製作記・レビュー

春の収穫

●とある仕事が大詰めに入り、それにかかりきりになってしまったので、当「かばぶ」の更新もすっかり滞り気味。

週末模型親父さんのところの「New Kit Con」も、1か月締め切りが延びたのも関わらず、3月に入ってすっかり作業がストップしてしまったので、結局またしてもリタイア。申し訳なし。

ただし、煮詰まった仕事の「息抜きに」(という名目で)フリウルのKV履帯をつないだり、トラペのKV後期型に手を付けたりはしている。……なんのこっちゃ。

●そんな折ではあるが、ちょうど春の野山の収穫物が佳境。今年はいつも以上にあれこれ採って食べている。

▼下写真は3日火曜日の夕食の「逗子尽くし」の付け合わせメニュー。

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1枚目が集合写真。2枚目はアケビの芽を茹でたもの。いつもは溶き卵で食べているが、この日はからしマヨで。3枚目はノビルのだし醤油漬け。4枚目はイタドリのピリ辛メンマ風。5枚目は、先日、近所の道で会ってその時持っていた収穫したばかりのアケビの芽を進呈したE先生からのお返し(たぶん)の地場のメカブ。基本、海藻およびネバネバ系はあまり好きではないが、これは非常に美味しかった。

▼下写真は昨6日の収穫。

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右からイタドリ、ノビル、白い袋の上はカキドオシ、ハリギリの芽、アケビの芽。

初挑戦のカキドオシはシソ科の植物。今が花の季節で、写真2枚目が生えている様子。まずはハーブティーにして飲んでみた(3枚目)。ハーブティーというもの自体を飲みつけていないが、とりあえず「普通に飲める味」。好きな人は好きそう。4枚目はカキドオシのおひたし(何のことはない、単なるハーブティーの出がらし)。意外に醤油と相性がいいように感じた。「すごく美味い」とは思わないが、まあ、普通に食べられる感じ?

ハリギリの芽も初挑戦。本日夕食で、かみさんに天ぷらにして貰ったが、非常に美味かった。どこかにもっと生えてないかな……。

▼イタドリの「ピリ辛メンマ風」は、今年初めて作った料理。イタドリについては、もともと「柔らかい穂先メンマみたいな食感」だと思っていて、「それならいっそ、そのままの味付けにしたらいいんじゃね?」と思いつき、水煮の筍ベースのピリ辛メンマのレシピをアレンジして作ったもの。

結果――実を言うと、イタドリに関してはそこそこ下処理が面倒なため(皮むき・下茹で・あく抜きが必要)、「旬のものだから、とりあえず1度くらいはありがたく食っておくかな」レベルだったのだが、これなら多少手間をかけても何度でも食いたい!という成功作に。

かみさんも美味いといい、義妹も絶賛。FBでレシピを教えた地元の知人も「バカウマ」と評してくれた。

その知人からのフィードバックも合わせ、最新のレシピは以下。

① イタドリを収穫。地面から30~50cmくらい伸びていて、少なくとも1.5~2cm以上くらいの太さはあるもの。まだ固くならず、節の部分で「ぽくっ」と折れるものを収穫。今回は10本ほどを使用。

② 皮をむき、芽先を落として下ゆで。芽先も食べられるが、今回は不使用。色が淡く変わるくらいに茹で、その後、水にさらしてあく抜き(シュウ酸抜き)。数回水を変えながら、一晩さらす。

③ 適当な大きさに刻む。味が染みやすいよう斜め切り。

④ フライパンにごま油を引いて、種を除いて刻んだ鷹の爪(1本使用)を投入。火をつけて、鷹の爪の周りが泡立ってきたら刻んだイタドリを投入。

⑤ 料理酒、みりん、醤油(それぞれさっとかけ回す程度)、中華鶏ガラスープの素の顆粒(小さじ2くらい?)で味付け。おろしにんにく、おろししょうがを少量。さらにラー油をかけ回して辛さを調整。

⑥ 火からおろし、タッパーなどに入れ、冷ますとともに味を馴染ませる。

20180405_135935 ●4日、打ち合わせで赤坂見附。そのまま川崎の実家で一泊(半蔵門線~田園都市線1本で便利なため)。母の愚痴をいたりなんだかんだ。

帰りに横浜で、こんなガチャを見つけた。

欲しい! 丸ポスト(郵便差出箱1号(丸型))限定で欲しい! しかし、見たところ7種類あるうちの1種では、分が悪すぎる……。

ちなみに。

以前ここにも書いたような気がするのだが、かなり欲しい気がするバンダイのガシャポン、「東京地下鉄立体路線図」は、ガシャポンコーナーを何カ所か注意深く見ているものの、まだ一度もお目にかかったことがない。

20180407_163103 ●何のはずみか、義妹がクロアチアに旅行に行って来て、その土産に写真のようなものを貰った。

袋入りの粉末で、おそらく調味料か何からしいが、義妹曰く、「これを掛ければ何でもたちまちクロアチア味になるらしい」のだが、その義妹自身。「どう使ったらいいのか全然分からないから、調べて分かったら教えてね」……ヲイ。

とりあえず調べてみたところ、袋の後ろには「リュブリャナ」と書いてあったので、クロアチアではなくお隣のスロベニア製? もっとも元から仲のいい隣国だし、食文化的には一緒かも。裏面の説明文も、クロアチア語/ボスニア語と、スロベニア語の併記だった。

