いていた箇所。アーチの支柱上側面には、長円形の窪みが装飾的に並べられているが、長年の補修により、ほとんどの場所で窪みのエッジがとろけたようになっている。左写真では、珍しく上側の一部だけ、エッジのシャープさが保たれている。

●浅草橋駅古レール柱の製造者銘刻印について。

KRUPP:独クルップ社

hn-nhさんの報告にある(そして今回私にとって初見の)独クルップ社の刻印は、ざっと見て回ったところ、上り線ホームで3か所確認できた。

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左端の写真が、hn-nhさんが紹介していたものと同じ柱。ちょうど汚れが文字を浮き彫りにするように入っていて(まるで模型でディテールを浮き立たせる塗装を施したような……)、クルップ(KRUPP)の文字が明瞭にわかる。

一方、2枚目の写真はそれよりもやや不明瞭だが、一応、メーカー名以降の文字も確認できる。「KRUPP 1885(あるいは1883?)N.T.K」と書かれているようだ。

1885年は明治18年。日本で新橋-横浜間に初めて鉄道が開業(1872年)してから10数年しか経っておらず、東海道線全通(1889年)は、さらにその数年後になる。最後のN.T.K.は発注者名で、「日本鉄道」の略号であるらしい。日本鉄道は、日本における鉄道黎明期、初めての私鉄として発足(1881年)した会社で、東北本線ほか、現在のJR東日本管内の多数の路線を敷設。後、1909年(明治42年)に国営化された。

なお、刻印の読み解きに関しては、以前の古レールコンテンツでも触れたが、ほぼ全面的に先達のサイト「古レールのページ」を参考にさせて頂いている。以下のメーカーについても同様。

UNION:独ウニオン社

ウニオン社(またはドルトムンター・ウニオン、Union, AG für Bergbau, Eisen- und Stahl-Industrie、→ドイツ語版wikipedia)は、浅草橋駅で、おそらく最も多数、刻印が確認できるメーカー。

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1枚目、2枚目は同じで「UNION D 1886 N.T.K.」。3枚目は製造年が1年早くて1885年。4枚目は頭の「UNION」ははっきり判るが、それ以下はよく読み取れない。Dは会社所在地のドルトムントを表すらしい。

今でこそ聞かない企業だが、鉄道黎明期の日本は結構お得意さんだったらしく、同社のレールは割合あちこちの駅で確認できる。私の身近なところでもJR横須賀線の横須賀駅や鎌倉駅にあり、特に横須賀駅のUNION社製レールでは、浅草橋駅と同じ発注者N.T.K.(日本鉄道)と、官営のI.R.J.(Imperial Railway of Japan=日本帝国鉄道とでも訳せばよいか?)のものとが混在している。

CAMMEL:英キャンメル社

キャンメル社レールは、私が(鎌倉駅で)古レールの刻印を初めてきちんと確認し、この方面への興味を深めるきっかけになったもの。鎌倉駅の同社製レールとの出会いについてはこちら

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上の写真2枚とも、文字はほとんど潰れかけていて見えないのだが、キャンメル社製の刻印の特徴である、「SHEFFIELD(シェフィールド、会社所在地)」「TOUGHENED STEEL(強化鋼)」の文字列の一部が確認できるので、同社製とみてまず間違いないと思う。

BARROW:英バロウ社

下り線ホームで確認できたもの。同社製のレールは鎌倉駅でも確認できる。

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文字ははっきり読み取れないが、「BARROW STEEL Sec166 1893 I.R.J.」だろうか。実のところ、はっきりと読めるのは頭の「BA」と、途中の「166 1893」くらいだが、Sec166は同社独自のレール規格番号らしく、これでバロウ社とほぼ確定できる。

もしかしたら上記以外の会社製と思われるものもあったが、文字が不明瞭で確定はできなかった。

●日本で国産のレールが生産され始めるのは20世紀に入ってからだそうで(1901年末、官営八幡製鉄所による)、明治の前半、レールは輸入頼りだった。

浅草橋駅は昭和初期、1932年の開業。それに近い時期、1939年の日暮里駅の写真(wikimedia commonsより)に、よく似た古レール柱が写っているから、浅草橋駅の古レール柱も、開業当時からの物だろうと思う。ちなみに日暮里駅の古レール柱も、一部は撤去されてしまったもののまだそれなりに残っている。同駅の古レール柱探訪はこちら

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おそらくこの時期、各路線でレールの更新が進み、日本の鉄道の“初代”のレールが廃材として大量にストックされていて、それが駅の屋根や跨線橋の柱として再利用されたのだろう。特に通勤に使われるようになった都心の各駅は、田舎の駅と違って利用者も多く、そのために当時からホームの大部分に屋根が架けられたのではないかと思う(田舎の駅の場合は屋根そのものがなかったり、改札付近に申し訳程度にしかない状態から段階的に屋根を増やしていく例が多く、意外に都心よりも屋根が新しいものが多い気がする)。

(6/30追記)

公益社団法人 土木学会のデジタルアーカイブ、「戦前土木名著100書」に「高等土木工学 第十巻 鐵道工学」という本が収められている(平井喜久松・岡田信次著、常盤書房、昭和6年発行)。同書中、「第七編 停車場」に「6.乗降場(Platform)」の一節があり、ここに、都心の駅における上家(上屋)例の図版が添えられている(以下、同アーカイブより引用)。

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残念ながら浅草橋駅については載っていないが(そもそも駅の開業がこの本よりも後なので当たり前だが)、デザイン的に似たところがある鶯谷駅と日暮里駅(下から2段目)と、屋根の掛け方の形式が似ている水道橋駅(下段左端)は掲載されている。

