その他模型雑記

横浜AFVの会2024

●3月24日日曜日、横浜AFVの会に行く。

実は地域の自治会の会合が入っていて、今年は行くことが出来ないと諦めていたのだが、朝、自治会長にラインしたら、次の日曜に延期になったとの返事。なお、今改めて去年の横浜AFVの会の記事を読んでみたら、去年も自治会の役員会と重なっていて、役員会が終わってから終わりの数時間だけ出席したのだった(自治会役員は1年度だけの仕事だが、昨年の横浜AFVの会は4月開催)。

このところ模型製作は低調だったので、当然持っていける完成作品は無し。話のタネに作りかけのクブシュの装甲ボディでも持っていこうと思ったが、ちょうど具合よく入る持ち運び用の箱がなかった。

●出す作品がないこともあって、昼食をとってからゆるゆる出かける。

現地会場で、まずはKakudouさんにお会いする。そうこうするうち、昼食に出ていたらしいケン太さん、ミカンセーキさんも戻ってきて、あれやこれやと模型話をはさみながら作品鑑賞。会えると思っていたハラT青木氏は、聞くところによると体調不良だとかで欠席(去年も欠席だった)。大丈夫かアオキ!

あとはむーさんとか野田君とか。

●相変わらず一貫性も網羅性もない、知り合いの作品+たまたまその場で気になった作品の写真集。

まずはKakudouさんのOT-34。青木氏の厳しいチェックにさらす覚悟で持ってきたらしいが、前記のように氏は病欠のために肩透かし。「3つ(?)大きなウソがあります」とか言われたのだけれど、私はよく判らなかった。一つ種明かししてもらったところでは、112工場製車輛として製作したものの、実際のこのマーキングの車輛はよく見たら112工場製ではなかったらしい。

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同じくKakudouさんの英装甲車3題。Miniartのダイムラー・ディンゴ、ブロンコのハンバー・スカウトカー、ゲッコーのダイムラー装甲車。

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昨年末の東京AFVの会の折(会終了後の飲み会)でも見せてもらった、ケン太さん製作中のフジミのミニスケールJS-2。リアパネル周りとか、細かくヒンジなどディテールアップされていて、未塗装のこの状態が美しい。が、年末からどこが進んでるの、これ(フェンダーとかいじってるよ!と言われた)。

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ミカンセーキさんは、参加に向けて急遽完成させたという、ドイツ軍のモバイルトーチカ(輸送状態)。その筋(?)では有名なRPM製のインジェクションキット。M.Nさんからのもらい物? バーリンデン製のレジンキットも持っているとかで、そちらはいずれひまわり畑の中に設置された状態で作る由。

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むーさんの日本陸軍の牽引車。ピットロードのメタルキット。今は同一アイテムがインジェクションで出ているとかで、「作るならそっちを」と言われる。いや、作らないけど。

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野田君に、「何か作ってきたのー?」と尋ねたら、「コレですよコレ」と言われたイタレリのセモベンテ。車内はほぼスクラッチだとか。砲弾ラックの形状とか、飼料不足でとにかく苦労したらしい。ちなみに今回の横浜AFVの会、人気投票の際の予断を防ぐためか、作品カードにはエントリーナンバーは書かれているものの、作者名の欄がない。

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●ほか、知り合いでない方々(たぶん)の作品。

ルノーFTはタコムの1:16。仕上げも綺麗で丁寧で、何か賞も貰っていた。作者はだいぶ若い方。しばしFT話を楽しんだ。

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こちらは圧倒的迫力の1:35ドーラ。これも賞を貰っていた。キットはABS樹脂製だとか(その後、現行キットではスチロール樹脂に代わっているらしい)。いや、何樹脂だろうと普通の人には(製作スペース的にも保管スペース的にも値段的にも労力的にも)手に負えないよね?

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ランチア1ZM装甲車。当然、カッパーステイトのキットなのだろうと思ったら、久しぶりに名前を聞くKMR製レジンキットだった。KMRはレジンキット草創期のメーカーで、とにかく「出来の悪いレジンの塊」キット揃いだった記憶がある。よく、今になって作り上げたなあと感心。

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クロアチア軍のT-55? たしかMiniartのチェコ製車体のキット? もう一つはタミヤのAMX-13。特に何がどうということもなく、実車写真では(角度的に)あまり見ない、上面の丸型ファンが可愛かったので。戦後物の作品は当然、それなりに多数あったのだが、写真はこれしか撮っていなかった。

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ベルリン戦の雰囲気のソ連203mm榴弾砲ジオラマと、中国戦線のジオラマ。ジオラマ作品もそれなりにあったが、やはりあまり撮っていなかった(ミカンセーキさんのトーチカ、列車砲ドーラも一応ジオラマだけれど)。

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イースタンのSU-152。一応、組作品の体のランカスターとタミヤ48の救急車。私のアルビオン装甲車も、48のハリケーン(の一部)あたりと組み合わせたい気はしているのだが、実際にそこまでやり遂げる気力が出せるかどうか。

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と、あれこれ見ていて、当然、人の作品の鑑賞も楽しいには楽しいんだけれど、やはり自分でも何か作品を持っていかないとイカンなあ、と思う。……いや、毎回そう思うんだけれど。

●会終了後、ミカンセーキさん、ケン太さんと飲みに行く。ケン太さんの奥さんが気に入っているとかいう店で、日本酒を飲んで焼き鳥・焼き豚ほかを食べたり。さらに喫茶店でコーヒーを飲みつつあれこれ駄弁って解散。

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御堂筋

●17日金曜日から2泊3日で大阪。

某国研主催の合宿イベントにスタッフ(の端っこ)として参加のため。

大阪に行くのは10年ぶり? いやもっと? などと思っていたのだが、改めて調べてみると、少なくとも8年ほど前に一度行っていた。もっともこの時は行き先が吹田の阪大で、新大阪を降りていきなり北上してしまったため、大阪の中心市街地に行くのは、やはり10年ぶり以上かもしれない。

今回の行き先は御堂筋沿い、淀屋橋と本町の中間くらい。泊りもすぐ近く。御堂筋はちょうど年末のイルミネーションの期間に入っていて、夜はイチョウ並木が派手にキラキラ。

そしてそのイルミネーションの写真ではなく唐突にマンホールの写真2枚(イルミネーションの写真も1枚撮ったのだが、微妙にブレていた)。

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久々の大阪で、今頃気付いたこととか改めて思ったこととか。

  • 今まで「御堂筋は、なぜ御堂筋という名前なのか」というのを(なぜか)考えたことがなかったのだが、淀屋橋から本町に下る途中で「北御堂」の前を通り、「ああ!これがあるから御堂筋なのか!」と改めて思った(正確には、その先の「南御堂」と合わせて、だが)。
  • 御堂筋って、あんなに広い道路なのに一通だったのね。
  • 週末ということもあってだが、土曜の晩に御堂筋を歩いていたら、暴走族がけたたましく走って行った。大阪って、こんな街のど真ん中に暴走族が出るの?
  • 我々以上の世代で大阪出身者以外だと、「御堂筋」という地名を知ったのは欧陽菲菲で、という人が多いのではと思う。ただ今回は「普通に降っている」か「からっと晴れている」かで、歌詞のような小糠雨のシチュエーションはなかった。調べてみて初めて知ったが、「雨の御堂筋」ってベンチャーズがオリジナルなのね。
  • 本町まで歩いて、高速の高架下にある商業ビル「船場センタービル」を見て、いまさらのように「ああ、この一帯が船場だったのか」と知る。何か、東京でいえば茅場町とか人形町のような問屋街を(勝手に)イメージしていた。まあ、お店(たな)が集まっていた場所といえば、東京でも日本橋だもんな。
  • 一帯の街区は碁盤の目で、大阪城(東にある)を基準に縦(東西)の道路が「通」、横(南北)の道路が「筋」で、もともとは縦の「通」が表通りだったそうだ。2へーくらい(古い)。
  • 3日目の日曜日、淀屋橋から京阪に乗ったが、「京阪のる人、おけいはん」のポスターやら何やらを見ず。「ああ、もう、おけいはんっていなくなっちゃったのか」とちょっと寂しく思ったが、調べてみたらちゃんと「8代目おけいはん」が現役であるらしい。

Img20231118123145 ●せっかくこんなに近くまで来たんだから!ということで、2日目の昼休みと、3日目のイベント終了後の2回、久しぶりに本町のホビーランドに行く。