とりあえず、右は(たぶん)「1kgの鶏肉に一袋の内容を振りかけ、必要であれば擦り込んで、30分置いてから焼く」もの。左は、肉、魚などさまざまな料理に、調理前にティースプーン1杯(3g、1人前250mlあたり)かける」ものであるらしい。

……いや、なんだかますます謎だなあ。と思ったら、なんと「ベゲタ」としてwikipediaにも出ていた。発祥はクロアチアで、約40か国で販売される人気調味料らしい。怖いもの見たさ(味わいたさ)半分で、ちょっと楽しみになってきた。

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ビッカース6t戦車(15) 塗装開始

●あっちゃこっちゃ煮詰まり中。

●というわけで、すっかり間が開いてしまった、「週末模型親父」さんのところの「New Kit Con」参加作、CAMs 1:35 ビッカース6t戦車(Vickers 6-Ton Light Tank Alt B Commander Version - Republic of China)。

はっきり言って「模型どころじゃねえ!」状態ではあるが、時々息抜きに(ということにして)塗装に入る。

とりあえず組み上げた全体形を、もういちど部分ごとにばらし、塗装に都合のよいように持ち手を付けたり、空いたランナーにくっ付けて「クリスマスツリーの飾りつけ」にしたり。

強風が吹いたり、雨が降ったりで、なかなかコンディションが定まらないなか(缶スプレーは基本、外で吹いているので)、なんとかタイミングを掴んで缶サフを吹いた。

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ヴィッカース水陸両用戦車を作った際には、もう一段暗いグレーをこの上に重ねたのだが、出来上がってみると、もうちょっと明るくてもよかったような……。

というわけで、今回はグレー部分はこのサフのままで行くことにする。ちなみに上写真は実物よりだいぶグレーが暗く写っている。

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鉛筆で迷彩塗り分けの下書き。一応、上海で日本軍に撃破・鹵獲された車輌のパターンをなぞっているが(説明書の塗装図より)、書いているうちに混乱してきて、ところどころいい加減。

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3月の雪

20180321_142637 ●まさかこの期に及んで雪が降るとは思わなかった!(3月21日)

本来なら、まんだら堂やぐら群の今季公開の最終日なのだが、この天気だと閉まっているはず(もし万が一開いていたとしても行く気にはなれないが……いや、雪のやぐら群というのも、もしも見られるなら、それはそれでちょっと値打ちモノか?)。

●仕事が煮詰まっており当「かばぶ」更新もかなり久しぶり。

SUMICON(ニューキットコン)も今月末までだが、ヴィッカース6tの塗装はようやく缶サフを吹いた状態。

ただし、仕事でワジワジする気散じに、あっちゃこっちゃつまみ食いはしている。特に、買ったはいいが今一つ製作意欲的にはピンと来なかったタミヤのSU-76Mに手を付けてみたり。これについてはいずれ機会を改めて。

●そうこうしている間に、フキノトウの季節はすっかり過ぎて、大町の名越坂踏切脇の河津桜も、もう盛りは過ぎているはず。下写真は1枚目が先月28日。2、3枚目が今月7日。

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そうこうするうち、名越切通脇のヤマザクラも咲き始めた。

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生き物もあれこれ活動開始。先週あたりからウグイスの声もよく聞くようになった。1枚目は上のヤマザクラの樹下にいたビロウドツリアブ。本当はホバリング中の姿がまるまるもふもふでかわいいが、なかなか上手く撮れない。

2枚目は小さなハナバチ。3枚目は法性寺奥の院でキブシに来ていた、今年初見のコマルハナバチ。形(なり)が大きいので巣作り前(あるいは巣作り中?)の女王かも。

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●以前はそれほど見かけたことがなかったように思うのだが、最近、逗子の街の中でイソヒヨドリをよく見かける。写真は19日月曜日、池田通り交差点脇のローソン駐車場にいた♂。

あまり物おじせず、地面の何かをつつきながら、2,3mくらいのところまで近づいてきた。

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●20日、仕事で赤坂見附。日本語のペラペラなポーランド人P氏にお会いする。

その仕事が終わって昼過ぎ、せっかく近くに来たので四谷仙波堂に寄る。天気も悪く他にお客さんもいなかったこともあって、あれやこれや長話。小金を持っているとつい、という感じで下の履帯2種を購入。

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KV履帯については、他との比較も兼ねて改めて書きこみたい(改めてばっかりだな……)。

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PZLの大ナマズ

●仕事が滞っており、まともに模型製作をする余裕は本来なら無いのだが、そういう時に限って、何も考えずに手を動かす作業がしたくなる。そんなわけで、仕事途中の息抜きに、久々に飛行機のバキュームフォーム・キットを削る。

そうでなくても、時々無性に「バキュームフォームキットを削りたい熱」に囚われることがあるのだが、たいていは「出して、眺めて、しまう」だけで、実際に削るのは久しぶり。

