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月の出

●12月1日、師走入り。

日が暮れてからちょっと家を出てみたら、月がやたら北寄りから上るところで、ちょっとビックリしてしまった。

冬の太陽は低く上るし、日の出・日の入りの場所も東西から南寄りにずれる。月の出・月の入りも、当然同じなのだと、なぜかずっと思い込んでいたのだが、実際には、

太陽とほぼ重なる新月の時は太陽と同じように冬は低く、夏は高く上り、太陽と反対側に位置する満月に近づくほど、冬は高く、夏は低く上る。

のだそうだ。国立天文台のサイトにある詳しい説明はこちら

あー。えーっと。そうなる……のか? 頭の中で下のような図に変換して、ようやく理解できた。

Moon

本日の月齢は17.7で、満月からちょっと欠け始めたあたり(言わずもがなだが、月齢15.0=十五夜が満月)。冬至も迫りつつある時季で、満月に近い今夜は、月は高く上る=真東よりも北寄りから上り、真西よりも北寄りに沈む、ことになる。

……その昔、大学入試(共通一次試験)を地学で受けたとは思えない基礎知識の浅さ。

なお、(国立天文台のサイトの最後にあるように)月の公転面の傾きに由来した数年単位の変動もあり、2020年代中盤は、そのためにさらに、満月の際の出入り方位のズレが大きく、南中時の高度が高くなっているらしい。

●相変わらずプレッツェルのマイブーム去らず。冬になったので、カルディのチョコ掛けプレッツェルも復活。鎌倉のBergfeldのパンタイプの「ブレーツェル」も時々食べる。下写真は先月初旬に、たまたま3種揃い踏みした時のもの。

Img20231105173435

●食い物話2題目。鎌倉・大町のいかにも昭和な「街のパン屋さん」、日進堂のカレーパンが妙に美味しい。甘口と辛口があるが、私が食べるのはもっぱら辛口。確か1つ180円。

Img20231105153802

なお、上写真にちらりと写っていて初めて気付いて、googleのストリートビューで確認してみたのだが、お店の英語表記が、

FRESH NIHSSIN BREAD

になっている。なんでそんなことにー。

しばらく考えてわかったが、要するに、「HSS」の部分だけパネルが上下逆になっている(回転している)らしい。お店にいるばーちゃんに言って直るかなあ。

●食い物話3題目。業務スーパーには輸入物の変な食べ物があれこれあって、時々衝動買いしてしまう。先日はトルコ産の「ハルヴァ」というお菓子を「物は試しに」とつい買ってしまった。

wikipediaにも記事が出ているが、どうもインドあたりからギリシャに至るまで、広い地域で食べられているものだそうで、おかげで地域による差も大きいらしい。業務スーパーで売られているトルコ産のものは、ゴマペーストをベースにして、特に他の具が入っているわけではないプレーンなもの。

見た目に何かしらのインパクトがあるわけでもなく、食べる前/途中で写真を撮り損ねたが、一言で言い表すと、「ちょっとしっとりめの落雁が、小さなタッパーいっぱいに入っている」感じ。前述のように主原料はゴマペーストらしいのだが、味は「ピーナッツバターがかった(これまた)しっとり目の落雁」。落雁っぽいとはいえ、しっとり目なのでスプーンで少しずつすくって食べる(フォークで食べようとするとぼろぼろ崩れる)。

……それなりに素朴な美味しさはあるが、それでも「小さめのタッパーいっぱいの落雁」を消費するには一週間くらい掛かった。いや、うん、美味しかったけど、たぶんもう買わない。

同じくトルコのお菓子だと、ロクム(いわゆるターキッシュ・ディライト)も売られていたが、さすがにこれはとことん甘そうなので手を出しかねている。それに1つ2つならいいけれど、一箱じゃなあ……。ファンタジー物の映画で、魔女が子供を誘惑するネタとして出てきたことがあるなあ……といううろ覚えを検索してみたら、「ナルニア国」だと判明。そういえばずいぶん昔に観たような。

なお、業務スーパーの怪しい食べ物で、割とよく買っているのは、ポーランド産の(ちょっと歯にくっつく)シリアルバーとか、チェコ産のチョコ味のグラノーラとか。中国産のひまわりの種とか、UAE産のデーツのチョコとかも何度か買ったことがある。

最近では韓国産のヤックァ(薬菓)も一度買って食べたが、これは簡単に言うと「油や蜜がべたべたする、花の形のサーターアンダギー」だった。もっともwikipediaで見ると、本格的なヤックァはもっと上品な/凝ったお菓子であるようだ。リトアニア産のシリアルはあまり美味しくなかった。

●門前仲町のピンバイス、親父さんが亡くなったのは聞いていたが、いよいよ閉店とのことで、年末に閉店セールをやる由。それも混雑を避けるために予約制なのだとか。行きたいけどなあ。なんとか軍資金を用意して行っても、不良在庫を増やすだけになりそうだし。

シブイ専門店が次々なくなっていく。

結局、生き残るのは繁華街の大型店だけなのか、と思ったら、秋葉原のイエローサブマリンのスケールショップも3日で閉店だそうだ。もっともこちらは、現在入っている古い雑居ビルの契約切れに伴うものだそうで、一応ツイッター(X)には「再び秋葉原でスケールショップ店の再開ができるよう努めて参ります」とある。

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かば◎の迂闊な日々」カテゴリの記事

コメント

天体の話は脳内で展開すると頭がひっくり返るように難解ですな・・・確かに図解してみるのが一番の近道かも。

ピンバイスの親父さん、亡くなっちゃいましたか・・・
長っ尻してだべってるとき不意に出てくる空港のエッソ時代の話とか、ビル清掃業の話とか、幼少時に見た満州のソ連兵の話とか色々聞かせてもらったのが宝物です。
コロナがなきゃ不義理せず最後の方まで会いに行けたのだろうなって・・・

投稿: みやまえ | 2023年12月 4日 (月) 21時29分

>みやまえさん

その昔、「小国空軍キットリスト」という冊子をコピー本で自費出版した時に、ピンバイスの親父さんに、「これはすごくいい!」と褒められて、買ってもらいました。あれは嬉しかったなあ。

場所的に、そう気軽に行けるような場所でもありませんでしたが、ぎっしりといろいろな商品が詰まった、「ダンジョンの奥の宝部屋」みたいな雰囲気が好きでした。

投稿: かば◎ | 2023年12月 6日 (水) 19時47分

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