鶯谷駅の架線架部分の「おしゃれリング」が当時からのものであること、(上の写真でもよく見れば確認できるのだが)水道橋駅は細かくトラスを組んで、妙に頑丈に作られていることなどもわかる。出版時期から、水道橋駅の古レール柱は浅草橋駅よりも早く作られていることが判るが、もしかしたら、水道橋駅の経験から「ここまで丈夫にしなくてもいいんじゃね?」と、構造が簡素化された可能性もあるのかもしれない。

なお、ここに載っている上屋に関しては、個々の駅の架構の材種(鉄骨なのか木材なのか、あるいは鉄骨だとしてそれが古レールなのか否か)は付記されていないが、本文中に、「材料は木材、鐵材が多く近時古軌條を利用せるもの多し。」と書かれている。どうやら、都心各駅の(ちょっと優美な)古レール柱建築は、大正末期~昭和初期くらいに作られたものが多いようだ。

なお、このような資料があってオンラインで閲覧できることについては、サイト「Golgodenka Nanchatte Research」の「古レール調査報告書」、「古レール JR 東日本中央本線【水道橋駅】」で知った。私なんざぁまだまだヌルイのである。

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長野行き

●所用あり、11月30日、12月1日と2日連続で長野県往復。

1日目は飯田、2日目は佐久平。片や新宿から高速バスで中央道、片や東京駅から北陸新幹線。出発する方向からしてだいぶ違うところに、「長野県でけぇ」と思う。

●1日目、飯田。2年ほど前に伊那谷を転々と南下する仕事があり、その最南端が飯田市の元善光寺だったので、ほんの少し馴染みがある(その時には別に飯田市内をうろついたりはしなかったが)。12時半にJR飯田駅前で待ち合わせのために夜明けに家を出る。バスの乗車時間4時間少々。遠いよお。

仕事が終わって帰りのバスまで間があったので、NHKの人形劇で有名な川本喜八郎の人形美術館(が、市内にあるのだ)を見に行こうと思ったら水曜休館だった。げしょ。

鄙びた駅のお約束的建造物、古レール柱の跨線橋。

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駅前の彫像、りんごを持つ少女。市街中心にりんご並木がある。

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マンホールのフタもりんご(大中)。仕事に行った先で、りんご並木で収穫したりんごで作ったジャムを貰った。

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なにを以て日本一なのかよくわからないが、妙に迫力のある店。

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●2日目、佐久平。新幹線の佐久平駅前で12時待ち合わせだったが、家を8時ちょっと前に出て11時過ぎ着。前日に比べると楽々。

行きは東京駅の駅弁屋「祭」で「ひっぱりだこ飯」を買って車内で食べた。タコが柔らかく美味。いやまあ、北陸新幹線で長野に行くのに明石の弁当ってのも変ですが。

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ちなみに新幹線の佐久平駅は橋上の改札を出て北側が浅間口、南側が蓼科口。北に浅間山、南に蓼科山があるからだが、それぞれまでの距離を考えると、逗子駅に「横浜口」と「江の島口」を設けるくらいのスケール感。

仕事が終わって、当たり前なら新幹線で真っ直ぐ東京まで戻るところ、在来交通機関を乗り継いで帰ってみようか、などとよからぬことを考えてみる。長野新幹線開通時に碓氷峠を越える信越本線は廃止になってしまっており、横川駅にたどり着くには軽井沢からバスに乗る必要がある。そんなわけで、小海線としなの鉄道線を乗り継いで軽井沢へ。

佐久平で小海線を待つ間に、仕事終わりの一杯。今年限定の味である由。独特の風味。アルコール度7%とちょっとキツめ。

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小海線は単線ディーゼル。佐久平駅は新幹線をまたいで高架。

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軽井沢にたどり着いてみたら、横川行きのバスまで1時間半も間があり、面倒になって高崎まで新幹線に乗ってしまう。横川で峠の釜めしを食おうと思ったのに!(もちろん、わざわざ横川に行かなくても軽井沢駅でも、東京駅の「祭」でも売っている)

代わりに、軽井沢駅は「駅そば発祥の地」と書いてあったのでそば(山菜そば)を食う。もっとも確証のある話ではなくて、他にも駅そば発祥の地と称する駅はいくつかあるそうだ。ちなみにここの駅そばは、峠の釜めしの「おぎのや」運営だった。

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●これから2カ月くらいの間に、もう2度ほど長野に行く予定。

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タウリン1000mg

●先月半ば。自宅パソコンのディスプレイは(この時代に)古いCRTを使っていたのだが、何となく基板が焼けるような不穏な臭いがしてきた。さらには時折ビリビリ画面が揺れるようになってしまい、いよいよ寿命だと覚悟。こりゃアカン、早くディスプレイだけでも何とかしなきゃ、と思ったのだが、対処する前にいきなり昇天してしまった。

まあ、ブツッと画面が真っ暗になっただけで、火を噴いたりはしなかったので、よしとしよう。

壊れたのは夕食後だったが、仕事の途中だったので、仕方なくその時間から神保町の事務所に出かけて泊りがけで作業。さらには、事務所で使っているマックブックを持って帰ってきて1日使ったが、翌日にヨドバシで新しいディスプレイを買ってきて接続した。

もともと、近日中にパソコンを新調するつもりだったのだが、そんなわけで一足先にディスプレイだけ新しくなった。

●なにしろ必要な写真資料などは自宅PCの中にあるので、これでI号戦車の製作はぱったり中断。

幸い、上記のように数日で環境は復旧したのだが、今度は五十肩が悪化。家にあった湿布薬を貼ってしのいでいたのだが、続けて貼りすぎたせいなのか、今度はその湿布薬でかぶれて、痒いのと痛いのと両方我慢する羽目になってしまった。