以前にもちょっと書いたが、我が家にはバキュームフォームキットの不良在庫が(無謀にも)かなりたくさんある。バキュームフォーム(真空成型)キットは、温めて柔らかくしたプラバンを片面型(通常は雌型)に当て、空気を吸い出すことによって成型したキット。キットの状態では、1枚のプラバンから胴体や翼、その他小物などのパーツが半身でポコポコ盛り上がっているのが、通常のインジェクションキットの「枝」に当たる。必然的に、厚みのあるパーツは作れず、外側の「皮」だけの状態になるので、俗に「モナカキット」とか「モナカ」などとも呼ばれていた。

昔は特に飛行機を中心に、ガレージキットの主流を占めていたキット形態なのだが、その後レジンキットが一般的になるに従って衰退。今ではもうほとんど新製品は出ていないと思う。また、「バキュームでしか手に入らない機種」も、レジンやインジェクションで埋められていっているので、在庫品を作る機会も減っている。例えば、私が過去に完成させたバキュームフォームの飛行機キットは3機あるが、

Pzlp242 リパブリックP-43ランサー(1:72)→48はクラエア、72はパブラから簡易インジェクションキットが出た。
PZL P-24(1:72)→48はmirageから、72はazurからインジェクションが出ている。
AVIA B-135(1:48)→48はAZmodelから、72はRSから。

という感じで、現在、全部それなりのインジェクションキットが手に入る。そんなわけで、バキュームフォームキットはますます過去の遺物になりつつある。右写真は昔、「河馬之巣」の表紙にも使っていたことがあるP-24。

●それでも、バキュームフォームキットの「パーツ削り」にはなかなかちょっとした魅力がある。無心になれるというか……いや、削りが不均一になったり、削り過ぎたりしないよう、結構気を遣うのだが、たぶん、「たまにやると刃物研ぎが楽しい」というのと近いのではと思う(私自身はほとんど刃物研ぎはしたことがないが)。

Vac01 今さらの話だが、バキュームフォームキットのパーツの整形手順は右図のようになる。

1.パーツはプラバンからポコポコ浮き上がった格好。

2.まずは大まかにパーツを切り出す。パーツの縁に少しだけプラバンのベース部分を残す。

3.プラバンの厚み分を除去するために、裏側から縁部を大まかに削る。

4.ヤスリを使って仕上げ削り。(2)で残した縁部が薄くなって自然にちぎれるかどうか、くらいまで削るのを目途にする。

ここまで来て、通常のインジェクションキットのパーツを枝から切り離し、ゲート処理などを行った状態、ということになる。

もっともストレートにそこまで行くのは理想的なケースで、実際には、ベースとなるプラバンからのパーツの浮き出し具合が不均一だったりして、単純に「ベース分のプラバンの厚みを除去する」だけでは歪みが出る可能性がある。厳密な人だと、例えば翼パーツの仮組み段階でノギスで厚みを測り、翼厚変化が適切か、左右で食い違っていないかしっかり確認したりする(私はいい加減なので目測レベル)。

ちなみに過去作ったキットでは、リパブリックP-43ランサー(レアプレーン)、PZL P-24(モデルランド)で胴体幅が不適切で、機首側でプラ材を挟んで若干広げてやる必要があった。

20180224_162428 ●なんだか懐かしくなって、ついバキュームフォームキットの前提話が長くなった。

実際に今回取り出していいじっているネタはポーランド・miniplast社製の1:48キット、PZL-46スム単発軽爆で、ずいぶん前に当「かばぶ」で紹介したこともある。

scalemateによれば、発売されたのは1990年代らしいので、バキュームフォームキットとしては比較的新しいといえるかも。ちなみにやはりscalemateによれば、miniplastという会社は、他にも72のP-39エアラコブラのバキュームフォームキットを出していたが、そのキットはエレールのコピー(インジェクションキットをバキュームフォームでコピーって……)だったそうだ。ろくでもねぇなヲイ。

もっともこの48・スム自体はそれなりに良いキットで(あくまで古いバキュームフォームキットとしては、という話だが)、パーツに変なウネリや歪みも出ていないようで、割と気楽にガリガリ削れる。

以前は、バキュームフォームキットは(定番の工作法として言われていた通り)ガラス板にサンドペーパーを貼り付けたもので削っていたのだが、前述のように、どのみちそれで、パーツとしての正しい厚みが出るとは限らないので、番目の粗いスティックヤスリを使って結構野蛮に削り倒す。また、この機の場合、主翼上反角が途中で変化しているので、そもそも「ガラス板」方式だと主翼下面パーツは削れない。

そんなこんなで削ったパーツ。

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左は主翼と主脚。左翼と左主脚は削って張り合わせ済み。右主翼・右主脚は切り出して、一部合わせ部分を削ってあるのみ。なお、この時点では主脚はスパッツと車輪が一体だが、これとは別にきちんと360度ある車輪のパーツも入っている。

右は尾翼。水平尾翼と、双垂直尾翼の左側だけ削って張り合わせ済み。右垂直尾翼は切り出してあるだけ。この手の薄いパーツは削る部分がそれだけ幅広になる。特に主翼は後縁は削る部分が幅広で、前縁は狭くなるため、削りの不均一が生じやすく注意が必要。

以前も書いたように、このキットはプロペラやコクピット内などの小パーツも全てバキュームという「漢らしい」キットで、一部は自分で作り替えるか、他から調達してくる必要もありそう。キャノピーもちょっと融けかけた飴みたいな感じで、ヒートプレスで作り替えたほうがよいのだろうが、面倒くさいなあ……。そもそもバキュームフォームキットを作っている時点で「面倒くさい」とか言うな、って話だが。

