いきもの

イヌビワ

●数日前(24日)、チャーリー・ワッツが亡くなったそうだ。……というのを今日(27日)になって知った。

ご冥福を祈りたい。

●そしてそれよりもう少し前。奄美大島在住の(母方の)叔母が亡くなった。

もともと奄美大島は父母の郷里ではあっても私は東京生まれの川崎育ちということもあって、親しい親戚がいなくなるたびに、どんどん奄美大島が遠くなる。まだ幾人か、知り合いがいる間に一度行っておきたいなあ。

ちなみに父母の生まれた集落は、奄美大島の中でもさらに外れで、歩いていて誰か村人とすれ違うと(普段、知り合い以外と会うことがないので)、すれ違った後ろのほうで「たるきゃ? たるきゃ?」(誰だろう? 誰だろう?)と囁かれてしまうくらい、田舎度が高い。もちろんそれはずいぶん昔の話なので、今はもうちょっと状況は改善されているかもしれない(あるいは逆に悪化しているかもしれない)。

20210819_181930 ●ナス科の地上絵。(特に意味はない)

近隣の自治体のほとんどが、コロナ禍によって海水浴場の開設を見合わせるなか、逗子だけは海開きをして、そのために夏の前半は、逗子駅前からすでにウェーイでパリピな若者が多数闊歩していたが、感染状況の急激な悪化によって、8月に入って早々、短期間で海水浴場閉鎖になってしまった。海の家の損害は大きそうだ。

こんなことなら最初から開かなきゃいいのに……って、今さら言ってもしょうがないわな。

ちなみに海水浴場が閉鎖になって、海の家やシャワーは使えなくなっても、海岸への立ち入り自体が禁止されているわけではないので(一応「来訪はご遠慮ください」と貼り出されてはいるが)、海遊びに来ている人はそれなりにいて、むしろ「これくらいの人口密度なら海水浴場として快適だよね」くらいの感じになっているのは皮肉な話。……なんてことを書くと、たまたまこのページを見て「じゃあ行ってみようか」などと良からぬことを企てる人がいると困るので書いておくが、コロナリスクを抜きにしても、夏の後半の逗子の海はほとんど「濃厚クラゲスープの中で泳ぐ感じ」になりかねないので止めておいた方がよい。

●というわけでクラゲ話題。夏の後半の楽しみのひとつで某所にヒメグルミを拾いに行き、帰りに逗子の砂浜を通ったら、波打ち際に何やら見慣れないものがポツポツと。

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1枚目の写真は端に私のつま先も写っているので、おおよその大きさが判ると思うが、100円玉~500円玉くらいの白い円盤の周りに青いコロナ(天体現象のほうの)。クラゲ……なんだよなあ?とは思ったものの、ミズクラゲやアカクラゲは時々打ち上がっているものの、これには初めて遭遇した。

帰宅後調べてみると、やはりクラゲの仲間で、外洋性で黒潮域にいるギンカクラケという種類であるらしい。まんまな名前。ちなみに毒性は弱いものの、人によってはアレルギー反応が出る由(wikipediaによる)。

さらに調べてみると、珍しい遊泳性のウミウシで、とことんファンタジックな形態をしたアオミノウミウシは、このギンカクラゲを好んで捕食しているらしい。稀にこのあたりの海岸に漂着することがあるというのを以前に読んで、見られるものならぜひ見たい!と思っていたものだが、もしかしたら、これらのギンカクラゲの近くにアオミノウミウシも打ち上げられていた可能性も!?

……と思って2日ほどしてまた海岸に行ってみたが、すでにギンカクラゲさえ影も形もなかった。季節に天候、潮の満ち干や流れで漂着物はくるくる変化するので、何が見られるかは本当に運次第。

●季節の拾い食いネタ。前述のヒメグルミ、さらには今年はちょっと早めにギンナン、そしてもう少ししたらカヤの実と、晩夏から秋はだいたい「ナッツ系の季節」なのだが、それとは別に、今が旬のベリー系がイヌビワ。形状から「ビワ」の名が付けられているが、実際にはイチジクの仲間。熟すと赤黒くなる、1~1.5cmほどの実を付ける。

「イヌビワの実は食べられる」というのはもう何年か前から知っていて、試したことはあったのだが、最初は雄花と雌花を間違え(雄花も雌花(実)とそっくりに肥大する。が、口当たりがスカスカで味もそっけもない)、次はちゃんと実を食べたものの、「ほんのり甘いかな?」程度で非常に間の抜けた味。この夏も、近所でまた赤黒く熟していて、それがだいぶ鳥か虫に食い荒らされていたので「あれ? ここまで食われているってことは、もしかしたら美味しい?」と思って試してみたが、やはりマヌケな味だった。というわけで、私の中では「食べられないわけではないが、決して美味しくはない」という分類に決まりかけていた。

ところが、facebookで知り合った同じ逗子の「拾い食い仲間」でモデラーでもあるTさんがそれなりに美味しいイヌビワがあるという。そこで、あきらめ悪くもう何度か試してみることにした。

――ら、なんと。本当に(割と普通に)美味しいイヌビワがありましたよ奥さん。

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美味しいイヌビワに行き当たったのは、普段から割とよく歩く山道の途中。単に赤黒く熟しているだけではなく、へその部分から蜜があふれて滴っているくらいが食べごろのようだ。外の皮は張り切っているが、摘まむと柔らかく、中は汁気がたっぷり。ただ、蜜があふれているくらい熟していても、他の場所の株だとあまり美味しくなかったりするので、やはり、かなり当たり外れがあるもののようだ。

結局、ここ1週間ほどの間に3回ほど行って、そのたびに5粒、10粒とつまみ食いしているのだが、(たいして大きくない株だが)鈴なりになっているので、まだまだ食べ出がありそう。なお、最初は外から押しつぶし出すようにして中身だけ食べていたが、皮ごと食べても口当たり的にも味的にもまったく問題ないことがわかった。

●ほか、身近な生き物話。

先月、二子山でカラスアゲハに遭遇した話は書いたが、22日、近所の名越切通でも山道の水たまりに吸水しにきているのを見かけた。

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綺麗に翅を広げているシーンは撮れなかったのがちょっと残念。とはいえ、この近辺ではせいぜい数年に一度くらいの頻度でしか会えないカラスアゲハに、(兄と三浦アルプス南尾根ルートを歩いているときにも一度見たので)今夏はもう3回も会っている。ちょっと得した気分。

その7月の二子山行きの時には(それを期待して行ったにもかかわらず)会えなかったハンミョウにも、数日前(25日)、衣張山から杉本寺方面に抜ける手前で会った(しかも2匹)。

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林下でやや薄暗く、しかも警戒心が強くなかなか近寄らせてくれなかったこともあって、これまたあまりシャープで綺麗な写真は撮れなかった。

●Das Werkから、1:35で「ラムティーガー」が発売になった由。おもに市街戦で、体当たりしてバリケードを突破する目的で試作された車輛。ポルシェティーガーの車体に亀の甲羅のような(先端のとがった)構造物をすっぽりかぶせたもので、STAR WARSあたりに出てきそうな形態をしている。昔からスクラッチネタ/ガレキネタとしてそこそこ知られた存在だったが、とうとうインジェクションで出るとは。

……なんてことは単なる前振り。これのamazonの英語ページの商品紹介が、なぜか「Ram(衝角)ティーガー」ではなく、「Lamb(子羊)ティーガー」になっている(解説の途中にも、もう一カ所)。

Lamb

「羊の皮をかぶった狼」という表現はたまに聞くが、これって、「子羊の皮をかぶった虎」ってこと?

