ワルシャワの石畳
●基本、私は模型に関して、車両や機体を単体で作るだけで、ベースだの何だのを作ることは滅多にない。
本体を作ったらそこでもう息切れしてしまって、「その周辺」まで作る余裕を持てないためだ(というか、そもそも完成前に息切れしてしまうことのほうが多いかも)。
ただ、約10年前に完成させたARMO JADAR製のレジンキット、1:35の「ソクウ 1000(Sokół 1000/CWS M111)」+サイドカーについては、なにしろ繊細な模型なので破損は怖いし、細いレジンのフレームの変形も怖いしで、製作時から「いつかベースを作って固定してやらにゃいかん」とずっと思っていた(それで10年以上も放置していたのだから、我ながら呆れたもの)。
製作時の完成報告の記事はこちら。なお、この「ソクウ 1000」は、その年の東京AFVの会で、「ガレージキット部門」第三位を頂いた。ベースも付いていない、小さな1:35のオートバイ+サイドカーには過分な評価で、大いに感謝。その年のガレージキット部門が、片手の指程度の出品しかなかったような気がする、としても。
まあ、そんなこんなでずっと「いつかやろう、いつかやろう」で先送りしてきたのだが、先日百均で裏がシールになったスチレンボードを見つけたので、ようやく着手することにした。
●イメージしたのは「ワルシャワの石畳」で、とりあえず、ネット上でワルシャワ市内の石畳の写真を適当に拾ってきて、ディスプレイ上に並べてイメトレ。
もちろん、そのうちのどれかを正確に再現しようとまでは考えていない。
- ワルシャワの旧市街の石畳は、ワルシャワ蜂起の際にバリケード作りなどのために大々的に掘り返されたりして、戦前そのままのところは少ないはず。
- だいいち、完成させた「ソクウ 1000」の、デカールで用意された登録番号の個体が、ポーランド国内のどこの部隊に配属された車輛なのかも判らない。
というわけで、結局のところは「まあ、なんとなくそれらしく石畳っぽければいいや」くらいのヌルいスタンスで製作に入る。記事のタイトル、詐欺だな……。
●もともと、少なくともホコリまみれにはならないように小さなディスプレイケースには入れてあったので、そのディスプレイケースをそのまま活用する前提で、底部に収まるようにスチレンボードを7×7cmに切り出し、石畳模様をケガキ。
のっぺりした土台だけだと寂しい感じなので、「歩道」側にチェーンを垂らした柵の一部を追加。下塗りとしてVallejoの「304 Track Primer」を塗り、その後、グレーだのオーカーだのブラウンだのを混ぜて適当に斑模様に。
なお、この「石畳」をケースの底部に(裏面のシールを使って)貼り付けたら、塗装のせいで(?)若干反っていて、端部が剥がれて浮き上がってきたので、結局瞬着で貼り直した。シールの糊部もそのままで瞬着を重ねただけなので、また何かの弾みで剥がれて来ないかちょっと不安。
●上述のように、ベースを作ろうと思った理由は「固定して、破損と変形を防ぐため」でもあったのだが、10年間放置していた間に、案の定、細いフレームは(思ったほどではなかったものの)変形。オートバイ本体とサイドカーの車輪が、前から見ると僅かに「ハの字」になっていた。
無理矢理固定して折損するのも怖いので、ドライヤーで温めながら車輪の(縦の)方向を直し、さらにベースに固定するためにオートバイの後輪とサイドカーの車輪にドリルで穴を開けて真鍮線を固定した。が、その過程で数カ所でフレームの接続部が取れて補修する羽目になった。
そんなすったもんだの末に、なんとかベースに固定。
普段の保管時や輸送時は、最後の写真のようにケースの透明フードを被せることになる。このままで棚に置いて鑑賞も出来るので便利。
ミニスケールAFVの展示・保管用にも、このケースをもっと仕入れておけばよかったなあ(ちなみに百均由来)。……とは思うのだが、最近は類似のものを見掛けない。
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コメント
オオ~!ソクウとは懐かしい。(゜o゜)
石畳を作るきっかけは、先日のAFVの会(フランクパパさんのビネットとか。)の影響もあるのでしょうかね?
>小さなディスプレイケース
そういえば会場でもディスプレイケース(百均の¥300~¥400位?)のフードを外してそのまま展示されている方も多々おられましたが、百均の¥100のものだと最近はフィギュア用の縦長ものは、よく見ますがこういった正方形のベースはあまり見ませんね。
投稿: M.N | 2025年12月17日 (水) 22時53分
発泡スチロールが石畳に化けるとか、
塗りのセンスに嫉妬!
100円ショップの品って、一期一会的なところがありますね。
投稿: みやまえ | 2025年12月18日 (木) 19時20分
>M.Nさん
上の「石畳製作工程」3つの写真のファイル名を見て頂くと確認できるんですが、東京AFVの会以前に2段階目までは作ってあったので、フランクパパさんのビネットとのカブリは偶然です。
いや、会場でフランクパパさんの連作を見て、「やっぱり作り慣れている人はレベルが違うなあ」と思いましたし、それとともに、「バイクだけじゃなくて一人でも人がいると締まるなあ」とは思いましたが、特に後者を真似るには、塗装の腕が……。
>みやまえさん
スチレンボードの石畳は、実はずっと以前に一度作ったことがあって(その時は石畳を作っただけで何も載せないまま、どこかにやってしまった)、その経験で、「割と簡単に形状だけはできる」というのは判ってましたので。
塗装は……上述のように、実にいい加減です。
実はこれに加えて、もっと目地部分をはっきりさせるためにスミイレをしようと思っていたのですが、忘れて、その前にオートバイを固定してしまいました。
投稿: かば◎ | 2025年12月18日 (木) 21時22分