その他模型雑記

東京AFVの会2018(2)

●23日、東京AFVの会参加録の続き。

そういえば会場で司会の方が「平成最後の東京AFVの会です」と言っていた。そこをあえて2月ごろに臨時で!(誰がやるんだ)

午後のトークは、グムカの高田裕久氏。模型業界裏話。「この話は会場を一歩出たら忘れるように」とのことだったので、ここに書くわけにはいかない。

トーク内容とは関係ないが、高田さんは現在、ズリーニに入れ込んでいて、その資料本を出すそうだ。本来今年中に出す気で進めていたものの遅れ、実際の出版は来年春ごろ?

同人誌形式で出すものの、YSその他大手模型店には卸すそう。これは買い逃すわけにはいかない(個人的に)。

●1年ぶりに“ハラT”青木伸也氏に会う。相変わらず、模型(および実車考証)1割、脱線9割みたいな話を大いに楽しむ。

ケン太さんとも1年ぶり。お初のhn-nh氏とも会う。hn-nhさんについては、緻密な考証と工作から、(失礼ながら勝手な想像で)鋭く厳しい感じの方をイメージしていたのだが、実際には人あたりの柔らかい気さくな方だった。不良在庫(^^;)のエレール72「コードロン・シムーン」を進呈。代わりにブロンコのマチルダの後期型履帯を10数リンク(予備履帯用)、さらにATTACK 1:72のタトラ版アエロサン(Tatra V855)を頂く。

20181224_231835 前者は、タミヤの「ソ連軍版マチルダ」でカマボコ状センターガイドの穴が塞がっており、せめて予備履帯だけでもなんとかしたい……と言っていたことに関する救いの手。後者は「2つ入りキットで、でも2つは作らないから」とのこと。どうもありがとうございます。

昼食は、ケン太さん、hn-nhさん、hiranumaさんと青木氏、総勢5人で本多劇場前のインドカレー屋。

ちなみ青木氏はますます膨張している感じで、本人にもそう指摘したのだが、本人曰く、それは私のイメージの中にある青木氏が痩せていて、相対的に太って見えるだけであり、実際には(以前より)太っているわけではないと強硬に主張。閉会後に寄ったサニーでも「詰まって井伏鱒二の山椒魚状態になるから(特に狭い)横通路に入るな」と囃したら「回転も可能だ」と返された。いや、金子辰也さんだって「確かに危ない」って言ってたし(笑)。

いやまあ、からかってアレコレ言ったけれども、マジで食生活は改めれ。健康が心配だから。

●昼食時の、ハラT青木氏によるT-34関連話題。

T-34・ナット砲塔の「上側面一体・鍛造型」砲塔の装甲の厚みについて。「加工について考えると、実は通常の鋳造型よりかなり装甲が薄いのでは」説があるが、少なくとも、下端の縁部、および砲耳カバーの付く前面開口部に関しては、それなりに厚みが確認できる写真がある。したがって、(それだけで薄かったものがある可能性を全面的に否定はできないものの)鍛造でそれなりに厚みのある砲塔があったのは確か。

T-34.・ピロシキ砲塔溶接型で、砲塔後面が台形ならスターリングラード工場、エッジが丸く後面板が長方形ならハリコフ工場と即断するのは安直過ぎ、実際は砲塔はある程度融通があったのでは。

T-34のリアパネルのヒンジが各工場で形が違うのは、開閉の機能だけで部品を注文・調達した結果、たまたま形が違ってしまっただけはなく、実は各工場製で細部の部品にいろいろ違いがあるために、補給上識別しやすいようにあえて変えてあるのではないか。

ちなみに3番目の新仮説に関し、「しかしベルリン戦あたりで、同一部隊で183(ウラル工場)製と112(クラスナエ・ソルモヴォ工場)製が混じっている写真があるだろう」と言ったら、「そこはそれ、現場ではガンガン叩いてはめ込んじゃう訳ですワ」と言われる。いやまあ、それはそれでありそうだけれども(笑)。

●お初ではないけれども顔は覚えていなかった(失礼)めがーぬ氏とも会う。美しく筆塗りされた氏の作品に関しては前回記事参照のこと。

スキャメルとラフリーはハンブロール、BT-42はライフカラー。使用感覚など聞く。私はどちらもまだ使ったことがない……。

高野さん、サンダースさんらとも会場で少し話す。他にもSUMICON関係、JAPANミニチュアフォーラム関係、あるいはfacebookのAFV模型製作研究会関係で見知っている人が何人もいたはずだが、会場がかなり込み合っていたこともあってあえて声を掛けて回ることもせず、すれ違い状態。「かば◎のヤツ、オレに一言の挨拶もなく!」と思った方は失礼。

●ここ2年ほど、「次回の課題」の会場発表はなく、しばらく経ってからTwitterで発表されていたのだが(去年など、会場に行って初めて課題を知った)、今回は会場発表あり。次回の課題は「ソ連」だそうだ。

ソ連陸物ファンモデラーとしては、この挑戦に応えないわけには行かぬ!

などと思ったりもするが、あまりにストレートに「ソ連」などと言われると逆にヒネりようが判らない。いや、ヒネらなきゃいけないってもんじゃないけれど。

●反省点。

ケン太さんに、私の作品梱包の(毎度の)いい加減さについて厳しく指摘される(ちなみに今回は百均の取っ手付きケースに、周りに適当にティッシュを詰めて、横倒しに車輛を突っ込んで持って行った。

「壊れそうで怖い。その梱包を見るたびにケースを作ってあげたくなる」

いや、うん。ええと。善処します。ちなみに今回の梱包は、昨年持って行って詰めたままになっていたT-34を表に放り出して入れ替えただけ。T-34はそのまま机の上に乗っている。

●閉会後、ぞろぞろとサニーへ行く。

「サニーに行ったら買おうと思っていたものがあった気がするんだけれど思い出せない」と言ったら、青木氏に「前も同じことを言っていた」と指摘された。ブログを遡ったところ、確かに一昨年の記事にも同様のことが書いてあった。もしかしたらサニーに行くたびに同じことを言っているor考えているのかもしれない。年寄くさいなあ……。