「**があったら絶対買おう」という宛も特になく、ちょっとムラムラ衝動買いしたくなるネタはないではなかったが、結局何も買わなかった。

とはいえ、相変わらず品揃えのいい、しかも店内スペースがゆったりしていてあれこれ見やすいお店だなあ、という印象。これならアオキも通路に詰まらん。

●これまたせっかくの関西、しかも3日目は割と早めに仕事が終わるということもあって、はるとまん(たまん)氏に連絡を取り、京都駅で待ち合わせる。生身のはるとまん氏に会うのは、それこそ何年振りやら(オンライン飲み会では数か月ごとくらいに会っているが)。目の疾病の悪化で白杖を突いているたまん氏だが、それを除けばまあまあ元気そう。お互い歳はとったけどね。

京都駅近くのヨドバシでたまん氏の買い物に付き合った後、上階の居酒屋で差しで飲み食い。

おそらく30年くらい借りっぱなしだったホビージャパン1冊(大塚康生先生のガンポーティの記事が掲載されている号)をようやく返却。もう1冊、エデュアルドのモランソルニエNの記事が出ているモデルアートを借りているらしいのだが、そちらは(出張前の晩の数時間の捜索では)見つけられなかった。

Img20231122013944 逆に、たまん氏から資料本を一冊頂く。「このネタならこの人だよなあ」の安定のザロガ先生本。一冊返して一冊貰ってるんじゃ世話ないなあ。

●たまん氏との酒席の話あれこれ。

最近とみに粗製乱造されている「なろう系」アニメについて、たまん氏の愚痴を聞いたり、「**はひどいが**はいい」とか意見交換したり。

「四式戦疾風が687km/hを記録した」という話を初めとして、大戦末期の日本軍機が、米軍による試験で、ハイオクタン燃料を使って高性能を出した話はいろいろあって、従来の当該機の資料には必ず引かれているくらいなのだが、どうやらアレは誤報だったのだそうな。

米軍側の資料では当初推計値(計算値?)が書かれていて、その後実際に飛行して計測が行われれば書き直されるのだが、疾風その他の場合は当初の推計値がそのまま書かれており、それが「実測値」と誤解されて広まってしまったというのが真相なのだそうだ。まあ、そもそも工作不良が続出している大戦末期の日本機のエンジンに、いきなりハイオク燃料突っ込んで全開とか、怖くてなかなかできんわな……。ネットに上がっている話だそうなので、もっと詳しく知りたい人は検索するよろし。

似たような話で、大戦末期のドイツ機、例えばフォッケウルフ190D(長っ鼻ドーラ)も、「実はそんなに評価は高くなかったらしい」とか。

そのへんも含めて、「昔はこれが決定版!とか言われてた資料が、今ではもう古いってのが多いよなあ」と言い合う。「根っからのドイツ機マニアでもないのに、なんでそんなもん持ってるんだって話だけど、うちにはMONOGRAM Close-UpシリーズのBf109本が何冊かあるんだよ」と言ったら、たまん氏に「いや、本当になんでそんなもん持ってるんだよ……」と呆れられる。一冊一冊は薄いし高い本でもなかったから、何かのはずみに買っちゃったんだよな。でもすごく評価高かったよねえ、あの本。今はまるっきり二束三文だろうなあ。

逆に、「最近になって、『**は**だった!』と話題になっていることが、実は**年の記事にもう出てるんだよ」という例もある、という話を聞いたり(何がそうだったかの具体例は忘れた。役立たん)。

たまん氏が秘蔵している「ちょっとやばいブツ(法に触れる物ではない)」の話を聞いたり。その昔、たまん氏の腹の「ブヨブヨ感」を笑っていた青木氏の体重が「それどころじゃない」状態になっていることを報告したり。エトセトラエトセトラ。

●ちなみに。

冒頭2行目に「某国研」と書いたが、国研は「国立の研究機関」の略として使っている。……という用法が普通だと今まで思っていたのだが、デジタル大辞泉には、国立国語研究所もしくは国立教育政策研究所の略称としか出ていない。

もっとも内閣府のサイトにも「国研のチャレンジ」としてさまざまな国立の研究機関(正確には国立研究開発法人)が紹介されているから、私の用法は間違ってはいないはず。デジタル大辞泉、なんで狭義しか出てないかね?

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東京AFVの会2023

●「今年は早いんだよなあ」と判っていたはずなのに、具体的な日付を忘れ、ケン太さんのコメントで大焦りした東京AFVの会。

一昨日時点では、「行けるかどうかは今日のこれからの頑張り次第?」と書いたのだが、結局、その「今日(一昨日)」はあまり頑張らなかったのだが、なんだかんだとやるべきことを全部放り出したまま、昨日は下北沢に向かってしまった。

「開催日も忘れてたくらいだし、実は会場もいつの間にか変わってないだろうなあ」などと急に不安になって、行きの電車の中であわてて検索してみたが、会場は例年通り北沢タウンホールで安心した。

前回書いたように、展示すべき完成品は何もないので、のんびり家を出て、昼過ぎに現地着。そういえば、今年のテーマは「1930年以降の英語圏(の車輛)」とかだったはず。それを念頭にアルビオン燃料補給車を作っていたんだったっけ、と改めて(現地で)思い出したりする。ダメダメな感じ。

●現地で作品をつらつら眺め始めたあたりで、ハラT青木氏ほか、昼食から帰ってきた旧知の人たちに会う。

「青木さん見て、どう思います?」

と誰かに聞かれたが、いや、もう、見るたびに膨らんでいっているように見えるのはいつものことだから! 赤色巨星の道を歩んでるから! つーかマジ身体に気を付けてくれ。

ミカンセーキさんと「お互いブログの更新もせず……」と傷を舐めあったり、ケン太さんにM1エイブラムスを強く薦められたり(作らないってば!)、M.Nさんやめがーぬさんにいきなり作品解説を強要したり。当ブログの製作記が出発点のhiranumaさんのwz.34装甲車が完成していた。やはりコツコツ着実に作る人は違う。

会場で、ものすごく久しぶりに“ラスカン”高橋さんにもお会いした。

●例によって、まったく網羅性はなく、写真に収めるにあたっての基準なり一貫性なりも全くない作品集。とりあえず友人知人のものを中心に、適当にその場で「んー。これいい」と思った作品とか、好きな傾向のアイテムとかを撮っただけ。ジオラマやフィギュアの写真が(改めて見返すと)少なかったりなかったりするのは仕様です。

今年のAFVの会の力作といえばアレだろう! なんで撮ってないんだ! 貴様の目は節穴か!?

と思う方がいるかもしれませんが、はい、その通りです、と言うしか。

とりあえずは友人知人の作品から。

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めがーぬさんのディアーナとMk.I。いずれも72。ディアーナはACE、ディテールはよいものの(型ズレがあったりで)難キットである由。Mk.IはMBで、私も雌型を組んだが(組んだだけで塗っていない)、非常にきっちりくっきりした佳作キット。めがーぬさんの作品は中東仕様?(フランス・ソンム戦線の仕様だそうです。どうもすんません)

ミカンセーキさんのタミヤの軽装甲機動車(←名前があやふやで今調べた)。「高速でよく見かける仕様(アンテナ位置) 」に小改造してあるとか。ミカンセーキさん、現用も作るんですねえ。

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M.Nさんのトルディ・ジオラマとケン太さんのIV号F型VORPANZER仕様。トルディ&オペル・オリンピア(だっけ?)のジオラマは以前のSUMICON参加作品。よくあのボキボキ折れる履板パーツを、こう滑らかに地面になじませて繋げましたね、と言ったら、「フリウルに交換した」とのこと。あー、やっぱりあれは扱いづらいよねえ……。

ケン太さんのIV号はボーダー。この辺の新興メーカーのキットは一つも買っていないが、ケン太さんの感想だとそこそこいい感じ? ただ、改めて写真を見ると、車体後部のクリーニングロッドの本数が、長砲身向けのような(キットのパーツがそうなっているらしい)。

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精力的に作品を完成させているなあ……と感心するシェルさんの中東もの三作と、悪評高いドラゴン黒箱シリーズのコンカラー。南レバノン軍のT-55の青は、一応これでも現地の岩砂漠?に合わせた迷彩色だそうで、そんなことが書かれた資料も見せてもらった。コンカラーは輸送途中に「転輪が1つ取れた」そうで、取れた転輪は「(接着せずに)置いてあるだけ」だそうだ。展示会作品輸送あるある。