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●最後になってしまったが簡単な実機解説。PZL 46スムは、大戦直前に開発が進んでいたポーランドの単発軽爆撃機で、昔からプラキットも出ていてそこそこ有名な(有名か?)PZL 23カラシュ(Karaś、フナの意)の後継機。

カラシュが視界確保のための機首(エンジン取付位置)下げや腹下のゴンドラなどによってかなりゴツゴツした外形だったのを、腹下のゴンドラは引き込み式にし、尾翼は背部銃座の射界確保のためか双尾翼に変更、かなりスッキリした外形に改めている。

もっとも、それで流麗な美しいスタイルになったかといえば、なんとなくもっさりした垢抜けない感じで、逆にカラシュの任務に合わせた(Ju87シュツーカにも通じる)独特のスタイルの面白さが失われただけのような気もする。いまやあ、乗る方にしてみりゃ「面白い」よりも「性能がいい」ほうが絶対にいいんだけどさ。

機名のスム(Sum)は、ヨーロッパオオナマズの意。以前から時々言っていることだが、ポーランド人の飛行機命名センスがよくわからん……。

第二次世界大戦開戦時には試作機2機が完成しておりテスト中。ポーランド軍向け生産型PZL 46A、カラシュに続いてブルガリアが購入予定だった輸出型PZL 46Bともに1機も完成していない。

ただし、開戦後に試作2号機はワルシャワからルヴフ(現ウクライナのリヴィウ)、ルヴフからルーマニアのブカレストに連絡飛行に飛び、その後ワルシャワに帰還。9月末、ポーランドのほとんどがドイツ・ソ連に占領されるとリトアニアのカウナスに逃れるという具合に、結構忙しく行動していたらしい。最終的にカウナスでソ連軍に接収され、テストされたようだ。

残念ながら開戦後の写真は残っていないようで、この時、2号機に国籍マーク等が記入されていたかどうかはよく判らない。

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ォンノウカオスェ2杯目

20180209_115704 ●8日木曜日に川崎の実家に泊まり、9日金曜日、都内で打ち合わせのハシゴ。1件目は神保町(猿楽町で午前中)。例の三省堂裏のミャンマー/タイ料理の店「エーヤナディーキッチン」で、再び汁そばの「ォンノウカオスェ」を食す。

まだ3度目だし、食べたことがないものにしようと思っていたのだが、前回の「ォンノウカオスェ」には(たぶん品切れで)パクチーが乗っておらず、パクチー入のものを食べてみたいと思ったため。

やはりそのままだとちょっと甘く、唐辛子を入れると味に締まりが出て来て美味しい感じ。

20180210_091041 ●ついでに秋葉原に足を延ばし、ラジオ会館のYSでタミヤ版のパナール装甲車AMD35を買う。税込2600円(箱の表示価格は3000円)。VOLKSには横浜、秋葉原ともになく、すでに売り切れか。この手の提携キットは一度出してそれっきりなので、なくならないうちに買えてよかった。以前のタスカ(アスカ)との提携版ファイアフライは買いそびれたし。

中身のプラパーツはICM製の、たぶん一番最初に出た仕様のキットと同じ(その後、ICMからはドイツ軍仕様、指揮車仕様などが出ている)。加えて、タミヤ版オリジナルのデカールと、木箱・オイル缶・シート・半身フィギュアなどのオマケパーツ。

パナール178(AMD35)には生産第1シリーズと第2シリーズがあり、砲塔ハッチ、ペリスコープ、前面貼視口などが違う。ICMでは、第1シリーズ用の砲塔パーツ一式もパーツ化しているのだが、このキットでは、その初期型砲塔の砲塔本体パーツ部分は枝が切り欠かれている(なぜかドイツ軍仕様のキットでは、不要部品扱いで初期型砲塔も入っている)。

なお、ハッチ・ペリスコープ・貼視口などの小パーツはこのキットにもそのまま入っているので、砲塔を若干いじれば第1シリーズも作れなくはない、と思う(そこまでやるならドイツ軍仕様のキットを買った方が楽そうだが)。

20180209_145246 ●午後の打ち合わせは高田馬場。高田馬場駅前を歩くなど、20年以上ぶりかもしれない。

駅からロータリーを挟んで向かいに「FIビル」という名前の古いビルがあり、その昔、2階に「新宿ホビー」という小さな模型屋があって、学生時代、時々店番のアルバイトをしていた。

懐かしくなって覗いてみたが、店舗のスペースそのものがなくなり、ただの廊下になっていた。左手の壁の向こうはエスカレーター。この廊下を縦方向に半分に区切って、エスカレーター側が「新宿ホビー」だった。よくもこんな狭いスペースに店があったもんだ……。ちなみに階上はまだ本屋のままだった。