上記「買おうと思っていたもの」ではないが、FTF 1:72 C4P牽引車を購入。詳細はまた改めて。

(今ふっと思ったのだが、IBGのシュコダ100mm榴弾砲が欲しかったのかもしれない。いやしかし、不良在庫を増やすだけのような気も)

●例年、東京AFVの会の後は青木氏と、サニーの後は四谷仙波堂にハシゴし、その後、適当に夕食&酒をして別れるというスケジュールだったのだが、今年は「家族サービスの予定を入れていない」というケン太さんと、さらにめがーぬさんも誘って軽く飲むことに。

青木氏のリクエストもあり、九段下の「おかってや」を目指したのだが、なんと閉まっていた。ネットで調べると定休日とある(最初に調べろよって感じ)。しかし、以前にAFVの会の後(当然日曜日)に、青木氏と行って飲んだことがあるんだよなあ。

いきなりハシゴを外されてしまった感があって途方に暮れるが、結局、神保町すずらん通りの中華料理屋で夕食&飲み。その後4人で秋葉原まで歩き、マクドナルドでコーヒーを飲んで駄弁って解散。

青木氏とお馬鹿な話をしていると、ケン太さんに「双方突っ込まないまま、互いにボケ倒すだけで話が進んでいく」と大いに呆れられる。多くは語らなかったが、めがーぬさんも呆れていたと思う。み……見捨てないで……。

●当日の話のネタの補遺。

・ドイツ戦車の履帯を履いた鹵獲T-34について。

「II号戦車D型の履帯を履いてる」と私が言ったのは、Mark IV巡航戦車の鹵獲仕様と混同したもので、もう一度画像(動画)を見てみたら、明らかにもっと幅広のものを履いていた。

上記動画はドイツ軍の対戦車戦闘の教材用フィルムの断片だが、1分36秒あたりから件のT-34が登場する。サイト「Beutepanzer」にも同一車輛が出ていて、それによれば、II/zBV-66所属車で、使用されている履帯はI号F型/II号J型用(この2種って同じ履帯なの?)だそうだ。

履帯のピッチが細かく、起動輪は通常の歯車形式でガタ付きも少なそうなので、元より乗り心地はよくなっていそうだ。

・「ラフリーW15 TCC」の1:35キットについて。

めがーぬさんが72で作った「ラフリーW15 TCC」(ラフリーの47mm砲搭載自走砲)に関して、会場で「35の新キットが出るんですよ」という話を(めがーぬさんに)したのだが、実際には、BLITZ(というメーカー)が以前に出したものを再版する、という話だった。最近ARMORAMAの新製品情報ページでチラ見して、早とちりして覚えていたもの。

ちなみにめがーぬさんとは、「どこかのメーカーで、前にレジンキットが一度出てましたよね」という話もしたのだが、調べてみたところ、AL-Byから。ほか、DESから1:48でも出ていた模様。

・ポーランド、レミ(REMI)社のバキューム・ストラクチャーについて。

4人で移動中、レミのバキュームキットの話に。青木氏は(なぜか)風車小屋のキットを持っているそうだ(ちなみに私は、その風車小屋も、そして水車小屋も持っている)。

20181224_013507 東欧で共産政権が倒れて雨後の筍のようにわらわら小メーカーが出現し、一方で円も高かったころ、レミのバキュームは通販だと二束三文で買えたので、かなり多種を買い、今でもそこそこストックがある。……ほぼジオラマなんて作らないのに、どうするんだ。

そして話に出した、私の同社キット唯一の完成品「泉」というのはこれ。下に敷いてあるカッティングマットのマス目は5cm。

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東京AFVの会2018(1)

●23日日曜日。下北沢の「北沢タウンホール」で開催の「東京AFVの会」に出掛ける。

当「かばぶ」を遡って見てみたら、2014年末に久しぶりに参加して以降は5年連続で参加しているので、すっかり年末恒例行事と化している感あり。

朝、家を出て駅までの真ん中あたりまで歩いたところで財布を忘れて出てきたことに気付き、家に戻って「サザエさんか」と嗤われるなどのアクシデント(というより単なる迂闊)もあったものの、開場時間にそれほど遅れることなく到着。それでも、貰った作品カードの番号は確か137番だったから、出品作品の総数は200は超えていたのではないかと思う。

来場者も多く、昼前後になると作品展示テーブルの周りはすれ違うのも苦労するほど。

展示作品の写真は漫然と撮っただけで、数的にもジャンルのバランス的にも不足かつ適当で、しかも改めて見直すと、私自身が見て気になった作品、気に入った作品もだいぶ撮り忘れている。まあ、混んでいるし、見ているだけで結構「お腹いっぱい」になってしまって、どうしても写真はおざなりになるんだよな……(←言い訳)。

●というわけで、以下、なんとか写真を撮った出品作のうち、著しくピンボケでなかったものをランダムに。

▼まずはジオラマ部門から。

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1枚目はSUMICONでご一緒した高野さんの作品で、今回、大賞を受賞。SUMICON完成報告時よりもジオラマとしてさらに進化していた。手前に伏せさせられている現地の人々は、各社立ち姿のフィギュアを改造したものである由。3枚目のサン・シャモンが主役のジオラマは、シチュエーション的にちょっと珍しいロシア革命の内戦時。

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ちょっとピンボケで申し訳ないが、(個人的にも)かなり懐かしいマッチボックスのB1bis&FTを、キット付属のベースに載せた「ストレート・フロム・ボックス」仕様で鮮やかに仕上げたものが出品されていた。4枚目の朝鮮戦争の1シーンは、朽ちたGAZのシートのスプリングが凝っている。

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2枚のフィンランド軍ジオラマは、写真で見ると大きく見えるが、2つとも1:72。素敵。作者と少しお話したが、フィンランド軍保有のT-28E(増加装甲付きT-28)の増加装甲は、本国ソ連の標準仕様と形状に差があり、本国版に倣ってフィンランドで独自改修した可能性が高い由。……えっ、そうだったの?