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1枚目は中尾さんの1:15、イマイのIV号。facebookなどでも見ていたが、「小学校の頃に買って作って、しまってあった作品を、改めて、どうしても気になる部分に手を入れて(かつラジコン仕様にして)作り直したもの」。中尾さん、いつも思いますが物持ち良すぎです。スケールモデルとして手を入れた個所は、主に砲塔プロポーション。元の今井のキットの特徴は残しつつ、見栄えよく仕上げていて、「懐かし部門」1位になっていた。っていうか、「懐かし部門」は中尾さんの独壇場(昨年はコロナ罹患でお休みされていたが)。

2枚目はhiranumaさんのwz.34。出発点は前述のように当ブログの製作記だが、私は工作7~8割のところで止まったまま。その残りの部分を中心に、結構解釈の違いなどもあって面白い。私が「銅板で作るかなあ」と材料の手当てだけしてあるフェンダーは、薄いプラバンをしごいて曲げているそうだ。

3枚目はむーさんのフィアリー企画製?のちよだ装甲車(+スキ車)。あとの3枚は、その横に並んでいた、別の方のフェアリー企画製装甲車3輌。フェアリー企画なのに綺麗にできている……。棚の奥底に沈んで行方不明の私のウーズレー装甲車も、そのうち成仏させたい。

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あとは、適当に撮り残してあったものをだーっと。マチルダIは昔のアキュリットのものだそうな。試作のみに終わったズリーニイIは、まさにその試作感を前面に出したジオラマ。こういうのって、私は一生作れないだろうなあ。その次はT-64……のB型?(あやふや)。追加装甲のおかげで、小さな砲塔がますます小さく見える。

次2枚はブラチのソミュア・ハーフトラックの自走砲。私が以前作ったものはこれの原型にあたり、足回りは同じなのだが、さすがブラチのものは足回りのパーツのいちいちがシャープ。羨ましい。

その次はアヴェンジャー? 工作途中だが、こういう工作途中は見ごたえがあって楽しい。うーん。工作綺麗だなあ……。

●M.Nさんから見せてもらった、「まだ未完成ですよ」のIBGの1:72 ズリーニイと、昨年も見せてもらった、FC Model Trendsの1:35 グノーム・エ・ローンのサイドカー。これ、切り離す以外にほとんど「工作」するところ、ないよね……。

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FC Model Trendsといえば、先日久々に行った秋葉原のイエサブで、タミヤのユニバーサル・キャリア用の、足回り代替パーツ(履帯と転輪・起動輪・誘導輪が一体成型されたもの)を見たのだが、履帯のガイドホーンが痕跡程度しかないうえに、履帯の接地面のリブも薄く、履帯全体がなんだかペラペラした印象だった。「あれって、そういう仕様の履帯があるわけじゃないよね?」とM.Nさんに聞いてみたが、M.Nさんも「そうじゃないのでは」との返事。3Dプリントの「ミスプリ」みたいなものなんだろうか? さきほどFC Model Trendsのサイトで商品画像を見てみたら、きちんとガイドホーンは生えていた。とにかく、3Dプリント製品にはそういうケースもあるのかも、という注意喚起を兼ねて。

●話のタネに持って行ったドラゴンSU-100の作りかけを、青木氏に

「ククク……何か言うことがあれば言うてみい。ほれほれ」

という気分で見せたところ、開口一番、

「この砲身、戦後型ですよ」

とバッサリ斬られた。ぐは……(血)。

もともと、kakudouさんから頂いた金属砲身を有効活用するというのが製作開始のきっかけの一つだったりするので(もう一つは、やはり頂き物のminiarmのレジンの転輪)、「どうすんだよコレ」状態。いやまあ、戦後型だということなら、なんとか戦中型にするしかないんだけれども。

さらにその後、ラジエーターグリルの一か所が内外逆に接着してあることも判明(老眼工作の弊害)。追加ダメージ+5。

なお、グリルに関しては、マンリーコさんに伝授された「秘技エナメルシンナー剥がし」で無事に取り外すことができ、正しい向きで再接着できた。よかった……。

●閉会後は、毎年の通り皆でサニーに寄って(何も買わず)、その後、「鳥貴族」であれこれ模型談義(+α)。メンバーは青木氏、ケン太さん、ミカンセーキさん、めがーぬさんと私の5名。ケン太さんが結構ちまちまと手を入れて製作中の、フジミ76のJS-II・1943年型を見せて貰ったりする(写真を撮り忘れた)。喫茶店にハシゴしてさらにあれこれ喋って解散。では諸君、また何かのイベントの折に~。

●なお、東京AFVの会の来年の課題は「砂漠」だそうだ。ネタ……ぱっと思いつかん。いや、別に完成させるなら課題作じゃなくてもいいんだけどさ。

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フリウル廃業

●連日の猛暑。いやもう、気ィ狂ったみたいに暑いのなんのって。

と、そんな毎日だったのだが、8月1日未明、激しく雷が鳴って、2時半頃より久しぶりの雨が降った。これは朝には止んでしまったが、午後になって再び雷雨。これでちょっと涼しくなればいいなあ。

●別売メタル履帯の(たぶん)最大手メーカーであるフリウルモデルが廃業を決定したとのこと。廃業の決定、および機械類・600種に及ぶ製品の型・200種の試作品の継承先募集をサイト上で告知している。

フリウルの製品は、トラックリンクそのものはいいとしても、連結が針金を通すだけなので、端のピン部分の表現がイマイチ。なお、さらに初期の製品は針金止めでもなく、連結部の片側が「C字」断面になっていて、もう一方の、履板と一体成型されたピンにカシメて止める形式だった。これはこれで連結は楽だが、精密度という点ではさらにイマイチな感じ。

そんなこんなで、私は他に選択肢がない場合にだけ手を出していたので、我が家には確か2、3種しかない(B1bis用と、KV後期型の2分割混ぜ履きと、あとはなんだったかな)。もっとも、何か機会があれば欲しいなと思っていたものも何種かあり、やはり廃業は惜しい。

ミリタリー物のアフターパーツも、次第に3Dプリント物が主流になりつつあり、そんな時代にメタル履帯の金型を継承しようという人なり会社なりが現れるかどうか、あまり期待はできない気もする。

ところでフリウルの正式名称が「フリウルモデル(Friulmodel)」なのは上リンクのサイトを見てもわかるが、昔は「フリウルモデリズモ(FRIULMODELLISMO)」だったような。ハンガリーに会社があるのに、なんでイタリア語? 経営者はイタリア人?(フリウーリ人?)

なお、フリウルの本社はハンガリーのÚrhida(ウールヒダ?)という町にあって、GoogleMapsを見ると地図上にしっかり記載されている(→Maps)。

●ここ最近、なぜかプレッツェルが食べたくなり、探しているのだが見つからない(プレッツェルに何かしらの思い出とか思い入れとかがあるわけでもないのに)。

ごく普通の――つまり、結び目の形に焼かれて塩粒がまぶされていて、「うわ、塩辛ェ」というのが食べたいので、亜流である「プリッツ」とか、スナイダーの「砕いてあれこれ味付けしたヤツ」とかは対象外。カルディや成城石井にはありそうな気がしたのだが置いていなかった。

逗子駅前のスズキヤには、ハーシーズのチョコ掛けはあって、それはそれで惹かれたが「プレッツェル欲」を満たせるかどうかといえばこれまた対象外。ちなみにチョコ掛けプレッツェルは、最近ブルボンのものがスーパーやコンビニで売られていて、そこそこ美味しいが、“プレッツェル感”は若干弱い。冬季のみカルディで売られているアメリカ製のチョコ掛けプレッツェル(ブランド名は忘れた)が、固さも塩気もしっかりしていて美味い。

Img20230731191214閑話休題。「普通の」プレッツェルに関しては、たぶん、一度しっかり食べたら「ああ、うんうん、こういう味だったよな」で満足して終わりということになると思うのだが、手に入らないとなると益々無性に食べたくなってくる(通販で頼めば簡単だが、「こんなのに無駄遣いして!」とかみさんに怒られる)。

そんなこんなで、何度目かのカルディを覗いたら、そのものズバリではないものの、スナックのアソートにプレッツェルが混じっているのが売られていた。

入っているプレッツェルは長径で3センチあるかないくらいの小さなものだが、一応は求めている「普通の(スナックタイプの)プレッツェル」だった。とはいえ、いろいろある中に少量混じっている程度だったし、やや味わい的にボンヤリした感じだったので、なお「プレッツェル欲」継続中。

かつてブッシュ(息子)大統領(当時)がプレッツェルを喉に詰まらせて死にそうになった時には、その後、全米から続々とプレッツェルがホワイトハウス宛に送られてきたそうだ。それらのプレッツェルは、誰がどうやって処理したのかなあ。いずれにしても、我が家にプレッツェルを送ってくるような奇特な人はいなさそうだし、そもそも突然送られてきたら怖い。