●ここ10日ほど、まるで心を入れ替えたように(?)真面目にガシガシ仕事をしていて、そのため模型製作はすっかり滞り中。そろそろルノーに手を付けないとなあ。

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ひょろひょろとにょろにょろ

●仕事も趣味も大絶賛停滞中。いかんね。

●2度目のコロナ・ワクチン接種終了(8日)。翌日、注射を打ったほうの肩が痛かった以外に特段の副反応なし。むしろ接種前の土曜日に兄と三浦アルプス南尾根ルートを歩いたための筋肉痛のほうがひどかった(数日間ずっと痛かった)。「真夏に起伏の多い南尾根ルートを歩くもんじゃない」というのをつくづく思い知った。

●激しく暑い日が続いていたが、数日前より雨。毎年「あの日も暑かった」と回顧されることが多い終戦記念日の今日(15日)だが、むしろ肌寒い。

●身近な生き物関連あれやこれや。

▼かみさんが「何か巣みたいなのができてる!」というので、縁の下を覗いてみたら、入隅に握りこぶし大の泥の塊が付いていて、その上にひょろっとしたハチが一匹陣取っていた。

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こういう泥の巣を作る、黒と黄色の細身の狩人バチには、在来種のキゴシジガバチと外来種のアメリカジガバチがあり、特に近年ではアメリカジガバチが優勢で、キゴシジガバチは地域によっては絶滅危惧種にもなっているらしい。

最初に撮った写真(左側)では両種のどちらか判別できなかったが、翌日改めて横方向から撮影(右側)。柳腰もここに極まれりみたいな細い腹柄が(名前の通り)黄色いことで、在来種のキゴシジガバチのほうだと確認できた。アメリカジガバチはここが黒いそうだ。

ちなみに名前に「ジガバチ」と付いているうえ、スタイルも地面に穴を掘る方の(腹の一部がオレンジ色の)ジガバチとよく似ているが、いわゆるジガバチはアナバチ科(ジガバチ科)のジガバチ亜科、キゴシジガバチやアメリカジガバチはアナバチ科の別亜科(Sceliphrinae亜科)で非常に近縁、というわけではないようだ。

上の2枚は縁の下の暗がりにスマホを突っ込んで撮ったのでお世辞にもいい写真とは言えないので、何年か前にヤブガラシの花に来ていたところを撮ったものを一枚。

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先述のように他地域ではアメリカジガバチに押されているキゴシジガバチだが、逗子では今のところ(少なくとも私は)、キゴシジガバチしか見たことがない。とはいっても、私自身出会って写真を撮ったのは数年に一度間隔で3度目くらいなので、それほどありふれているわけではない。縁の下の巣からは、ぜひ元気に新世代が巣立ってほしいと思う。

▼逗子鎌倉近辺の山すそには、割と季節を問わずだらしなく咲く大輪の紫のアサガオがよく繁茂している。おそらくノアサガオという野生種で、もともとは熱帯~亜熱帯地域に広く分布しているものが、近年ではこのへんまで勢力拡大してきているものらしい。

さて、ノアサガオの葉が、やたらめったら食害されている様子も目にする。いったい何が食い荒らしているんだろうと近寄ってよくよく観察してみると、こんな虫があちこちにいた。

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甲羅部分が透明で四周に張り出したカメノコハムシの仲間だが、今までに見たことがあるカメノコハムシの仲間(ジンガサハムシとか)に比べるとかなり大柄。調べてみると、どうやらヨツモンカメノコハムシという種類で、これまたもともとは南西諸島以南に分布していたものが北上してきたらしい。ちなみにカメノコハムシの仲間では国内最大級である由。名前の由来は黒い紋が左右に2つずつあるからだというが、後方、翅の合わせ目部分も黒いので、むしろ「イツモン」と言った方がいいんじゃないかなあ。なんて今さら言ってもしょうがないけれど。

▼さて、そんなノアサガオの食害を観察していたら、葉の陰からこんな奴が顔を出していた!

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あまりに目の前にいてびっくり。葉に隠れていて全体を観察できていないが、1m以上、おそらく1.5mくらいは優にある気が。胴の太さは2cmくらいあったと思うが、背中のハシゴ模様からするまだ若いアオダイショウではないかと思う。しばらく前にも道ににょろにょろ這い出してきたシマヘビまたはアオダイショウ(どちらかよくわからず)を見たが、どうも最近ヘビ遭遇率が高い。

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帰ってきたトラマルハナバチ

20210724_174501 ●連日、「なんじゃこりゃあ!」と言いたくなるくらい暑い。

写真は24日の鎌倉湾越しの夕空。

海上、左端に見える船は、このところ、オリンピック警備のためか停泊している海上保安庁の巡視船。

それにしても、本当にオリンピック始まっちゃったよ……。

●18日、1回目のワクチン接種に行ってきた。

横浜市に住民票がある兄は、ちょっと前に案内は来たものの予約は取れない、地域の民間接種場所も極端に少ないなどでずいぶんバタバタした挙句、仕事関係の職域接種で何とか打てたのに対して、逗子市は(小規模な自治体だからということもあるだろうが)案内が来たその日にネットで集団接種会場の予約も取れた。

ちなみに兄の職域接種は、兄の勤める会社ではなく、その大手取引先が、関係するあちこちの会社まるごと、その家族まで含めて接種を請け負うという大盤振る舞いだったとか。それはそれでスゴイ。

接種した日の晩から翌日に掛けて若干痛みはあったが、先日来、元から五十肩っぽく痛かったので、どこからどこまでが副反応の痛みだったのかはっきりせず。もっとも、2回目も済ませた人の話を聞くと、2回目のほうが副反応が重く、痛みが長引いたり熱が出たりすることが多いようだ。

それはそれとして、なぜコロナワクチンの場合だけ、従来のように「副作用」と言わずに「副反応」と言うのだろうか?

と思って調べてみたら、広く治療や医薬品で目的とした結果(作用)以外の結果が出るのが「副作用」で、そのうちワクチン由来で起きるもののみを指す言葉が「副反応」なのだそうだ。「副作用」というと怖がる人がたくさんいるので、言葉を変えてやや印象を和らげようとしているのではないだろうか、なんて深読みしかけていた。

逗子に、トラマルハナバチが戻ってきた!

