ペーパークラフト

観音崎再訪

●東京AFVの会の帰り、京急線の駅ホームで、横須賀美術館「運慶展 運慶と三浦一族の信仰」ポスターを見掛けた。

「ああ、今、こんなんやってるんだあ」と見ていて、「※11月3日無料観覧日」の文字に気付く。にゃんと! さすが文化の日!

●というわけで、翌日いそいそと出掛ける。そもそも「横須賀美術館」ってどこにあるんだっけ、と調べてみたら、観音崎のすぐ手前だった。以前観音崎を(初めて)訪ねた記事を読み返してみたら、そもそもその時も最初は横須賀美術館を目指して行った(けれど、結局入らなかった)のだった。

今回はJR横須賀駅からバスで。横須賀美術館は、海に面した緩い斜面上、観音崎の森を背景にしたガラス張りの建物。おされ。

「運慶展」は本館地下の展示。横須賀市芦名の浄楽寺蔵で、和田義盛夫妻の発願による運慶作阿弥陀三尊(阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩)、不動明王、毘沙門天の5体。それから運慶作ではないが、関連作品として、三浦市初声町・天養院蔵の薬師三尊像(運慶よりやや早い平安中期以降の作品)、横須賀市大矢部の清雲寺蔵の観音菩薩像(おそらく南宋より渡来のもの)。

「運慶展」と銘打っていながら、運慶仏は5体、周辺作品4体の計9体だけ!? と思ってしまいそう。実際に、運慶展の展示はそこそこ広い1フロアのうちの広めの展示室1つ(運慶仏5体)と、通路の窪みのような小展示スペース2つだけ。しかし、現時点でおおよそ運慶作と認められている作品は約30、うち真作と確定しているものは19体しかなく(貰ってきたパンフレットで知った)、5/19があると思えばなかなか贅沢。

ちなみに運慶は東国武士、それも鎌倉幕府要人との関係が深かったと言われるが、古都鎌倉の域内には、伝承等で運慶作とされるものは複数あるものの、真作やその可能性が高いものはなかったはず。私の好きな北鎌倉の円応寺の閻魔様も運慶作の伝承があるが、運慶没後の製作だそうな(加えて円応寺の仏像は、閻魔様よりも十王のほうが魅力がある)。

Img20240503180858 今回展示の運慶仏5体がある浄楽寺は、今年春に大楠山に登った帰りに寄って、寺の外観だけは見たことがある(5月3日撮影)。この5体は今回の展示会でなければお目に掛かれないわけではなく、浄楽寺でも年に2日(春・秋)の御開帳があり、またそれ以外でも予約制で拝観できる由。ぜひ拝みたい!という方はどうぞ(→浄楽寺HP)。

関連作品のうちの薬師三尊像を収めた天養院は、浄楽寺同様に和田義盛ゆかりの寺院で、薬師三尊像には和田合戦の折に義盛に代わって受けたとする刀傷だとして、縦に割れ目がある(結局、和田合戦において、義盛は鎌倉市内の和田塚あたりで討ち死にするわけだが)。

もう一体の南宋由来とされる清雲寺蔵の観音菩薩像は、立膝の珍しいポーズ。「遊戯坐(ゆげざ)」というらしい。リンクは、ホノルル美術館所蔵の同様のポーズのもの。北宋時代のものとか。

なお、この企画展は横須賀美術館のほか、県立金沢文庫、鎌倉国宝館の3館連携企画となっており、開催時期がおおよそ重なる形で、金沢文庫では「特別展 運慶 女人の作善と鎌倉幕府」、鎌倉国宝館では「特別展示 鎌倉の伝運慶仏」が開かれている。

●せっかく来たので、観音崎を散歩する。

前回訪問時は小雨模様で見晴らしも良くなかったが、今回はすっきり晴天。前回はすでに時間外で入れなかった灯台にもぜひ登ろうと行ってみたら、こちらも無料だった。

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下1枚目は灯台上から北側の眺め。中央やや左に、小さくランドマークタワーも写っている。左端の山上に建っているのは海上保安庁の(旧)東京湾海上交通センター。2018年にセンター機能は横浜に移転、現在は無人の観音崎レーダー施設となっているらしい。2枚目は、その施設を足元から見上げて撮ったもの。3枚目は南側。小さな入り江向こう側の突端に、前回も写真を載せた、戦間期に作られた聴測所(対潜水艦の固定式ソナー施設)跡がある。