そういえば、大きくて柔らかいパンタイプのプレッツェルなら、ドイツ風パンを扱っているお店なら売っているかもしれない、そういえば鎌倉にドイツパンの専門店があったなあ、と思い付いた。検索してみたら売っている様子。今度行ってみよう。

●右手の当て材と包帯ぐるぐる巻きは、あと一週間少々しないと取れない(はず)。

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横浜AFVの会2023

●4月9日日曜日、横浜AFVの会に行く。

昨年3月末に初めて参加し(と言うか、開催自体が初?)、今年も行こうと思っていたものの、先日ケン太さんからリマインドのコメントを貰うまで、すっかり忘れていた。いかんね。なお、昨年は「横浜AFVの会(仮)」という名称だったが、今年は(仮)が取れた模様。

間の悪いことに、地域の自治会の今年度の役員に選ばれてしまい、その初の役員会と重なってしまった。流石に初回から「戦車のプラモデルの集まりがあるので欠席します」とも言えないので、昼過ぎまでその会合に出て、最後の2時間足らずだけAFVの会に参加した。

昨年は関内だか石川町だか、ちょっと外れたあたり(とはいっても、歴史的にはそっちが本当の「横浜」だが)の会場だったが、今回は横浜駅西口、駅間近。ヨドバシ裏手の県民センター。

●日本全国津々浦々のAFVの会にはほぼ必ず顔を出しているはずの“ハラT”青木氏には、当然今回も会えるものと思って行ったのだが、今回は欠席。会えずに残念。ミカンセーキさんも、(数日前にコメントを頂いたが)アメリカ出張後体調不良とのことでやはり不参加。めがーぬさんも家内平和維持のために不参加。

というわけで、普段、ネット上でそれなりに親しくお付き合いいただいている仲間は、今回はケン太さんのみ。ただ、以前にSUMICONでお付き合いがあった(当「かばぶ」でもチャバの記事にコメントを頂いたこともある) Nasi kandarさんに初めてお会いした。

あとは、AFVの会でしか会えない古い模型仲間の、J-Tanksのむーさんとか、旧MGSの野田君とか。

●展示作品の写真を少々。相変わらず、まるで網羅性はなく、基準も曖昧。どうもレンズ表に汚れが付いていたらしく、変な具合にピンボケ部分が出ているのはご勘弁。

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ケン太さんの新作はドラゴン72のエレファント。

アイテムの時代もWW2から現用まで幅広いケン太さんだが、ミニスケールも作るんだなあ。写真に撮ると、見る角度によっては「35だよ」でも通りそう。履帯はキットパーツが全然組説通りに組めないとか。

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Nasi Kandarさんの数作あった出品作のうちのひとつ、35の2S1自走砲。見ての通りウクライナ軍仕様だが、車体横の国旗下に消された「Z」があって、鹵獲車輛であることがわかる。ウクライナ軍ももともと2S1は保有しているが、Nasi Kandarさんによれば、ロシア軍仕様とは細部が違っているそうな。

ちなみに最近は「2S1」という名前の方が通りがいいのか? wikipediaを見て、今更「えっ、これってSO-122のことだったのか」と気が付いた。桜井さん元気かなー(ハンドルネームが「SO-122」)。

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むーさんの装甲車(名前を撮っていないが、スミダ式とかで合ってる?)。フェアリー企画の製品で「リベットを植え替えたりとか、特に手を加えていない」とのこと。

え? フェアリー企画で? 「いや、最近の製品だったら、こんなもんよ?」 つーか、「最近の製品」っていうのがあるのか、あのメーカー。「あるって! ちゃんと活動してるよ!」 あーそりゃ失礼しました。うちにあるのは古い製品で、まともに平面も出てないやつばっかりなんだよ……。

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1枚目は野田君のICM製WW1フィギュア連作。

2枚目はミラージュの7TPを核にした1939ポーランド軍ジオラマ。作者の方と少しお話をしたが、ポーランド物が大好きとのこと。ちなみにこの橋のキットのばら売り版、うちにもあるなあ……。

3、4枚目は珍しい日中の白兵戦ジオラマ。確か何か受賞していたはず(今回の横浜AFVの会では部門別の人気投票があった)。中国軍の軍装に関しては、未だによくわからない……。

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ww2赤軍ものいくつか。スターリネッツ&152mm砲は、トラペのキットだとするとラジエーター横のロゴが「スタルんネッツ」になっている(И→N)はずだが、作例では薄くなっていて読めず。削ったかな?

M4A2は75mm砲型は確かアスカ。76mm砲型はズベズダ製だそうだ。いいなー。

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フィンランド物2種と、miniartのIII号初期型。III号はD型車体にB型砲塔を載せたハイブリッド型。

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ほか、特に脈絡なく撮ってあった写真を数葉。最後のランドローバーは、徹底的に作り込んで、「タミヤがリニューアル発売(案内)した」という体裁で展示してあったもの。スゴイ。

あ。フルスクラッチの、ドイツ軍の「線路破壊車」の写真を撮っておこうと思って忘れた……。

近年、こうした模型の集まりではモデラーの高齢化をひしひしと感じることが多いのだが、今回の横浜AFVの会では高校生・大学生くらい?の若いモデラーの参加が目立った。人気投票各賞の発表でも、若手モデラーさんの登壇が結構多かった感じ。「コロナ禍で増えたんじゃない?」というのが(その話を聞いた)かみさんの推察。

●会終了後、ケン太さん、Nasi Kandarさんと3人で軽く飲みに行く。Nasi Kandarさんから「どうもminiartは生産拠点をポーランドに移したらしい」という話を聞いたり、ケン太さんから「そのうち(激戦区の)関西AFVの会にもオレの名を刻むぜ」という決意を聞いたり(そこまでは言ってない)。

去年同様、横浜AFVの会では不要キットの交換会があり(今年は参加は要予約)、私は参加しなかったが、ケン太さんはいくつか出品して、その代わりに大きめの段ボール一杯のキット群を引き当てたそうな。ほとんどわらしべ長者。

もちろん不要キットの交換会出品の目的はたいていの場合は「在庫処理」にあるわけで、半ば途方に暮れていたケン太さんより、Nasi Kandarさんと私、それぞれ一つずつキットを頂いてしまった。

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というわけで頂いたのが、トラペの比較的初期のキット、とはいってもそれなりに評価されている「シュトゥーラー・エミール」。実を言うと私は結構好きな車輛で、以前から「ちょっと欲しいなー。でも趣味範囲からはちょっと外れるし、手の入れどころも判らないしなー」と逡巡していたもの。つ、ついに入手してしまった……。

しかも箱を開けたら、ホビーボスの連結履帯に、ボイジャーのエッチングまで入っていた。キット本体はトラペが超お買い得だった時代のものだが、アフターパーツを加えたら簡単に倍以上になってしまう。ケン太さん、本当にどうもありがとうございます。

いや、まあ、「ちょっと欲しいなあ」欲が満たされてしまったので、結局積みが増えただけの可能性も高いんですが。

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東京AFVの会の戦利品、などなど

Img20221201145225参加記にも書いたが、東京AFVの会の折に、Kakudouさん(はい人28号さん)、M.Nさんに、あれこれソ連戦車関連パーツを頂いてしまった。

頂いたのは、モデルカステンの可動式T-34 履帯M40(SK-37)と、miniarmのT-34用転輪(#35178、SU-100,SU-85,T-34 Pressed roadwheels set (Sormovo Factry)、それからKV用初期型フェンダーステイの3Dプリント製品。……あっ。それからABERのSU-100用砲身も。これってどなたからでしたっけ。(貰ってばっかり)

T-34履帯は要するに初期型550mmタイプ。このタイプの履帯を使う前提で作りかけているクラスナエ・ソルモヴォ製のピロシキ砲塔搭載初期型はAFVクラブの履帯に合わせて起動輪の間隔をやや広げてしまってあるが、他にもT-34初期型キットはストックがあるので、使用先には困らない。

miniarmは旧ソ連戦車のアフターパーツが豊富で、いろいろ欲しいものがあり、いつか何か買うことになるだろうなあと思っていたのだが、最初のパーツが頂き物になるとは。モノはゴムリムに穴も刻み目もない後期タイプのディスク転輪で、おそらく、ドラゴンのSU-100に入っているものと基本同一のタイプ、ということになると思う。ただし、こちらはハブキャップ中央に突起(ボルト頭?)がある。これって戦後型? しかも転輪自体は10個(1輌分)だが、ハブキャップは20個入っている。あれれ?