もともと、逗子近辺には2種のマルハナバチ(コマルハナバチとトラマルハナバチ)がいるのだが、そのうち、トラマルハナバチが数年前から姿を消してしまっていた。その前年までは当たり前に、ごくありふれて目にしていたのに、いきなりぱったりといなくなってしまっていたのだ。

もう片方のコマルハナバチはその間も、毎年普通に発生しているのだが、こちらは春にしか活動しないので、その時季に咲く花以外は恩恵を受けられない。トラマルハナバチが消えてしまったことで、秋遅くまで活動するポリネーター(花粉仲介者)の重要な一角が崩れてしまったことになる。

2年程前だったか、逗子市境に近い「鎌倉市子ども自然ふれあいの森」でアベリアの花に来ていたのを見たのが最近の(数少ない)近所での目撃例で、逗子ではこのままトラマルハナバチが絶滅してしまうんじゃないか、とまで思っていた。

ところが今月半ば、小坪の「はげ山」を歩いていたら、ミツバチよりずっと野太い「む”~」という翅音。ムラサキツメクサの花に、久しぶりに黄色の丸っこいヤツが。

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その一週間後くらいに、飯島の公園でも見かけた。

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今日(31日)は、我が家のすぐ隣の空き地のワルナスビにも来ていた。何しろ忙しいヤツなので、なかなかピンが合わない。

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戻ってくれて、じわじわと嬉しい……のは確かだが、こうシレッと何もなかったかのように復活されると、「これまでの数年間はいったい何だったの? オマエら、どこ行ってたの?」と問い詰めたくなるような。

(追記)あまりにピンボケ写真ばかりだったので、リベンジで夕方、「はげ山」にトラマルハナバチを求めて行ってきた。ムラサキツメクサの花はもうほとんど終わりだったので、なかなか見つけられなかったが、なんとか2匹(昆虫マニアを気取って言えば2頭)いるのを見つけて撮影。今度こそ割と鮮明に撮れた。

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●25日夕。いかにも軍用機なジェット機の飛行音がして空を見上げると、間隔を空けて少なくとも3機、明らかにA-10サンダーボルトIIの機影が南から北に飛んで行った。

「ええっ? 日本にA-10なんているの!?」と思ったのだが、後から調べてみると、韓国に配備されているA-10が5機、横田に来ているらしい。

26日午前。今度はV-22オスプレイが1機、南東に向けて飛んで行った。木更津に行くのかな?

●市立図書館で、NHKスペシャル取材班編「戦慄の記録 インパール」を借りて読む。

以前にも書いたように、亡父はインパール戦の生き残りだが、断片的な経験談を聞いたのみなので、その背景としての作戦の概要はきちんとおさらいしたいと常々思っていて、そのための一冊。

内容は、NHKスペシャルのインパール(考えてみれば録画しただけでしっかり観ていない)の取材を、番組で取り上げられなかった部分も含め単行本として再構成したもの。基本、作戦の詳細やその進行、戦況などについては詳しくなく、ざっと話の「経糸」としてあるだけで、その中で「関わった個人」の記録(記憶)をつづり合わせていく形式。

証言の生々しさはあるが、作戦立案の杜撰さや悲惨さについて、目からウロコ的新事実といったようなものはほとんどないが、父の話のアレはこういうことだったのか的に補完できたところもあり。戦後、牟田口が「あの作戦は正しかった」との主張にころりと変わった経緯に関してはほとほと呆れる。

番組のエンディングには「そう言えば死体には、兵、軍属が多く、将校、下士官は案外に少ない」という、取材対象の一人の当時の日記の一文を据えたというが、これは(敗走中、濁流のチンドウィン川を越える際に)「俺は将校だったからいかだに乗せてもらえた、兵隊だったら帰って来られなかった」という父の言葉とも重なる。

ただし、「ひどかった」「杜撰だった」は判るものの、結局のところ、作戦決行・遂行の過程での「なんでそこでそうなる!?」というツッコミどころが次々と重なっていくだけで、「なんで」そのものがすっきりと解き明かされることは(たぶんこの先も)ないので、非常にモヤモヤする。

読後、「牟田口は~行きたがるが~、遥かな世界~」とか「インパール、インパール、they say it was in India」とかボンヤリ歌う(←ばか)。

細かい話。序章、8ページに「日本軍が遺したとみられるキャタピラー」とキャプションがついた写真が掲載されているが、明らかにイギリスのビッカース系のもの。Mk.VI軽戦車あたり、というのも考えられなくはないが、おそらくはキャリアのものだと思われる。もっとも、日本軍も鹵獲したキャリアを使っている例があるので、「日本軍が遺した」は100%誤りとは言い切れない。

20210726_230905 ●新型コロナはいよいよ猖獗を極めていて、連日のように各地で感染者数の最大値が更新されている(いや、この先もっと増えそうなことを考えれば、まだ全然猖獗を『極めて』いないのか)。

そんな折ではあるけれど、26日、某国立研究機関に用事があって、県境をまたいで出掛ける。行き帰りに渋谷を通るが、外出自粛を呼び掛けているとは思えない人出だった。帰りに下北沢のサニーに寄って(他人の出歩きをとやかく言えない)、CAMsのフィンランド・ビッカースを購入。ううううう。高いよう。中身のチェック等々は、そのうちまた機会を改めて。

さて、外出(特に県境をまたいでの移動)の自粛要請に関してもうひとつ。

毎年この時期のお決まりの仕事の中で使用するため、霞が関の某官庁に資料コピーに出掛けないといけない……「全国」でまとめてしまった数字はサイトで公開されているものの、都道府県別の細かいデータは閲覧申請をして紙データで見せてもらう必要があったためで、「ウェブ上で閲覧・DL出来るようにしておいてくれよぅ」と常々思っていた。

結局今年もわざわざそのために行くことになるんだろうな、電話で確認するときに、ダメ元で「ファックスとか、スキャンデータをメールで送るとか、お願いできませんか?」と頼んでみようかな、などと思っていたのだが……。念のために某庁サイトを漁っていたら、なんと!昨年末に当該テーマの特設サイトが開設されていて、そこで都道府県データも閲覧できるようになっていた。いやっふぅ! わざわざ数枚のコピーのために県境を越えずに済んだ!!

20210717_165353 ●6月末で「SUMICON2021」が終わったばかりだが、続けて、8月1日から、タミヤIV号発売記念のSUMICON特別版「タミヤフェス2021」開催予定。KVだと泥沼化して、「タミヤのキットを楽しんで作る」趣旨から外れてしまいそうな気がしたので、ルノーR35でエントリー。

今回もお手付き参加可。私のR35の「スタート前夜」の状態はこんな感じ。車体の箱組、砲塔の貼り合せ、バラ売りで買ってきたホビーボスの尾橇の(おおよその)組立は終わっている。

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週末晴れ間

●唐突な山砲完成報告はさらりと流して、日常のあれやこれや。

●先週末(日付上は先々週末)は各所で災害まで起こした大雨だったが、この週末は(少なくとも日曜夕方までは)梅雨の晴れ間、というより真夏の暑さ。耐え切れずに、日曜日、ついに今季初の冷房をつけた。

●先週水曜は母の2度目のワクチン接種で、付き添いのため実家に行く。1回目もそうだったが、特に何の副作用も出ず。母と同居の兄も同日、別の場所でワクチン1回目。ちなみに私は今度の日曜、かみさんは今度の火曜日にそれぞれ1回目。

あれこれ副作用も言われているし、壮大な人体実験だなあ、とは思うが、それでも何も手を打たずにコロナ禍が拡大するよりは相対的にリスクは低い、ということなのだと思う。

それはそれとして(繰り返し言いたいが)本当にこんな時にオリンピックなんてやるんかい!