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下写真は富津岬と横須賀の間に、東京湾要塞の一部として明治期に作られた第一海堡と第二海堡(現実の配置に合わせて、右写真が第一、左写真が第二)。第二海堡は、上に掲示した「灯台上から北側写真」の右端近くにも写っている。富津側の第一海堡は現在立入禁止、第二海堡は整備されツアーも組まれていて、その違いを示すように、写真で見ても第二海堡のほうがシルエットが整っている。

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灯台で無料のペーパークラフトを貰った。初代と当代(三代目)の2種。ともにスケールは1:100。どうやら「あなたが選ぶ『日本の灯台50選』」というシリーズらしく、公益社団法人「燈光会」というところのサイトで、全種ダウンロードできるようだ。

「50選」と銘打っていつつも、サイトをよく見ると、キット番号は250番まである。この観音崎の灯台も、キット番号は「No.22」と「No.22-2」と枝番になっているし、リストには「番外」(海上交通センターの建物とか灯台見回船とか)もあるから、キット種類の総数はもっと多いかも。観音崎のキットは両方とも白一色だが、中には着色のもの(赤白の縞模様とか)もある。

燈光会サイトにある「作り方」によれば、OA用紙などに印刷して厚紙に張り付けて……といった工程が指示されているが、当然、最初から厚手の紙に印刷したほうが話が早い。観音崎灯台で貰ってきたものも、最初から厚手の紙に印刷されていて有り難い。

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前回見そびれた場所含め、砲台を三カ所見学。

▼まずは前回見なかった北門第二砲台。上に写真を上げた(旧)東京湾海上交通センターから、階段状に3つの砲座が並んでいる。本来は6つあったらしいが、第4~6砲座の上に東京湾海上交通センターが建っているらしい(ただし、現地の説明板には、『現在は4砲座と弾薬庫が残っています」とある)。北門第一砲台等に比べると、草むしていかにも廃墟感がある。

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1枚目:センターから緩い坂を上って最初の第三砲座。

2枚目:第三砲座と第二砲座間の横墻にある弾薬庫。ガイドを頼むとこの中にも入れるようだ(この写真を撮るちょっと前に、団体さんが出てきた)。

3枚目:第二砲座。

4枚目:第二砲座・第一砲座間の横墻にある弾薬庫。こちらはコンクリートで入口が塞がれている。

5枚目:最も高いところにある第一砲座。

6枚目:第一砲座手前に置かれた説明板。

7枚目:各砲座背後を登ってきた坂道の突き当りにある隧道。こちら側の入り口が坂の頂点で、隧道内は(こちらから見て)下り坂。私は観音崎園地から、つづら折りの坂を上って、言わば裏側から来たが、本来はこちらが砲台入口らしい。現在は柵が作られて立入禁止だが、サイト「東京湾要塞」によれば、内部にも弾薬庫等あるようだ。

前回も見た、灯台間近の北門第一砲台。

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前回も書いたように、半円形の砲座が2連になっていて、間にレンガ積みの小隧道。地下に弾薬庫があって、そこからこの小隧道内に揚弾されてくる仕組みらしい。本来は、このレンガ積みの道路に面した側に下り階段があって弾薬庫にアクセスできる構造だったらしく、3枚目の拡大写真にあるように、正面下に入り口跡の一部らしい塗り込めたアーチ頂部が確認できる。

1枚目の写真の左端に写っているが、左側砲座から灯台側(写真手前側)にも弾薬庫または兵員待機所のような入り口を塞いだ跡がある。

▼前回行かなかった北門第三砲台。

砲台アクセス用に作られたらしいレンガ積みのトンネルを抜けると、すぐ左手に弾薬庫または待機所跡らしい塗り込めた二連の洞口。突き当りに納座がある。

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砲座は第一、第二とはずいぶん異なる形状で、半円形ではなく前方左右角の丸い長方形? ここに、砲(二十八珊榴弾砲)が2門ずつ置かれていたらしい。最後の写真は、砲座の左側にあるレンガ積みの揚弾井。第一砲台のようにトンネル状ではなく、横墻正面に口を開いている。