結局、模型製作も当「かばぶ」更新もしっかりご無沙汰となってしまった。SUMICONエントリー作として作ってきたI号戦車だが、組立さえ終了するのかどうか、という感じになってきた。いかんねどうも……。

●ご無沙汰の間の日常のあれこれ。

9月半ば。チビ助が数えで7歳なので、わざわざスタジオで七五三のオシャレな写真を撮るとか。ついでに外食をしようというので、久しぶりに横須賀に出かける。

F1013166右は、なにやらでっかいのがおる!と思って撮ったもの。艦番号「183」といえば、ウラル戦車工場!……ではなく、一般的な分類でいうとヘリ空母、自衛隊独自の呼称でいうとヘリコプター搭載護衛艦(DDH)の「いずも」。現在の自衛艦では最新(たぶん)・最大のもの。ヴェルニー公園から。

旧海軍の正規空母と比較すると、「蒼龍」「飛龍」よりは若干大きく、「赤城」や「翔鶴」型よりは少し小さい。いずれにせよ、かつての空母が停泊していたら、だいたいこんな感じに見えたわけだ。

F1013155もう1枚は、ヴェルニー公園のちょうど向かいの“黒なめくじ”さん。よく見ると後端の舵がX形なので、こちらも最新の「そうりゅう」型。見づらいが、左側にももう一隻いる。

●以前にみやまえさんに教えていただいたことなのだが、横須賀駅にはちょっとマニアックな駅員さんがいるのか、ホームの古レール柱の一部でペンキをマスキングし、残っている刻印を読みやすくしてある(普通に塗りつぶされている箇所もある)。

さらにそのうち2箇所には、きちんと案内板まで出ていて、「古レール・ウォッチャーへの誘い」的な感じに仕上がっている。

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最初の3枚は同じレール柱。あとはそれぞれ別の、独ドルトムンター・ウニオン製、米カーネギー社製レール。

●横須賀線の駅の中でももっとも鄙びていると思うのが田浦駅で、せっかくなので帰りにちょっと寄り道をした。

駅ができたのは日露戦争中のことで、おそらく、海側に何か軍の施設ができたなどの用事があったのではないかと思う。ただし、横須賀市役所の案内には、「交通も不便で人家もほとんどなく、せまくてさびしいこの場所が選ばれたのは、路線の勾配の関係ともいわれている」とある。……「勾配の関係」だけで駅ができるものなのか?

何がいいって、両側を古びたトンネルに挟まれてしまっている「ちんまり感」が素敵。おかげで延長できず、11両編成だと開かないドアがある。両側のトンネルのレンガのポータル、たっぷり残った古レールのホーム屋根柱、古レールをふんだんに使った跨線橋など、「素敵要素」がいろいろある。タウリン(田浦成分)1000mg配合って感じ。

▼まずはホーム逗子方面側のトンネル(田浦トンネル)。1枚目、列車が頭をトンネルに突っ込んで停車している。こちら側は仲良く双子という感じのトンネルだが、実際には案内板にあるように、左右で25年ほどの差がある。

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▼ホーム逗子方面寄りの跨線橋と、その柱。刻印から、写真の古レールは戦後の国産、八幡製鉄製ということが判る。この跨線橋は比較的新しいもののようだ。

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▼ホーム屋根柱、ホームの中央部分は古レールではなく木造。垂木(というほどのものではなくて、下敷き程度?)がナナメになっているのがちょっとオシャレ?

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▼ちょっと横須賀側に行くと、ホーム屋根柱が古レールに変わる。山手線各駅ほど凝った曲線ではないが、それなり。理由はよくわからないが、柱が中央に1本のY字型、2本のП字型、そしてまたY字型と切り替わっている。わずかに刻印が残っている場所もあるが、塗りこめられて「刻印がある」程度しか判らないところも。かろうじて、英バーロウ社製とわかるものもあった。

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▼横須賀側のトンネル。名称は七釜(しっかま)トンネル。反対側の田浦トンネルのような案内板は立っていない。田浦トンネルの案内板によれば、七釜トンネルは「明治・大正・昭和と三代にわたって建設された」そうな。

パッと見には、右から明治・大正・昭和と判断してしまいそうだが、実際には右から大正・明治・昭和で、真ん中が古い。

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F1013217●9月中に2度実家に行く。実家近くの路上で、なぜか2匹も遭難状態のツマグロヒョウモンの幼虫を目撃した。

何も知らずに見ると毒々しい気がしてしまうが、実際には無毒で、しかも割と綺麗な蝶の幼虫とわかると、「なんだかゴスロリな感じのするヤツ」くらいに思えてくる。片方は拾って、とりあえず車に轢かれそうにない場所に移動。

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古レール探訪

●12日水曜日、神保町の事務所に行くついでに、山の手線内の古レール建築の中でも特に「名所」であるらしい、日暮里駅を見に行った。

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最も内側にある、11-12番線ホーム。大きな特徴は、屋根を支える古レール柱が線路の向こう側に立っていて、両側からホームの大屋根を支え、ホーム上に柱がまったくない構造になっていること。

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(山手線を基準として)内側柱は、線路脇の法面から斜めに突き出している。ついでに、駅の中ほどを突っ切る跨線橋の脚部も古レールが使われている。

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外側柱は線路と線路の間に立っている。内側柱も外側柱も、何だかヨーロッパの教会建築のような優美さがある。

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外側柱を上から見たところ。ご覧のように片側は切除されている。隣ホームもかつては同じ型式の、ホーム上に柱のない大屋根構造だったのが、改修によってホーム上に柱のある構造になっている。

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これはさらに隣のホーム。わずかにアーチ2つ分の古レール柱が残っている。ちなみに私は漫然と「綺麗だな~」と眺めていただけだが、同駅の古レール柱を時代ごとの変遷含め細かく考察しているサイトもある。興味を持たれた方は参照していただきたい。