IOCとの契約として開催国は開催の義務を負い、勝手に中止等はできないといった話も聞くが、いずれにしても、この東京オリンピックは、従来、ある種「ご褒美を引き当てる」的にしか見られていなかったオリンピック開催が、実は非常にリスキーな要素を抱えていることを全世界に明らかにしたという点では、大いに意味があったと言えるかもしれない。

●天候不順で家に閉じこもって日々の歩行距離が一向に伸びないので、久々に晴れた土曜日、逗子市最高峰の二子山に登る。

以前にも書いたように、二子山上ノ山へは、中腹の南郷中学までバスがあり、さらにほぼ山頂まで「砲台道」が続いているために、近隣の山のなかでは最も登りやすく、半ばお散歩感覚で行ける。いくら当日晴れていても、このところの雨で、他のハイキングコースはあちこち荒れていたり、やたらぬかるんでいることも考えられたので、今回は二子山上ノ山往復だけとして他へのハシゴハイキングもしなかった。

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山頂の(唯一存在がはっきり確認できる東端の)砲台跡は草ボーボー。おそらく、山頂広場はしばしば草刈りされているのだと思うが、次は梅雨明けあたりが刈るタイミングなのだろうか。

展望台隣に生えているエゴノキは、春にはキアシドクガが乱舞していたが、今は実が鈴なり。なんだかちょっと美味しそうにも見えるが、実際にはものすごくえぐい(えごい)そうで、それが名前の由来とか。しかも単にえぐいだけでなく有毒だそうだ。

●二子山上ノ山に出掛けたのは、この時季なら砲台道でハンミョウに会えるかもしれないという期待もあったからなのだが、結局、往路も復路も出会えなかった。

代わりに、復路で道の水たまりに吸水に来たカラスアゲハに会った。近辺で出会える頻度で言えばハンミョウよりも貴重。ただし、その昔名越切通しで会った個体に比べると翅の構造色のきらめきはいまひとつで、最初パッと見た瞬間は「えーと、ジャコウアゲハ? クロアゲハ?」と思った。それでも、光の当たり加減で変わる水色~青~紫の翅色は十分に美しい。

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あとから見てみたらたった一頭のカラスアゲハをしつこく50枚ほども撮っていたが、それでもほとんどじっとしていない相手なので、まともな写真は少ない。

おまけは、上のカラスアゲハよりちょっと前に撮ったジャコウアゲハ(たぶん)と、多数発生して道端の草を盛大に食い荒らしていた小甲虫。カシルリオトシブミ、というヤツらしい。3mmあるかどうかという小さな昆虫だが、黄緑~紺のメタリックな姿は割と綺麗。

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●つい先日、SUMICON2021が終了したばかりだが、続けて同じく「週末模型親父」さんのところで、8月1日スタートで、IV号戦車G型発売記念「タミヤフェス2021」が開催される。レギュレーションは割と緩やかで、「最新キットのIV号G型を含め、比較的最近発売されたタミヤの陸物」。お手付き可なので、ルノーR35で参加予定。

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まむし

●あれよあれよという間に、もう6月半ば。SUMICON締切まであと半月。

ここ1カ月ほど、なんだかんだで模型が手に付かず、SUMICON掲示板にも何も書き込めずにいたのだが、流石に尻に火が付いてきた。というわけで、MCG5の製作を再開。次回はちゃんと製作記をUP出来……ればいいなあ。

●え? オリンピックやるの? 本当に?

●散歩の途中で虫(主に昆虫)の写真を撮るのは、現在、模型に次ぐくらいの私の趣味の一つだが、先月末の土曜日(5月30日)、むしはむしでも格段に要注意で危険な「むし」、ニホンマムシを「近所の山道」(いつ書いても語感がちょっとシュール)で見かけた。「マムシ注意」の張り紙は、このあたりの山道で時々目にするが、本物の野生のマムシそのものを間近で見たのは初めてかも。

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同じような模様がある(ベイツ型擬態とされる)アオダイショウの幼蛇は昨年葉山で間近に見たが、改めて本物のマムシを見ると、模様が明瞭な銭形であるだけでなく、とにかく体型がまるっきり違い、マムシは極端に太短い。昨年見掛けたアオダイショウの幼蛇に比べると、太さに対する長さの比が、3分の1くらいしかないように感じる。

こんな太短い胴体なら、何かを飲み込んでいたらツチノコに見えて不思議はないと思う。

とりあえず、今回見たマムシは長さ30cmにも満たないくらいだったので、まだ子供なのではと思う。ハブと違って長距離ジャンプして襲い掛かってくるほどの攻撃性はない(と聞いた気がする)ので、そこそこ近付いて、スマホのソフト的ズームを使って撮影。それでも何度か、シッポの先を細かく震わせて威嚇された。あの威嚇態勢って、ガラガラヘビだけじゃないんだね……。

●何かの弾みで「光速エスパー」の歌が頭の中によみがえって来て、改めてyoutubeで検索して聴いてみた。で、引っかかったこと。

 光より 速いのさ~ ♪

光速じゃないじゃん! 「超光速」じゃん!

ちなみに、wikipediaでも「光速エスパー」を見てみたが、物語の設定上の性能はあくまで「光速」で、どうやら主題歌の歌詞は勇み足であるらしい。

なお、youtubeにテレビ版第一話?の断片が上がっていて、搭乗員が敵の宇宙人に洗脳された?爆撃機が投下した水爆を「20秒のタイムリミットのうちに宇宙に捨てに行く」というシーンだったのだが……20秒あったら月の10倍向こうまで行けるはず。余裕あり過ぎ。いや、もしかしたら「光速」を出すことは可能だが、そこまで加速するにものすごく時間が掛かるので、20秒じゃ音速単位レベルしか出せないのかも。

●母の第一回のワクチン接種の予約が取れたので(兄が取ったのだが)、16日、付き添いのために実家に行く予定。

ちなみに月の初めにも一度実家に行ったのだが、その時、(ワクチン接種の際に必要な)母の後期高齢者保険証が行方不明であることが発覚。家探しに時間を費やすよりもと、翌日区役所に再発行の申請に行った。ネットで調べたらあれこれ書類が必要なようだったが、実際に行ってみたら、窓口で書く申請書一枚と、代理の私の身分証明書だけで済んだ。手続きが簡略化されたのか? いずれにしても、簡単に済んで有り難かった。

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キイチゴ食べ放題ツアー

●前回記事と前後するが、15日土曜日、久々に桜山大山(三浦アルプス)方面に歩きに行く。目的はキイチゴ(クサイチゴ)。

クサイチゴに関しては、去年は(逗子の市街地からもそれほど遠くない)長柄桜山古墳群の二号墳の周囲で大粒で美味しいものが採れたのだが、今年は、実をつける前に草刈りで全滅してしまったらしい。まあ、実をつけていない時季は単に「トゲが痛い雑草」でしかないので、刈られるのも致し方ないとはいえ、やはりもったいない。

さて、当てにしていた場所で食えないとなるとさらに食いたくなるのは当然で、食い気をバネに出掛けた次第。昨年も三浦アルプス方面に(クサイチゴ目当てに)出掛けたのだが、一足遅かったのかほとんど食べられなかったので、今年は2週間ほど早め。

●結果。今年は出遅れることなく、「うん、今日はもう十分キイチゴを食った」と思うくらいには堪能できた。

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1枚目は割と行程の初めころに見つけた群生での収穫。割と小粒。2枚目はもうちょっと進んだところで。一番左の一粒が、結局この日最大だった。もっとも、粒の大きさで味が特に変わることはないように思う(それよりも熟し具合による)。3枚目は実際になっているところ。以前にも書いたように、「甘酸っぱいベリーはチョコレート味や小豆餡に合う」。今回は、チョコレート味のミニロールケーキ(山歩き中のおやつ用に買っていった)に載せて食べた。

心当たりの群生地は今回行った他にもあったのだが、充分に食べたので、途中から、これまで歩いたことがないコースに折れ、森戸川源流に降りた。

●逗子近辺でこの季節に食べられる野生のキイチゴは、上のクサイチゴのほかに、カジイチゴ、モミジイチゴがある。ご近所で食べられる、ということでは、むしろ後二者がメイン。季節のものはとりあえず食べておかねば、ということで、そちらもつまみ食い。

