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2025年4月

詐欺まがい

Img20250428014846 ●居住する逗子市から、しばらく前に特定健康診査の案内が来たのだが、封筒の前面に書かれた文章が、なんだかすごく胡散臭い(詐欺スパムメールか詐欺wrb広告っぽい)。

「あなただけ」に傍点が振ってあったり、「無料券」とか具体的な金額とかで過剰にお得感をアピールしているところがまた……。

もちろん、きちんと逗子市の担当部署名や市役所の住所も書かれているし、そもそもこのオレンジの封筒は毎年届いてお馴染みなので、詐欺かと思って捨ててしまうようなことはまずないと思うが、それにしてもねえ。

●4月29日。今季初めてのコマルハナバチを見る。

が、慌てて写真を撮ろうとしたものの、その瞬間に飛び立って花しか写っておらす、しかもその後は生垣の向こう側に回ってしまって現れなかった。

Img20250429153007 代わりと言っては何だが、その10分か15分か前に、足元にちょろちょろ出てきたのを撮ったヒガシニホントカゲ。

同じく時々見かけるトカゲであるカナヘビ(ニホンカナヘビ)は茶色く艶消し(というよりゴツゴツ?)の体表、こちらは縞がはっきりしていて、幼体ほどシッポが青く、ウロコがぬるんとしている。

というのが一般的に言われる識別点だが、体型にも結構差があって、カナヘビはもっと胴体が細身で手足が長く“シュッとして”いるのに対し、ニホントカゲは何となく不格好。

まあ、可愛さで言えば(近所で普通によく見るトカゲの中では)ヤモリの圧勝かなあ。

ちなみに、我が家と隣家の間のブロック塀をしばしば通行するニホントカゲがいて(実際には同一個体かどうかもよくわからないが)、かみさんは勝手に「太郎君」と呼んで親しんでいる(もちろん、見かけると「あ、太郎君だ」という程度で、餌付けしたりというわけではない。野生のトカゲを餌付けできるかどうかも知らんけれども)。

さらに言えば、かみさんはその辺で柴犬を見掛けると勝手に「太郎ちゃん」と呼ぶ癖がある。「動物のお医者さん」の主人公ハムテルの友人・二階堂が“小さきもの”をすべて「チョビ」と呼ぶように、かみさんにとっては小さい生き物は基本「太郎」なのかも。

●トカゲつながりの脱線話。

マダガスカルレーザーオオトカゲについては、時々話題に出しているので、古くからの知人・友人ならご存じの方が多いと思う(ご存じない方はとりあえずリンクを参照のこと)。

これは(ニイガタハシリマイマイやイリオモテウラオモテガエル同様に)友人の青木伸也氏の妄想由来の生き物のひとつで、これがなぜマダガスカル島と高知県にのみ分布するのか、以前、nifty模型フォーラムの展示会の〆のミーティングで、同氏がウェゲナーの大陸移動説も引きつつ行った講義については、今の世であれば動画に撮ってYouTubeに投稿して永久保存したい程であった。

さて、このマダガスカルレーザーオオトカゲは額に第3の目があって、そこからレーザー光線を発射するということなのだが、実際に、トカゲの中には第3の目(光受容器官)を持つ種類がいるのだという。専門用語で頭頂眼(Parietal eye、リンクは英語版wikipedia)というのだそうな。頭頂眼は、「眼」とはいっても、大抵はヒンドゥー女性のビンディーよりも目立たない小さなポッチのようなものなのだが、ある種のトカゲでは結構目立つ。

特に、マダガスカルにだけ分布するOplurus属のトカゲ、なかでもOplurus cyclurusの頭頂眼は、まさに目と同じくらいの大きさの色模様(の中)にあって、見た目上も三つの目があるような感じ(上記、英語版wikipedia記事中の写真を参照のこと)。

なお、青木氏による解説ページ中にある、

平凡社大百科事典によると,11世紀フランスのレンヌの大司教 マルボード(Marbode)が書いた「宝石の書」に,「ドラゴンは額の中央に もう一つの目があって,そこには宝石が埋まっている」という記述があるらしい. その宝石は「カルブンクルス」と呼ばれ,これはルビーを含む赤い宝石の古称である.