20180211_155102 ●以前にも書いたことがあるかもしれないが、小坪の「子育地蔵」脇の駐車スペースには、こんな借主の札が貼ってある。

通りかかってこれを見るたび、石のお地蔵さんが自分で車を運転して地蔵堂に出勤してくる姿を想像してしまう(実際には車が停まっているのを見たことがないが)。

もちろん、庶民派のお地蔵さんとしては(個人的には)スズキの軽あたりに乗っていて欲しい。

スバル360やホンダN360も、似合うには似合うだろうが、ちょっとあざといかな(何がだ)。

●披露山庭園住宅端、大崎公園の河津桜。11日日曜日。

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●大切岸の梅。12日月曜日。

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●今年初収穫のフキノトウ。2/3ほどはフキ味噌に。1/3ほどは、かみさんに天ぷらにしてもらって食べた。

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ビッカース6t戦車(14) 組立完了

●「週末模型親父」さんのところの「New Kit Con」参加作、CAMs 1:35 ビッカース6t戦車(Vickers 6-Ton Light Tank Alt B Commander Version - Republic of China)の製作記の続き。

●前回までで、とりあえず組み立ては終了。塗装の便を考えて接着はしていない部分も仮組みして、組立完了/塗装前の記念撮影をした。

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限られた実車写真を見ると、砲塔上、および戦闘室後面の短いアンテナ状部品に細いコードのようなものを添わせてあるようにも見えるのだが、詳細が不明なので(少なくとも現時点では)取り付けていない。

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ビッカース6t戦車(13) 装備品類

●「週末模型親父」さんのところの「New Kit Con」参加作、CAMs 1:35 ビッカース6t戦車(Vickers 6-Ton Light Tank Alt B Commander Version - Republic of China)の製作記。

今回は装備品ほか細かいあれこれ。

●フェンダー前部には前照灯が付く。6t戦車の場合(同社の輸出用軽戦車は基本、同じ前照灯を使っているが)、2本フォークにライトが挟まれ、カバー無しのむき出しの状態になっているものと、カバーのかかったものと2種類が見られるが、中国軍指揮戦車仕様の場合は後者。ちなみに同じ中国軍車輌でも通常型は前者(ポーランド型も)。

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ライト前面に付く「ひさし」のエッチングパーツは、カバー側に取り付けるためのベロ(のりしろ)部分が長く、そのままでは左右部分とライトカバーの間に隙間ができる(もしくはベロがレンズ部分に食い込む)。密着するよう、ベロ部分は切り詰めた。

とはいえ、この部分のクローズアップ写真などが手元にあるわけではなく、「いや、そこは隙間が開くんだよ! パーツはそれを再現してるんだよ!」なんてこともあるのかも……。

ライトの背面にはライトコードを取り付け、車体にコード引き込み部を工作して繋げた。ライトコードは金属線を使った方が丈夫、かつ太さを一律に保つには好都合なのだが、完成後に「何かのはずみで触ったときに塗料が剥げそう」という気がして伸ばしランナーを使った。

●フェンダー上の工具類は、大戦中のドイツ戦車などとは違い、ごくあっさりしたもの。

一応、キットの指定では、左フェンダーにジャッキとジャッキ台(なのかどうかよく判らないが、何か銅鐸のような工具と筒が載った箱)、右フェンダーに誘導輪位置(履帯張度)調整用の大きな「てこ」棒とクランクが付く。

キットの指定では、誘導輪位置調整具は戦闘室横の2つの三角ステイをまたぐように付け、ステイに(エッチングの)ベルトで固定するようになっている。しかしこれは、通常型で見られる装着位置・固定法で、指揮戦車型ではもっと前方に載せているのが普通のようだ。

もっともその「普通」も、上海で撃破・鹵獲された車輌(下写真)と、イギリス本国で撮られたものかとおもわれる「商品見本」的写真の2例で言っているだけで、TWongさんにSUMICON掲示板で教えて頂いたところによると、通常型同様に後方に載せている例もあるらしい。

後方のクランク(これは通常型には載っていないようだ)もキット指定よりもう一コマ前方に来る。

一応、工具位置の有力根拠とした、wikimedia commonsの写真を再度引用しておく。

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この写真をよく見ると、左フェンダーのジャッキ台(?)の内側にもバールのような工具が載っている。

実はキットの指定通りの位置にジャッキ台は接着してしまい、右フェンダーにも指定位置にダボ穴を開けてしまったのだが、ジャッキ台は剥がして位置を微調整して再接着。右フェンダーの穴は埋めて、改めて写真から判断した位置に工具を付けた。

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左フェンダーの「バールのようなもの」は、とりあえずバールであると判断し、0.8mmの燐銅線の先をつぶして適当に工作。刃先の「受け」に当たる部分はキットのエッチングの枠部分をL字に曲げた。

なお、銅鐸のようなジャッキ(?)の頂部の窪みには実車写真をもとに小さなリベット状の丸突起を追加した(左写真)。

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右フェンダー前半には誘導輪位置調整具が載る。通常型の場合はキット指定のようにフェンダー支持架に2カ所で括り付けてあるようだが、指揮戦車型の場合、ホルダーの形式が、鮮明なクローズアップ写真がないためによく判らない。

左フェンダーの「バール(仮)」ともども、ベルト式の留め具ではないかと想像して、そのような感じに工作してみた(半ば想像なので鵜呑みにしないように)。

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ベルトのバックル部分は、キットの誘導輪位置調整具取り付けベルトから切り取ったもの。ベルト自体はプラペーパー。バックルに実際にベルトを通すのに非常に苦労した。途中で一つ、「ピンセットカタパルト」で飛ばしてしまったのだが、奇跡的に床上に発見した。