●ついでの探訪。お隣、鶯谷駅。

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駅の規模自体も違い、日暮里駅ほど凝ってはいないものの、ここも緩やかなカーブが連続してなかなか優美。

屋根柱がひとつ置きに線路を跨ぎ、架線駐を兼ねている。架線柱上部に補強用か、あるいは純粋に装飾なのか、3つのリングがはめ込まれているのは、田端駅も同様であるらしい。

●さらについでの上野駅。

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ここは日暮里駅と似て、線路と線路の間に屋根柱が立てられているにもかかわらず……。

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なぜかホーム上にも柱が2本立つという、柱だらけ仕様になっている。強度的にはホーム上に立っている2本だけでも充分であるようで、上写真の一部を除き、多くの線路間のレール柱は取り除かれてしまった様子。

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そのため、ご覧のように屋根端に、ばっさり切り取られたレールの断面が見えている箇所が多数ある。

●話は前後するが、今月初め、逗子駅の1番線ホームでも、中途部分に一部、古レールが残っているのに気付いた。しかも刻印が残っている箇所もあった。

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例によって「古レールのページ」を頼りに読んでみると、米ベスレヘム・スチール社、スチールトン工場、1923年製であるらしい。鎌倉駅のキャンメル社やウニオン社のレールよりは新しいが、それでも、刻印が読めるというだけで貴重な気もする。

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理科ハウス

●このところ右肩が慢性的にじんわり痛くて、これが噂に聞く五十肩ってやつだろうか、と思う。四十肩というのもあるが同じものだそうだ。ちなみにゴジュウカラシジュウカラは別物。

もっとも、腕が上がらないとか、動かすと激痛が、とかもない。スペースの都合で、キーボードの横でなく向こう側でマウスを操作するという、いささか無理のある姿勢が原因かも。

●そのキーボード。しばらく前に自室でカップ麺(確か「緑のたぬき」)を食べていて、盛大にツユをこぼし、お出汁の利いたキーボードになってしまった。作動上は今のところ問題なし。

●収納上どうにもならなくなってきて、若干の蔵書を処分(主に文庫本)。bookoffの出張買取に来てもらう。300数十冊で、〆て5000円少々。

旬を過ぎたベストセラー本の買い叩かれ度がすごくて、「のぼうの城」単行本が6円とか。逆に、「え? なんでこんな本が?」というマイナーな専門書に100円とか付く。

●そのより分け作業の間に、ずっと前に誰かに貸して行方不明になったと思っていた、早川文庫FT初期の名作、ロード・ダンセイニの「ぺガーナの神々」が見つかってちょっと嬉しい。

もっとも、誰かに一度貸して戻ってこなかったのは本当で、出てきた本は初版の25年後、読者アンコールフェアで再版された際に買い直したもの(フェアの帯が掛かっていて思いだした)。こんな感じで、現在持っている「北欧空戦記」も3冊目だったかも。

●donjiさんが仙台から来るのに合わせて、22日月曜日、久々の「生春巻き隊」会合。というわけで、古本の売上げがそのまま飲み代に。

かさぱのす氏幹事で、donji氏、ばお氏と私の4人。秋葉原にて、珍しく名前の通りに生春巻きを食べつつ飲む。

酒の肴に、「イタレリ作せり」CONで作ったPaK97/38(依然未塗装)を持って行く。

「やっぱり、塗らずにとっておく用(というより自慢用)と、塗る用の2つを作るべきだよ」

などと言われる。

かさぱのす氏はFLY HAWKのルノーFT、MBのオースチン装甲車(ともに72)の組み立て中のもの。どちらも非常にシャープなキットで、かなり欲しくなる出来。

その日のうちに新幹線で帰るdonji氏と東京駅で別れ帰宅。

●数日前、自宅を出たところのヤブガラシの花でコマルハナバチのオスを見たが、さすがにコマルハナバチの季節はそろそろ終わりで、代わって、あちこちで咲き始めたアガパンサスやアベリアで、トラマルハナバチを頻繁に見かけるようになった。

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最初の2枚はハイランド、3枚目は池子、4枚目は逗子駅裏にて。すべて23日撮影。

●その他ムシ関係。

▼昆虫に関しては普通の人よりも結構好きだと思っているのだが、そんな私でもちょっと背筋がぞわぞわしてしまう系のムシを発見(ムシ耐性の低い方には失礼)。撮ったのは6月上旬なのでしばらく前なのだが、例によって、何かいないか道端の草をチェックしながら歩いていて、こんなものを見つけた。

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センニンソウの葉の、表皮の下にもぐり込んで食害しているイモムシというかウジムシというか、しかも妙に綺麗な薄オレンジ色。たぶん、葉の上にいるだけならそこまで気持ち悪くないと思うのだが、この、表皮の下にいるというのが「ぞわぞわ感」を掻き立てる(少なくとも私的には)。

いわゆる「ハモグリムシ」はハモグリガ、ハモグリバエの幼虫であることが多いのだが、食草やこの色、形態から調べても該当種が見つからない。そもそもハモグリムシの場合は、お金持ちの子のプラレールのようにグニグニと細い食痕が線を描くのが普通で、こんなふうに面で食害するのは珍しい。

あれこれ探して、ようやく、オオアカマルノミハムシというハムシの幼虫であることが判った。6月7日撮影。

▼次は、我が家の斜め向かいのアカメガシワの花で、コマルハナバチのオスの写真を撮っている時に見つけた奇抜な格好の寄生バチ。長い産卵管、変な翅の畳み方に腹部の立て方、妙に長い首。オオコンボウヤセバチと判明。6月10日撮影。

