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銀の亡霊(6)

●いよいよ年の瀬。

模型ライフに関して言えば、結局、今年も盛大にお手付きを増やしただけの感じだが、それだけでは何なので、今年唯一の完成品(暫定)の、ウクライナ・RODEN社製、第一次大戦仕様のロールス・ロイス“シルバー・ゴースト”装甲車(キット名称 "British Armoured Car (Pattern 1914)")の写真を。

今年11月初めの東京AFVの会に持って行ったもの。

タイトルは工作記事からの続き番号だが、工作していたのは10年も前。その1、2年後にとりあえずざっと全体を塗るところまでは持って行って、そのまま放置熟成(?)していた。

「完成品(暫定)」なのは、もうちょっと何か荷物類を載せて、「生きている車輛感」を付けたかったからで(東京AFVの会前はバタバタしてそこまで手が回らず)、今後の課題。

おおよそ工作が終わって未塗装の状態に関しては、「銀の亡霊(5)」を参照のこと。

工作全体の流れは、タグ「ロールス・ロイス装甲車」にて。

●東京AFVの会に持って行った状態で箱詰めしたまま放り出してあったが、改めて取り出して写真撮影した。

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おおよそ以前の記事の繰り返しになるが、仕様とか工作のポイントとか。

▼キットはローデンの35陸物としては初期の(うろ覚えだが最初期の?)キット。全体的にかなり野暮ったく、表面の梨地、パーツの厚みが表に出て目立つ部分など、あれこれ削りまくった。

▼おそらく、「戦間期に掛けて長く生産された」「もともと生産数がそれほど多くない」「後の改修も多い」などの理由から、写真ごとに細かな仕様の差異が大きく、「これが正しい第一次大戦型(Pattern 1914)」というのがなかなか定めにくいが、数少ない写真から、以下の点を改修した。

  • 車体後部の荷台を低め、垂直の泥除け部を除去。
  • 装甲ボディ後部ドア形状(上下パネルの比率)を変更。
  • 車体横の専用ステップを除き、泥濘脱出板だけの仕様に。
  • 前輪フェンダーは、戦前~戦中のクラシック・カー感が出るようディテールアップ。
  • 操縦席前面フラップの作り替え。
  • より単純なパターンのタイヤトレッドに彫り直し。
  • シャーシ後部、燃料タンク保護のための装甲板を追加。

――などなど。他、細部ディテールも華奢感が出るよう手を入れた。

▼全体の感じ、塗装に関しては、以下の写真を主に参考にした。

マケドニアにおけるロールス装甲車(1)

マケドニアにおけるロールス装甲車(2)

もっとも、上掲リンクの写真はおそらく後世の人工着色写真であり、色に関しては想像の域を出ない。なお、写真の車輛と作例とでは前照灯の形式なども違っているが、これの理由については過去記事参照のこと。

▼ゴムタイヤに関しては、まだカーボン添加による強化が一般的になり切っていない時代ということで、白系の塗装にした。これだけでなんだか第一次大戦っぽい感じが(勝手な決め付け)。

●なお、現在はMENGから、おそらくずっと出来のいい新キットが出ている(とはいえ、これも出てから5年くらい経っているが)。

こちらは1914年仕様、1920年仕様のコンパチで、ワイヤースポークの細いタイヤ、第二次大戦で使われた幅広のバルーンタイヤが両方入っている。贅沢な!

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