右写真で見ると、エッチングの「ブリッジ」部分がわずかに残ってしまっているが、なにしろ1mm程度しかないパーツなのでご勘弁を。

●操縦手ハッチの貼視口は、通常型ではもっと単純な形をしているのだが、指揮戦車では何やらもうちょっと凝った形状。

上の実車写真で見ると、キットの形状もちょっと違うような気もするが、他にアテになる資料もないので、ここはキットパーツに従うことにする……と思ったとたんに、貼視口フラップの上に付く小さなエッチングパーツを床に落とし、そのまま行方不明にしてしまった。さんざん探したが見つからず、仕方がないのでプラペーパー+プラリベットで再生した。

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●エンジンルーム上のレバー、戦闘室背面に付く謎パーツ、排気管などを工作。エンジンルームハッチのレバーは説明書だと2つとも右向きに付けるよう指示されているが、通常型実車写真の背面写真を見て、後方ハッチのレバーの向きは後ろ向きにした(正しいかどうかはそれほど自信がない)。

戦闘室背面の謎パーツの固定具は、パーツとしてエッチングの小片が付いているが、形状も単純だし、エッチングパーツは加工しづらいのでプラペーパーで代替した。

排気管は(IV号戦車などもそうだが)薄い鉄板でベコベコしているのが普通のようなので、ナイフで削って若干の窪みを付けた。

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●ここまで書いて尾灯(と思われる)パーツを付け忘れていることに気が付いた。ご覧のように極小のパーツで、どこかに跳ね飛ばしたら行方不明はほぼ確実ではらはら。

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今回は最後に取り付けることになったが、エッチングパーツを取り付ける前に、エッチングパーツの裏から確実に瞬着で止めてから、一緒に車体に付けた方がよかったかもしれない。

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3度目の正直なるか?(IBGのTKS)

●ちらほらとニュルンベルク・トイ・フェア(Spielwarenmesse)関連のネタが流れ始めて来ている。

以前はPrimePortalでスケールモデルの会場発表の各社別写真レポートが出ていて非常に重宝していたのだが、同サイトは更新が止まってしまったので、一覧できるところがなく不便。どなたか「ここに出ているよ」というのをご存知なら、情報をぜひ。

ともあれ、とりあえず流れてきた「ちらほら情報」から。

●タミヤからは35では「M3スチュアート後期型」と「ヴェスペ(イタリア戦線)」。48でチャーチル・クロコダイル。

M3スチュアートは完全新金型でのリニューアル。現行のタミヤのスチュアートは、(Scalemateによれば)1977年の発売。リベットだらけのクラシカルな姿を、当時としてはかなり頑張ってキット化したものなのだが、細かなミスや省略を除いても、次のような難点がある。

(1).(タミヤにありがちなミスで)博物館現存車輌をそのままキット化したため、基本、実戦で使われていないディーゼルエンジン型になってしまった。

(2).ポリキャタピラに柔軟性を持たせるためか、エンドコネクターがリンクをまたいでいないトンデモな形状。実際にこのような形状だった場合、一瞬後には履帯が全部バラバラになって地面に落ちることになる。

(3).転輪が薄い。

発売予定のリニューアルキットは現行とは仕様も違い、馬蹄形砲塔だがキューポラ無しのより後期のタイプ。従来ならM3A1に分類されていそうだが、(英語版wikipediaによれば)「M3の車体に、砲塔バスケットを除いたM3A1砲塔を載せたもの」という仕様であるらしい。

車体自体は(『週末模型親父』さんのところのBBSで教えて貰ったが)、後端が平板の装甲板の組み合わせか(M3)、丸めた装甲板か(M3A1)の違いがあり、また、M3A1ではスポンソンの機銃が略されている。

レンドリースのソ連軍マーキングのデカールも付属していて、「どうしちゃったの? タミヤ、『レンドリースの呪い』か何かにかかってるの?」という気がしないでもないが、とはいえ私自身レンドリース車輌は好物なのでまったく異存はない。

そのうち部品差し替えで八角砲塔の「ハニー」とかも出るかしらん?

ヴェスペは従来品の一部パーツ替えで、車輌自体に関しては履帯がインジェクションに変更。起動輪も新しいパーツが付属していて、歯数が違っていたのも修正されているらしい。まあ、こっちは個人的にあまり用事がないなあ……。

●もっと驚いたのは、IBGからTKSの発売が予告されたこと。

FTFはIBGの別ブランドだと聞いた気がするので、既発売のFTFの72のTKSを箱替えで出すのか?……なんて思ったら、35だった。すでにSCALEMATEには、20mm砲搭載型の箱絵が出ている。

さらに、めがーぬさんが見つけてきた、IBGのテストショットを組んだ見本と思われるもの。こちらはオチキス機銃型。

TK系列のインジェクションキットは、TOM Modellbauから発売されたものが最初で(TomからはTKS 20mm、TK-3の2種が発売されただけだったが、後にRPMでシリーズ展開)、その後Mirage hobbyから別設計の新キットが出た。それぞれ、「意欲は買うけれどちょっとなあ……」という出来だったので、第三の選択肢が登場するのは素直に嬉しい。