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▼どうせルリシジミかヤマトシジミだろうと思ってカメラ(というかケータイ)を近付けたのだが、ちょっと普段は見ない子だった。ツバメシジミ。6月11日。

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▼6月15日撮影。朝、チビがムシがいる、ムシがいると呼ぶので見に行ったら、中型のカミキリムシだった。胸に赤い模様のある、ちょっと見慣れない種類のカミキリムシだなあ、と思ったのだが、そんな模様の種類にはなかなか行き当たらない。それもそのはずで、赤い模様に見えたのはびっしりたかったタカラダニだった。本体はセンノキカミキリ。

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▼同日、そのすぐ後に、家のまん前の潅木で。ウンカ? ヨコバイ? と思って調べていて(実際にその近縁ではあるのだが)、意外にたどり着くのに手間が掛かった地味なトリコロールの小さな虫。コガシラアワフキ。

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●梅雨時はヤマユリの季節でもあり、怪しいキノコの季節でもある。前者はそろそろ盛りが過ぎた感じ? 後者は、ここ数年必ず見かけるシロオニタケもまた出てきそうだが、今のところ未見。

下の写真は両方とも名越の尾根道で。真っ白なキノコは傘裏にひだも見えないが管孔も見えず、形態的にも怪しい。しかもこの黄色い汁がとことん怪しげ。ひと舐めで卒倒するか、あるいはトリップするか、いずれにせよ、無事には済みそうにない。

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●池子に「理科ハウス」という、小さな私設科学館があるとかみさんに聞いて、23日、出掛けてみる。子どもらの幼稚園時代の同級生のお母さん2人が館長および学芸員。

F1011405 F1011406行ってみると、本当に小さな施設ではあるのだが、それなりに面白い本がある書架のコーナー、触って楽しめる器具や標本、飼っている小さな生き物など、もしも自分が小学生の頃にこんな場所があったら入り浸ってしまいそうな感じ。

アメリカのものらしい、ミールワームのスナック菓子(BBQ味)というのを食べさせられる。個人的に、昆虫食はバッタ系の佃煮までは大丈夫だが、ハチノコを含め幼虫は無理、と思っていたのだが、思い切って食べたら意外に平気だった。揚げてあるので汁気がなかったためかと思う。

あれこれ話し込んで、キュリー夫人関係の本を2冊借りて帰る。キュリー夫人ネタの仕事は一応終わっているが、もしも急に書き足す必要などが出てきた時のため。

●逗子駅裏の道の柵は古レール製だった。ざっと見てみたが、だいぶ表面は荒れていて、刻印などは確認できず。

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以下の写真は、総合車両製作所横浜事業所回送線。つまり、以前に載せた写真の続き。

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ずしのむし

●ここ2週間ほどで、それなりにきれいに撮れて嬉しかった虫の写真をいくつか。一部、タイトルと異なり隣の鎌倉市のものあり。

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上左:このあたりでは初めて見たアカスジカメムシ。名越切通下の平場で(5/20)。
上右:あまり鮮明な写真ではないが、まるでナウシカに出てくるような面妖な虫。ラクダムシなんて初めて知りましたよ私……。鎌倉市浄明寺(5/20)。

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上左:ベッコウハナアブ、だと思うのだが、胸が黒いのと、名前の通りベッコウ色なのと両方いるという理解でいいのだろうか? 鎌倉市浄明寺(5/20)。
上右:トンボはそこそこ綺麗に撮れると嬉しい。たぶんアサヒナカワトンボ。久木大池公園近く(5/20)。

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上左:ヒゲナガハナバチのメス? もふもふの胸、脚に付けた花粉が、いかにも典型的ハナバチな感じ。久木大池公園近く(5/20)。
上右:なんだか水墨画調のシロジマエダシャク。小坪、亀団(5/27)。

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上左:テングチョウ。小坪、亀団(6/1)。
上右:美しい種が多いゼフィルスだけど割と地味。希少な種が多いゼフィルスだけど割と普通。ミズイロオナガシジミ。この日2匹見た。大切岸にて(6/1)。

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上左:しばらくはコイツの季節。ラミーカミキリ。大切岸にて(6/1)。
上右:ルリシジミ。ここ最近はヤマトシジミよりも普通にそのへんに多い。幅広い縁取りがあるのはメス。小坪・亀団(6/4)。

なお、6/1の散歩途中、大切岸の上で初めてウラナミアカシジミを見つけて興奮したのだが、間近に止まっていたにもかかわらず、葉っぱが邪魔して上手く撮れそうもなく、ちょっと回り込もうとしたら飛び去ってしまって、結局撮れなかった。非常に残念。

F1010899F1010900●5月27日。公園の踏み固めた道にポツポツと穴が開いていて、小さなハチが多数、その上を超低空飛行しているのを見つけた(なにしろハチは高速で飛びまわっているので、右写真には写っていない)。

見ていると、時々、後脚に花粉を付けたハチが穴にもぐり込んで行く。周辺を超低空飛行しているハチには、花粉は付いていない。実は別種のハチで、超低空飛行しているほうは横取り狙い?……などと思ったがそうではなく、花粉を運んでいるほうはメス、超低空飛行はオスらしい。

F1010895F1010897ネット上で読んだウツギヒメハナバチの生態に似ているし、このところよく見たウツギヒメハナバチに大きさも姿も似ている(5/20付記事参照)。もっとも、小さなハナバチを形態できちんと区別できるほどの知識はないし、ウツギ自体の花のシーズンも終わりかけていたので、本当にそうかはよく判らない。

なおも観察を続けると、ハチの穴にもぐりこもうとしているようなゴミムシ?の類もいたりして、こちらこそ本当の横取り狙いかも。また、いきなりハチが数匹ダンゴになって格闘を始めたが、これはウツギヒメハナバチの解説によれば(前述のようにウツギヒメハナバチかどうかよく判らないが)、1匹のメスを数匹のオスで争っているらしい。

●またまたしつこく鎌倉駅の古レール。

見上げてみたら、屋根の梁の部分にも刻印が読めるものがいくつも残っていることに気付いた。

▼キャンメルでもウニオンでもない、第3のメーカー製のものがあった。英バロー社(BARROW STEEL)製。「古レールのページ」で調べてみると、続く数字(166?)は製造年の一部ではなく、鋼種コードのようで、製造年はこの後に入っているようだ。

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▼これは前回紹介したのと同じ、ドルトムンター・ウニオン製のもの。製造年は1886年だろうか?