改めてよく見ると、ハブキャップのパーツにはD枝とE枝があり、半球状のドームの立ち上がり部分、やや平らになったところの幅が違うようだ。どう使い分ければいいのかの説明等は無し。なお、メーカーのカタログページにある画像では、ハブキャップは中央にボルト頭がない(製品には入っていない)タイプになっている。あれれ?(再)

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KVのステイに関しては、薄さにしてもディテールに関してもイチオシ!製品である旨、M.Nさんが力説していたが、実際、非常に美しい出来。メーカー名も聞いたのだが忘れてしまった。FC MODEL TRENDかな?(追記:Passion ModelsのKV用エッチングパーツのweb販売特別版付属のものだそうです)

写真に撮って拡大するとよくわかるが、キットのモールドでは単純にボルト頭状にしてあるところ、きっちりナットの表現になっているのもポイントが高い。特にトランぺッターの初期型キットを作る際には、フェンダー幅が広いのを修正する必要があり、合わせてフェンダーステイの修正も迫られることになるが、これがあればだいぶ助かる(が、我が家のトラペの初期型に関しては、ほとんどこの部分の工作は終えてしまった。惜しい)。タミヤのKVに使うことにしようっと。

●会場で、M.Nさんからグノーム・ローンAXIIサイドカーの3Dプリント製品を見せて貰った。たぶんFC MODEL TREND製(うろ覚え)。確か、全体で「オートバイ本体」「ハンドル+前輪」「サイドカー」の3パーツくらいしかなく、フレーム、エンジン、タンクあたりのごちゃっとしたところが丸ごと一体成型。3Dプリントの恐ろしさを見せつけるかのような製品。模型として「作る」部分はほとんどない一方で、切り離しにものすごく神経を使いそう。……でもって塗り分けは面倒臭そう。

そんな細かさで、価格は2000円台だったというのがさらにびっくり。エレールのキットが今でも流通しているかどうか判らないが、サイドカー付きなら下手すりゃ同等の値段。さらにエレールのキットにスウォッシュ・デザインのタイヤ&スポークでも奢ろうと思った日には、何倍も掛かってしまう(ただしスウォッシュの軍用パターンのホイールセットは現在品切れ絶版)。……いやもう、エレールのグノーム・ローンは、ディテールアップするにしても、伸ばしランナーとか、その辺の身近な材料だけ使うことにしよう。

さらに、ハンガリーのCSABA装甲車の一冊本(Kagero)も見せて貰う。こここここここここんなものが出ていたとは! KageroはPZLあたりの飛行機のモノグラフで印象に残っているポーランドの出版社だが、またシブイところを突いてくるなあ。

それにしてもM.Nさんは、なぜこうピンポイントでこちらの弱点を攻撃してくるのか(笑)。

●毎回、東京AFVの会の帰りには皆でサニーに寄る。毎度あの魔窟的雰囲気に当てられて何かしら買ってしまうのだが、今年はなんとか我慢した。

●何のはずみでたどり着いたのか覚えていないが、YouTubeに「ヨーロッパで最長の要塞/ポーランド/ロシア帝国」というタイトルの動画が上がっている。

内容は2分半足らずの短い観光案内なのだが、なんとそのサムネイル画面に、TK豆戦車が写っている! 当然動画の中にもあるのだが、「戦車のオブジェ」というテロップ入りで数秒映るだけ。

しかしよく見ると、起動輪が車体の後ろ側にある! TK-3じゃない! 試作車のTK-1だ!

旧「河馬之巣」からサルベージしてきたコンテンツ、「TK豆戦車のバリエーション」にも書いたように、TKシリーズはTK-1、TK-2の2両の試作車が作られ、最終的には、TK-2を改修した形態が量産車のTK-3に引き継がれていくのだが、TK-1はモドリン要塞で高い石積みの台座に載せられてモニュメントになっていた。

これは戦時中に撤去され、戦後は同じ台座上にT-34のミニチュアが置かれたということなのだが、なんとその撤去されたはずのTK-1が、しっかり保存されていた!?

……と、かなり色めき立ってしまったのだが、ネットであれこれ検索して調べてみると、どうも数年前に製作・寄贈されたレプリカであるらしい。それに関する記事は、たとえばこちら。記事に添えられた写真を見ると、戦前、野ざらしのモニュメントになっていたにしては表面が綺麗すぎるのでレプリカとわかるものの、かなりよく出来ている。最近のレプリカは侮れない。というだけでなく、現在の展示品はどこまで信用できるのか、ますます不安になってきた。

●YouTubeからの脱線話。最近YouTubeを観ていると頻繁に、

日本は美しい。

煙がなければ、更に。

実現しよう、煙のない社会を。

という広告が流れる。どうにも禁煙ファシズム的な臭いがして好きになれないのだが、さらに驚くのは、この広告を流しているのがフィリップ モリス ジャパンだということ。フィリップモリス(本体)は世界最大の煙草メーカーだが、主軸を加熱式煙草に移行、近い将来、紙巻き煙草から全面的に撤退する方針を打ち出している、そうだ。

要するにそんな戦略に則ったうえでのこの広告、ということなのだが、今まで散々煙を噴き上げる煙草を売ってきた会社が、方針転換したとたんに「私ら嫌煙派の味方ですよ~。一緒に煙の出る煙草を撲滅しましょうね~」みたいな顔をしているのがさらにキモチワルイ(そもそも加熱式煙草の健康被害等への影響もきちんと検証できていないのに)。

なお、私自身は禁煙して10年を超え、当然、所構わず煙草を吸う人には不快感を覚えるものの、一方で「煙草吸いてぇなあ」という欲求の記憶はまだあるし、分煙に配慮してくれれば、喫煙という「悪癖」(あるいは依存症)をどうするかは個人に判断する権利があると思う。

●私自身がtwitterをやっていないので(一度流したら最後、訂正が出来ないメディアというのは怖くて使う気がしない。当ブログも、一度アップしてからあちこち書き直すことも多い)、他人のつぶやきも見る機会がほとんどないが、ミカンセーキさんが「ハラT」青木氏のtwitterのページにリンクを張っていたので、ひさびさにちょっと覗く。

で、そんな中に、氏が海洋堂1/35の「飼育員とシロサイセット」 を買った話が出ていて、「やつぁいったいなんつーモンを買ってるんだ……」と思いつつ、一方で「海洋堂は今、こんなもん出してるの?」と思って同社のプラキットカタログのページをついつい見てしまう。

うっわ! 海洋堂、四天王のプラモデル出してるよ! これ、欲しい!!

と心の中で思わず叫んでしまったが、よく見ると、台座を含めて16cm程度の小像で、価格は5000円超。4体揃えたら2万円超え……(ちなみに現時点では3体目の発売予告が出たところ)。それならガシャポンの仏像シリーズでいいや……。

将来十二神将とか出たら怖いね(お値段的に)。

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東京AFVの会2022

●27日日曜日、下北沢で開催の「東京AFVの会」に行く。

コロナ禍のため去年、一昨年と開催は見送られており、今回は3年ぶりの開催。前回開催時の記事はこちら

割と真面目に朝、家を出て会場には10時半頃?に到着。3年ぶりの開催ということもあってか、「すみません、三密という言葉はなかったことにしておいてください」的な大盛況。例年、スペースの半分近くは午後の講演用に椅子を並べたりしているのだが、今年は全面展示スペースになっていた。

私は当ブログの状況で分かるように今年は晩春以降、模型製作的にはさっぱりなので、自分自身の持ち込み作品は昨年完成し今年3月の「横浜AFVの会(仮)」にも持って行ったSOMUA MCG5ハーフトラックのみ。ちなみに東京AFVの会は展示スペースが比較的細かく部門分けされていて、レジンキットである私のMCG5ハーフトラックは、本来なら「スクラッチ ガレージキット」部門のスペースに飾るべきところ、うっかり普通の「単品」部門のテーブルに置いてしまった。

●会場で「ハラT」青木伸也氏、ミカンセーキさん、ケン太さん、hiranumaさん、M.Nさん、めがーぬさんらお馴染みの面々と会う。Kakudouさん(はい人28号さん)ともご挨拶。facebookでいつもお顔を拝見しているせいか、こちらはもうお馴染な気になっていたが、実際に会うのはお初だった。どうも失礼しました。

むーさん、シェルさんにも久しぶりに会う。毎回、AFVの会で(だけ)会う知り合いと言えば大学時代からのお付き合いの中尾さんだが、数日前にご夫婦でコロナ罹患が発覚したとfacebookに書き込みがあってお休み。

