東京AFVの会2015
●Dellに注文したパソコンが届いたのでセッティングをする。
なにしろ、windows XPから一足飛びに10への移行なので、違うことが多すぎて戸惑うことが多い。
そもそも、パソコンが届いた段階で「え?」と思ったのが、これまでパソコンを買うと、ハードウェアからOS、標準搭載のソフトウェア等々、あれこれマニュアル類がテンコ盛りでついてきていたのが、ほとんどその手のものが入っていない。いくつかぺらっとした注意書き程度のものがあったくらい。
とりあえず、入出力機器を繋いで電源を入れると初期設定のアレコレの手順が始まったのだが、一応(たぶん)、すべて必要な設定が終わり、「お待ちください」(とかなんとか)になった後に、ディスプレイがさまざまな色で目まぐるしく点滅し始めた。
え? なにこれ? ドッキリ?(←そんなわけあるか)
いきなりの初期トラブルで返品決定? とはいえ、サポートに電話しようにもネットにもつながっていないので連絡先もわからん!
結局、とりあえず強制終了してしまって、もう一度電源を入れ直したら、何事もなかったように、初期設定が終わった状態でシステムが立ち上がった。トラブルの原因は不明。なんだかこの先不安。
●いろいろ常用ソフトを入れて行こうという段になって、これまで使っていたソフトのかなりのものがwindows10に対応していないことがわかって、さらにあたふた。
とにかく「外界との連絡手段」は確立していないといけないわけだが……あれ? IEどこ? Microsoft Edge? ナニソレ? まあいいや。とにかくfirefoxは入れておこう。
メールソフトは「電信八号」を使っていたのだが、どうやら10には対応していない様子。ところが、もともと入っているメーラーにアカウント設定を行おうとしたら、設定の項目があれこれ違っていて、電信八号時代の設定画面の控えを見てもうまくいかない。うがー。どうすんだコレ。
などなど苦闘する一方で、ダメモトで電信八号をインストールしたら普通に動いた。よかった。画像ローダーのsusieがまったく動かないのが判明したのはちょっと痛い。
●というわけで、この投稿が「かばぶ」における新マシンでの初記事なのだが、これまた、ひと悶着あった。
記事の投稿は、投稿画面の本文入力欄に普通に書き込めば、リッチテキストモードでほぼそのまま本記事の画面に反映される。この際、文章入力画面で改行を行うと、見た目上、1行分スペースが開くのがデフォ(HTML上は<p></p>のタグが使われている)なのだが、以前の環境だと、それがIE上でしかうまくいかず、firefoxだとなんだかおかしな具合になっていた。
ところが、今回投稿しようとすると、当初はwindows EdgeやIEではスペース空きの改行にならず、逆にfirefoxだと正常に動いた(しかしその後、Edgeでやり直したら正常稼働した)。なぜんだかよくわから~ん。
●12月20日日曜日、下北沢にて東京AFVの会。
今年の課題は「WW1」で、以前から、ロールス・ロイス装甲車を完成させて持って行こうという心積もりもあったのだが、パソコン新調だの何だので結局間に合わなかった(いやまあ、そんなことの前に完成させておけよって話なのだが)。
ほぼ工作終了状態で放り出してあったキットを掘り出してきて、未工作だった燃料タンク周囲の防弾板を工作。実のところ、第一次大戦型における防弾板の形状はいまいちよくわからず、どうも取り付けられていない車両もあるような。
というわけで、割といい加減な工作なのだが、そんな姿勢が精度にも表れてしまって、実はちょっと歪んでいる。荷台を付けると判らなくなってしまう程度なのでそのまま。
さて、それでは塗装をしようかと、洗濯までしたが、ここで問題に直面。
一応、工作中はバルカン戦線で使われたという、以下の2枚の写真に近い感じに仕上げようと思っていたのだが、色について思い悩み始めてしまった。
そもそも、この写真はおそらくモノクロ写真に後から着色した可能性が高いと思うので、結局のところ、「どうやら2色迷彩が施されていたらしい」くらいしかわからない。最初は装甲車両らしく、グリーン地にブラウンの縞だろうとボンヤリ思っていたのだが、よくよく考えると、海軍車両なのでグレー地ということもありそうだ。
そんなこんな、思い悩んで結局塗装に入れず。下地はグリーンかグレーか、皆様のご意見募集。なお、諦めてサンディブラウンに塗って南西アフリカ戦線の車両にしてしまう方向性も検討中。
ちなみに東京AFVの会のWW1課題作コーナーには、非常にきっちり作って美しく塗装された、同じローデンのこのタイプの完成品が展示されていた。うっ。こんなに綺麗に仕上げられない! 持って行かなくてよかったかも!