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最初に見つけたのと同じ、英キャンメル社製。少なくとも鎌倉駅の古レール柱では、やはりこのメーカー製のものが最も多いようだ。ただし、刻印が比較的密に入っている(あまり距離を置かずに繰り返されたりしている)のも、多く発見できる要因になっているかもしれない。

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▼オマケ。鎌倉・小町の妙隆寺は山門の修復中らしく、ジェンガみたいな妙な有様になっているが、よくみると、ここにも古レールが(刻印などは見当たらず)。もしかしたら、この積み上げている“ジェンガ”も、枕木か?

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●別に声を大にして言うことではないが、たこ焼きが好き。

F1011130 ただし、基本的には関東人なので自宅にたこ焼き機はなく(別に関東人で持っていてもいいわけだが)、自宅でお好み焼はたまに食えても、たこ焼きは(レンジでチン以外は)食えないのが残念。

そんなわけで、ちょっと美味しそうなたこ焼きを見ると吸い寄せられ率が高い。4日、仕事で国分寺に行った帰り、渋谷の地下でつい買ってしまって、地下鉄の駅で食う。んむ。なかなか美味かった。

ちなみに都内でよく見る「銀だこ」は、何かちょっと別種の食い物のような気がして試したことがない。

●横浜のヨドバシに行ったら、リンドバーグで再生産された、旧インパクトの1:48、「アブロ複葉機」が売られていた。価格は2700円ちょっと(多分税別)。パッケージ絵のジグソーパズル付き(それはあまり要らない気がする)。

1960年代に発売された、しかし当時の水準を超えた佳作キットだが、比較的短命で絶版になってしまった。私は旧インパクト版、その後に出たパイロ版、ライフライク版を取り混ぜて、とりあえずシリーズ全6種を揃えているだが(それについては以前にも書いた)、再販が嬉しくて思わず買いそうになってしまった。

キットを抱えて、他の材料を物色しているうち、「いやしかし、一生のうちにアブロ複葉を2機は作らないよな……」と思い直して棚に戻したが、また見たらまた手を伸ばしてしまうかも……。

●「パンチライン」という(最初から観ていないので)よく判らないアニメをたまたま観たら、Q-May会という謎の組織が出てきた。これはあれですかね。年に2作、1:35の新作AFVを作らないと除名になるとかいう……。

●この期に及んで、今いくよ・くるよのどっちがいくよでどっちがくるよなのか曖昧。

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しつこく古レール建築

●この土日は静岡ホビーショーの一般公開日(およびモデラーズクラブ合同展)だったのだが、今年はもうハナから行ける気配なし。だんだん静岡が遠くなるなあ……。

もっとも、あっと驚く会場発表などもなかったようだ。

●日曜日夕、電器の量販店に行ってついでに外食をしようと言われ、大船で家人と待ち合わせ。往路は鎌倉経由にして、ついでに鎌倉駅ホームの古レール屋根柱を再チェック。ちなみに、鎌倉駅ホームの古レール柱は、中央階段逗子側から、ホーム事務室のあたりまで使われている。

改めてチェックしてみると、先日のものだけでなく、意外に多く刻印が確認できた。

F1010345 F1010344確認できた刻印は一部しか読めなかったり、そもそも「なんだか刻印が入っていることだけは判る」状態のものもあったりする。読みやすさという点では、先日のものが最も状態がよいようだ。

読めるものに関しては、先日のものと同じく英キャンメル社製のものが多いようだが、先日のもののように「CAMMELL S ~」と所在地が略号で入るのではなく、「CAMMEL SHEFFIELD ~」と略さず書かれているものもある。「古レールのページ」によれば、これは、略号で入るものよりもさらに古いものだそうだ。右写真の製造年はちょっと読みづらいが、「1883」と書いてあるようだ。また、末尾に「I.R.J.」と書かれているが、これは発注者名、「Imperial Railway of Japan」の略である由。

F1010351またこの他、レール国産化以前に英国製とともに輸入されていたドイツ製レールも確認できた。右写真の左側のれーるがそれで、最初の文字列、「UNION」が読める。

これは、ドイツ・ドルトムントの「Union, AG für Bergbau, Eisen- und Stahl-Industrie」社というメーカー製であるらしい。製造年までは確認できなかった。なお、右側の湾曲しているレールはやはり英キャンメル社製で、これも製造年は「1883」と読める。末尾に「I.R.J.」とあるのも、上写真と同じ。

何しろ日曜日でホーム上に人も多かったので、そうそう丹念にチェックもできなかった。そのうちまた調査したい。

F1010436F1010429●先月末、名越の尾根道で、木のうろにニホンミツバチが営巣しているのを発見した。なにしろ山道のすぐ脇の木からひっきりなしにハチが飛び立っているので、危険視されて駆除されたらかわいそうだと思っていたが、月曜日(18日)午前中再訪してみたら元気に活動中だった。

