アルビオン燃料補給車のその後
●作りかけで放り出してあるタミヤのバレンタイン、バレンタイン・デーに合わせて今度こそ工作完了させよう――と数日前から思っていたのに、まだ掘り出しさえしていない。
とりあえず以前からの製作記はこちら。「次回には工作終了!といきたい」と書いた製作記の最終更新は、2020年5月。
●直近いじっているエアフィックスのアルビオン燃料補給車は、その後もちまちま工作を進めて、なんとか形になった。実は「工作完了!」というにはまだちょっと足りないのだが、現状写真を以下に。
現状説明、前回までの工作以降でいじったところ、未工作のところなど。
・屋根の上の燃料補給ブームには、前回紹介したダイソーの「アルミ自在ワイヤ―」でホースを取りつけ、ブーム自体もポンプ室上部に接着。ブームとポンプ室の連絡部分のホースもアルミ線に替えた。右のブームだけは、後々燃料補給シーンにできるように、やや側方に振った形に固定。実際に機体に接続するかもしれないので、こちらだけは燃料ホースが未工作。
・後部のポンプ室ドアは、シーリングのため?縁にリブがあるので追加工作。開状態で接着した。ポンプ室内部、ブームの根本の下部には、ブーム操作用の棒ハンドルがそれぞれあるのだが、未工作。
・塗装の便を考えて、車体後部の給油ユニットひとかたまりと、キャビンの屋根、キャビンドア、ポンプ室内の機器、タイヤは未接着。エンジンボンネットと左側板は現時点では未接着だが、(せっかくエンジンがあってちょっともったいないが)最終的には接着してしまう予定。
・前照灯はコードの工作を終えてから取りつけ予定。ちなみに前照灯は丸ごとクリアパーツなので、全体塗装前に後半を銀か何かで塗っておく必要あり。
●まだa型も店頭で見てはいないが、Armoramaに、IBGのII号戦車b型発売のアナウンスが出ていた。そリゃまあ、出るよね。
実はIBGのII号戦車初期型発売の報を聞いた当初は、「買うならb型が出てからかな」などと考えていたのだが、手元のWAW 1:72のII号戦車を見比べているうち、寸詰まりのa型のほうが魅力的に思えてきてしまって迷い中。昔だったら「両方買っておかなきゃ!」だったのだが、さすがにもうそこまでの気力も財力も……。
●web上の資料としては、昔からかなり重宝していたロシアのサイト、「Beutepanzer」が消失してしまった。
サイト名通り、大戦中にドイツが鹵獲使用した各国AFV(なかでも特にソ連製車輛)の写真を丹念に集めていたサイトで、写真それ自体は寄せ集めで質が高いとは言えないものの、「鹵獲車輛で近付いて撮っているからこそ確認できた仕様」なんてものもそこそこあって助かっていたのだった。誠に残念。消失の原因がウクライナ戦争がらみなのかどうかは不明。
●資料サイトに関してもう一件。フィンランドの戦時中の写真アーカイブ、「SA-kuva」が不通。
おそらくこのアーカイブはフィンランド国防軍直営のはずで、フィンランド国防軍サイト表紙下部のメニューには現在も「SA-kuva - Finnish Wartime Photo Archive」は出ているのだが、少なくとも昨年末からはずっと不通のまま。メンテナンスにしては長すぎる気がするし、それならそれで、メニューをクリックしたら「メンテ中ですよ」のお知らせページに飛ぶとかの措置はあっていい気がする。
フィンランド国防軍サイトのお知らせあたりを丹念にめくってみると何か書いてあったりするのかもしれないが……。
●youtubeで配信されている「ゆる言語ラジオ」の水野さんって、「ディック・トレイシー」のヤマダ警部と激似だよね!
と、以前から思っていて、「これだけ似ていたら、そう思っているのは私だけではあるまい」と考えて、「ゆる言語学ラジオ ヤマダ警部」で検索してみたら全くヒットしなかった。古すぎた?
●ちなみに「ディック・トレイシー」(もちろんアニメの方)に登場するヤマダ警部は、オリジナルでは「ジョー・ジツ」という、何系だかよく判らない名前。日本語版でヤマダ警部になったのは、要するに「スター・トレック」のスールーが日本語版では「ミスター・カトー」になったのと似たような話だが、ジョー・ジツ/ヤマダ警部は、チビなのにジュージュツ?を使って巨漢の悪人をびったんびったん振り回し、ベタな「engrish」を話し、退場時には「サヨナ~ラ~」と言うなど、明確に日系人という位置付けになっている。
いつまで観られるかか判らないが、youtubeに上がっていた、ジョー・ジツ/ヤマダ警部が出てくる回はこちら。
風貌はチビ・丸顔・メガネ・出っ歯・釣り目と、いかにも日本人ステロタイプな描き方だが、それが嫌味にならないのは、そうしたステロタイプなキャラを安易に敵役に据えるのではなく、ディック・トレイシーの腹心の部下として胸のすく活躍をさせているため。アニメの「ディック・トレイシー」は、他にもヒスパニック・ステロタイプな部下、「ゴー・ゴー・ゴメス」を登場させているので、1960-61年という比較的早い時期の制作ながら、(ステロタイプなキャラ付け自体は旧時代的ではあるものの)マイノリティへの配慮を心掛けていたらしいことがわかる。
なおゴー・ゴー・ゴメス警部は、同じくアニメの「ルーニー・トゥーンズ」のキャラ、“メキシコ最速のネズミ”「スピーディ・ゴンザレス」のパロディ(というかリスペクト?)だそうな。
このスピーディ・ゴンザレス(と、ゴー・ゴー・ゴメス警部)も、かなり強烈なヒスパニック・ステロタイプなキャラ付けで、そのため、2000年前後には一時、スピーディ・ゴンザレスはカートゥーン・ネットワークにおいて放映自粛の憂き目にあっている。が、実際には、「この時代(1950年代)にあって、明確にメキシコ系でありつつ縦横無尽に活躍するヒーロー」としてヒスパニック系の人々の間での人気は高いそうで、ヒスパニックの人権団体が中心となって復活の運動が起こされ、放映再開となった経緯がある。
●先週あたりのニュース。
位置情報技術の会社、ジオテクノロジーズ(株)と、東京大学のCSIS(空間情報科学研究センター)は徒歩人流データの共同研究を開始するそうで、そのサンプルとして、1都3県(首都圏)の市区ごとに調べた「よく歩く街ランキング」を発表した。
それによれば、平1都3県・計184市区のうち、日、週末ともに、一番よく歩いている町は我が町逗子市だそうだ。へー。
思うに、都会に出るための鉄道駅はあるが、市内の公共交通網はそれほど便利ではなく、道が狭いので近場の移動なら自動車より徒歩、という人が多いのでは。
ちなみに同ランキングにおける逗子市の1日あたり平均歩行距離は、平日が1.888km、週末が1.867km。「トリマ」という、ジオテクノロジーズ製“ポイ活アプリ”のユーザーデータを元に算出したものだそうな。私は1日平均もっと歩いているが、少なくともこの調査の時点では私の移動データは含まれていない。
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