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2025年11月

東京AFVの会2025(2)

●22日土曜日に下北沢で開催された「東京AFVの会」レポートの後編。

適当に会場で流して(?)撮った作品写真集。

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カール臼砲。今の時代、35で出てきたら「ドラゴンのキット?」と思うのが普通だが、昔懐かしいシュミット(バキュームフォーム)の初期型足回りのキットを組んだものである由。3枚目は、作品に添えられていた工作中の写真を撮ったもの。確かこれもガレージキット部門で入賞していた。

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T-34なのだが、ドイツ製の履帯を履かせた鹵獲車輛。対戦車戦闘の教材フィルムなどにも登場していて、鹵獲T-34としてはなかなかの「有名車輛」だが、模型の作例としては初めて見たかも。実車はその後、ロシア解放軍の装備車輛として払い下げられたりしていたような。先述の教材フィルムで走っている姿を見ると、本来の履帯よりもピッチが細かいので、むしろ走行性能は高そうな感じ(接地圧は高くなっているだろうが)。

履帯はI号戦車C型とか、そのへんからの流用のはずだが、起動輪が何のものなのか得体が知れない謎形状のもの。この作例では履帯ともども3Dプリントで自作されていて、結局何の起動輪なのかと質問してみたところ、「実物はワンオフで作ったものらしい」とのことだった。

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模型誌の記事等でも有名な柴田和久さんのエアフィックスのM3グラントとモンティーズ・ハンバー。昨年の東京AFVの会にもモノグラム、エアフィックスの32の作品を出展していたが、その続き、という感じ。

エアフィックスのグラントは、さすが自国装備車輛ということで、履帯ももともとグラント独特の「王の字」パターンになっているなど、再限度も高いとのこと。もっとも、そのおかげで後から発売のM3リーもその履帯のままで、いささかヌエ的仕様になっているらしい。

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Sd.Kfz.251/17D。写真ではそれほどうまく伝わらないかもしれないが、何はともあれ塗装の美しさで見惚れてしまった作品。

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もう一つ、塗装で驚かされたのがこれで、細かい三色迷彩のロレーヌベースのマーダーだが、迷彩色のグリーンとブラウンは、なんと色鉛筆で描き入れているそうな。3枚目ほど拡大した写真で見ると、「なるほど、色鉛筆で描いたっぽい」と感じ取れるかもしれないが、普通に肉眼で見る分には、十分綺麗なボカシ迷彩に仕上がっている。今度何かの機会に挑戦してみたい。

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単品で出品されていた大戦までのソ連・フランス・日本戦車。日本戦車2つはガレージキット部門。むーさんに聞いたら、2種の日本の重戦車は、それぞれ別メーカーでガレージキット(3Dプリント?)があるのだそうだ。

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ドイツ物の単品作品。ラスト3枚は、それぞれ48、56、72スケール。「リベット」さんのヘッツァーは油絵調の塗装が独特で映える。ルビコンのティーガーIIは、もともとこのメーカーのキットをきちんとチェックしたことがなく、今までインテリア付きキットがあるのを知らなかった。

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その他単品、大スケールものとか戦後ものとか。ズリーニIはドニェプロモデルの1:16レジンキット。2枚目シャーマンはタコムの1:16。T-55はタミヤの車体に、ミニアート?かどこかの地雷処理ローラーらしい。最後の「運搬車+攻撃ヘリ」は、向こう側のハインドは春の横浜AFVの会にも出品されていたもので、手前のAH-1付きが新作。

●ジオラマ作品等。

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最初の2枚は35のチャーチル架橋戦車と規格資材を使った仮設架橋のジオラマ。作品自体よりも、「どうやってこの巨大なベースをここまで持ってきたか」の話に聞き入ってしまった。

次の2枚はルビコンの56を使ったものだったかな? とにかく、建物に圧倒される、これも大きなジオラマ。

次の試作車輛をメインに置いた2つは、車輛は72なのだがそれなりに大きさもあるので迫力があった。

パンターとI号指揮戦車が隣り合っているものは意外な組み合わせだが、これは実際に写真が残っているものの再現。

「ラジオ会館前のティーガー」は、同じ方がタイムスリップ物2作品出品されていたなかの片方で、もう一方の「ベルリンにメルカバ」がジオラマ部門で入賞されていた。

最後の1枚は「懐かし部門」で1位を受賞した中尾さんの作品で、タミヤ1:25のT-34をベースにした映画「戦略大作戦」の“なんちゃってタイガー戦車”(こういうのは、やはりティーガーではなくタイガーと言わないと)。スチレンボードに写真を張り付けた書割建物のアイデアも秀逸。