本来はこの横墻を隔ててさらに左に2連の砲座がもう一つあったらしいのだが、現在は見晴らし台(への通路?)の整備で消失している。

▼岬を越えて、自然博物館のちょっと先、たたら浜に降りる。

美術館で貰った「美術館から出発!! 観音崎公園お楽しみマップ」には「第2次世界大戦時のトーチカ」なるものが、たたら浜駐車場の脇にあると図示されている。

パッと見渡しても判らず、駐車場のおじさんに聞いてみると、「たぶんそのへんにあったんだけれど、もう撤去されてしまったのではないか」という、なんとも頼りない返事。「なくなっちゃったのか……」と少々落胆しつつ、浦賀方面に歩きだしたら、駐車場の端の端に現存していた。

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1枚目は海方向に向けた正面(道路/海岸線に向けてはやや斜め)。正面中央に開口部。2枚目は正面角の、表面がはがれた部分。3,4枚目は側方・後方に回っての写真。

さて、このコンクリートの構造物。GoogleMapsにも、「機関銃陣地跡」としてタグ付けされているのだが、サイト「東京湾要塞」では、「実験のための観測・監的所」ではないかと推測している。根拠は前後に鉄格子がはまっていること、正面開口部が単純に外側に向けて斜めに広がっていて(これでは跳弾が中央に集まってしまう)階段状になっていないこと、など。

言われてみれば、鉄格子はずいぶんがっちりはまっていて、後付けでないようにも見えた。また、写真では草藪に隠れてしまってよく見えないが、GoogleMapsには藪に覆われていない状態の正面写真も1枚載っていて、それを見ると、正面開口部が銃眼というには広すぎる。鉄格子が無ければ、大人がそのまま潜り込めそうなくらい広い。

なお、頂部に突き出た部分は通風孔のようにも見えるが、どうもどの面にも開口部がないようで、機能は謎。

▼その後、浦賀駅まで歩いて帰宅。

●週が明けて5日火曜日にも、法務局に用事があって横須賀へ(逗子市、葉山町は管轄が横浜地方法務局横須賀支局)。どうも最近横須賀づいている。

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写真1枚目は観音崎に行った土曜日に撮った「もがみ」型。先月に撮った時は桟橋の向こう側だったが、より姿がはっきりわかる。晴天下だと、なぜか船腹ではっきりと色が2トーンに分かれている。2枚目も同じ「もがみ」型で、火曜日に撮ったもの。船腹中央の大型ハッチを開いている。

3枚目は潜水艦桟橋で、今回は、前回よりも新型のシッポがX字のタイプ。「そうりゅう」型なのか、さらに新しい「たいげい」型なのかは、素人の私には判別不能。

Img20241026193726 ●まるで別話題。

鎌倉の小町小路(元の名前は小町大路、鎌倉の中心を南北に通る若宮大路の東側に並行する通りで、土産物屋通りで有名な新しい「小町通り」とは若宮大路を挟んで反対側にある)、蛭子神社の斜め向かいにあるセブンイレブンは、独自仕入れで、なぜか「インド菓子」を売っている。物珍しくてついつい買ってしまう。たまに「うわ。これハズレだ」と思うものもあるが、結構イケルものもある。

ビスケット/クッキー類はごく普通に美味い(たまにちょっと甘過ぎるのがある)。左下の空袋の「ムルック(Murukku)」は個人的にはハズレ。スパイシーなだけで味が何か足りない感じ。

右下の「ナブラタン・ミックス(Navratan Mix)」と左上の「オール・イン・ワン(All In One)」はそこそこ当たりな感じ。シリアル+ナッツ等々、細かいアレコレをスパイスで味着けたもの。オール・イン・ワンのほうが甘みと辛さが強かったように記憶。