●会場の作品群。主に友人・知人の作品、加えてちょっと気になった作品を少々。例によって、全出品作の1割も撮っているかどうかレベル。

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前から実物が見たかった、KakudouさんのIII号式戦車2題。D1型に関しては、Kakudouさんの製作記事を読んで初めて、「えっ?戦車型とそんなに違うの?」と気付かされる点が多々あった。車体幅からして違うなんて……。

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ミカンセーキさんの新作SASジープ。ジープ本体――というよりはそれに載せた「お茶セット一式」についてはご自身のブログに詳しいが、新たに疾走状態を強調するための特製長~いベース付きで登場。こうしてクローズアップ写真で見ると砂埃の綿の繊維が見えるが、実際に見る分には個々の繊維はほとんど目立たず、モコモコ感が非常にそれらしかった。

青木氏によれば、かつて私は「煙とか爆発とか、『動き』を静物である模型に作り込むのは無理」みたいなことを言ったらしい。本人は全く覚えていないものの、実際、その辺を嘘くさくなく模型にプラスするのはかなり難しいと思うのだが、一方でその辺の難しさはセンスとか工夫で縮められるものなんだなあ、と改めて思った。

4枚目写真は何か特定のディテールを写そうと思ったわけではなく、たまたま切り取られた構図が妙に格好良く感じたので。

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めがーぬさんのTACAM T-60。向こう側にちらりと写っているのは、横浜AFVの会(仮)時にも出品されていたカルロ・ベローチェ。コメットはM.Nさんの作品。ブロンコのものである由。会場には別にタミヤの新製品のコメットの完成品もあった。

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ケン太さんの新作、アカデミーのK2と、青木氏のタミヤKV-2。再びKakudouさんのM20装甲車。hiranumaさんのBA-6と、会場で見せてもらった作りかけのwz.34装甲車。まさかこれをスクラッチしようという人は世界に何人も居まいと思ったwz.34を、自分以外の作例で見るとは。ドッペルゲンガーを見ているような奇異感もある一方で、よく見ると作風とか解釈の違いも結構あって、一応別の作品なんだなと安心?したり。

そういえばケン太さんから「大戦物、JS-2は作ったことがあるんだけど覚えてない?」と詰問されて、「そういえば見たことある??」とうろ覚えで答えたのだが、改めて過去記事を見ると、前回(3年前)出品作だった。オレ、失礼な奴だなあ。作品を前にくしゃっと潰れた右フェンダーの話をしたのも今頃思い出した。

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むーさんのホイペットは昔懐かしい?エマー製。履帯はフリウルかな? シェルさんの作品2題はマガフとアチザリット。アチザリットは後ろ姿の写真も追加。自分では絶対作らないアイテムだとは思うけれど、実はアチザリットは結構好き。

前線慰問するモンローが載ったジープは、昼食もご一緒した、ミカンセーキさんの知人のORIBEさん。奥さんもモデラーで、モンローは奥さん製作、車輛はご本人作の合作だとか。

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ほか、気になった作品等々。ウクライナ戦ものは、もっとたくさんあるかも?と思ったがそうでもなかった。

現在進行形の生々しい戦争を模型で作ることに二の足を踏む人もいるかもしれないが、「じゃあ、過去だからといって膨大な戦禍を生んだ大戦の兵器はなぜOKなのか」と言われても答えはない。「それはそれとして」で作りたくなってしまうのも、モデラーの業というものかも。

写真のT-64BVは生活感あふれる小物と相まって、いかにも「今そこにある戦争」感がある。2両並んでいるのはT-64AVとBVで、形状差は間違い探しレベル(砲塔右前部の管制装置?が違うのが識別点らしい)。

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A13Mk.II(巡航戦車Mk.IV)とスキャメルの組み合わせは、ともにエンジンまで細かく作り込んである。工作力はもとより、そこまで作るモチベーションが維持できる気がしない。ルーマニア軍のR-1軽戦車は、自作3Dプリントである由。他にも、3Dプリントのアフターパーツはもとより、自作3Dプリントパーツを使ってある作品も多く、すっかり3Dプリントは定着した感あり。自分自身に関して言えば、いまさらCADを覚えられる気がしない……。

MIRAGEのクブシュは完成品を初めて見た。ポーランド騎兵の突撃大ジオラマは、人づてで(野田君から)聞いたところによると、ズベズダのコサック騎兵からの改造とか。(追記:その後、facebookで直接作者の方に伺ったが、ズベズダの騎兵だけでなく、MBの各種騎兵(南北戦争ものも含めて)からの改造に、ポーランド製のそのものズバリのレジンキットなど、多種多様使用しているとのこと)

●昼は友人知人+αの10人で台湾料理屋へ。夕方はサニーに寄った後、まだ日も暮れないうちに、5人(青木氏、ミカンセーキささん、ケン太さん、めがーぬさんと私)で「鳥貴族」。模型談義をしながら飲み食い。

「模型における煙(or砂埃etc.)表現のリアルさ」に関し、青木氏が「繊維が見えないようにバイブレーターを仕込んで細かく振動させ……云々」と思い付きを披露する。ケン太さんがネタ扱いして盛大に突っ込んでいて、まあ、実際に適当な思い付き半分とは思うものの、人の体のように「柔らかく、動きはあっても、きちんと形があるもの」でさえ作り方・塗り方・見せ方は車輛等とは異なっているわけで、そもそも不定形な煙etc.は、何かしらもっと新しいアプローチやらマニエラやらがあってもいいようには思う。自分でそういうのをやろうと思うかは別として。

●会場でKakudouさん/M.Nさんから、カステンのT-34初期型履帯、MiniarmのT-34ディッシュ転輪(112工場製車輛用後期型?)、それから3DプリントのKV初期型フェンダーステイを頂く。

もちろんご厚意で頂いているのだが、「うだうだしとらんで、ちゃんと模型作らんかオラ」と暗に言われているような……。いや、作ります、作りますとも。

Img20221127101749 ●実は昨27日は、ゲーム「ポケモンgo」のとあるイベント日だった。下北沢に行く途中、渋谷駅前でなんと号外まで配っていた。なんだそりゃ。……と、プレイヤーである私でさえ思う。

で、せっかくのイベントだったが、流石に「AFVの会」優先でほとんどプレイできず、この日限定のポケモンはゲットできず。まあ、そのうちまた何かの機会に出てくることに期待。

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戦争と模型

●「オレ、この戦争が終わったら結婚するんだ(or 告白するんだ)」というのはラノベ系でよく言及される死亡フラグだが、

オレ、この戦争が終わったらズベズダの新製品を買うんだ!

というのは、いったい何のフラグを立てていることになるのだろう。

(別にこんな言い訳がましいことを書く必要はないと思うが)一応断っておくと、決して私自身はロシアのウクライナ侵攻を支持してはいない。ただ、現行の政権の行為へ反対の意を表するのと、その国・地域の文化や文物を拒否するのは違うと思う。もちろん、「ロシア製品を買う」ということは、些少であってもロシア経済を回すことにつながるので、少なくとも戦争が続いている間は買いづらいし、ズベズダという会社そのものがプーチン政権/ウクライナ侵攻を積極的に支持する姿勢を打ち出しているとかいうことになると、それまた話が別だけれど(してないよね?)。

ズベズダの比較的最近の製品といえば、私はSU-85、T-28、T-35を買っているが、直近の新製品では、STZ-5トラクターはできれば欲しい一品。T-34の「フォルモチカ」(ズベズダの製品名だと「ウラルマシ」)もそのうち買おうと思いつつ買いそびれたまま(T-34 1942~43年型は、ドラゴンのキットがあまりよくないので)。

もっとも、現在のこの情勢下では、ウクライナ製の模型が(輸入ルートが万全に機能しているといい難いので、その辺の不安定さはあるものの)それなりに購入できる一方で、ロシアとの間の貿易や決済がどんどん絞られていて、ズベズダ製品はぱったり入ってきていない模様。仮に戦闘そのものが何らかの形で終了もしくは沈静化しても、ロシアとの交易自体が復活するのはいつになるのか判らない。下手をすると、再びズベズダの新製品を普通に買うことができる時代は、当分戻ってこない可能性もある。

それを考えると、冒頭の一言は「ズベズダ新製品は金輪際買えなくなるフラグ」かも……。

●それにしても、世界のどこかでは常に戦争が起こっているのに、今回のロシアによるウクライナ侵攻は、特に日常との「圧倒的地続き感」が強い(むしろ、湾岸戦争にしろイラクにしろアフガンにしろ、いつもどこかで「遠い国の他人事」的感覚でいたというほうが正しいのかもしれない)。単に戦争当事国の両方とも、そこから模型をよく買う国だというだけじゃなくてね……。