思い切って近付いて、ガラケーを数十センチくらいまで近付けて写真を撮ってみたが、特に警戒しているような行動も取られなかった。ミツバチ、鷹揚すぎる……。しかしこれなら、今後も駆除対象になどならずに済むかも。

F1010486●ハチつながり。

ウツギの花に、この時季、この花にだけやってくるウツギヒメハナバチが多数。コマルハナバチよりもさらに「年に一度の荒稼ぎ」だけで生きている連中。

羽音もよく聞き取れないほど小さい、スマートなハチだが、脚にたっぷり花粉をつけて忙しなく飛び交っているのは、なかなかサマになっている。ミツバチ等のように社会性のあるハチではなく、単独性。たくさん来ているのは、「たまたまみんなでその木をアテにしているから」であるらしい。

それほど行動範囲が広いハチではなく、ウツギの樹から数百メートルの範囲で、地面に穴を掘って巣作りするそうだが、今のところ私は見たことがない。

F1010397●名越の山道でカジイチゴを見つけてつまみ食い(ひとつだけモミジイチゴが混じっている)。

なかなか大粒だし、色だけみるととても美味しそうなのだが、いざ食べてみたら、あまり甘くも酸っぱくもなく、ちょっとマヌケな感じだった。残念。

F1010286●市内のスーパーで、これまで知らなかった巨大な乾パンを見つけて衝動買い。普通売られている乾パンはせいぜい3cmくらいだが、これは長辺が8cmもある。調べてみると、自衛隊にも卸しているらしい。

ゴマも入ってなかなか美味しい(こういうビスケット系の、しかも比較的堅めに焼きしめたものは結構好きなのだ)。

F1010287ついでにもうひとつ、別のスーパーでタバスコチョコなるものを見つけて、これも衝動買い。チョコレート自体はかなりダークで、それにタバスコが混ぜ込んであるらしい。後味はそこそこ辛いが、それなりに美味しい。

なんとなく、ショカコーラ的雰囲気があるなあと思ったのだが、調べてみると、ショカコーラによく似た丸い缶入り版もあるのだそうだ。

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続々・古レール建築

●コマルハナバチの稼ぎ時にゅっと

コマルハナバチは我が家周辺で最もありふれたマルハナバチ。このコマルハナバチ、春の間だけ活動して、夏にはもういなくなってしまう。デカンショ節よりもさらに働く期間が短い。そんなんでやっていけるのか、と思わなくもないが、この時季は日本全国、都市部でも花が多いので、その期間に集中的に働いてあとは休眠するスタイルは、むしろ好都合なのだそうだ。

F1010078F1010074特に5月の初めは住宅地でも寺社でもツツジが一斉に咲くので、そんな場所に行くと「む゛~ん」と羽音が聞こえてくる。右写真は安養院のつつじ(5月5日)。数年前と比べると、ちょっと咲き方が今ひとつだったような気もする。

月半ばにはツツジの盛りは過ぎてしまうが、ミカンの花やラベンダーなどにやってくる。

近所のコンフリーの花もマルハナバチのお気に入りで、去年も今年も大盛況。しかし不思議なことに、去年人気だった近所のナニワイバラは、今年は一度もマルハナバチを見ないうちに花が終わってしまった。同じナニワイバラの花に去年は何匹も来ていたベニカミキリも未見。あれは近所で見かける虫のなかでもひときわ綺麗なので残念。

とにかく、そんなマルハナバチの写真をせっせと撮って、一昨年から調査員として登録している「マルハナバチ国勢調査」にメールで送っている。虫写真にご興味のある方は、ぜひご一緒に。月間投稿数がトップになるとご褒美ももらえます。

●ほか、最近のいきもの写真。

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上左:トラマルハナバチ!……と思ったらアブだった。ベッコウハナアブ?
上右:コマルハナバチ!……と思ったらまたアブだった。アシボソミケハラブトハナアブ?

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上左:日光でお腹がハチミツ色に透き通ったミツバチ。
上右:色自体は地味なのに模様が凝っていてイタリアン・ニットのようなイヌビワハマキモドキ。

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通称「ハゲ山」のヤマザクラ。

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上左:実家のミカンの花に来ていた、妙にスタイルのいいハナバチ。シロスジヒゲナガハナバチのメスか?
上中:おそらくサシゲチビタマムシ。模様がシック。
上右:ミカドトックリバチ(たぶん)。

F1019930●月初め、逗子・鎌倉の海に赤潮が発生。昼間見ると海に赤茶の帯が出来ていて汚らしいが、主原因は夜光虫で、数日、夜になると波打ち際が時折光って綺麗だったらしい。

写真は5月2日、披露山公園から見下ろした海。

この日の晩、新宿の浜まで夜光虫が光るのを見に行ったのだが、残念ながらタイミングが合わず、目の前で光るのは観察できなかった。ただし、浪子不動の磯で時折ちらちら青白く光るのがわずかに見えた。

F1019933 F1019943ついでに、これまでにも話題にしたことがある披露山公園の海軍高角砲(高射砲)陣地跡。

近景の花壇、中ほどの展望台、遠方のサルの檻が、円形のコンクリート製台座を利用して作られている。

F1019947もっとも、横須賀海軍警備隊「砲術科兵器目録」によれば、設置されていたのは12.7cm連装2基だったとのことで、もともと3基据えるつもりで作って余っていたのか、それともひとつは何か別のもの(測距儀とか)が置かれていたのかはよく判らない。

なお、浪子不動から披露山公園に上る道、山上からちょっと下のあたりには、弾薬庫なのか、それとも避難用なのか、小さな壕の跡がある。現在はコンクリートブロックで入口が塞がれている。