上中央は食べかけで止めてあるので見づらいが、「ゴル・カチャウリ(Gol Kachauri)」。4センチほどの一口で食べるにはちょっと大きめの揚げボールの中に、甘辛い具がぎっしり詰まっている。これは味はかなり美味しいと感じたのだが、同じ会社(ハルディラム/Haldiram's)のミニサモサとか、上のムルック同様、ちょっと「揚げた油が回っちゃってる」感がマイナス点。

●さらに別話題。

ここ数か月のうち、道端でオレンジ色のハムシを見掛け、「ああ。ありきたりなウリハムシか」と思ったのだが、それにしては、クズの葉にいる(しかもクズの葉を食べているっぽい)のがおかしい。

ちょっと気になって調べてみたら、本当にごく最近、2016年に東京都目黒区で初確認されたらしい外来昆虫(中国原産)、クズクビボソハムシと判明。判って気にして見てみると、結構あっちにもこっちにも、大繁殖してクズの葉を食い荒らしている(写真は先月撮ったもので、さすがにここ最近、肌寒くなってからは見なくなった気がする)。

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クズはそのへんにいくらでも生えているので、適当に食えばよさそうなものだが、どうもこの虫、集団でまとまって食害する習性があるらしく、ほぼ無傷な葉がある隣で、ほとんど葉脈だけになった葉の上に何十匹も固まっている。……なので、「虫がたくさん」が苦手な人は卒倒しそう。

そもそも食草が、繁茂力が強く増え過ぎてしまって問題視されているクズなので、いくらでも食ってくれてOKな気もするが、とはいえ、「それはそれで問題が」となる可能性も結構ありそうな気がする。

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ポーランドのペーパークラフト

●ポーランドは(どういう理由でか)ペーパークラフトが盛んで、ミリタリー物も含めて多種のペーパークラフトのキットが出版されている。

有名どころではGPMというメーカー(出版社?)があって、ここは大戦物のポーランド軍車両なども多く出している。私もタトラT18装甲トロッコと、装甲列車編成に含まれるルノーFT搭載貨車を持っている。……が、もったいなくてハサミは入れていない。

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ちなみにGPMの陸物は、基本1:25。プラモデル畑の人間から見ると半端なスケールだが、これはやはり、紙のパーツを切ったり折ったりするにあたっては、ある程度の大きさがあったほうがやりやすいから、という理由もありそう。

●と、今回紹介したいメインは上ではなく。

先日、ネット上でふらふらしていて、ポーランドのペーパークラフト・マニアが自作のペーパークラフトのキットを無償公開しているサイトに行きついた。

Exclusive Models」というサイトで、現在は17作品が公開されている。

ラインナップは大戦中の陸物のみ。ティーガーなどの"有名どころ"も混じっているが、割合的には自国ポーランド物が半数近くを占めている。とりあえず現時点でのラインナップを(新しい順に)並べてみる。最初の作品の公開日は2007年2月、最新は2021年5月。

#017 TK-S(機銃型)
#016 PZInż. 303
#015 ACV ドチェスター
#014 4TP
#013 ウルススA型トラック
#012 PzKpfw VI Ausf.H1 ティーガーI型
#011 SU-85
#010 ウィリス・ジープ
#009 wz.34装甲車
#008 PZInż. 222
#007 SU-122
#006 クロムウェルMk. VI
#005 Sd.Kfz.251/1 Ausf.C
#004 駆逐戦車 IV/70
#003 ポルスキ・フィアット 614
#002 SdKfz 173 ヤクトパンター
#001 7TP

ペーパークラフトの市販のキットには、上のGPMのもののように、塗装やマーキングも再現された状態でパーツが展開されているものが多いが、「Exclusive Models」のキットは、すべて白地図ならぬ「白キット」。

珍しいのは、(最新のTKSを除いて)1:72というペーパークラフトでは珍しいミニスケールであることと、しかも小さいくせに、妙に部品構成が細かく複雑で凝っていること。