なお、ロールス・ロイスをほぼ諦めた後、急ぎ、MBの1:72のオースチン装甲車Mk.IIIを組み始めるという暴挙に出たが、当然ながらこれも「お手付きした」程度。
●静岡ホビーショーは長らくご無沙汰だが、東京AFVの会には2年続けて出席。無事会場で“ハラT”青木氏と落ち合う。
昨年に続いて、SUMICON参加者のケン太さんと会って、氏のエイブラムスをじっくり見せていただく。ほか、SUMICON関係では1-colorさん、戦車大好きさん、よっしーさん、Tom Lawgunさんらと会う。SUMICON関係以外では、コウ中村さんやむーさん、非常にお久しぶりの元MGSの中尾さん。また、facebookでお付き合いのあるCanioさんがゲストで来ていてご挨拶。
まるで写真を真面目に撮っていないのだが、一応、お知り合いの作品等。
1枚目から。
- ケン太さんのエイブラムス。ものすごく細かくいじってあるのに、どこをいじったのかわからないのがすごくもあり、もったいなくもあり。
- 1-colorさんの18ポンド砲。ミュージアム仕上げが美しい。
- 戦車大好きさんのT-80。ソ連戦車ってこのアングルだとものすごく強そう。
- zhukovさんのカナディアン・ファイアフライIC。
- コウ中村さんの72、ベッドフォードMWD。
- もう1枚、1-colorさんのタミヤ・パンターDのキューポラ。週末模型親父さんのBBSで指摘された部分など直した上で出品とのこと。頭が下がります。
ちなみに、つぁぎ青木氏はレーニン立像を出品。昔懐かしいバーリンデン・プロダクツ製とのこと。「気泡とか結構あったんじゃないの?」と聞いたら、ほとんどなかったとの答だったが、実はキットはもともと「戦火にさらされたレーニン立像」であって、表面は弾痕だらけにモールドしてあったのを埋めて「人間のレーニン」に先祖返り(?)させたのだそうだ。……気泡どころじゃないぢゃん。
ほかあれこれ。
▼昼食はケン太氏、1-color氏、青木氏と4人で。時間もなかったので近所のファーストキッチンで軽く。来年も来るなら、若手ホープの1-color氏に不良在庫を押し付けよう!という、よからぬ計画を立ち上げる。
▼会場で久しぶりにGUMKAの高田さんにお会いした。GUMKAの新製品、T-34-85 1943年型の話になって、「まだ買ってないんですが、なくならないうちに必ず買います」と調子のいいことを言ったのだが、あとから青木氏に「そんなこと言わずに今買え!と高田さんは思ったに違いない」と鋭く指摘される。仕方ないぢゃん! 金欠だし!
▼そのグムカの1943年型は、ベースキットとしてアカデミーの112工場製が指定されていて、T-34者であればその選択には異論はないものと思うが、アカデミーのキットにもあれこれ問題はあり、その点を青木氏からちょこちょこ話を聞く。エンジンデッキ、ラジエーターグリル後部の形状の違い、などなど。なお、この点に関しては、高田さんの「やっぱり東側な品々」にも解説があるので、作る予定の人は参照して吉なり。
なお、112工場生産車は、だいぶ遅くまで古い形質の起動輪を使っているのだが、それに関しては「抜かりなく、ドラゴンのパーツのリムの溝を埋めて作ってます」とドヤ顔された。加えて、青木氏は「ディッシュタイプで、ゴムリムに穴だけあって溝のないのが欲しい」由。穴を開けるのと溝を埋めるのとどっちが楽か聞かれたが、溝を埋めるほうが楽だと思うなあ。
▼ドラゴンのIS-2は、オレンジボックスになって「シャコタン問題(シャーシの高さ不足)」は一部解決。車体後部がかさ上げ改修されているのだが、前部は直していないので(なぜ?)手を入れる必要がある由。しかし、履帯もマジックトラックに変わっていたりするので入手するメリット大。
砲塔後面がとがりすぎていて傾斜がきついなどなどあるものの、総合的に見てタミヤ、ズベズダなどより良い部分が多く、青木氏曰く(いつもの言い方だが)、
「もしも今この瞬間強盗が入って来て、鉄砲を突き付けられて(それなりに出来の良い)35分の1のスターリンを作れ、と言われたら、当然(ベースキットとして)ドラゴンを選ぶでしょうな」
だそうだ。そこまで切羽詰まった状況なら、楽にタミヤをストレートで作れよ……。
▼しばらく前にネット上で見つけた写真なのだが、大戦中のチェコ部隊のT-34で、ナット砲塔の最初期に生産されたはずのいわゆる「ラミネート」タイプの砲塔なのにキューポラ付き、という妙な車両があった。写真はたとえばコレとかコレ。
他にも一連の写真があるので、興味のある方は元ページを。
青木氏曰く、古い砲塔を再生してキューポラ付きにしたのでは?とのこと。あるいはこのタイプも、より一般的なハードエッジやソフトエッジが登場した後も細々と作り続けられていた、ということもあり得るのかもしれない(単純に鋳型の問題だし)。
ちなみに2枚目の写真の「リディツェ」と書かれた車両だが、砲塔周囲にリブが付いている点では112工場製車体だが、燃料タンクの搭載法が112式ではない、という青木氏の指摘あり。
●閉会後、青木氏とともに下北沢のサニー、さらに四谷仙波堂に寄る。四谷仙波堂でマスタークラブのポーランド型尖頭ボルト、0.5mm径を買う。TKシリーズに使うには、厳密にはちょっと大きいかもしれない。
その後、九段下の「おかってや」に移動して飲み食い。御徒町で宿を取っている青木氏と東京駅で別れて帰宅。
●T.Wongさんから、またまたCAMsの新製品の予定についてメールが来て、ビッカース6t戦車のポーランド型も発売されるそうだ。楽しみだー。
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