ともあれ、普段、「戦争に使われる兵器のプラモデルを趣味で作っている」身としては、実際にそうした兵器が人々の命や生活を脅かしている事態が現実に起きていることを見せつけられると、どうにももぞもぞと居心地が悪い(たとえ自分の趣味の中心は昔に終わった戦争に使われた兵器だとしても)。

ここで、「普段、兵器の模型を作って、その背景なども調べているからこそ、戦争の悲惨さについてもよく判る」などと言い訳がましいことを言うつもりもない。もちろん、そうした知識を得やすくなることは確かだと思うが、それによってモデラー個人がどういう主義思想に至るかはその人次第で、実際にモデラーの内の会話を聞いていても、右もいれば左もいる。一方では変に決めつけてくる者もいて、旧「河馬之巣」HPをやっていた頃には、ネトウヨ系の人から「同志と見込んで云々」というお便り(BBSへの書き込み)を頂いたこともある。勘弁してくれ。

今回の戦争で模型関係のSNSなどを覗いていても、「ロシア戦車は当分作りたくない」とか言う人もいる(屁理屈じみたことを言うと、T-34は“出身”がハリコフ機関車工場だからウクライナ戦車だよ!と強弁することは可能かもしれない。もっとも設計主任のコーシュキンもモロゾフもロシア人だと思うが)。あるいは、「ちょっと当分兵器のプラモ自体作りたくないかも」という人もいるかもしれない。「いや、模型は模型なんだし、現実の戦争と関係ないでしょ」という人ももちろんいると思う。そのどれが正しいと言うつもりもまたなくて、その辺もまた、自分で自分の「落としどころ」を見つけるしかないのだと思う。

私としては、前述のような「もぞもぞ感」を感じつつも模型は作るだろうが、できれば、さっさと戦争は解決してくれて、もうちょっとその「もぞもぞ感」が軽減された状況になって欲しいと思う(兵器の模型を作っていること自体は変わらないので、今次の戦争が片付いても皆無にはならない)。

何か、こんなことを書くこと自体も少々言い訳がましいけれど。

●自宅PCの外付けHDDが昇天してしまった。

突然、「かーちゃ?かーちゃ?かーちゃ?」みたいな異音が続き、作業中のファイルが反応しなくなり、結局、その外付けHDDを接続したままではPC自体が立ち上がらなくなってしまった。外すときちんと起動するので、とりあえずこうして「かばぶ」は更新できる。

しかし、外付けのHDDに入っていた多量のデータが失われてしまって半べそ状態。もちろんHDDはいつかは壊れるものだし、同じHDDを2つ用意して片方に常にコピーしておくとかいった、きちんとしたバックアップ体制をとっていなかった私の自己責任。それにしても、もうちょっと何かしらの前兆とか、壊れるにしても若干の「あれ、おかしいな」期間があってくれれば……。

以前のHDDから移したものも含めて、過去の仕事の記録が全部飛んでしまったが、これについては、偉い作家さんとかではないので将来的に「かば◎全著作集」など編纂される可能性も皆無。実際に現在の仕事で参照する必要が出てきそうな最近のものは、内臓HDD側にあるメールのログである程度カバーできるので、比較的軽傷。ただし、実際に不具合が発生した時に作業していたものは保存できず(したがって仮に外付けHDD内のデータが復旧できてもこれは復活できず)、その資料の大部分も失われてしまって、これは大問題。

個人的にショックが大きいのは、ネット上で漁った模型関連の資料(主に写真)の集積がごっそり焼失してしまったことで、ある程度は再び集めることができるとしても、元のサイト自体がなくなってしまったもの、不明なものなども多い。ちなみに、今になっては資料的価値は低いものの、「小国空軍/小国陸軍キットリスト」や「シャール・ファイル(WW2フランス陸軍キットリスト)」、「KVマニアックス」などの旧河馬乃巣時代のコンテンツも全消失。

●一方で(前回の更新時に書きそびれたが)スマホ(Android)を新調した。2016年末から使っていた前代スマホは、さすがに機能的にも動作的にもあれこれ不調が出てきたため(実際には、不具合発生による無償交換などで、その間2回ほど同一機種でリニューアルしている)。前回記事で、添付の写真の縦横比が2種類あるのは、撮影したスマホの機種が変わったため(より横長なのが旧機種)。

利用しているのはJCOM(SIMフリー)なのだが、JCOMで売られている機種変更のラインナップは著しく機種数が限られていてイマイチだったので、ネット上で(本来はY!Mobile用の)中国製スマホ(OPPO Reno5A)をかみさん分とともに購入した。

ちなみにJCOMはauの回線なので、今回(2日土曜日)発生のトラブルはもろにかぶってしまい、現在、電話は不通(日曜夕には復旧していた)。

●母が一時体調不良。数日ほとんど食事をとらないとか、湿疹が出たとかで心配したのは収まって一安心していたら、同居の兄から急遽連絡が来て、せん妄状態(意味不明の言動)という。ちなみに普段の母は、認知症のため物忘れはひどくなっているものの、行動そのものは割としっかりしていて、足腰は弱っておらず自分のことはだいたい自分でできる。

かなり気をもんだが、翌日にはまるで普通に戻っていたとのこと。とりあえずはほっとしたが、今後もこのようなことはあり得ると思うので心構えをしておく必要がある。

●そんなこんなで身辺あれこれありすぎ、前回書いた「何とか徐々に復調したい所存」がなかなか果たせずにいる。

っていうか、とにかく消えちゃった直近の仕事を何とかせにゃ。

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春のあれこれ

●模型製作、激しく停滞中。それに合わせて、当「かばぶ」の更新もまるっきりご無沙汰になってしまった。

別に「模型いじりたい気分」が大きく減退したわけではなく、単純に仕事が滞って模型に手を付けられなかった、というところが大きい。なんとか一息ついたので、KV-2初期型の工作をぼちぼち再開予定。

●「いまさらかよ!」という感じもするが、先々月末(3月20日)の「横浜AFVの会(仮)」の写真を少々。

▼ミカンセーキさんのポーランド国内軍ヘッツァー「フファット」号とオチキス・マーダー。いつかは自分で作りたい気もしていたフファットだが、もうこれを見てしまうと手を出せない。もうちょっと舐めるようにクローズアップを撮っておけばよかった。将来、ケーブルドラムやごみ箱が並んだバリケード込みの状態を見るのが楽しみ(ちょっとした圧力)。

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▼めがーぬさんのハンガリー軍アンサルドCV35(指揮車仕様)とマチルダ。

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▼ケン太さんのエイブラムス。ケン太さん、いったい何両エイブラムスを作っているんだか。現用素人な私は、細かいサブタイプなどは全く判別不能。それでも、防盾周りのシーリングのテープを剥がした後とか、小物の質感などの芸の細かさには唸らせられる。

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▼ハラT青木氏のタミヤ48・38(t)と野田君の「バルジ大作戦」パットン。パットンは映画の仕様に合わせて細かく手を入れている、ということなのだが、私自身はよくわからない(基本、パンツァーリートを歌う場面しか知らないので)。

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▼時間を置いて写真を見直すと判らなくなってしまったが、1枚目のT-90(?)もミニスケールの作品だった気がする。それも含めて、小ささを感じさせない緻密なミニスケ作品がそこそこの数、出品されていた。2枚目のA-222自走砲はAM誌掲載の作例だったと思う。

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▼一方で大物は、1:16(?)のラジコンのパットン系(?)架橋戦車とARL-44。

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▼ほか、ちょっと惹かれたものなど。ポーランドの試作「ステルス軽戦車」PL-01はタコム製? SU-122-54は(たぶんminiart)、自分で作る気はないけれど(戦後車両なので)格好良さは大好き。

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▼おそらくもともとはウォーゲームの駒などに使われるものなのだと思う、たぶんスズ製のフラットフィギュア。フィギュア自体を作らない私だが、この塗装技術はすごいと思う。

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●3月初めに、ノビルを採って食べた話は書いたが、その後の今春の収穫物など。

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1枚目。私にとっての春のド定番、アケビの芽。すでに今春、5、6回は食べていると思う。

2枚目。ハリギリの芽。かみさんに頼んで天ぷらにしてもらった。

3枚目。イタドリ。例によってピリ辛メンマ風にして食べた。なお1回分、塩漬け冷凍保存中。

4枚目。田浦で見つけたニリンソウ。茹でて乾燥中。

5枚目。昨年はなんとなく採らないままで終わったので、2年ぶりになるミズ。そばつゆに漬けていただき中。

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料理した写真も2枚。左、ハリギリの天ぷら。癖もなくほっこりして美味しい。右、アケビの芽たまごごはんと、ミズのそばつゆ漬け。