初期の作品はまだまだ「いかにもペーパークラフト」な形状の簡略化が目立っていたが、最近のものになるにつれてだんだんと複雑化。

そもそもペーパークラフトというのは、基本的に紙を折ったり曲げたりで立体を出していくのが普通だが(貼り合わせることで厚み/強度を出すことはある)、この「Exclusive Models」の場合は、一部パーツに厚みの指定があったり(1mm厚とか0.5mm厚とか)、さらには単純に厚みだけではなく、端部分をなだらかに丸くするとか、断面形をしているものもある。どうやら、厚みのある紙素材を押しつぶしてそういう断面形に仕上げろということらしい。

そのあたり、ずいぶん通常のペーパークラフトの「作法」と違っていて独自性が高いが、最新の数作を除いては、説明がポーランド語のみ。しかも組立手順は(割と古いペーパークラフトで見られる)平面図にパーツ番号が指示されているだけのものだったりするので、作り方の細かい部分がどうもはっきりしない。

また、(それぞれ太さが指定されている)金属線で作るよう指示されているパーツも結構ある(金属線等の使用はGPMのキットなどでも見られるが、それよりだいぶ割合が多い気がする)。

うーん。なんだか試行錯誤を重ねないと、この“メーカー”のペーパークラフトは、私には組み立てきれない気がする。

●下写真は、最新キットであるTKS(機銃装備型)。これだけはスケールがアップして1:48。なお、我が家のプリンタのカラーインクが切れかけていたので、多色刷りページの印刷がちょっと汚い(キットそのものは、上記のようにモノクロなので関係ない)。

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もちろん、実車がミニサイズのタンケッテなので、48とはいっても大戦後半の戦車の72クラスの大きさしかないが、「Exclusive Models」にとってはこれまでにない大スケール(?)ということもあって、一層気合が入っている。

キットはPDFでA4版7ページあるが、パーツそれ自体は1ページ+1/3程度。もっともそれは車輛(=パーツ)が小さいせいで、パーツの細密度はかなり高い。

だいたい、このスケールのペーパークラフトなら、履帯は1枚のベルト式か、せいぜい裏表張り合わせになりそうなものだが、このキットでは裏側は折りを入れて複列のガイドホーンを表現、さらに表側は細かい接地リブ部分を一つ一つ貼っていけ(!)という、なかなか病的な指示が。ちなみに、上右写真の右下あたり、黒く四角く写っているのが接地リブパーツ。一つのパーツの大きさは、0.3mm×3mm程度。うげー。

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7ページもあるくせにパーツが1+1/3ページなのは、同社(?)で初めて、組立説明がステップ・バイ・ステップ形式で図示されているため。これに約3ページが費やされている。

なお、上のシリーズ概略で「一部パーツに厚みの指定があったり(1mm厚とか0.5mm厚とか)」と書いたように、このキットでも車体の内部構造材は1mm厚、フェンダーは0.5m厚などの指定がある。その他の基本パーツの厚みはどうなのよ?というのが疑問だったのだが、よくよく印刷結果を眺めまわしていたら、ページの隅に書かれていた(右写真)。

重さ指定なので紙質によっても若干違いが出てきそうだが、おおよそ、0.09~0.1mm程度。通常ペーパークラフトの印刷で推奨される厚紙よりは薄手だが、普通のOA用紙よりは厚手……な感じ?

そもそも0.5mmとか1mmとかの指定のパーツはどうしたらいいんだろう? 厚紙を貼り合わせる?

まあ、そんなこんなで、「フリーのペーパークラフト!? いいね! すぐ作ろう!!」という感じにはならない。……でも、いつか作ってみたい気はする。

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んなぁー

20180924_013220 ●メイドインアビス。

昨年、アニメが放映されたときは、第一話の最初のほうだけ見てやめていたのだが、最近になって娘から薦められて原作本(現在7巻まで)を借りて読んで大ハマり。

絵はのほほんと可愛い系なのに、話は重くて残酷なのは「まどマギ」あたりとも少し通じるものがあるかも(舞台設定等は全然違うが)。

偶然、ネット上で、ファンの方が作った登場人物のペーパークラフト型紙試作品を見つけたので、作ってみた。ペーパークラフトを作るのはだいぶ久しぶり。

当然のことながら、ペーパークラフトは単純な多面体を作り上げるのは易しいが、複雑な曲面を組み上げるのは難しく、特にこの「ナナチ」は、久しぶりであること、ちゃんとした組立説明図がないこと(ただし組立ステップ写真はあった)もあって、特にズボン部分で苦労した。