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左がカジイチゴ、右がモミジイチゴ。この両者のほうが、クサイチゴより甘みは強いと思う。写真だと右のモミジイチゴのほうが赤っぽく見えるが、これは夕方、薄暗い中で撮ったからかも。実際にはおおよそ同じくらいのオレンジ色。ただし、実は似ていても、木のほうは結構差があり、カジイチゴは葉が大きくトゲ無し。モミジイチゴは葉が小さくもっとギザギザで、枝には鋭いトゲがある。

モミジイチゴは数年前まで、我が家からさほど遠くない坂道脇の斜面に生えていたのだが、崩落予防のため一面丸坊主のコンクリートに変わってしまったため、収穫場所がガクンと減った。今年は、写真の一粒のほか、2つ3つしか食べられなかった。それでも、とりあえず今年も3種全部食べることができたので、そこそこ満足。

●さらに続けて野山の拾い食い報告。

初夏が旬のマダケの筍が顔を出し始めた。昨年初めて食べて味を占めたので、早速3本ほど収穫。昨日(26日)、収穫直後に下茹でし、今日(27日)、改めて土佐煮に。昨年も煮て食べた時には特にえぐみも感じなかったので、今回も下茹でにヌカなどは入れなかった(そもそも用意していないが)。

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右はダシとみりんと醤油で煮ているところ。このあと一度冷まして味を染み込ませ、夕食時に温めて削り節をたっぷりかけて食べた。美味。

●夏も近付いてきて、虫たちの活動も活発化。ここ1カ月ほどの身近な虫あれこれ。

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1枚目:翅が淡い色のジャコウアゲハのメス。

2枚目:身近にありふれているのに、子どものころは珍しかったからか、透き通った青が美しいからか、間近で見ると「得した」感があるアオスジアゲハ。ともに池子の森自然公園で。

3枚目:せっせと働くヒゲナガハナバチ(?)。ハイランドで。4枚目:いつ見ても偉そうなヨコヅナサシガメ。大崎公園。

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5枚目:たぶんマエキヒメシャク本州以南亜種。

6枚目:オレンジと黒のコントラストが目を引くヒメジュウジナガカメムシ。

7枚目:スマホを向けたら抱き合ったままコロリと死んだふりをしたハスジカツオゾウムシ。

8枚目:太ももがセクシーなホソヘリカメムシ。すべて名越切通。

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9枚目:時季的にはそろそろ見納め? コマルハナバチのオス。名越切通。

10枚目:「ややレア」ながら、あまりに地味なのでレア感が薄いクロコノマチョウ。黒くないけど。森戸川源流で。

11枚目:これからしばらく、道端のカラムシやフヨウの仲間の葉の上はコイツらの天下。ラミーカミキリ。我が家の目の前で。

12枚目:ムネクリイロボタル。「光らないホタル」なのかと思ったら、ごくごく弱く小さく発光するらしい。名越切通。

20210525_101843 ●先週金曜日、再び仕事で都内に出たので、(このご時勢だというのに)また秋葉原に寄り道。すでに1つ持っているキットだが、トランぺッターの「KV-1's Ehkranami」を購入。

ほぼちょうど1年前に買って、チェック記事を書いて、結局ほぼそのまま「お蔵入り」状態のタミヤのKVと掛け合わせるつもり。

「タミヤの新KVの転輪を手直しする方法」というのを(キット購入後しばらく)しばらくあれこれ試行してみたのだが、結局、「それほど大きく変わるわけでもないのに面倒くさい」ことが判って、まるまるトラペから流用した方が早いや、と思い直した。

今時、1:35の(しかもそれなりの大きさの戦車の)キットが2000円そこそこで買えるのはとことん貴重。その値段なら、ディテールアップパーツと考えてもお得感がある(転輪を取って後はジャンクではなく、タミヤと掛け合わせて2個1、あるいはさらに他キットもあわせて3個2、4個3とかにして、なるべく有効活用するつもりだが)。

もっともとりあえず今はソミュアMCG5が最優先なので、本気で作るのはいつになるやら。

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サヨナラ、ポスト(2)

Kazahaya20192021 ●葉山にご実家があるというブリキヲさんから、同町、風早橋バス停近くの丸ポスト(堀内671、ポスト番号109)が撤去されてしまった、といういささかショックなお知らせを頂いた。

葉山町内の丸ポストは数年前まで9基あったのだが、1年ほど前に、森戸神社バス停そばの1基(堀内1047、ポスト番号121)が撤去されたばかり。これで7基になってしまった。

森戸神社バス停そばの1基が撤去された直後の記事、およびそれ以前の、9基あった数年前にまとめて訪問した際の記事は以下に。

今回撤去された風早橋のポストは、もともと「たねや」というお店の脇(角)に設置されていたものなのだが、私が数年前に見に行った時には、もうお店は閉まっていた。そのお店(兼住居)もついに取り壊され、それと併せてポストも撤去ということになってしまったらしい。冒頭写真は、在りし日(2019年5月撮影)のポストと、ほぼ同じ角度から撮った現状(2021年4月8日)。建物も無くなり、なぜかポストの根石だけがポツンと残っているのが寂しい。

●というわけで4月8日、現状確認に行って撮った現状写真をさらに何枚か。それから、写真フォルダをひっくくり返して出てきた、最も最近の写真(昨年6月)のものを2枚ほど。

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根石の、これまでは建物があって見えなかった側の根石に製造年月が刻んであった。製造年月入りの根石は初めて見た気がする。ちなみに丸ポストそれ自体は、通常、裏側の根元に製造年とメーカーが鋳込んであるが、製造月までは書かれていない。

●一度訪れて各方向から写真を撮ったポストについては、その後に前を通りかかっても写真は撮ったり撮らなかったりだが、こんなふうに姿を消すと、ああ、もっとマメに写真を撮っておくべきだったなあ、などと思う。

思ったついでに、ちょっと足を延ばして、近くの丸ポストの「近影」をいくつか撮った(向原、一色岡、セブンイレブン葉山一色店前の3カ所)。

途中の葉山町役場前、「葉山花の木公園」のツツジは花盛り。もっとも、ハナバチたちにとってはまだちょっと早めのようで、ミツバチがちらほら、あとは(写真には撮れなかったが)ヒゲナガハナバチを1,2匹見た程度。春のハナバチの主役級、コマルハナバチに関しては、すでに山道では巣作りを始めているらしい女王バチを数度見掛けているが、花を訪れる働きバチは、上の風早橋のポスト跡のさらに手前、長柄の歩道脇のツツジで1匹見ただけ。

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(もともとはポスト巡りが主目的ではなく「しっかり歩く」ことを目的に出てきたので)セブンイレブン葉山一色店の向かいあたりから大峰山(三ヶ岡山)に登り、東西に長い山を東から西へ横断。真名瀬方面に降りる。

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1枚目は大峰山上から見た逗子・鎌倉方面。2枚目は真名瀬の夕景。残念ながら富士山は雲に隠れて見えなかった。ところで漁港もある葉山の真名瀬だが、20年以上も隣町に住んでいながら、読みが「しんなせ」だというのを今頃になって知った(大峰山上の案内板にふりがなが振ってあった)。ずっと「まなせ」だと思っていた。