その下のドイツ国内市街戦のシーンは、表の「市電を踏み潰すJS」に加え、手前下段に「地下水道に身を潜める避難民&ドイツ軍残党」の2段構成。実は最初のうち気付かなかった。

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hn-nhさんのプラハ蜂起の即製自走砲2景。web上で見て感じていたより、さらに迷彩塗装が「ふわっ」とした感じで美しかった。後出のロレーヌ自走砲もそうだが、オープントップの装甲板から内部機構も含め見るからに繊細で、絶対に作者以外は触れちゃイカン的。

3枚目は個人的にかなり気に入った、北アフリカへの戦車移送シーンの(特に縦方向に)大きなジオラマ。いろいろと「ええっ!?」というポイントがあって、クレーンの吊り下げワイヤが途中で切れているにもかかわらず(戦車自体は舷側から支えている)結構リアルだったり、普通は黒塗りの板で表現して終わりそうな裏側(船の内側)が作り込んであったり。最大の特徴は(実はそれも他人に言われてようやく気付いたが)、強い日差しで出来た車輛等の影が、全部塗装表現されていること。その手の塗装は、実際の証明による影とダブってしまって不自然に見えるのではという先入観があったが、照明の陰よりもコントラストが強く、きちんと効果が上がっていた、と思う。

▼単品、ガレージキット、スクラッチ部門。

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hn-nhさんの新作ロレーヌ。(ロレーヌのキットは3社のものをストックしているので当然判っているはずにもかかわらず)第一印象は、「わ、小さい」。戦闘室後部に置かれた「夜間飛行」のミニチュア本をしげしげと観察するのを忘れた。というよりも、そもそも老眼鏡を掛けていないとその辺は無理(一方、老眼鏡を掛けていると歩き回る際は、遠近感が狂ってちょっと危ない)。あ、SUMICON完成報告時よりも誘導輪が上がってる!

駆逐戦車マレシャルはスクラッチ作品。頭の中でボンヤリとイメージしていたよりもさらに小さかった。足回りはアエロプラストかな? 会場で誰かから「足回りも自作だって」と聞いて、後から再確認しようと思っていて忘れた。

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ケン太さんのエイブラムスは今回SUMICONでリタイアで終わったものの完遂版。現用には詳しくないが、ハリネズミのような砲塔上部の機銃群、屋根瓦風補助装甲など、いかにも現代市街戦対応な感じ。ケン太さんらしい作り込みが映えている。

次の3枚はめがーぬさんのスキャメル、BT-42、ラフリー自走砲。筆塗りの迷彩は、写真で見て思っていたよりさらに表面に粗さがなく綺麗な気がした。奥まったところに固めて置いてあって、あまりじっくり見られなかったのがちょっと残念(ラフリーは撤収前に目の前で見たけれど)。

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青木センセの新作M3スチュアート。「スターリネッツ」の文字はドラゴンのT-34かどこからかパクッてきたそうだ。「新キットをサクッと作る」のはいいなあ……。って、私自身、RODENのホルトを買った時にはそうしようと思っていたのだった。

2枚目は「戦車大好き」さんのPT-76B。この国籍マークってどこだっけ(と思ったが、北ベトナム軍のようだ)。車輛についてもキットに付いても詳しくないが、イースタン製品をここまでの状態に仕上げるというのを想像しただけで何となくゾクッとする。

次の2枚はhiranumaさんの作品。アランのBA-20とイタレリI号B。ミゼット/釣り/スイカのジオラマも出展されていたのだが、撮り忘れた。I号戦車はピンボケ失礼。イタレリのI号B、あるいはI号指揮戦車は、いずれ挑戦したいテーマだが、hiranumaさんの「尖頭ボルト自作植え」は到底私の工作力の及ぶところではない。

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zhukovさんのT-72系ほか3枚。相変わらずソ連・ロシア現用の各形式の見分けは付かないが、補助装甲類をこれでもかと貼り付けたハリネズミ的姿には惹かれている。

4枚目はロシア製レジンキット(たぶん)の自走舟艇とトラクター。アイテム的にも民生用と思われる派手な塗装にも、個人的にかなり惹かれた作品。ピンボケ失礼。

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上段2枚は、前回は未塗装の白い状態で出品されていたパッヘルベルさんの10.5cmカノン砲K-17。今年は塗装されてベースとフィギュアも付いて登場。下段はリベットさんのインデペンダントとT1。確か前者がレジンキットで後者はスクラッチ。

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クルセーダー・ベース?の17ポンド砲牽引車。ちらりと移っているのは巨大スケールのミサイルランチャーの足回り(現用に疎いので形式名を忘れた)。メルカバの地雷処理車、ティーガーの中期型。

4枚目のミニスケールはパンツ化―グラウ縛りの(おおよそ)初期のドイツAFV群(オーバーラップ転輪の新型II号等もちょっと混じっている)。全体的に写真が黒っぽくディテールが不明になってしまって失礼。キットはS-modelやIBGのThe WORLD at WARなどさまざま。基本72だが、I号戦車はフジミの76である由。作者と「フジミのI号は傑作ですよね!」と意気投合する。

▼課題、フィギュア、なつかし部門。

今回の課題は「ハーフトラック」。私のホルト75もこの部門で出品した(会場での自作品は撮らなかった。というか撮り忘れた)。

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課題コーナーで出品されていたが、懐かし部門でも(ジオラマ部門でも)そのまま通用する、中尾さんのモノグラム製ハーフトラック2作。モノグラムのAFVは全部1:32なのかと思っていたら、中尾さん曰く、ハーフトラック(およびパットン?)は1:35なのだそうだ。実際、近くに展示されていた他社の1:35のM3ハーフトラックと比べても、大きさに差は感じられなかった。

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作者のお名前は控えてこなかったが、同一作者による課題作コーナーの作品数点。イーゼル風の作品札や、外したボンネット側板を「机」に置いた演出がオシャレ。