ついでに「今後に期待」の写真を数枚。

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1枚目、沼間の山道に沢山咲いていたクサイチゴの花。例年のスケジュールで言うと、今月半ばには実が熟して食べられるようになるはず。

2枚目、実がつき始めたクワ。これも大きくなって熟すにはもうしばらくかかりそう。

3枚目、市内某所の植え込みに勝手に生えてきていたタラノキを発見。もっと早く見つけていれば、タラの芽の天ぷらが食えたかも。

●連日、ウクライナ情勢のニュースが報じられている。特に最近の話題は東部マリウポリの戦況。マリウポリなんて、日本では、よほどのBT戦車ファンでなければ知らない地名だったのが(BT-5の初期型の円筒砲塔がマリウポリ製)、いきなり世界的に有名な場所になってしまった。

特にマリウポリでは、一般人が多数避難しているにも関わらず激しい戦闘にさらされている製鉄所が話題の焦点となっているが、セータ☆さんの記事によれば、いわゆる「マリウポリの製鉄所」は2か所あるらしい(内陸のイリイチ製鉄所と、アゾフ海沿岸のアゾフスタリ製鉄所)。ウクライナ軍が拠点としているのは、このうちアゾフスタリ製鉄所であるらしい。wikipediaによれば、同製鉄所には核シェルターを兼ねて地下6階までの要塞施設があるそうなので、民間人が逃げ込んでいるのもここか。

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「JEEP JEEP JEEP」

20210321_191927 ●数日前、ネット経由で、大塚康生先生の訃報を聞いた(3月15日逝去)。

もちろん、大塚康生と言えば、宮崎駿と並んで(というか組んで)日本のアニメの現在の隆盛の礎を作った人であるのだけれど、我々モデラーからすると、「ミリタリーヴィークルマニアの草分け」であるとともに、伝説のメーカーMAXの製品監修初め、模型開発においても特筆すべき足跡を残した人。

私自身は、親しくお話をするといった機会はなく、モデラーの集まり等で何度かはお会いして、ご挨拶程度はしたことがある、くらい。ただ、そういう場で、「ものすごく楽しそう」という雰囲気が伝わってくるのが、非常に印象的だった。

旧MAXの製品に関しては、実際に新製品としてそれが出ていた時代には、「何か、かなりこだわっている、すごいキットだそうだ」という話は伝わっていたものの、例にもれず(当時は)ドイツ軍車輛一辺倒だった私はスルーしてしまった。その後、トミー版やイタレリ版で1,2種手に入れ、さらに中古品で、確かダッジの6輪はオリジナルのMAX版を(何かのはずみで)入手してストックしているが、どれも完成させたことがないので、あまり大きなことは言えないけれど。

ご冥福をお祈りいたします。

●個人的には、「大塚先生といえばコレ」とまず思い出すもの、および実際に役に立たせていただいているものが、上に表紙写真を出した一冊。ホビージャパン別冊で1983年に発行された(今奥付を見て確認した)、「JEEP JEEP JEEP ―ウィリスMB、フォードGPW写真集」、大塚康生 編。「1」と書いてあるからには、うまく行けば続編も出してやろうという予定もあったのだろうと思う(もしも出たらどんな内容になっていたのか、というのも気になる)。

実際に大塚先生がどれだけ編集に関わっていたかはよく知らないが、マニアックな視点でウィリスMB/フォードGPWについてまとめていて、「写真集」と表題にはあるものの、その開発や使われ方、仕組みなどもくまなく勉強できる。要所に、ジープの性格をよく表した大塚先生のイラストが挟まれているのも素敵。マンガ(アニメ)調のイラストだけでなく、「ジープが町にやってきた―終戦時14歳の画帖から」(平凡社ライブラリー)に載っていたような、昔のスケッチの転載もある。「軍用車輛少年」だった大塚先生の面目躍如。

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連合軍車輛(特にアメリカ軍車輛)にあまり興味がなかったはずの私が、なぜこの本はたまたま入手したのか、今では思い出せないのだが、「よくぞ確保した!」と過去の自分を褒めておきたい。なにしろ「日本語で読めるジープの内容の濃い一冊本」なんて、これ以降も(たぶん)出ておらず、古本市場にも滅多に出回らない(出てもえらく高い)。

●最近のあれこれ。

10日ほど前、鎌倉の県立大船高校の近くにある「長窪の切通」に行ってきた。「古道」とか「切通」とか「変なトンネル」とかにはついつい野次馬根性で惹かれてしまう私だが、割と最近まで存在を知らなかったもの。

鎌倉の切通と言えば、古都鎌倉とその周辺の出入り口にあたる「鎌倉七口」が有名だが、もともと細かく尾根と谷戸が入り組んだ鎌倉近辺には他にも小隧道や切通が数多い。大船高校のあるあたり(高野)は古都鎌倉を囲む山の外側で、外側でも歴史のある山ノ内からもさらに外れた地区だが、おそらく、古い生活道路だったと思われる切通が2カ所も残っている。どちらも、尾根を横切るために開削したというよりは、現在大船高校がある高台への上り下りが容易なように、細い尾根筋の道を均す目的で掘ったらしいもの。

この2カ所の切通はGoogleMapsにも記載されていて、東側のひとつ、熊野神社の裏手の尾根を大船高校の裏に上る切通には「高野の切通し」、西側の高野公園の横手を上る切通には「長窪の切通し」と表示されている。

不思議なのは、呼び名にどうも混同が見られるらしいことで、鎌倉市役所サイトの「かまくら景観百選」に取り上げられている「31 高野の切通」は、記されている住所(高野4-4地先)からみて、GoogleMapsの「長窪の切通し」のほう(GoogleMapsの「高野の切通し」は住所が「大船」になる)。どちらかが間違えているのか、それとももともと適当なのかはよくわからないが、とにかく、今回見に行ったのは西側のほうの切通。

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今回は北鎌倉側から歩いた。1枚目写真は北鎌倉駅裏の道を大船方面に進んで、どん詰まりにある素掘りの隧道。この隧道も「かまくら景観百選」に「34 素掘りのトンネル」として取り上げられている。2~3枚目が今回目当ての切通。こうして写真に撮ると勾配がよく判らないが、2枚目写真は坂になっている切通の上側から下りを撮ったもの。2枚目は半ば,3枚目は出口近くから振り返って上り坂を撮ったもの。

最後の一枚は、切通を通って下の谷戸に抜け、振り返って出口を撮ったもの。左は「高野公園」の入り口で、右の住宅脇が切通。こんな感じなので、大船側から行こうと思ったら簡単には見つけられなかったかもしれない。

切通の多い鎌倉だが、この狭い道を、これだけ切り立った、垂直に近い両岸で掘り下げているのはちょっと珍しい気がする(朝夷奈切通の、峠を越えた横浜側に短距離だが似たような切り立った部分があるが)。まるでBTM-3を使って掘ったような!(判りにくい例え)

これだけ綺麗に切り立った崖面が残っているということは、この切通自体、それほど古いものではないのだと思うが、主要な街道などではないのでネット上で調べてもしっかり来歴などは出てこない。

20200224_165852 ちなみに東側の、熊野神社裏手の切通は、以前に2度ほど通ったことがある(その近くになかなか素敵なトンネルがあるので)。切通自体は、今回行ったものよりも、もうちょっと「開放感」のあるもの。写真は昨年2月撮影。

●春先のフキノトウの季節はとうに過ぎて、そろそろ他の春の山菜が出始める頃。

どうも天候の具合とか、草刈りのタイミングとかの問題で、ノビルは年によって出来・不出来の波が非常に大きいが、今年は、例年アテにしている場所がほぼ全滅状態。ひよひよと細っこい物しか生えていない。

一方で、アケビは毎年わさわさと生え放題で、今年も花が咲き始めるとともに芽も伸びてきたので、先週中ごろに初収穫。それから立て続けに3回ほど収穫した。

例によって、さっと茹でて「アケビ特盛たまごご飯」にして食べる。アケビの芽だけ辛子マヨネーズなどで食べるのもいいが、やはり生卵との相性が一番いい気がする。そうこうしているうち、「全然ダメ」と思っていたノビルも、ちょっとまともに生えている場所を見つけたので少々収穫。こちらは根の部分は出汁で漬けて、葉の部分はチヂミ(パジョン?)にして食べた。ノビルのチヂミだから「ノビチヂミ」?

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