という話は私が見つけて氏に教えたもので、その時には青木氏は、「11世紀のフランスにオレがいる!」と喜んでいたが、今回のこれを教えたら、「また現実が一つ、オレに追い付いてきた」とか言いそうだ。

ちなみに4月23日は、ドラゴン退治で有名な聖ゲオルギウスの祝日だそうだ(宗派によっては5月6日)。

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大回り乗車

●一度サボり始めるとずるずると書かなくなってしまうもので、前回更新からはや2か月超。

とことん御無沙汰になってしまいましたが、生きてます。

(模型もちまちま作ってます)。

オチキスの発売も来月に決まったようで、その時はまた何かしら書きたいし、それに備えて、ボチボチまた“書き癖”を取り戻さねば。

Img20250217135721 ●2月中旬、公的手続きのなんやかんやで横須賀に行く用事があり、ついでに、初めて不入斗の「ターチー模型」に行ってみる。

今ではすっかり珍しくなってしまった「街の模型屋」で、以前、衣笠方面から横須賀中央までバスに乗った時に車窓から見かけて以来気になっていたお店。その時は店名も知らなかったが、みやまえさんに教えてもらった。

行った記念+街の模型屋さん応援のためにも、何か買って帰ろう……と思ったのだが、残念ながら特に食指が動くものなし。実際には、街の模型屋さんとしてはなかなかの品揃えで輸入品なども扱っているが、本当にたまたま私が“ひっかからなかった”だけ。どうも済みません。

今となってはちょっとレアな、ピットロードの「マチルダ後期型履帯」の在庫があって、結構揺れたのだが、コレ、山に埋もれて所在がわからなくなっているだけで、私、すでに持ってるんだよね……。というわけで思いとどまった。

なお、この店がある不入斗(横須賀市不入斗町)は、京急の横須賀中央駅とJRの衣笠駅のちょうど間くらい。どちらの駅からもそこそこの距離があり、両駅からバスに乗る必要があって、地元民以外にはだいぶ行きづらい場所にある。私はこの日、行きは横須賀中央から歩き、帰りは衣笠まで歩いたが、それなりに時間が掛かった。

「不入斗=いりやまず」という地名は、関東の難読地名の中でも筆頭クラスではないかと思う。由来についてはいくつか説があるらしいが、横須賀の他に都内(大田区)にも1か所(読みは「いりやまぜ」)、千葉にも複数個所(読みは「いりやまず」)あるとのこと。ただし、それらは字名で、町名としてきちんと住所に残っているのは横須賀だけのようだ。

●「大回り乗車」というのは、たぶん鉄道趣味用語なのだと思う。

JRの運賃計算には、大都市近郊区間内の場合には特例があって、ある制約の範囲内であれば、A駅からB駅まで乗車する場合、「どれだけ遠回りをしても最低運賃で利用できる」という決まりがあり、これはJRのサイト内にも明記されている。

「ある制約」は、以下のようなもの。

  • 途中経路・駅の重複や後戻りなどは不可。
  • 途中下車不可。
  • 経路がすべて同一の大都市近郊区間内で、はみ出しは不可。
  • 1営業日(始発から終電まで)で完結すること。
  • 定期券の利用は不可。

「大回り乗車」は、この特例を利用して、最短の運賃で「なるべくぐるっと遠回りをしてみる」という乗り方のこと。私自身は自己認識として鉄道趣味ではなく、「まあ多少の興味はある」レベルなのだが、この「大回り乗車」は、ちょっと一度やってみたいかな、と前々から思っていた。

というわけで、2月末。ちょうど仕事が暇だったこともあって、実際に挑戦してみることにした。

もっとも、最寄りの逗子駅は、JRのみで考えると終端が他路線に接続していない行き止まり路線(盲腸線)である横須賀線の端近くにあるので、「隣駅までの最短切符で大回り」という理想的行程は望めない。そんなわけで、以下のような計画を立てた。

  • 逗子駅から乗車し、帰りは藤沢駅で一度下車し、「大回り」を完結させる(逗子-藤沢間の運賃を払う)。
  • 始発から終電までフルに使えばもっと複雑・長距離の「大回り」が可能だが、流石に根っからの鉄っちゃんではないし、そこまで根性もないので、始発で出発するものの夕飯までには帰宅するくらいの緩い行程とする。そのため、千葉方面での、より「大回り度」が高い経路は諦める。

なお、「……というわけだから出掛けてくる」と言った際、かみさんには「そんなことをして何が面白いのか」という顔はされたものの、「馬鹿なことはやめろ」などとは言われなかった。人間が出来ている(すでに諦められている可能性はあるが)。

すでにこの時の行程(予定)表は捨ててしまったので、途中駅の乗り継ぎの時間等は判らなくなってしまったが、当然ながら、出発前に乗り継ぎの駅と時間は調べて組み立てた。当日の行程は、

▼逗子駅→東京駅(横須賀線)

▼東京駅→千葉駅→佐倉駅(総武線)

▼佐倉駅→成田駅→我孫子駅(成田線本線・成田線我孫子支線)

▼我孫子駅→友部駅(常磐線)

▼友部駅→小山駅(水戸線)

▼小山駅→新前橋駅→高崎駅(両毛線・上越線)

▼高崎駅→高麗川駅→八王子駅(八高線)

▼八王子駅→橋本駅(横浜線)

▼橋本駅→茅ヶ崎駅(相模線)

▼茅ヶ崎駅→藤沢駅(東海道線)