●毎回、真面目に写真を撮っていないフィギュア部門のなかから。同じ方の作品群と、そのなかの2体ほど。

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●イベント終了後は、例年の如く仲間で連れ立ってサニーへ。なんとなく惹かれるものも無いではなかったが、結局買い物はせず。ケン太さんから貰ったシュトルモビクがバッグから飛び出ている状態で、これ以上キットの箱なんて入らん!状態だったためもある。

そのケン太さんに頂いたシュトルモビクがこれ。

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箱は潰して袋詰めになっているが、元が単発機とはいえそこそこの大きさがある機体なので、ボリュームがある。もともと、これはケン太さんからミカンセーキさんに進呈する予定で、単座型(Il-2)と一緒に「どちらか選んでね」と持ってきたもの。ミカンセーキさんが単座型を取ったので、余ったこちらを(ケン太さん激推しの)ルクレールの代わりに頂いた。

考えてみれば、もともとはAFVモデラーとして出発した私が、高校生の頃?初めてちゃんと塗装して作った大戦機がエアフィックスのIl-2m3シュトルモビクだったような覚えがある。その後、「実はエアフィックスのシュトルモビクは平面形が全然似ていない」こともわかったりして、1990年前後くらいに東欧メーカー製の72のシュトルモビクも買ってストックしてある。

アキュリットミニチュアズ(ハセガワ扱いで、当時はアキュレイト表記で流通していた)の48のコレは、メーカー的にもアイテム的にも発売当時結構惹かれたものの、48は大きすぎるかなーと二の足を踏んでそのままになっていたもの。ケン太さん、有難うございます。

そしてさらにミカンセーキさんに頂いたのがコレ。

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多くの人に読んでいただきたい、ミカンセーキさんの記事、

での考証も反映したIII号系列のパーツ。スペーサーを噛ませた改修型の旧型起動輪と、グリースニップル付き上部転輪。加えて、フィンランド改修型のアイドラーホイル(そんなのがあるなんて気付いていなかった……)。

本当にどうも有難うございます。これらはぜひ、全て有効活用させていただきたいと思います。

●サニーの後は、鳥貴族で一杯飲んで、さらに喫茶店にハシゴしてコーヒーを飲んで解散。

皆さん、また次の機会に、無事に模型談義ができますように。

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東京AFVの会2025(1)

●昨11月22日は、年末恒例の東京AFVの会。

ここのところ、個人的には、模型関連のイベントと言えば年に2回、横浜AFVの会と東京AFVの会に参加するのが恒例化。数少ないリアルイベント参加の機会でもあり、かみさんの許可を貰って朝からいそいそと出掛ける。場所はいつもの下北沢、北沢タウンホール集会室。

なお、今回は自分自身の新作としては、トライスター35のPz.Kpfw.38(t)をスロバキア陸軍のLT-38として作ったものを持って行った(少なくとももう一作持って行こう、などと割と直前まで思っていたのだが断念)。会場で自作品の写真は撮らなかったので、これについてはまた改めて。

会場で、リアルではちょっと久しぶりの模型仲間たちと会う。青木氏は相変わらず膨らんでいた。ケン太さん、ミカンセーキさん、M.Nさん、めがーぬさん、中尾さんや野田君。古くからのnifty仲間のむーさんやシェルさん。みなさん、そこそこお元気そうで安心。

ケン太さんから、「骨折のお見舞いに」と、タミヤ35のルクレール、orアオシマ72のAAV7を贈られそうになる。特にルクレールに関して「いいキットだから。すごくいいキットだから」と強く推されるが、どう考えても絶対に作りそうにないので固辞して、代わりにアキュリットミニチュアズ48のシュトルモビク(Il-2m3)を頂く。その昔、発売された頃から気になっていたメーカー/製品だったので、こちらは喜んで。どうもありがとうございます。

青木氏は、関西AFVの会の幹事?世話役?を退いて、次の方に託すことになったそうだ。

「くくく。とうとうアオキは権力闘争に敗れて関西AFVの会を追われたか」とか「院政を敷こうと虎視眈々と狙っているのか」とか好き勝手にからかう。そんな冗談はさておき、氏はこれまで20数年間にわたって関西AFVの会を引っ張ってきた由。誠にお疲れ様でした。地域が違うので一度も参加したことはなかったが(青木氏自身は熱心に各地のAFVの会を回っているが)、1モデラーとしてこの世界を盛り立てて貰った感謝の念を込めて労いたい。いや、面と向かっては前記のようなことを言っているわけだけれど。