足の接地面積は大きくないが、組み上がるとちゃんと自立するのは素敵。

んなぁー(ナナチの口癖)。

●ほとんど青天の霹靂なのだが、四谷仙波堂が閉店するという。FBで聞いて驚いてサイトを覗いてみたら、確かに今月末で閉店するとあり、閉店セール実施中である由。

何しろ最近では月に何度都内に出るかも怪しいくらいだし、四谷自体、普段行き来する道筋ではないのでとても常連客とは言えないのだが、それでも時々は、「あ、やっぱりここに来た甲斐があった」という買い物ができて有り難いと思っていた店なのだったので、無くなるのは惜しい。

18日火曜日、神保町の事務所に行ったついでにセールに寄る。昼過ぎに行ったときはまだ準備中で、夕方開店とのことだったので、仕事終わりにもう一度行く。あいにく日が暮れて土砂降りの雨になってしまい、四ツ谷駅から仙波堂までがえらく往生した。店で久しぶりにむーさんと遭遇。

どちらかといえば今更キットの在庫を増やすよりはアフターパーツを買い込みたい、くらいに思っていたのだが、(少なくとも私が行った時には)キットの在庫処分オンリー。それでも安かったのでつい35キットを3つも買い込んでしまった。セールはいちいち包装できないのでバッグ等持参のことと案内があったのに(もともと大きなものを買う予定がなかったこともあって)用意がなく、普通サイズの35キットの箱を3つも脇に抱えて帰ることになってしまったが、途中、東京駅で寄った本屋で、親切なレジのおねーさんが「大変ですよね。紙袋差し上げます」と、大きな手提げ紙袋を2つもくれた。助かった……。

先日、「初ぎんなん拾い」のことを書いたが、その後も2度ほど、継ぎ足すように拾っている。新鮮なぎんなんは、炒って食べるとえぐみも苦味もなく、ほんのり甘くて美味い。

そして去年あたりから試してみたいと思っていたカヤの実も、ついに味見。

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しばらく前に多少採ってきたのだが、単純にそのまま炒って試してみたものは、「食えないわけじゃないが食い物と言えるか怪しい」レベル。その後、重曹を使って1週間ほどあく抜きし、さらにしばらく乾燥させて、今日(24日)試しに数個だけ炒ってみたら、素朴な香ばしさが妙に美味かった。右写真、右下が殻を剥いて炒ってみたもの。渋皮部分は身に貼り付いていて剥きにくく、焦げた部分がカリカリ爪で多少剥がせるくらい。見てくれは悪いが、この状態で食べても渋皮部分が特に味や食感に悪影響を与えている感じもしない。

もっとも、ネット上で見ると、カヤの実の評価自体が「美味い」から「まずい」まで一定せず、この渋皮部分がえぐみや渋みになっているといった意見もある。処理方法でかなり味に差が出てしまうのか、そもそも樹によって味に振れ幅があるのか、どうもよくわからない。が、とりあえず今回味見したものは美味かったので良しとしたい。

夏の終わり、FBで知り合った市内の知人に場所を教えて貰って拾ってきたヒメクルミ。しばらくそのままとってあったのだが、数日前、ネットで調べたレシピを参考に(とはいってもかなり適当な再現で)くるみ味噌に仕立ててみた。

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今日(24日)、あまった飯で(かみさんの指導で)簡単五平餅を作ってみる。飯粒を潰して小判型に仕上げるのが、ちびが妙に上手い。くるみ味噌を塗った完成品はそこそこ好評。

まあ、五平餅でなくて、普通に温かいご飯に載せて食べても十分美味いんだけれど。

20180925_195105 ●食べたあとのぎんなんの殻を綺麗に元の形に継ぎ合わせて、我が家のチビ(小学3年生)が自分で工夫して小さなネコの人形を作って見せてくれた。