とりあえず、IBGの見本と思われる写真を見る限りでは、

・ハッチ、貼視口は開閉選択式で、車内再現されているらしい。ただし(なにしろ相手が小さすぎるので仕方ないのだが)ハッチ類は実車に比べ厚め。

・見本は上記のように機銃型。箱絵で予告が出ている20mm砲搭載型とは戦闘室上面レイアウトに若干の違いがあるが、キットでそれがちゃんとフォローされているかどうかは現時点では未知数。

・武装マウント部分のバルジは、Tomのキットでは上面の絞り込みが足りないのが弱点だったが、このキットでは割といい感じに見える(Mirageもここの形状はまずまず)。

・機銃マウント部はやや表現がのっぺり?(もっとも先行キットよりはずっとよい)。

・戦闘室背面の冷却気排出口のメッシュは、見本を観る限りではエッチングパーツのようだ。

・戦闘室側面下部装甲板後端の縦列のリベットは、見本では3本。walkaroundでよく写真を見かける、ワルシャワのMuzeum Wojska Polskiego(ポーランド軍事博物館)所蔵の現存車輌では4本となっているので、ケアレスミスによるキットの間違いかと思ったのだが、改めて当時の写真を見てみたら、キットの3本のほうが正しかった。MWP所蔵車輌はレストア時に間違えたのではないかと思う(ただし、後期のTKSでは側面装甲が増厚されているそうなので、実は4本リベット仕様もあった、なんてドンデン返しもあるかも)。

・ちなみに上でうっかり「リベット」と書いたが、装甲板の接合は基本、尖頭2辺ボルトが使われている。キットは、見本写真だと普通の丸頭(あるいはもしかしたら平頭?)に見える。もっともこの大きさのキットだと、ぱっと見、肉眼ではよく判らないレベルかもしれない。なお、尖頭2辺ボルトは、MasterClubで「Bullet-proof bolt "Polish" cone-head」として製品化されているので、ディテールアップ時に使える。

・見本写真にある誘導輪のスポークは明らかに厚すぎ。履帯はパターンの表現が若干大味? ガイドホーンは樹脂ショートを起こしている場所がちらほらあるが、製品版では大丈夫だろうか?

(2/5追記。Armoramaにも発売予告が出ていた。テストショットによるものという作例は上と同じものだが写真は別。)

●とにかく1月末はむちゃくちゃに寒かった(今もまだかなり寒い)。

24日水曜日は寒かったうえに強風。大崎公園から見下ろした鎌倉の海(左)、逗子の海(右)は、波立っているというよりも泡立っているかのようだった。

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22日に(天気予報通りに)かなりの雪。さらに2月1日~2日にかけても雪。

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ビッカース6t戦車(12) フェンダー

●「週末模型親父」さんのところの「New Kit Con」参加作、CAMs 1:35 ビッカース6t戦車(Vickers 6-Ton Light Tank Alt B Commander Version - Republic of China)の製作記。

今回はフェンダーの取り付け。

●フェンダーは左右とも、ぺろんと1枚の長いパーツが入っていて、車体への取り付けは、戦闘室側面部分に長細いダボが2カ所。本来の(実車の)フェンダー支持架は全てエッチングで、基本、車体側・フェンダー側のプラパーツにモールドされたリベット列に、エッチングパーツの穴を被せる形式になっている。

20180122_204804_burst01 大戦中のドイツ戦車などと違ってフェンダー上には滑り止めパターンもなく装備品も少ないため、もしかしたら完成後にダボ穴が目立ってしまうかもしれない……と考えて車体側の凹は埋め、フェンダー側の凸は削り取ったのだが、改めて仮組み時の写真(右、黄色矢印部分がダボ)を見てもあまり目立っておらず、余計な手間を掛けただけだったかも。

▼フェンダー支持架は、戦闘室から後ろは基本、帯金を三角形に曲げたもの。前方は単純に帯金を表面に沿わせたもの。

取り付け後の姿は以下のような感じ。戦闘室側面の「三角支持架」に関しては、形としては単純だし、取り付けは特に難しいことはないだろうと思っていたのだが、モールドのリベットとの位置合わせが意外に面倒。エッチングの侵食度の個体差もあるかもしれないが、車体側のリベットに合わせる穴がちょっとタイトで、作業しやすいよう、ドリルやヤスリなどでわずかに穴を広げた。むしろ「折り曲げがややこしそう」と思っていた先端部の2本ずつのほうが取り付けは簡単だった。

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▼部分について。

前方支持架はギアハウジングからフェンダー幅いっぱいにかかる2本(右側:P9、P25。左側:P23、P24)と、その後方の短いL字金具(P15)の計3つずつ。

20180124_103033 前方2本のギアハウジングの段差に掛かる部分は、(説明書では小さな図で「そうなっている」だけで特別の注意書きはないが)直角に曲がっておらず、斜めになっているのが注意点と言えるかも。

後方のL字金具(黄色矢印、P15)は、説明書ではフェンダーを取りつけた後から付けるように指示されているが、車体側・フェンダー側ともにリベットに被せる形式のため、その方法だと非常に取り付けが難しい。あらかじめフェンダーか車体のどちらかに接着しておいたほうがよいと思う。