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課題コーナーの37mm機関砲搭載5tハーフ。トラペのキットで、とんでもなく組みづらかったという説明がついていた。柴田和久氏のパンターとヤクパンは「懐かし部門」に出品されたニチモ製。次も懐かし部門のタミヤ製ダイムラー・スカウトカー。最後の一枚はフィギュア部門から。この部門もそれなりの数が出品されていたのだが、相変わらず力尽きて全然撮っていない。

最後に、入賞作品の集合写真を。

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●私のホルト75は、前日にちょっと塗装を追加した。

ラジエーターからのナナメ支柱で塗装の剥げている部分をタッチアップし、排気管や履帯にパステルでさび色を追加。接地面への銀のドライブラシや鉛筆磨き、さらにウェザリングマスターのホコリ汚れも改めて少し重ねた。

チッピングもそれなりに追加しようと思ったのだが、こわごわ始めてみたもののあまりうまく行かず早々に諦めた。

20181224_111537 何しろ2018年発売の新キットでもあり、一方でマイナー車輛なので実車に関してもキットに関してもあまり浸透しておらず、そのまま出すと「ふーん、珍しい車輛だね」「なるほど、そういうキットなんだね」で終わってしまいそうな気がしたので、あざとく工作中のポイントの写真を数点まとめて1枚の紙に印刷、作品に添えて展示した。

そのあざとさが功を奏し?、課題部門で第一位を頂いた。私の作品に票を入れてくれた皆さん、本当にどうもありがとうございます。2014年の東京AFVの会でも、ポーランド軍用ソクウ・サイドカー(Sokół 1000/CWS M111)でガレージキット部門3位を頂いているのだが、その時は、確かガレージキット部門の出品自体が5つくらいしかなかった。その点、今回はそれなりの数から選んでいただいていて、結構ウレシイ。

長くなったので、当日の「交遊録」等については改めて。

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皆様、よいお年を

20171230_163932 ●夕方、ちょっと駅前まで散歩(兼買い物)に行くつもりで家を出て、結局駅前には行かず、披露山に登ってぐるりと歩いて帰る。

雲がかかってあまりよい条件ではないが、披露山展望台下からの夕空。

ロケーションとしてはこれまでにもたぶん何度か出している場所の写真だが、左から、日が沈む伊豆の山、雲がかかった箱根、右に頭を出している富士山。その手前に江の島。前景は逗子マリーナと、さらに手前が披露山庭園住宅。

●hn-nhさんが年末の〆的に、今年買った模型のリストを作成している(『COLLECTION 2017』)。

3社のバレンタインをまとめて買っていたり、miniartのT-60を3種買っていたりするのがなかなか豪気だ……。

と思いつつ、我が身を振り返ってみると、緊縮財政下で購入を極力控えよう……と思っているにも関わらず、意外に買っている。きちんと記録を残していないので漏れなどあるかもしれないが、とりあえず今年買った模型を(思い出せる限り)並べてみた。

リンクは長短関わらず、とりあえず当ブログに書いたキット評的なもの。一番下のローデンのアルバトロスは、神保町の古本市の歩道の露店で500円で売っていて、つい衝動買いしてしまったもの。エアフィックスのカーチスP-40とか、FTFのプラガRVトラックとかも今年じゃなかったっけ、と思ったが、昨年12月だった。

うーん。均すとおおよそ月一で買ってるか……。これだけ買っても、「ああ、あれも買ってない、あれも欲しい」と思うのがモデラーの業(いや、そうじゃないモデラーも世の中にいるかもしれないが)。

ちなみに今年の完成はエアフィックス76のクルセーダーとCyber/Dragon35のT-34の2つ。それでも1年に1つの完成品もない時期が結構続いたことを考えるとだいぶマシ、ではあるのだが。

●31日~1月1日は例年通り川崎の実家に行くので、これが今年最後の更新になります。皆様、よいお年を。

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東京AFVの会2017

●静岡ホビーショー/モデラーズクラブ合同展にはすっかり行かなくなってしまったが、その代わり、ここ数年は必ず参加するようになった「東京AFVの会」に行ってきた。別に択一でなきゃいかんってものでもないけれど。

前の晩、日付が改まってもごそごそ作業していたT-34 STZ1942は、なんとか出しても大丈夫な状態まで仕上げ、それに加えて、今年初めのデザートコンで完成させたエアフィックスのミニスケールのクルセーダーを出品作として持って行った。

●今回は早めに家を出たので、開場時間前に下北沢・北沢タウンホールに到着。

何やら館内の改装だか補修だかで階段が通行止めになっており、一瞬、会場が変更になったのを知らずに来てしまったか、などと不安になったりする。

久々のケン太さん、1-colourさんと歓談。ほか、SUMICON仲間の人たちにも挨拶。旧nif仲間ではシェルさんに会ったが、昨年は来ていたむーさん、はーぷさんらは顔を見せず。昼近くなって“ハラT”青木氏もやって来たので、数人で昼飯を食いに行き、模型関連を中心にあれこれとバカ話をしたりする。

昨年、会場で課題の発表がなかったので、今回は課題無しのままなのかと思っていたら、今年のテーマは「砲」だとか。どうやら、春頃にtwitter?で発表があったらしい。そんなん知らんわー。今年も会場で「来年の課題」の発表はなかった気がする。

●作品カードの番号は、少なくとも120番台まではあった気がする。例によって、ぱっと見気になった作品とか、知り合いの作品しか撮っていない(そもそも午後になるとスマホのバッテリーも怪しくなっていたし)。そんなわけで非常に偏っているが、とりあえず撮った作品写真を以下に。そういえば自分の作品の展示風景は撮っていない。

▼2枚目、3枚目はzhukov氏の作品。「ベルリン陥落」「サイゴン陥落」(陥落じゃなくて解放?)の「なんとなく連作」。3枚目の奥に私のT-34のオシリが……。4枚目はシェル氏のヴァッフェントレーガー。小さい。そもそも砲に比べ砲塔がやけに小さく、これで後座長が確保できているのか不安なレベル。