手(というか前足)部分は、別のぎんなんの殻を細かく砕いたものを貼り付けたそうだ。

なんだか普通に民芸品として田舎のお土産屋で売っていそうだ。

小学3年生、侮れねえ。

●赤板先行氏から久々のお誘いがあり、23日土曜日、例によってでんでん氏も交えて川崎で酒を飲む。

そういえば、今度川崎で酒を飲む時には石黒氏も誘おうと思っていたのだが、飲み会のお誘いが割と急だったこともあって(その数日間に京都に出張に行っているときにいきなり電話が来た)失念してしまった。いしぐりん済まん。

飲んでいる最中に、赤板氏が何を思ったか急に、京都のはるとまん氏に電話。ものすごく久しぶりにはるとまん氏と肉声で話をした(もしかしたら10年以上ぶりかも)。

もうちょっと経費が潤沢で、出張に前泊か後泊を付けられれば、京都出張で会うこともできたのになあ……。

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桜田さんちリターンズ(4)

●激しく雪(14日午後10時20分現在)。かみさんが、明日仕事なのに長靴がなくて出掛けられない、と騒いでいる。

雪国の人にしてみれば「なんだそりゃ」な話だろうけれど、このあたりでは5センチも降れば生活に様々な障害が出てくる。

●激しく仕事に窮し中。と書くと、仕事が捗らないとか一気にいろいろ重なっちゃったとかのようだが、そうではなく、仕事自体が途切れて、いい歳こいてニートかオレは状態。誰かものを書くとか調べるとかの仕事を下さい。

P1020196 ●週末、サグラダ・ファミリアのペーパークラフト(キヤノン・クリエイティブパークよりDL、T.Ichiyama氏設計)、ようやく完成。本物に負けなくてよかった。

まともなデジカメでもあれば各方向から撮ってもよいのだけれど、調子の悪い携帯のカメラじゃあ、まあこんなもの。

何しろ作り始めてしばらくで息切れし、1年半近く放置してあったので、製作にかかった正味の時間もあやふや。難易度も「それなりに高め?」くらいのことしか言えない。役立たねえなあ。

ただ部品数の多さもさることながら、長辺で25cmもない大きさの中にこれだけぎっしり詰まっているので、細かい折りが多くて面倒なのは確か。それでも前半は工程が多くて面倒、くらいで済むが、各ファサードはちょっとアクロバティックな展開になっているパーツもある。

またプラモデルに馴染んでいるモデラーからすると、プラモデルのようにパーツ接合面を削って寸法を合わせられないのは、ペーパーモデルの製作時に若干ストレスを感じる部分。特にこのキットの場合、時折おそらく紙の厚み分合わないとか、ブロックごとに組んでから合わせる時に多少のズレが出るとか、何とかこちらで工夫して辻褄を合わせない部分も多少出てきた。

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桜田さんちリターンズ(3)

●「イベリコ豚」を「イベリ子豚」だと思っている人は「ガルバンゾ豆」を「がんばるぞ豆」だと思っている人よりも多そうだ。

●先日苦労して仕上げた仕事に怒涛の修正依頼が来てげしょげしょ。

P1020188 ●「桜田さんち」は、正面のファサードと使徒の塔4本がほぼ組み上がる。

昔作った西村書店刊の書籍版ペーパークラフトのサグラダ・ファミリアはかなり迫力のある大きさだったが、現在作っているキヤノン・クリエイティブパーク版は、ご覧のように比較的手頃な大きさ。

とにかくにょきにょき立つ塔で有名なサグラダ・ファミリアだが、現時点で立っているのは使徒の塔だけなので、形状的に馴染みのある使徒の塔を組むと格段に「サグラダ・ファミリアを組んでるんだ感」が増す。

もっとも、現在の本物のサグラダ・ファミリアでは両横のファサード上の使徒の塔4本ずつ、計8本が立っているだけで、ここに写っている正面は、根元のファサードが出来ているだけらしい。ちなみに、キットではこのファサードだけで妙に部品が混み入っていて肩が凝る。

ところで、(実物の)サグラダ・ファミリアに関して、完成まであと100年とか200年とか300年とか、要するに「結局完成なんてしないんじゃないの?」的数字が上げられることが多いが、最近、工事が捗っているとかで、公式発表で2026年に完成というふうに予定が繰り上がっているのだそうだ。本当カヨー。