というより、そもそもここは、リベットに被せる形式よりも、リベット表現付きエッチングを曲げるだけのほうがよかったのでは……(少なくとも片側だけでも)。

このP15で車体とフェンダーの位置は決定されてしまうが、写真のように、若干隙間が空いてしまった。「まさか、実車でもそうなってる?」とちらりと思ったが、あれこれ見てもそんなことはないようだったので、外側から、ごく細く切ったプラバンを貼って目隠しした。

▼左側後方は全て「帯金三角」形式だが、右側最後部だけは、なんだか凝った形状の支持架になっている。

20180124_103120 横幅十数ミリのパーツに、折り曲げるところが7カ所もあり、途中で「むきゃーーっ!」とか奇声を発して投げ出したくなるレベル。なんとか曲げたが(写真ではそれらしく写っているが)若干歪んでしまった。

ちょうど車体側に掛かる部分の真下にボルトのモールドがあり、そのままでは支持架が若干浮いてしまう。

中国軍ビッカース6tの写真としては比較的有名な、通常型の隊列を真後ろから俯瞰した写真で見ると、支持架の上にボルト頭が出ているようだったので、一度モールドを削り落とし、支持架の上から接着した(黄色矢印)。エッチングパーツに穴を開け忘れたのだろうか?

●フェンダーとは関係ないが一点追加工作。

20180124_1853162 CAMsのキットは前作のビッカース水陸両用戦車も含め、リベット/ボルトの数や配列に関しては非常にこだわって再現しているのだが、(珍しく)このキットでは車体前端上面中央のボルト頭が一つ忘れられている。おおよそ、足回りパーツの枝にモールドされている追加用のボルト頭と同じ大きさなので、これを1つ移植した(ナットと違ってこちらはだいぶ余っている)。

増やしたボルト頭と両隣との間隔は、その左右と異なって狭くなっているが、これは実車もそうなっているのでOK。ちなみにキットの説明図ではこのボルトはちゃんと図示されているので、単純に金型製作時に忘れられたらしい。

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ビッカース6t戦車(11) 車体のヒレ

●「週末模型親父」さんのところの「New Kit Con」参加作、CAMs 1:35 ビッカース6t戦車(Vickers 6-Ton Light Tank Alt B Commander Version - Republic of China)の工作の続き。

またまた進捗としては細かい部分。

●戦闘室左側上端には、砲塔基部を保護するために外側に向けて張り出しがある。

この部分は、キットではエッチングパーツが用意されているのだが……。

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ご覧のように細長いパーツを、横幅一杯でL字型に折り曲げるという指定(さらに上側の三角部分については、その上にもう一枚貼り増すようになっている)。

さすがにこれは、精度の高いエッチングベンダーを持っていたとしても私に対処できる工作ではないと感じたので(特に三角形の両端部分)、折角のパーツには申し訳ない気はしたものの、思い切って上側の三角部分は切り飛ばしてしまい、下の「穴開き帯」部分だけ先に車体に接着。その後、三角部分は0.3mmプラバンで再生した。ちなみに、車体側垂直面は、車体にモールドされたリベット列に被せるようにエッチングパーツを接着することになるが(もちろん実車では帯金の上からリベットを打っているのだろうが)、エッチングの穴はリベットにきっちりフィットした。

上のエッチングパーツに写っているように、この三角部分には中央付近に2つのリベットが付いていることになっている。実車写真でもそれらしいものが確認できるものがあり、(接着して隠れてしまう)車体ハッチ裏のモールドから移植した。

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この張り出し部分に(何かを止める用事があるようにも思えないのに)なぜリベットが付いているのか判らない、と、SUMICON BBSでの進捗報告で触れたところ、hn-nhさんより、「実際には戦闘室天井板がそのまま外側に張り出していて、それを外側からL字材で止めているのでは」という趣旨のコメントを頂いた。

hn-nhさんが現在製作中のT-60戦車が実際そんな構造になっていて、さらに(これもhn-nhさんからの追加情報なのだが)フィンランドに現存する「ビッケルス」(後期型6t戦車)の張り出しもそのようになっている。ただし、「ビッケルス」の場合は標準型6t戦車とは張り出しの形状がやや異なり、またT-60と違って上面内側にもリベット列がある。

つまり、私としては単純に下図のAのような構造になっているのではと想像していたのだが、実際にはBのようになっているのでは、という話。A図ではヒレ部分のリベットは省略してある。

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もっとも、製作中の標準型6t戦車の場合、水平のヒレ部分のリベットは中央寄り2カ所にしかない。一方で、車体側垂直面は戦闘室の横幅一杯あり、ちょっとアンバランスな気もする。

なお、キットのエッチングパーツは(おそらく上下面にリベットを表現するためなのだと思うが)前述のように水平部分は2枚重ねにする構成であり、横面だけを見ればB、上面はAのような表現になっていることになる。

もし標準型6t戦車でもBのような状態になっているとすれば、張り出しと戦闘室上面の間の継ぎ目を消す必要があるが、現時点ではこの部分がはっきり確認できる写真が手元にないため、とりあえず継ぎ目は消さずに放置の方針。もっとも、この部分の継ぎ目を消すとなると内側のリベット列が邪魔になるので、一度削り落として再生するなどのかなり面倒な手順が必要になる。……いやいや。そんなややこしいことしたくないし。

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