●ここのところ、「仕事で人に会う用事」はリモートばかりだったのだが、久しぶりに、6日は小金井、7日は浜松町で対面の仕事。

小金井からの帰りに通った渋谷のハチ公前交差点は(毎日のニュースでも頻繁に映っているが)、6時前のちょうど仕事終わりの人が増える時間帯だったということもあり、かなりの人出で、「こりゃ、このあと感染者数はまたどっと増えるな」という感じ。その中の一人として混じっていて偉そうに言うことじゃないが。

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少なくとも、「え?なんでそれで聖火リレーとかしてるの?」という感じ。どうしてもオリンピックするならリモートでやれよ……(記録の操作が続出しそうな気もする)。

●9.11テロ直前のワールド・トレード・センター・ビルの姿。

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というのは質の悪い冗談で、こちらは(英名では)同名ながら、浜松町駅前の世界貿易センタービル。ちょうど昼時だったので、地下で何か食べようかなと降りてみたら……。なんと、ファミマとパン屋が残っているだけで、あとはすべて空き店舗。廃墟感がハンパない。ちなみにビル最上の展望台もしばらく前に閉まった模様(展望台があるということ自体知らなかったが)。

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ちなみに、隣接する東京モノレールの駅ビル「モノレ浜松町」も先月末付で館内全店が閉店で、「57年間ありがとうございました」のポスターが貼られていた。

帰って調べてみると、世界貿易センタービル、モノレ浜松町を含む地区一帯が(ビルの老朽化もあり)再開発されるそうで、今年度には解体が始まる由。ちなみに世界貿易センタービルは日本の「超高層ビル」としては霞が関ビル、神戸商工貿易センタービルに次ぐ最初期のもので、「国内における過去、最も高いビルの解体工事」になるのだそうだ。

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鷹取山高角砲台

●我が家のお嬢は(以前は「ちび」と書いていたが、さすがにお年頃になってきたので改称)、まるっきりのインドア派だが、「春休み中に一度は山歩きに行くか?」と誘ったら、意外にも「行きたい」というので、人が少なそうな平日(2日金曜日)、昼食後に出掛ける。

山歩きに慣れないのを連れて行くので、いちばん楽な二子山上ノ山に行こうと思っていたが、事前に家で検索したバスの時刻表を間違えていて、南郷方面へのバスが当分ないことが(逗子駅前でしばらくバスを待ったあとで)判明。

仕方がないので急遽行先変更。電車で一駅、東逗子まで行って、神武寺経由で(久しぶりに)鷹取山に登ることにする。

東逗子から神武寺までは、一応参道なのでそれほど険しい道はなく、神武寺から鷹取山までも(途中、鎖を張った急斜面を横断するところもあるが)尾根伝いなので極端な起伏もなかったはず――と思ったからだが、それにしても行き当たりばったりなのは言い訳出来ない。ちなみに以前に鷹取山に登ったのは、(今改めて調べてみたら)もう8年も前のようだ。

結果から言うと、お嬢は別に疲れた様子もなく文句も言わず、鷹取山山頂まで景色を楽しんだり写真を撮ったりしながら普通に歩き通した。傾斜のきついところを降りる際にはちょっとビビっていたが、20年以上前?に同じコースを歩いていた時に、当時小学校に上がるかどうかだった息子(お嬢にとっての叔父)が調子に乗ってホイホイ進んで急斜面を滑落した轍を踏むよりはずっとよい。

●行程で見かけた虫。

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1枚目:逗子駅前で来ないバスを待っているあいだ、いつのまにかポーチに止まっていたもの。セスジジョウカイの仲間?

2枚目:神武寺への参道にいたアオオサムシ。もう少し、木漏れ日の強いところにいれば光り方も違ったのにちょっと残念。

3枚目:「よくいるトラカミキリだよね」と思っていたら、意外に同定に苦労。カミキリムシ屋さんではないので自信はないが、トガリバアカネトラカミキリ? 鷹取山の展望台で。

●風はちょっと強めだったが天気も良く、山歩きには格好の日。

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1枚目は頂上展望台から見下ろした山頂広場。2枚目は展望台から見た(本来登るつもりだった)二子山。普段西側から見る時と違って、もうちょっと上ノ山、下ノ山が離れて間の谷がゆるやかに見える。

鷹取山はかつての石切り場跡なので石を切り出した後の垂直の崖面だらけだが、ところどころ、秘密基地めいた行き止まりの場所もあってなかなか楽しい。

山頂広場下の湘南鷹取の住宅地から追浜駅前までバスに乗る。それにしても、三浦半島の山を越えて東京湾側であるにも関わらず、新興住宅地に「湘南」と付けるのはいくらなんでもな気がする。以前、みやまえさんに教えていただいた「横須賀市グリーンハイツ」(マンション名ではなく町名!)はさらに強烈。横須賀市は地名に関してフリーダム過ぎる。

追浜駅前では、国道沿いの「シャッター商店街」をしばらく散策(「寂れたお店には何かお宝が眠っているかもしれない」というお嬢の要望による)。産業らしい産業もない逗子よりも、沿岸部に大工場が並び山側には大規模な新興住宅地が広がる追浜の方が、駅前のゴーストタウン化が著しいように見えるのはやや不思議。

駅前にある下写真の病院(鳥海病院)は、門柱にある「田浦三〇三三番」の電話番号といい、いかにも戦前から風の佇まいが目を引く。横須賀市役所のサイトで閲覧できる「新・追浜歴史年表」という資料によれば、昭和8年(1933年)、もっと海寄りの場所にあった同病院が、この場所に移転してきたとある。おそらく、その当時の建物なのではないかと思う。

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●表題の高角砲台について。

これまで紹介してきた小坪や二子山、武山(砲台山)、衣笠などと同様、鷹取山にも高角砲台があった。国立公文書館アジア歴史資料センター所蔵の「砲術科兵器目録 横須賀海軍警備隊」によれば、終戦時に配備されていたのは、

  • 十二糎高角砲:4門(弾薬数:275発)
  • 二式陸用高射器:1基
  • 九八式高角四米半測距儀:1基
  • 九七式高角二米測距儀:1基
  • 九六式一五〇糎探照灯:1基
  • 二十五粍三連装機銃:1基
  • 十三粍単装機銃:2基

であるらしい。

これまで紹介してきた近所の砲台跡は、程度の差はあれ、何らかの遺構は確認できたのだが(最も痕跡が薄かった畠山でも、砲台道と窪地は確認できた)、鷹取山の場合は、山頂の展望台から見まわしてみても、それらしい痕跡は何も見当たらない。

毎回、周辺の軍事遺構を訪ねる際にお世話になっているサイト「東京湾要塞」の「鷹取山高角砲台」のページを見ても、現在は住宅地となって何も残っていないと書かれている。

●とはいえ、「実際にどこにあったか」程度は知りたいと思ったので、例によって、国土地理院の国土地理院の地理空間情報ライブラリー「地図・空中写真閲覧サービス」から、新旧の航空写真を引いてきて対照してみた。

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左は終戦から間もない、1946年3月5日に米軍によって撮影されたもの(写真コード「USA-M64-A-6-69」から切り出し加工)。右はごく最近、2019年8月7日撮影のもの(写真コード「CKT20194-C13-58」から切り出し加工)。縮尺、方向など完全に正確ではないが、おおよそ重なる形に切り出してみた。

画面の右を上下に走る街道は現在の国道16号で、京浜急行の線路が並行している。右上の弓状になったまん中(①)が京急追浜駅で、ちょうど弓につがえた矢のように直角に横に伸びるのが夏島貝塚通り。当時から変わらない特徴的な敷地の②は追浜小学校。この目立つ2つのポイントが、位置特定に大いに役立った。