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▼戦車大好き氏のアルマータとM32、青木氏のIV号駆逐戦車、1-colour氏の「キングフォースのチャーチル」。M32は「イタレリ+ニチモに各社パーツぶっこみ」という「あえて苦難の道」作品。青木氏の「4クチ」はタミヤの旧ラング改造で、「タミヤの新作ブルムベアをアクリルガッシュの境目くっきり塗装で仕上げる練習台に」とのこと。

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▼Tom Lowgun氏の、SUMICON2017参加のグラントCPほか。ブロンコのホルサの完成品は初めて見たが、何はともあれ「こんなん置く場所ないワ……」というのが正直な感想。

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▼ケン太さんのメルカバと「ケンタキンタ」(クンタ=キンテ?)。どこかのサークル?がテーマ作として作ったらしいものが中心のIII突群など。

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▼ケン太さんが「懐かし部門」に出品して入賞したタミヤのM60(向こう側に私のクルセーダー)。その「懐かし部門」1位だった中尾さんの「エーダイのV2」ジオラマ。なんとなくサンダーバード2号の基地のニオイがするような。

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▼スクラッチ、ガレージキット部門から。こんなん作る人がいるんだなあ……という時点ですでにクラクラ。SOMUA Sau40はエレール改造だそうだが、車幅が違って、結局車体はほぼ全部新造なので、流用部分は足回りのみ? 履帯はグンゼ製でもないので、フリウルかな? ARL44、カッコ悪~(笑)(もちろん、実物の格好悪さがよく表現されている、という意味で)。

それにしても(ここに写っている作品は違うが)、以前から東京AFVの会では、元キットの部分が過半を占めていて、私の感覚では明らかに「改造」の範疇の作品がしばしば「フルスクラッチ」として出ているのはどうにも引っかかる。

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▼会場に行って初めて知った課題「砲」のコーナーに出ていた、パッヘルベルさんのフルスクラッチ「10.5cmカノン砲K-17」。工作もまだもう少し残しているとのこと。この白い状態で見ると、プラバン積層からの削り出し含め工作の状態がよく判るだけでなく、その工作も丁寧で非常に美しい。工作記事はJAPANミリテールフォーラムで連載中。

ほか、息切れしてほとんど写していないフィギュアのコーナーから、どなたかが作った「デグレチャフ少尉」と、ケン太さんの「渾身の磨き作業を行った台座(IDF女性兵士付き)」。

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▼ディオラマのコーナー。VK氏の48「ポルシェ・ティーガーII(VK4502)」、TarotG_3氏の「桜」、金子辰也氏の中見せT-60、などなど。

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●AFVの会の後、青木氏と共に下北沢サニー、四谷仙波堂、秋葉原とハシゴ。

サニーで、ちょっと前に発売されて気になっていた、ARMA HOBBYの1:72、PZL P.7Aを購入。仙波堂でパッションのSU-76M用エッチングを買う。タミヤのSU-76Mは発売時に買ったはいいものの、なんとなくそれで満足してしまってそれきりなのだが、資料でポーランド軍所属車を見て「そのうち作ろうかな」感が増して来たため。

実はパッションの「35(t)用砲身」(CMK用、アカデミー用、ブロンコ用と3種出ているようなのだが、そのうちブロンコ用)が欲しかったのだが、仙波堂にも秋葉原にもなかった(サニーでは見忘れた)。

秋葉原で青木氏とビールを飲みつつ夕食。ヨドバシカメラの上階でコーヒーを飲んで解散。

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十川さんのコト

●フェイスブック上の知人の書き込みで知ったのだが、カンプグルッペジーベンの十川俊一郎さんがお亡くなりになったそうだ。

カンプグルッペジーベンは、確か私が小学生くらいの時に、すでに凄腕のAFVモデラーのクラブとして名を馳せていた。東京AFVの会はカンプが主催で、毎年、十川さんが司会も務めていたのだが、昨年末はお見えにならず、体調でも崩されたかとちょっと気になってはいたのだった。金子辰也さんの書き込みによれば、もう何年も前から闘病生活を送られていたそうで、それでも一昨年末までは毎年出席されていたのだなあと今になって知った次第。

個人的には、ほぼ東京AFVの会でお顔を拝見するくらいの関係でしかなかったが、大先達でありながら、「ここって**なの? え? そんなことまでしてるの?」など、気さくに話し掛けて来られる素敵なお人柄だった。ご冥福をお祈り致します。

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東京AFVの会2016

●12月25日日曜日、下北沢の北沢タウンホールで開かれた「東京AFVの会」に出掛ける。ほぼ開場時間の朝10時ぴったりに着。

作品は年初に作ったCAMsの1:35ビッカース水陸両用戦車と、コミンテルン・モデルズ/SKIF1:72のGAZ-AA+ZiS-2対戦車砲を持参。情けなくもT-34 STZ1942は間に合わなかった(ケン太さんに「あれだけ嬉々としてクルセーダーをいじってたら、そりゃ間に合わないでしょう」みたいなことを言われた。……まったくその通りでありぐうの音も出ませぬ)。

●会場で1年ぶりのケン太氏、1-colour氏らSUMICON勢にお会いする。前日押し入れや屋根裏を漁って掘り出した不良在庫品を1-colourさんに押し付ける進呈する。RPM/Mirageのヴィッカース6t/T-26系2種、タミヤのKV、TOKOのGAZ-AAA、RPMのTKS、REMIのバキュームの壊れた教会の壁などなど。

腹丁・青木氏、むー氏、シェル氏、はーぷ氏ら旧nif勢とも会って旧交を温める。ここ数年、東京AFVの会終了後は青木氏と酒を飲んでアホな話をするのが常だったのだが、今年、青木氏は当日直接関西に帰る予定だったので果たせず。