F1019877●軍事遺構繋がり。

名越の送水管隧道の逗子側出口については先月ちょっと書いたが、月初めに散歩した折、草刈りされていてさらによく見えた。

同じく先月載せた久木隧道。以前に書いたように、この一帯を接収して作られた工員宿舎と、逗子駅の間のショートカットとして戦時中に作られたもの。近くを通ったので、今度は夕方ではなく昼間に撮影。なお、隧道前を過ぎてもっと谷戸の奥、久木共同グラウンドのちょっと手前には、防空壕なのか、あるいは何か他の地下施設なのか、おそらく大戦中のものと思われる大きな壕がある(このあたりに多い中世の「やぐら」は、通常綺麗に四角く掘り抜いてあるので見分けが付き易い)。

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●ゴールデンウィーク最終日の5月6日、兄弟分のドイツ人Pが家族で遊びに来るというのに合わせ、前泊で川崎の実家に行く。P家の長女・三女とも久しぶりに会って、大いに喋って大いに飲む。昼から飲み始め、途中酒を買い足しにまで行って、Pと2人で缶ビール10本、日本酒2本(もちろん一升瓶ではなく700ml)。ほろ酔いで帰宅。

●5月14日、打ち合わせで外出時、鎌倉駅で古レール製のホーム屋根柱を見ていたら、珍しく刻印がちゃんと読める箇所があった。

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CAMMELL S TOUGHENEDSTEEL W 1888 (?) SEC 351と書いてあるらしい(一部不明)。

ここを参考に刻印の意味を読み解くと、

CAMMELL:英チャールズ・キャンメル(キャメル)社
S:シェフィールド(キャンメル社工場もしくは本社所在地)
TOUGHENEDSTEEL:強化鋼(商品名)
W:不明。
1888:1888年製
(?):金具などに隠れているが、位置的に発注者名略号が入っている可能性あり
SEC351:形状規格351番

1888年(明治21年)は、横須賀線の開業よりもなお1年古く、仮にこのレールが横須賀線に使われていたものだとすれば、開業時に敷かれた由緒あるレールの可能性がある(もちろん廃材なので別のところ(東海道線とか)から持ってきた可能性もある。

この時期、まだ日本の近代鉄鋼業は始まったばかりで国産のレールは作られていなかったようで、レールは主にイギリス、ドイツから輸入されていたらしい。

F1010238 F1010239なんだか、デパートの石壁にアンモナイトを見つけるような楽しみがある。

なお、刻印は長いレールに1、2カ所入っているかどうか、というものなのかと思っていたのだが、このレールは2mほど上にもう1カ所、刻印が入っていた。

またこれ以外にも刻印のあるレールを見つけたが、雨どいに隠れてよく見えなかった。

●うちのかみさんは、俳優の上川隆也について、「リュウ・マオシンを演った人」と表現するのだが、「大地の子」で陸一心(ルー・イーシン)を演じてはいても、史上最年少の特級厨師を演じたことはないと思うぞ。いやそれでも判るけど。

●最近、我が家近辺では、中国語の四声の練習をしているような特徴のある抑揚の大声の鳥がいて(しかもその声が異様に長々と途切れない)、いったいあれは何なのだろうと思っていたのだが、先日、姿を確認する機会があって、ようやく、絶賛勢力拡大中の外来種、ガビチョウだということが判った。ムクドリに近いくらいの中型の鳥で、メガネっ子。

以前から名前は知っていたが、間近にホンモノがいたとは知らなかった。

数日前からホトトギスが聞かれるようになった。昼夜の区別のないヤンキーなヤツで、今年初めての啼き声も夜中だった。それにしても、ウグイスといい、ホトトギスといい、コジュケイといい、新来のガビチョウといい、近所の鳥にはなんでこう大声のヤツが多いんだか。

なお、ここ数日、割と家の近くで、「ちゅぴー、ちゅぴー、ちゅぴー」という特徴ある声を聞かせてくれる鳥がいるのだが、声からの検索というのはなかなかうまく行かず、未だ正体不明。

●「てさぐれ!部活もの」という、ものすごくグダグダなアニメがある。

ここしばらく観たことがなかったのだが、たまたま現在放映中の第3期「てさぐれ!部活もの すぴんおふ プルプルんシャルムと遊ぼう」を観たら、OPでBT-7が疾走していた。しかも「なんだかBTっぽい」ではなく、きっちり「BT-7 1933年型 ハチマキアンテナ付き」の特徴を描き込んである。なんぞ……。

と思ったら、第一話の本編中でも、キャラの一人がBT-7に乗って登場してきた。実は中の人は「ガルパン」のノンナさんと一緒で、本人が熱心なBTファンであるらしい。私が言うのも何だが変な人だ……。

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続・古レール建築

F1018817●9日木曜日。仕事で都内に出る。久しぶりに新宿南口で降りたら、サザンテラス口がなんだかすごいことになっていた(相変わらずピンボケ写真)。

線路をまたいで「新宿交通結節点」ができ、東側には高層の「新宿駅新南口ビル(仮称)」が建つのだそうだ。

普段新宿に近付かないので全然知らんかったよ……。

先日の記事に、みやまえさんから「山手線でもまだレール柱の駅がありますね」というコメントを頂いたのだけれど、実際、改めて注意してみてみるとあちこちにあるもので、たまたま通りかかった代々木駅で少し写真を撮った。なかなかレールの曲げ方が優美。

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●以下は御茶ノ水駅、聖橋口通路下など。こちらは組み方がスパルタンな感じ。1カ所だけ、柱に鋳造記号が入っているのを見つけたが、厚く塗りこめられた上に表面が荒れていて、きちんと読み取れない。

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●ちなみに逗子駅は、2、3番線島式ホームの、改札側跨線橋よりも横須賀側に少しだけ残っている。全部確認したわけではないが、何本かチェックした中には鋳造マークは見つけられなかった。

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