ちなみに現在の鷹取山山頂広場が③。当時は公園もなく石切り場だったままなので、どこが山頂なのかもよくわからない状態。現在はその直下にある鷹取小学校も、当時は影も形もない。

写真中央の黄色楕円枠内が「鷹取山高角砲台」で、鷹取山山頂と追浜駅の中間くらいにある。周辺の他の高角砲台は、皆大なり小なり「山のてっぺん」に作られていたが、鷹取山の砲台はちょっと中腹に下った辺りに作られていたことがわかる。もっとも、湘南鷹取の住宅地造成の際に削られただけで、この地点に小ピークがあったのかもしれない。またよく見ると、街区(道路)の形が、ちょっとだけ、当時の陣地の外形をなぞっているような感じもある。

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高角砲台部分の拡大が上写真。おおよそ海側(東側)に向け、扇形に砲座が4つ並んでいる。円形が破線上になっているのは、おそらく、同じ12cm単装砲が配備されていた二子山高角砲台同様に、弾薬仮置き場の「箱」を埋め込んだ土塁の砲座だったためではないかと思う。砲台から南への道をたどった先には、関連施設らしきものも見える。

以上は帰宅してから調べたもので、今回は近くを素通りしてしまったが、そのうちまた行く機会があったら、この場所自体をちょっと見て回って、本当に何の名残りもないのかを確認してみたい。

●オマケの追記。

上とは別の、1946年2月15日の米軍撮影の空撮で、同地域のもう少し東側を見てみる(写真コード「USA-M46-A-7-2-51」から切り出し加工)。

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この写真では、鷹取山高角砲台は画面の左下。中央左側に、追浜駅前の国道の「弓形」と、それにつがえられた矢の現「夏島貝塚通り」がある。通りの先、画面右半分には海軍航空部隊の“総本山”と言っても良い、横須賀海軍航空隊の追浜飛行場が広がる。こうしてみると、追浜駅は、まさに追浜飛行場の玄関口にあたる駅であったことがわかる。

追浜飛行場の北側には海が切れ込んでいて、細い水道を隔てて一部見えているのが野島。島の山には、航空機を避難させるための巨大掩体壕のトンネルが掘られているのだが、そういえば、中学校の頃に一度見たきりだなあ。当時はトンネルの中には入れたような記憶があるのだが、思い違いかも。とにかく今は両側とも入口は封鎖されていて、簡単な案内(解説)板が立っているそうだ。今度行ってみよう。野島の西側(左側)の平潟湾は現在よりもだいぶ広い。

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「JEEP JEEP JEEP」

20210321_191927 ●数日前、ネット経由で、大塚康生先生の訃報を聞いた(3月15日逝去)。

もちろん、大塚康生と言えば、宮崎駿と並んで(というか組んで)日本のアニメの現在の隆盛の礎を作った人であるのだけれど、我々モデラーからすると、「ミリタリーヴィークルマニアの草分け」であるとともに、伝説のメーカーMAXの製品監修初め、模型開発においても特筆すべき足跡を残した人。

私自身は、親しくお話をするといった機会はなく、モデラーの集まり等で何度かはお会いして、ご挨拶程度はしたことがある、くらい。ただ、そういう場で、「ものすごく楽しそう」という雰囲気が伝わってくるのが、非常に印象的だった。

旧MAXの製品に関しては、実際に新製品としてそれが出ていた時代には、「何か、かなりこだわっている、すごいキットだそうだ」という話は伝わっていたものの、例にもれず(当時は)ドイツ軍車輛一辺倒だった私はスルーしてしまった。その後、トミー版やイタレリ版で1,2種手に入れ、さらに中古品で、確かダッジの6輪はオリジナルのMAX版を(何かのはずみで)入手してストックしているが、どれも完成させたことがないので、あまり大きなことは言えないけれど。

ご冥福をお祈りいたします。

●個人的には、「大塚先生といえばコレ」とまず思い出すもの、および実際に役に立たせていただいているものが、上に表紙写真を出した一冊。ホビージャパン別冊で1983年に発行された(今奥付を見て確認した)、「JEEP JEEP JEEP ―ウィリスMB、フォードGPW写真集」、大塚康生 編。「1」と書いてあるからには、うまく行けば続編も出してやろうという予定もあったのだろうと思う(もしも出たらどんな内容になっていたのか、というのも気になる)。

実際に大塚先生がどれだけ編集に関わっていたかはよく知らないが、マニアックな視点でウィリスMB/フォードGPWについてまとめていて、「写真集」と表題にはあるものの、その開発や使われ方、仕組みなどもくまなく勉強できる。要所に、ジープの性格をよく表した大塚先生のイラストが挟まれているのも素敵。マンガ(アニメ)調のイラストだけでなく、「ジープが町にやってきた―終戦時14歳の画帖から」(平凡社ライブラリー)に載っていたような、昔のスケッチの転載もある。「軍用車輛少年」だった大塚先生の面目躍如。

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連合軍車輛(特にアメリカ軍車輛)にあまり興味がなかったはずの私が、なぜこの本はたまたま入手したのか、今では思い出せないのだが、「よくぞ確保した!」と過去の自分を褒めておきたい。なにしろ「日本語で読めるジープの内容の濃い一冊本」なんて、これ以降も(たぶん)出ておらず、古本市場にも滅多に出回らない(出てもえらく高い)。

●最近のあれこれ。

10日ほど前、鎌倉の県立大船高校の近くにある「長窪の切通」に行ってきた。「古道」とか「切通」とか「変なトンネル」とかにはついつい野次馬根性で惹かれてしまう私だが、割と最近まで存在を知らなかったもの。

鎌倉の切通と言えば、古都鎌倉とその周辺の出入り口にあたる「鎌倉七口」が有名だが、もともと細かく尾根と谷戸が入り組んだ鎌倉近辺には他にも小隧道や切通が数多い。大船高校のあるあたり(高野)は古都鎌倉を囲む山の外側で、外側でも歴史のある山ノ内からもさらに外れた地区だが、おそらく、古い生活道路だったと思われる切通が2カ所も残っている。どちらも、尾根を横切るために開削したというよりは、現在大船高校がある高台への上り下りが容易なように、細い尾根筋の道を均す目的で掘ったらしいもの。

この2カ所の切通はGoogleMapsにも記載されていて、東側のひとつ、熊野神社の裏手の尾根を大船高校の裏に上る切通には「高野の切通し」、西側の高野公園の横手を上る切通には「長窪の切通し」と表示されている。

不思議なのは、呼び名にどうも混同が見られるらしいことで、鎌倉市役所サイトの「かまくら景観百選」に取り上げられている「31 高野の切通」は、記されている住所(高野4-4地先)からみて、GoogleMapsの「長窪の切通し」のほう(GoogleMapsの「高野の切通し」は住所が「大船」になる)。どちらかが間違えているのか、それとももともと適当なのかはよくわからないが、とにかく、今回見に行ったのは西側のほうの切通。

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今回は北鎌倉側から歩いた。1枚目写真は北鎌倉駅裏の道を大船方面に進んで、どん詰まりにある素掘りの隧道。この隧道も「かまくら景観百選」に「34 素掘りのトンネル」として取り上げられている。2~3枚目が今回目当ての切通。こうして写真に撮ると勾配がよく判らないが、2枚目写真は坂になっている切通の上側から下りを撮ったもの。2枚目は半ば,3枚目は出口近くから振り返って上り坂を撮ったもの。