都道府県で言うと、

神奈川県-東京都ー千葉県ー茨城県ー栃木県ー群馬県ー埼玉県ー東京都ー神奈川県

という順に巡っていて(たぶん)、関東一都六県すべてを経由している。なお、「東京近郊区間」は関東地方だけでなく、一部、福島県、山梨県、長野県、静岡県にもはみ出している。もっとも、それら関東以外への「はみ出し」部分はループしていないので、大回り乗車に含めることは不可能。それにしても、12月に行った長野の穂高駅が「東京近郊区間」に入ってるなんて知らなかったよ……。

水戸線、両毛線、八高線、相模線には今回初めて、かつ4線とも始点~終点を全部乗った。といっても、熱烈な「乗り鉄」とかではないので、「初めてだなあ……」以外に大きな感動はなし。ただ、八高線北半分は東京近郊では今や珍しくなった非電化区間で、久しぶりにディーゼル旅客車の「ぐぉんぐぉんぐぉん……」という響きを感じて、ちょっと楽しかった。

ちなみに八高線は北側の非電化区間と南側の電化区間では列車の運行が分かれているので、高麗川駅での乗り継ぎが必須。また南側は列車運行上、高麗川は途中駅で、川越からの川越線の車輛がそのまま直通で八高線に入って八王子まで走る。その川越線も川越駅を境に東西で運行が別々だとか。ややこし。まあ、水戸線も水戸を通ってなかったりするけど。

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写真1枚目は、朝日を浴びている成田線「木下(きおろし)」駅の看板。このあたりは、第四紀更新世の成田層群の地層が広範囲に分布していて、かつては、駅南側一帯のあちこちで、住宅やら道路やらが造成中で削られた露頭に、大量の貝化石が積み重なっているのが見られた(今でも一部保存されている露頭があるようだ。千葉県教育委員会による紹介)。

中学・高校の頃、頻繁にここまで来て、貝化石を掘りまくっていたことがある。たぶん、今ではほとんどコンクリートとかアスファルトとかで覆い隠されちゃってるんだろうなあ。なお、化石とはいっても、年代も10万年前そこそこと新しいので、現在砂浜で拾う貝殻と状態がほとんど変わらず、種類的にもお馴染みのものが多い。

この頃覚えた貝類の学名もいくつかあるのだが、その後呼び方が変わってしまったりしている例もあって、あまり役に立たない。例えば木下で一番たくさん採れる貝化石はバカガイだが、私が当時覚えた学名はマクトラ・スルカタリア(Mactra Sulcataria)。しかし今はMactra Chinensisだそうだ(シノニムの問題とかで学名が変わる例は結構多い)。

写真2枚目は高崎で撮った八高線(北半分)のディーゼル車。

一応、大回り乗車の感想と今回得た知見を書いておくと、

・行く前から分かっていたことだが、途中下車などできないので、基本的には車内・車窓風景・駅しか見る物がなく、単調。ずっと座っているので「座り疲れ」する。

Img20250227113738 ・途中下車できない以上当然だが、行った先の名所・名物、美味い物などとは無縁。唯一、小山駅構内のコンビニで栃木名物(?)「レモン牛乳」関連商品の売り場を見た(買わなかったけど)。

・基本、都心から放射状に延びる各線を、円弧状に結んでいる各線を乗り継いでいくことになる。というわけで、当たり前のことなのだが、乗り継ぎ駅の多くで、「上野・東京方面」などの行き先表示を見掛け、それを見るたび、「これに乗ったらすぐ帰れるなあ」などと「大回り乗車」の趣旨台無しのことを思ったりする。

・ちょうど都合のいい時間・駅に都合よく(構内に)立ち食い蕎麦屋等々があるとは限らず、下手をすると食いはぐれる。今回は結局、昼は駅内コンビニのサンドイッチ等だった。立ち食い蕎麦屋情報等があれば、それを上手く行程に組み込むとかを考えた方がよい。

・「東京近郊区間」は、普段乗っている電車内に貼ってある路線図では周囲が若干端折られており、実際にはもうちょっと範囲が広い。

いつか、今回は行程から外した「房総半島一周」をやってみたい気もする。

●春になったので、あれこれ春の山菜を収穫したり調理したり。

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1枚目。春先のフキノトウで作ったフキ味噌。収穫したフキノトウの若干は茹でて冷蔵して保存していたが、それも使って2度目のフキ味噌を作って、仕事先の花見に持って行って消費。

2枚目。今年の某平場のノビルは、やたら球根部分が大きく育っていて立派。コチュジャン和えにしたり、甘酢漬けにしたり、パジョンにしたり。

3枚目。田浦で獲ったニリンソウ(プクサキナ)。改めて汁物作りに挑戦したくて、茹でて吊るして乾燥保存中。

4枚目。初めてタネツケバナを収穫。茹でてドレッシングを掛けて食べた。……それなり?

5枚目。まさに今が旬のアケビの芽。このところ数日置きに食べている感じ。

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