●ほぼ毎日、終電とその数本前の間に帰ってくる。街灯や自動販売機やらがあふれた世界から見上げた夜空は、星が降るように見えるわけもないが、この時刻だとちょうど天頂付近にとりあえず夏の大三角形は見える。
七夕の時に書いたように、白鳥座のデネブは判るが、相変わらずアルタイルとベガはどっちがどっちか判らない。
――というわけで今調べたが、デネブに近い方がベガで遠い方がアルタイル。あるいは、白鳥がこちらに腹側を見せているとして、右翼側がベガで、左翼前方がアルタイル。ベガは全天で5番目に明るい恒星だそうなので(太陽は除く)、それでも見分けがつきそうだ(というよりも、天文ファン関係のサイトを見ると、夏の大三角は一番明るいベガを手掛かりにするよう書いてあることが多く、デネブは比較的暗いので目立たない、とある。オレの星のたどり方は常人と逆かぃ)。
まあ、ここまで調べたら次に見るまで覚えていそうだ。
●金曜日。夕方5時からC社長が事務所内で宴会を開くと言うので早々に追い出される。先日母から頼まれていたのに忘れていたノートを購入し、父の具合も見に川崎の実家に寄る。
私が来るというので父は起きて待っていたが、ほとんどの時間、椅子に座ったままうつらうつらしていた。
●コニー・ウィリス「航路」読了。臨死体験を科学的に解明しようとする心理学者と医者の話。個人的には「ドゥームズデイ・ブック」のほうが面白いと思った気がするが(といっても、ドゥームズデイの話の筋もうろ覚えだが)、それでもなかなか面白かった。
臨死状態を擬似的に体験する装置を開発して云々、という話なのだが、「過去」なのか「自分のアタマの中」なのかという違いはあるものの、ある装置を使って別の世界に行くという点では「ドゥームズデイ・ブック」や「犬は勘定に入れません」と共通したところもある。
小野不由美「屍鬼」に戻るべきところだが、その前に先に返却期限が来る森見登美彦の「夜は短し歩けよ乙女」を読まなくてはならない。
●未だにタミヤのBTはいじれず。箱の中のビニールを開け枝を取り出しただけ。
●六本木(住所は赤坂)の東京ミッドタウンで、「アジア-パシフィックの自転車生活デザイン展」開催中(7/29~8/27、11:00-19:00)。
東京ミッドタウンサイト内の案内をそのまま引用すると、
クリーンな移動手段でありカルチャーでありアジアの産業でもある自転車に注目する展覧会。さまざまな自転車を「食べる」「走る」「遊ぶ」「働く」「考える」など人間のライフスタイルと結びつけてご紹介します。
だそうだが、主にその「働く」ジャンルに関連して、以前に紹介した「働く自転車研究会」も写真パネルその他で参加している。
「働く自転車」とは関係ないが、九六陸攻や一式陸攻で有名な三菱の本庄技師が戦後すぐに設計した、余剰ジュラルミン利用の「三菱十字号」という自転車も出展されているとか。そのうち暇を見つけてぜひ見に行きたい。
ちなみに「働く自転車研究会」には、K女史によれば私も“すでに片足突っ込んでいる”そうだが、それにしては何もお手伝いしておらずどうも済みません。なお、左の写真は展示会とも何も関係なく、タミヤの1:35自転車を「働く自転車」仕様に改造中のもの。本当はスポークを張り替えるべきだが(前輪より後輪のほうがスポークが密なのは「働く自転車」の主要な特徴の一つ)、そこまでやるならフレーム自体組み直したいし、そうなると改造どころか「自作」になってしまうので早々に断念。それでも現在作業放棄中。
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