最後の一枚は、切通を通って下の谷戸に抜け、振り返って出口を撮ったもの。左は「高野公園」の入り口で、右の住宅脇が切通。こんな感じなので、大船側から行こうと思ったら簡単には見つけられなかったかもしれない。

切通の多い鎌倉だが、この狭い道を、これだけ切り立った、垂直に近い両岸で掘り下げているのはちょっと珍しい気がする(朝夷奈切通の、峠を越えた横浜側に短距離だが似たような切り立った部分があるが)。まるでBTM-3を使って掘ったような!(判りにくい例え)

これだけ綺麗に切り立った崖面が残っているということは、この切通自体、それほど古いものではないのだと思うが、主要な街道などではないのでネット上で調べてもしっかり来歴などは出てこない。

20200224_165852 ちなみに東側の、熊野神社裏手の切通は、以前に2度ほど通ったことがある(その近くになかなか素敵なトンネルがあるので)。切通自体は、今回行ったものよりも、もうちょっと「開放感」のあるもの。写真は昨年2月撮影。

●春先のフキノトウの季節はとうに過ぎて、そろそろ他の春の山菜が出始める頃。

どうも天候の具合とか、草刈りのタイミングとかの問題で、ノビルは年によって出来・不出来の波が非常に大きいが、今年は、例年アテにしている場所がほぼ全滅状態。ひよひよと細っこい物しか生えていない。

一方で、アケビは毎年わさわさと生え放題で、今年も花が咲き始めるとともに芽も伸びてきたので、先週中ごろに初収穫。それから立て続けに3回ほど収穫した。

例によって、さっと茹でて「アケビ特盛たまごご飯」にして食べる。アケビの芽だけ辛子マヨネーズなどで食べるのもいいが、やはり生卵との相性が一番いい気がする。そうこうしているうち、「全然ダメ」と思っていたノビルも、ちょっとまともに生えている場所を見つけたので少々収穫。こちらは根の部分は出汁で漬けて、葉の部分はチヂミ(パジョン?)にして食べた。ノビルのチヂミだから「ノビチヂミ」?

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ウグイスの初鳴き

●19日金曜日、名越の山の中でウグイスのさえずりの初鳴きを聞く。

「いや、ちょっと待って。今のウグイスの声だよね? ウグイスって2月にもう鳴くもんだっけ?」

などと思いつつ、立ち止まってしばらく待ってみたが、結局、第2声は聞けなかった。

あれは結局聞き間違えだったんだろうか、などと思っていたのだが、21日日曜日、二子山に登りに行って、二子山上ノ山~下ノ山~阿部倉山と縦走する間に、今度は数回耳にした。

ちなみに「ウグイスの初鳴き」は、気象庁がまとめている「生物季節観測」のメニューの一つに取り上げられていたのだが、2020年11月、気象庁は生物規則観測の対象となる種目・減少を大幅に削減することを発表。ウグイスの初鳴きも、対象から外されてしまった。

大幅削減の理由は、個体数の減少などにより観測自体が難しくなったり、ブレが大きくなったりしたためだそうで、動物23種、植物34種が対象だったものを、動物(ウグイス含む)は全廃、植物もアジサイ(開花)、イチョウ(黄葉・落葉)、ウメ(開花)、カエデ(紅葉・落葉)、サクラ(開花・満開)、ススキ(開花)の6種目9現象に絞られることになった。寂しいことよ。

●上で書いたように、21日日曜日、二子山に登る。

ここのところ、近所から二子山をはるかに眺めて、「そろそろ久しぶりに行くか」と思ったのが一つ。さらに、草が茂っていないこの季節こそ、二子山上ノ山から下ノ山、阿部倉山のルートを歩くにはもってこいなのではないか、と思ったのが理由の二つ目。

Hutago 以前にも書いたが、二子山上ノ山山頂までは、高角砲陣地があった名残りで自動車も通れる「砲台道」が続いているため、お散歩感覚で登ることが出来る。が、そこから先、双子の片割れである下ノ山と、それに隣接する阿部倉山にも足を延ばそうとすると、途端に道は面倒臭くなる。

そもそも二子山の二つの山は「寄せて上げて」みたいな格好をしていて、間の谷は妙に深く切り立っている。上ノ山から下ノ山にハシゴするには、その谷を「降りて、登って」する必要がある。右写真は名越の大切岸から見た二子山。この角度からだと阿部倉山は下ノ山の手前になるので判らないが、下ノ山と阿部倉山の間の谷も結構険しい。

そもそも上ノ山山頂と違って、下ノ山山頂と阿部倉山山頂には何があるというわけでもないので、そちら方面に歩くのは、初めて二子山に登った時以来。

●まあ、一応上ノ山に来たからには、恒例行事的に砲座跡と、藪の中の探照灯台座(?)のコンクリート柱を撮る。

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相変わらず、藪の中のコンクリート柱は頭がかすかに見えるだけ。

前述のように上ノ山から下ノ山、阿部倉山に向かう道はかなり険しく(といっても、もちろん、逗子・鎌倉近辺の山のレベルで「険しい」なのだが)、途中は上り下りの補助のためにロープが張られている場所も。久々に歩くと結構きつく、ああ、hn-nhさんやみやまえさんを道連れにしたい!などと不穏なことを考えたが、前述のように下ノ山や阿部倉山に軍事遺構の類は特にないので、多分付き合ってくれないだろうなあ。

下写真群1枚目は上ノ山と下ノ山間の道の最も低い部分の尾根。この写真だと、「まっすぐ綺麗な歩きやすそうな道」にしか見えないが、左右はほとんど断崖絶壁という、逗子・鎌倉近辺の山ではよく見る狭い馬の背の尾根。3枚目は下ノ山山頂。以前に訪れたときは普通だった看板が、アバンギャルドな状態に。これも前に書いたが、終戦直後の米軍の空撮写真を見ると、下ノ山山頂にも何かの施設(観測所?)があったように見えるものの、現在は(ちょっと怪しい深い窪地以外)特に何の痕跡もなく、木も茂っていてまったく見晴らしも利かない。

4枚目は下ノ山~阿部倉山間の最も傾斜がきつかった下りで、この写真だと判りづらいが、写真の道の先と足元とでは、たぶん5m以上の高低差がある。しかし、こんなに険しい山道なのに、片側の谷の木々を通して南郷中学校や南郷上ノ山公園が見え、公園のグラウンドで遊ぶ子どもたちの歓声やサッカーボールを蹴る音が響いてくるので、なかなかシュールだ(結構奥山に踏み入った気がするのに、ふと気付くとすぐ横が住宅地、というのは、逗子・鎌倉の山道にはよくある)。

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6、7枚目は阿部倉山から降りきったところの石仏群。最後の1枚は人里に降り立って振り返ってみた阿部倉山。二子山もそうだが、お椀を伏せたような山なので、ふもとでむしろ傾斜がきつく、山頂は割となだらか。

●ここのところ毎年、フキノトウの収穫をアテにしている野原が、今年は冬の間に草刈りされなかったこともあってか、ほぼ壊滅状態で、ごくごく小さなフキノトウが少数しか採れず。

半ばあきらめかけていたのだが、あちらこちらで少しづつ採り集めたら、結局はある程度の量になったので、フキ味噌とオリーブオイル漬けを作った。相変わらず、材料の分量に関してはまるっきり適当。

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今年のフキノトウはこれで打ち止めかなあ。ちなみにノビルも全滅状態。

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