東京AFVの会2025(2)
●22日土曜日に下北沢で開催された「東京AFVの会」レポートの後編。
適当に会場で流して(?)撮った作品写真集。
カール臼砲。今の時代、35で出てきたら「ドラゴンのキット?」と思うのが普通だが、昔懐かしいシュミット(バキュームフォーム)の初期型足回りのキットを組んだものである由。3枚目は、作品に添えられていた工作中の写真を撮ったもの。確かこれもガレージキット部門で入賞していた。
T-34なのだが、ドイツ製の履帯を履かせた鹵獲車輛。対戦車戦闘の教材フィルムなどにも登場していて、鹵獲T-34としてはなかなかの「有名車輛」だが、模型の作例としては初めて見たかも。実車はその後、ロシア解放軍の装備車輛として払い下げられたりしていたような。先述の教材フィルムで走っている姿を見ると、本来の履帯よりもピッチが細かいので、むしろ走行性能は高そうな感じ(接地圧は高くなっているだろうが)。
履帯はI号戦車C型とか、そのへんからの流用のはずだが、起動輪が何のものなのか得体が知れない謎形状のもの。この作例では履帯ともども3Dプリントで自作されていて、結局何の起動輪なのかと質問してみたところ、「実物はワンオフで作ったものらしい」とのことだった。
模型誌の記事等でも有名な柴田和久さんのエアフィックスのM3グラントとモンティーズ・ハンバー。昨年の東京AFVの会にもモノグラム、エアフィックスの32の作品を出展していたが、その続き、という感じ。
エアフィックスのグラントは、さすが自国装備車輛ということで、履帯ももともとグラント独特の「王の字」パターンになっているなど、再限度も高いとのこと。もっとも、そのおかげで後から発売のM3リーもその履帯のままで、いささかヌエ的仕様になっているらしい。
Sd.Kfz.251/17D。写真ではそれほどうまく伝わらないかもしれないが、何はともあれ塗装の美しさで見惚れてしまった作品。
もう一つ、塗装で驚かされたのがこれで、細かい三色迷彩のロレーヌベースのマーダーだが、迷彩色のグリーンとブラウンは、なんと色鉛筆で描き入れているそうな。3枚目ほど拡大した写真で見ると、「なるほど、色鉛筆で描いたっぽい」と感じ取れるかもしれないが、普通に肉眼で見る分には、十分綺麗なボカシ迷彩に仕上がっている。今度何かの機会に挑戦してみたい。
単品で出品されていた大戦までのソ連・フランス・日本戦車。日本戦車2つはガレージキット部門。むーさんに聞いたら、2種の日本の重戦車は、それぞれ別メーカーでガレージキット(3Dプリント?)があるのだそうだ。
ドイツ物の単品作品。ラスト3枚は、それぞれ48、56、72スケール。「リベット」さんのヘッツァーは油絵調の塗装が独特で映える。ルビコンのティーガーIIは、もともとこのメーカーのキットをきちんとチェックしたことがなく、今までインテリア付きキットがあるのを知らなかった。
その他単品、大スケールものとか戦後ものとか。ズリーニIはドニェプロモデルの1:16レジンキット。2枚目シャーマンはタコムの1:16。T-55はタミヤの車体に、ミニアート?かどこかの地雷処理ローラーらしい。最後の「運搬車+攻撃ヘリ」は、向こう側のハインドは春の横浜AFVの会にも出品されていたもので、手前のAH-1付きが新作。
●ジオラマ作品等。
最初の2枚は35のチャーチル架橋戦車と規格資材を使った仮設架橋のジオラマ。作品自体よりも、「どうやってこの巨大なベースをここまで持ってきたか」の話に聞き入ってしまった。
次の2枚はルビコンの56を使ったものだったかな? とにかく、建物に圧倒される、これも大きなジオラマ。
次の試作車輛をメインに置いた2つは、車輛は72なのだがそれなりに大きさもあるので迫力があった。
パンターとI号指揮戦車が隣り合っているものは意外な組み合わせだが、これは実際に写真が残っているものの再現。
「ラジオ会館前のティーガー」は、同じ方がタイムスリップ物2作品出品されていたなかの片方で、もう一方の「ベルリンにメルカバ」がジオラマ部門で入賞されていた。
最後の1枚は「懐かし部門」で1位を受賞した中尾さんの作品で、タミヤ1:25のT-34をベースにした映画「戦略大作戦」の“なんちゃってタイガー戦車”(こういうのは、やはりティーガーではなくタイガーと言わないと)。スチレンボードに写真を張り付けた書割建物のアイデアも秀逸。
●毎回、真面目に写真を撮っていないフィギュア部門のなかから。同じ方の作品群と、そのなかの2体ほど。
●イベント終了後は、例年の如く仲間で連れ立ってサニーへ。なんとなく惹かれるものも無いではなかったが、結局買い物はせず。ケン太さんから貰ったシュトルモビクがバッグから飛び出ている状態で、これ以上キットの箱なんて入らん!状態だったためもある。
そのケン太さんに頂いたシュトルモビクがこれ。
箱は潰して袋詰めになっているが、元が単発機とはいえそこそこの大きさがある機体なので、ボリュームがある。もともと、これはケン太さんからミカンセーキさんに進呈する予定で、単座型(Il-2)と一緒に「どちらか選んでね」と持ってきたもの。ミカンセーキさんが単座型を取ったので、余ったこちらを(ケン太さん激推しの)ルクレールの代わりに頂いた。
考えてみれば、もともとはAFVモデラーとして出発した私が、高校生の頃?初めてちゃんと塗装して作った大戦機がエアフィックスのIl-2m3シュトルモビクだったような覚えがある。その後、「実はエアフィックスのシュトルモビクは平面形が全然似ていない」こともわかったりして、1990年前後くらいに東欧メーカー製の72のシュトルモビクも買ってストックしてある。
アキュリットミニチュアズ(ハセガワ扱いで、当時はアキュレイト表記で流通していた)の48のコレは、メーカー的にもアイテム的にも発売当時結構惹かれたものの、48は大きすぎるかなーと二の足を踏んでそのままになっていたもの。ケン太さん、有難うございます。
そしてさらにミカンセーキさんに頂いたのがコレ。
多くの人に読んでいただきたい、ミカンセーキさんの記事、
での考証も反映したIII号系列のパーツ。スペーサーを噛ませた改修型の旧型起動輪と、グリースニップル付き上部転輪。加えて、フィンランド改修型のアイドラーホイル(そんなのがあるなんて気付いていなかった……)。
本当にどうも有難うございます。これらはぜひ、全て有効活用させていただきたいと思います。
●サニーの後は、鳥貴族で一杯飲んで、さらに喫茶店にハシゴしてコーヒーを飲んで解散。
皆さん、また次の機会に、無事に模型談義ができますように。































































































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