●会場で撮った写真あれこれ。今年は去年よりさらに参加作品数が多かった気がする。混んでいる会場内でのこと、知り合いの作品を中心に適当に撮っただけで、しかも慣れないスマホでピンボケ多数のため、掲示できる写真が少ない。結構な数あったジオラマ作品もほとんど撮っていない。そもそも各部門入賞作・特別賞受賞作を(クリスマス特別賞受賞のケン太さんのAMXを除き)1つも撮っていない。なんのこっちゃ。

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●静岡の合同展もそうだが、こういうイベントに出ると、その場の空気に当てられて、次回までの1年間に5個や10個の完成品はできてしまいそうな気になる(当然できない)。……まあとりあえず、来年は今年持っていけなかったT-34と、現在製作中のクルセーダーは持って行きたい。

●しばらく前に、何かの製品に関して調べていて、下北沢のサニーに在庫があるというのを知って、「AFVの会の時にサニーに寄って買おう」と思ったようなボンヤリした記憶があるのだが、何だったのか結局思い出せなかった。

代わりにと言っては何だが、FTF 1:72のPRAGA RV 6輪トラックを買ってきた。レビューはまた改めて。

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ハーブショップ

F1016055 ●ちび助のハーブショップのミニチュアキット、完成。

基本、私が手伝ったのは建物のドンガラで、小物類はちび助本人と、我が家の女性陣が(えーなにこれ難しいわかんないよー等々ブツブツ言いつつ)頑張った(らしい)。

実際、私が見ても、このキットの説明書には「いやいやいや、これはいったいどうしろと!?」という箇所があった。このシリーズを作り慣れている人から見れば、「ああ、そういうことね」で済むのかもしれないけれど(ドラゴンの組説?)。

なお、これまであまり意識していなかったが、秋葉原のイエローサブマリンにはこのメーカーのキットが結構たくさん揃っていた。ちびに教えたら「買いに行く!」と騒ぎ出すかしれん。

●うっかり机の上に瞬間接着剤を一晩出しっぱなしにしておいたところ、今日使おうと思ったら中まですっかり固まってしまっていた。

普段は小さなジップ付きビニール袋に入れて引き出しにしまっているのだが、もともと中身が少なくなっていたので、湿気に簡単にやられてしまったのかも。うむむむむ。

●ミンミンゼミ(ミーンミンミン……)とクマゼミ(ショワショワショワ……)は、人の耳で聞く分にはまるっきり違う声だが、実は両者の声はほとんど要素が同じで、ミンミンゼミの声を早回し(という言い方は今でも通じるのか?)にするとクマゼミの声に、クマゼミの声をゆっくり再生するとミンミンゼミの声になるのだそうだ(wikipediaより)。

要するに一青窈と平井堅の関係ですな(『トリビアの泉』ネタ。ご存じない方はぜひyoutubeで検索してご一聴を。感動します)。

そんな関係のため、声が混ざって聞こえるとお互いに都合が悪いらしく、ミンミンゼミとクマゼミは時期的、あるいは場所的に棲み分けをしているのが普通で、たまたま同所的・同時期的に重なっている場合には、朝にクマゼミ、その後にミンミンゼミというふうに時間をずらして鳴くのだそうだ。

そんなわけで、最近クマゼミが進出してきた逗子ではどうなのか、注意して聴いてみた。

結果。クマゼミが午前中早めに鳴くのは昨年以前から気付いていたが、逗子のミンミンゼミはその時間帯も遠慮なく鳴いていることが判明。まだ新参者のクマゼミの数が少ないので「知ったこっちゃねえや」状態なのかも。今後クマゼミの数が増えたらタイムシェアするようになるのだろうか?

●ここまで書いたところでエラーが発生して、書いたものがすべて消失してしまい、書き直す羽目になった。マメな保存をサボった時に限ってエラーが起きるのはお約束。ふんがー。

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夏の秋葉原

●暑いなり~。

●資料を取りに神保町の事務所に行く。しばらくぶりに東京駅を通ったら、エキナカのショッピングモール、「GRANSTA(グランスタ)」が横須賀線/総武線快速ホームへのエスカレーター左右にまで拡大していた。さらに東西線方面への地下通路入口に回転寿司までオープンしていた。

関係ないけどグランスタと九段下ってちょっと似てるよね……(似てない? どうも済みません)。

●帰りに秋葉原に寄る。主目的はラジオ会館のイエローサブマリンのショーケースに先週から展示されている、me20さんのルノーUE豆戦車型(中華民国陸軍)と、フィアット3000の鑑賞。

いやもうなんと言うか。ルノーUEもフィアット3000もキットは持っているし、前者に関してはほぼ組み終わってもいるので、me20さんの製作記/報告写真も大きさは重々承知の上で見ていたはずなのに、改めて実物をみると、その微小な工作と塗装の「キッチリ感」が衝撃的。

ルノーUEと同じく、週末模型親父さんのところの「軽戦車コン」で作っていたビッカース水陸両用戦車の塗装をme20さんに褒められて、あまり自信のない塗装もちょっとはマシになってきたのか?と思ったのだけれど、いやいや、まったくレベルが違いました。はうあー。

というわけで、しばらくはYSに展示されているとのことなので、東京近郊にお住いの「ちょっとマイナーなAFVが好き系」な方は見に行って吉なり。

F1016017 ●miniartのSU-122、極初期型(あるいは先行量産型?)のフルインテリア・キットが出たばかりと思っていたのだが、もうインテリア抜きの初期型と、フルインテリアのSU-85 1942年中期生産型が発売になっていた。

SU-122初期型を購入。インテリア無し、しかもドラゴンのように不要パーツてんこ盛りではないにもかかわらず、ドラゴンのT-34シリーズと同サイズの箱は結構ギッチリ。パッと見興味を覚えた・気になった・気に入ったアレコレに関してはまた改めて。

F1016037 ●me20さんの作品を見たショックのあまり小腹がすいたので(謎)、ドネルケバブを食べる。秋葉原のケバブは数系統の店があるが、今日はスターケバブ。初めて食べるチキン。猛烈に暑い日の都心の路上で辛口ソースで食べて唇がひりひり。