●会場で見た作品アレコレ。

例によって網羅性は全くなく、入賞作かどうかの別も関係なく、適当に自分が興味が持てるネタを中心に適当に撮っているだけ。

まずはミカンセーキさんのIII突G型。

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ミカンセーキさんのブログで今年の夏にIII突の上部転輪が記事になっていたのだが(特にフィンランド陸軍のシュトゥルミに関連して、私も改めて気づかされたことも多々)、なるほど、コツコツこんなものを作っていたとは。

この作品は今回の東京AFVの会単品部門での入賞作品で、実車写真を元にしたもの(1枚目写真の右側、作品台座にその写真と説明がちょっと見える)。私の場合、基本は「**という車輛を作りたい」というレベルに止まっているのだが、ミカンセーキさんの模型は(ヘッツァー「フファット」の時にも強く思ったが)個別の車輛が持つ“ドラマ”まで突っ込んで再現しようとするところが、ほとほと脱帽。

小物一つ一つの質感とか、それこそ元の写真では見えていないはずの“置かれ方”の自然さも凄い。

続いては、最近48と、それ用の3Dモデリングに凝っているシェルさんの作品(とパーツ)。

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3Dプリントできる人は、「作るもの」の幅と自由度がグッと上がっていいなあと思う一方で、振り返って自分ごととして考えると、なかなかCADとか扱えなさそうで、指をくわえて見ている状態。

シェルさん曰く、「積層痕が出にくくするにはちょっと傾けて造形したほうがいいと言われてそうしたけれど、傾けすぎると“抜け”が出る」とか、意外にアナログなコツも必要らしい。最後の写真はタミヤの車体にバンダイの戦闘室(だったかな?)のIII突D型。

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めがーぬさんのダイヤモンドTと、ケン太さんのJS-2は、今年6月末の横浜AFVの会にも出品のもの。ただし、めがーぬさんの作品は、横浜AFVの会の際はアタマ(牽引車)だけだったのが、今回はトレーラー付き。

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M.Nさんのマギルスの試作8輪装甲車(ガレージキット部門で入賞)と、青木センセのタミヤのT-34。M.Nさんのマギルスは、その昔、SUMICONで作成していたもの。青木氏のT-34は、基本、タミヤのキットをストレートに組み上げたもの。……なのだが、改めて昨年の東京医AFVの会の記事を読み返したら、昨年の東京AFVの会でも、氏は「1970年代発売のキットを、当時の工具や材料のみを使い、キットの指示を逸脱しないシバリの下に製作した」同じキットの完成品を出品している。いやまあ、このキットが好きなのは判るけれど(もっとも、氏自身は背の高い六角砲塔の、いわゆる42年型がT-34のなかでは一番好きだそうだ)。

●横浜AFVの会に続いて、今回も、尾藤満さんが3Dプリントのアフターパーツ・メーカー、「マウスモデラー」の製品プロモーション・ブースを構えていて、あれこれお話させて頂いた。

だけではなくて、尾藤さんの「パンツァーメモ」で製作記が完結したばかりのマーダーⅢ7.62cmPak36搭載型も展示されていた。

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ネットの記事で見ていると、拡大写真の連続で次第に麻痺してきてしまうところがあるが、やはり実物を目にすると解像度がスゴイ。尾藤さんが仰るには、(輸送中に?)前部が破損した、とのことだったが、どこが破損しているのかよく判らなかった。

MGS時代からの付き合いの野田君の作品。「映画に登場した**」とか、ちょっと変わったところを突いてくることが多い彼だが、今回も「それを作るか―」的な。

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戦争映画でSd.Kfz.251役で登場することが多い、戦後チェコで生産されたOT-810。

改めて考えると、オリジナルとは違う履帯は何を使っているのか(何かを流用しているのか)確認し忘れた。

●今回の東京AFVの会の課題は「オートバイ」だった。

やはり1:35で単体だとなかなかインパクトのある作品にするのは難しい、という判断からか、課題の出品作は少な目だったような、そんな中で目を惹いた(そして当然ながら入賞した)迫力ある連作と、単品作品をひとつ。まずは連作の方から。

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ビネット仕立てにした1:35の各国軍用バイク、21作品。実は会場でこの作品群のリストが書かれたカードも頂いたのだが、帰宅途中に紛失してしまったので、台座まで写したもの以外は、どこの何というバイクなのか、私には判らないのも多かったりする。

もう一つは、大スケールのグノームローン。

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1:8とかだったかな? 自ら設計して3Dプリントしたものであるらしい。

●長くなったので、その他作品については後編で。

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