今あれを作っている人も、見ている人も、誰も完成までは見ることが出来ない、しかし連綿と仕事を受け継ぎ作り続けている……というのがドラマであり売りでもあり、むしろ私としては「アレは完成しちゃいけないんだ、作り続けてるところに意義があるんだ」と思っていたのだが、うまくすれば(あるいは下手すれば?)私も完成を見てしまえるわけだ。

まあぶっちゃけ、大林組とか鹿島建設とかに発注したら再来年くらいには出来てしまうのかもしれないけれど、もちろんそれでは何の有り難味もない。

●いや、本当はプラモデル作りたいんですけども。

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桜田さんちリターンズ(2)

P1020182b ●ここ2、3日の成果。

なんとなく、つくしとふきのとうの集団のような。

ちなみに、組立説明書で言うと、全24ページのうち、現在14ページ目に入ったところ。以前に組み立てた主塔部分が崩壊を始める前に完成させねば。

製作を始めた頃(つまり約1年半前)にも書いたが、このペーパークラフト(だけでなく他にもいろいろ)はキヤノン・クリエイティブパークで無料でダウンロードできるので、面白いかも、と思った方はぜひどうぞ。

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桜田さんちリターンズ

P1020181b ●ネイルアートの学校に通っている娘が、練習用の壊れた模擬手首の修理の相談に来て、そのまま古いヤツを私の部屋のゴミ箱に捨てて行った。

横を見るとゴミ箱から手首が出てて怖いんだよ! こんなとこに捨てて行くなよ!

●今放映中のアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」についてのwikipediaの記述。

「頭身が低めのかわいらしいキャラクターではなく、頭身が高めでシリアスな顔が特徴」

ええ?

P1020178b ●1年半近く前に途中まで組んで放り出してあったペーパークラフトのサグラダ・ファミリアのパーツが発見されたので、久しぶりに作業をしてみる。

約2年前、仕事がらみで短期間にペーパークラフトを大量に(10作以上)作って、おかげでペーパークラフトを作る勘所みたいなものがある程度身に付いていたと思うのだが、さすがに1年以上ブランクが開くと、切るにも貼るにもぎくしゃく。

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桜田さんち(5)

200908310200000b キヤノン「クリエイティブ・パーク」のサグラダ・ファミリア、とりあえず主塔ブロック完成。

作っている最中にも思うが、いかにも「つくし」っぽい。

これから先、同じくらい手のかかりそうな使途の塔4本ずつのファサード3つ、その他諸々あるので、完成はまだ遠い……。

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桜田さんち(4)

200908232231000b  2ヶ月ぶりに、キヤノン・クリエイティブパークのペーパークラフト、サグラダ・ファミリアの工作。主塔「イエス・キリストの塔」の主要部分を作り、「聖母マリアの塔」と合わせる。

 「イエス・キリストの塔」の胴部は、トゲを表現するために縦割りの短冊状のパーツを12枚貼りあわせる設計で、なかなかピタリと合わせられず往生。

 イエス・キリストの塔を囲む4本の小塔はたぶん「四福音書の塔」。なんとなく外向きにおめでたく末広がりになっているのは写真の撮り方のせい――と言い訳をしたいところだが、これは私のいい加減な工作のせい。頂部を付ける段階で多少とも誤魔化したいところ。

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桜田さんち(3)

200906202349000b久しぶりにサグラダ・ファミリアの工作を進める。

以前作った出版物のサグラダ・ファミリア(西村書店刊)よりもだいぶ小さいのだが、「部品分割」は同等か、むしろ細かいくらいなので、切り抜きだけでかなり往生する。

とにかく、これで「聖母マリアの塔」は完成したが、現在はまだ実物のサグラダ・ファミリアには存在しない、言わば“本堂裏手”の部分の工作。お馴染みの、4本ずつセットの使徒の塔まで辿りつくのはだいぶ先になりそう。

左手に見える卒塔婆のようなものは、主塔(「イエス・キリストの塔」)の胴部。これもなかなか工作はしんどそう。

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