ピタパン入りのケバブサンドはどうしても上品に食べることが許されない凶悪な食べ物で、手も口の周りもベタベタになるが、コストパフォーマンスは比較的高く、お腹は一杯になる(ちなみにこのチキンは450円だった)。

F1016019 ●昔ながらの秋葉原の雰囲気を残す、中央・総武線高架下のパーツショップで、より線のリード線をひと巻き買う(100円)。現在製作中のT-34 STZ1942のグローサー結束に、中身の細線を使うため。

そもそもこの手のリード線はどこかにストックがあったはずだが、家探しする手間よりも100円で解決するほうを選んだ。……T-34、100輌分くらいあるなこりゃ。

F1016048 ●我が家のチビ(今年から小学一年生)は、ドールハウス系のミニチュア作りにかなり入れ込んでいる。鎌倉のミニチュア専門店に作品が展示されているくらいなので、すでにかなり病膏肓。

先日、チビは羽田でやっていたというミニチュア展に出掛けて行ったのだが、その際にハーブショップのミニチュアのキットを買って帰ってきた。全体形を板材で組んで、細かいガラス砂(?)をアクリル塗料と木工ボンドに混ぜてモルタル表現を付けるとか、いろいろ作業がややこしく、手伝いに駆り出され中。現在、ほぼ外形だけ出来上がりつつあり、こんな感じ。

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バリェホまたはバジェホ

●今まで、使いやすい使いやすいとあちこちで褒められているのを見ても、「でも高いし、筆塗りしやすいといっても、買ってみて大したことがなかったらいやだしー」などと、ちょっとヒネた目で見ていたファレホ・アクリルだが、実際に使ってみて気に入ってしまった。

そもそも、自室でエアブラシしづらい私にとっては、筆塗りでそこそこ広い面積もさほどむらなく塗れるのは有り難い。皮膜はそれほど強くなく、ツメでひっかくと剥がれてしまう感じだが、まあ、わざわざツメでひっかいたりしないし。

ところで、この塗料の名称(メーカー名)のvallejoには、代理店のVOLKSでは「ファレホ」という読みを当てていて、私もそう呼んでいるわけだが、どうもこれが少々アヤシイ。

・スペイン語の「ll」(二重のL)は独特な読みをする綴りで、例えば「lla」だと、古典的な読みでは「リャ」、南米などでは「ジャ」。本国の標準的なスベイン語(カスティーリャ語)だと「ディャ」みたいな、とにかくカタカナではちょっと書き表しづらい読みになる。「Castilla(カスティーリャ)」「Sevilla(セビーリャ、あるいはセビリヤ)」など、日本語だと「リャ」表記にすることが多いようだ。

・いや、そもそも語頭の「va」は「ファ」って読むのか? ドイツ語じゃなくてスペイン語でも? と思って調べたら、そもそもスペイン語での「v」の読みは、フ(f)でもヴ(v)でもなく、英語の「b」音だった(これは知らなかった。スペインに行ったことがあるのに)。ちなみに大戦中のスペイン国産戦車「Verdeja」も、読みは「ベルデハ」で、「ヴェルデハ」は誤りということになる(改めて見たら、wikipediaのベルデハのページでも、過去、読みが話題になって改名されていた)。

・「j」は、人名のホセ(José)とか、日本のスペイン語名称「ハポン(Japón)」などに出てくるが、口の奥を狭めて強く発音するハ行。

というわけで、vallejoは「バリェホ」(あるいは「バディェホ」とか「バジェホ」)ではないだろうか。

と、ここで改めてラベルを見たら住所がバルセロナだった。ということはスペイン語(カスティーリャ語)じゃなくてカタルーニャ語だと「ファレホ」になるのか?――と思ったが、「ll」や「v」の音はカスティーリャ語と同じらしい(ただし「j」はジャ行になるようだ)。

さらに調べると、スペイン人の名字でたまに使われていて、ほか、米カリフォルニア州のスペイン系地名にもあるらしい(アメリカでの読みはたぶんヴァレーホ)。

……名前はどうでも塗れればいいんですがね。私としても、声高に「ファレホじゃなくてバリェホと読め!」と声高に主張するつもりはないし、たぶん(世の中的に変わらない限り)自分でもファレホと言うだろうし。

もっとも、「バリェホ」と読むにしても、元ポーランド大統領のレフ・ヴァウェンサ(Wałęsa、日本では一般に「ワレサ大統領」と書かれていた)とか、チェコの模型ブランドのスムニェル(SMĚR)ほど珍奇な読みではないように思う。

F1011421 ●アケビの芽、今年の初収穫。

前々回書いたように、アケビの蔓はまだほとんど伸びておらず、本格的な旬は、まだ半月か、一か月ほども後のことではないかと思う。というわけで、ちょっとフライング気味に伸びた芽だけをお試し程度に摘んできて、さっと茹でて、シンプルに醤油を垂らして味見した。

固すぎず柔らかすぎず、絶妙な歯ごたえと、爽やかな味、ほんのりとした苦みが良し。

●今年初めてのマルハナバチ(コマルハナバチ)を目撃。しかも2カ所で(大切岸端と、久木大池)。山道の脇、落ち葉の地面を低空飛行でうろうろしていたので、巣作り適地探し中の女王ではないかと思う。

忙しなく飛び回っているので、写真は撮れなかった。惜しい。

●ハイランド脇の、早咲きのサクラ(ヤマザクラ?)。

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インレタが売っていない愛のテーマ

●タイトルは、単にわんかっぷPの「~がやってこない愛のテーマ」を最近再び聞いて頭に染み着いてしまったため。ママローヤルあるふぁ~♪

F1011278 ●というわけで本題。

日曜日に散歩に出たのは、ついでに鎌倉駅前で買い物をしたいという気もあったからだが、その目的がインレタ(インスタントレタリング)。一応説明しておくと、フィルムに印刷された文字や模様を、こすって転写させるもので、模型用には(水転写式との対比で)「ドライデカール」などの名称で売られていることもある。

理由その1:現在製作中のビッカース水陸両用戦車の車番デカールはサイズが2種類入っているのだが、その片方がどうも大きいので、インレタで似た書体のものが欲しかった。

理由その2:ビッカースのついでに転輪ゴムと排気管を塗ったスロバキア軍の38(t)の車番にもインレタを使いたかった。ゴシック体の小さい白数字のインレタは2枚持っていたが(右写真)、これももう少し小さいものが欲しかった。

●まず最初は鎌倉・大町の画材屋(というより額縁屋?)に行ったのだが、「置いていない」との返事。駅前の島森書店の文具コーナーにもなかった(スクリーントーンならあるんですが、と言われた)。

藤沢の世界堂(関東近辺では大手の画材屋チェーン)にはあるかもしれない、あるいは横浜にもルミネの上に世界堂がある、と言われたので、より捜索範囲が広そうな横浜に出てみることにする。

まずはルミネの上の世界堂。店員さんに「インスタントレタリング、ありますか?」と訊ねたところ、「インスタント……レタリング、ですか? それ、どういうものですか?」と逆に質問されてしまった。え?そこから?

そもそも私の感覚では、インレタなんて、その辺の文房具屋さんでも売っているもので、画材屋(特にデザイン関係のあれこれ素材を扱っているところ)ならより豊富に取り揃えているものと思っていたので、これはちょっとショック。もしかしたら、いつのまにかインレタが存在しない並行世界に迷い込んだのか? どこかでウッドロウ・ウィルソンの10セントを使っちゃったのか?(←持っていても使う場所がありません)

次にMORE'Sの上の東急ハンズで、年配の(といっても同年代くらい?)の店員さんに「インスタントレタリングあります?」と聞いたら、「ああ、インレタですか!」と即座に略称で返って来て安心した。よかった。SF的展開にはなっていなかった。……が、品物自体は、特大の文字以外無し。「昔はカセットテープのラベルとかによく使いましたよね~。でもプリンタの普及で、今はほとんどなくなっちゃったんですよ」とのこと。

言われてみれば、モデラー的にはまだまだ使い道があるかもしれないが、その他の一般的な用途は、今となってはあまり思いつかない。そうか。あれって「カセットテープ」の時代のものだったのか……。

その後、VOLKSや鉄道模型屋2軒を回ってみたが、代替できそうなデカールもインレタ(ドライデカール)もなかった。2軒目の鉄道模型店で、

「インレタ、銀座の伊東屋なら……」

と言われたので、おお、伊東屋ならまだ揃ってるのか!と一瞬期待したが、続けて、

「作ってもらえるそうですけど」

と言われた。がっくし。

ちなみに、その昔、町の文房具屋さんでも当たり前に置いていたインレタの代表的ブランドが「デカドライ(DECA dry)」だが、手元にある一枚を見ると、元々ベルギーの会社が作っていたものらしい。日本の総代理店であったユニオンケミカー株式会社のサイトを見に行くと、とりあえず製品情報のページに載ってはいるものの、「2010年12月で販売を終了致しました」と添え書きされていた。

F1011336 ●ところで、VOLKSで、エアフィックス再版の1:32にこんなPOPがついていた。

あれ? イタレリのMk.IIIって絶版?

ついでに、ファレホを2色と、クレオスのマークセッターを買ってきた。

●スロバキア陸軍の38(t)は、その昔、はるとまん氏に作ってもらった「ひぽぽたまんデカール」第一集(前世紀の遺物!)にも国籍マークと車番を含めてあるのだが、自分でデザインしておきながら、その車番(V-3081)チョイスの根拠がよく判らなくなってしまった。

以前の記事に書いたように、V-3063以降のスロバキア軍LT-38は、元々ドイツ軍の38(t)の中古車で、雑多な形式が混じっているため、適当に番号を付けると、「ありゃ、形式違ってた」なんてことにもなりかねない。

そんなわけで、砲塔の国籍マークは「ひぽぽたまんデカール」を使ったが(こちらもよく見ると赤の部分に細かい縞模様がでてしまっているのだが)、車番はE/F型であることが確実な「V-3080」か「V-3131」に変更したいと思ったのだった。

F1011393 手元にあるインレタ2種――デカドライの「14」と、マクソンの「212N ALTERNATE GOTHIC 12pt」はどちらもちょっと大き目だが、新たなインレタを手軽に入手するのは無理そうなので、これを使ってどうにかすることにした。縦幅はマクソンのほうが大きいが、横幅は狭い。結局、こちらの数字を切り詰め、クリアデカール(ひぽぽたまんデカールの余白)の上に一度貼りつけて使用した。

右写真は、右下の黒地のものが「ひぽぽたまんデカール」(改めて見直すと、これもちょっと文字がキツキツ)。上端がデカドライをそのまま使用したもの。残り2つがマクソン使用のもので、3の数字は上・中・下の三分割し、縮めて貼り重ねてある。1の数字は貼ってから下端を削り落として短くした。また、数字のみのシートでアルファベットは入っていないため、Vは1を2本重ねてはみ出し部分を削った。なんという余計な努力!

ちなみに、4つの「3」を作るために3のインレタを11個も消費した。細切れにする過程で断片がハサミにくっついて無駄になったりしたため。すでに貴重品となったインレタをここまで贅沢に!(←ばか)

それはともかく、少なくとも20年くらい死蔵していたインレタが問題なく使えたのもラッキー。

F1011396 ●実際に貼ってみたのがこちら。

よ~く見ると、3の字がちょっとギクシャクしているのだが、許容範囲ではないかと思う。

なお、ビッカース水陸両用戦車製作の山場なのに38(t)のデカールなど貼っているのは、戦車の仕上げ塗装自体が久しぶりなので、まずはこっちでウォッシングなど練習してみようかな、などと(珍しく)殊勝なことを考えたりしたためだが、どうもそんな余裕はなくなってきたかも。

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