厄除け
●逗子、田越川河口から、江の島越しの富士山夕景。1月25日。
●先月100歳の誕生日を迎えたばかりの母だが、正月早々、大腿骨転子部(付け根の部分)骨折。早朝、呻き声がして兄が気付き、廊下で倒れているのを発見した由。救急搬送され数日後に金属を埋め込む手術。
転んで折ったにしては打ち身や擦り傷などもなく、骨粗鬆症で折れて転んだ可能性もありそう、というのが救急隊員の話だそうだが、そのへんは、本人も(認知症で)覚えていなさそうなので真相は不明。
昨年亡くなった叔母二人も転んで脚を折って、そのまま寝たきりに――という経緯で、母もそうなることはまず避けられないと、半ば覚悟。そもそもさらに高齢の母が手術そのものに耐えられるかどうか、という懸念もあったのだが、手術後数日して病院にその後の経過を聞きにいったところ、(医師も驚いたことに)すでに起き上がって、補助具等で体を支えて歩いているとのこと(コロナ禍下のため本人との面会は不可)。100歳の根性恐るべし。
むしろ何でも自分でやりたがる人なので、再び転んで折ったりしないかが心配。
兄と相談し、短期間、老健でリハビリに励んでもらい、その間、自宅の必要部分のバリアフリー化の工事を行うことに。
●母と同居している兄は、新年早々の母の大怪我に加え、飼い猫に出来物が出てこれも手術、さらには次男が同棲している彼女ともどもコロナ罹患とあれこれ心配事続き。「あんまりいろいろ続くから、今度来るときに、どこか鎌倉の適当な寺社でお札を買ってきてくれ」というので、大町の八雲神社でお札を買って持っていく。
いつも散歩の折に前を通る、そう大きくもない神社なのだが、実は鎌倉で厄除けと言えばココ、みたいな位置付けだというのを、ネットで調べて改めて知った。何年か前に放映されたテレビドラマ「ツバキ文具店」の文具店は(ドラマ内の設定では)この神社の隣にある。
なお、川崎の実家の近所には「身代り不動尊」という、厄除けではかなり有名で遠方からも参拝者が絶えない寺があるのだが、子供の頃から身近すぎるうえ、ものすごく儲かって建物がみるみる大きく・キンキラキンになっていく姿を見ているため、逆に「御利益なさそう」というのが兄弟の共通見解(あくまで個人的感想です)。
●以前にも書いたように、鎌倉市は丸ポスト(郵便差出箱1号(丸型))の現存数では、日本の市町村でも1,2を争う場所なのだが、それでも何やかやの理由で、いつの間にか姿を消してしまうものもある。
先日、北鎌倉駅近くを通ったら、小坂郵便局前にあった丸ポストが、角ポストに代替わりしていた。残念至極。サイト「ポストマップ」への画像投稿によれば、昨年末(11月)時点ではまだ丸ポストだったようなので、つい最近変わったらしい。
丸ポストが消える理由としては(古くて、不便だから、という以外で)設置場所が現在の基準を満たしていないとか、そのポスト設置の理由となっていた商店等がなくなってしまったとかが多いように思うが、比較的積極的に丸ポストを残そうという姿勢の鎌倉市域で、郵便局前の丸ポストが撤去されてしまうとは思わなかった。
もっとも、丸ポスト自体が作られてからすでに70~50年経っており(生産は1949年~70年)、外見はどうあれ中がボロボロになっていて交換せざるを得なかった可能性もあるし、また、同じ鎌倉市といっても、鎌倉局と大船局とで丸ポストの扱いに差がある可能性もある。もっとも、同じ大船局でも、常楽寺交差点脇の「あっち向いてホイ」ポストは、上写真と同じ日に見たが健在だった。
●エアフィックス48、アルビオン燃料補給車の中間報告の続き。
そもそも当初は「あとは塗るだけ状態」までさっさか作ってしまう予定で、そのため前回は、製作途中での記事はせいぜい一度かな、というつもりで題名を「中間報告」としたのに、ちょっとよくない癖が出て、部分的に後戻りしてしまった。
前回も写真を乗せた、トラック車台そのものの燃料タンク周り。実車とちょっと取り付け方が違っているのが気になって、結局、一度付けたパーツを(エナメルシンナー剥がしで)もぎ取って、部分的に作り替えた。
左が前回も載せた、未改修で燃料タンクを付けた状態。右が改修後。燃料タンク取付ステイは、正しくは燃料タンクのほぼ左右端(というか前後端?)にあるようで、さらにステイにはベルトで固定されている。ステイそのものはタンク上側のステップに隠れて見えないが、ステップもステイにリベットで固定されていて、ステイ位置に帯金とリベットがある。
というわけで、改修はやや面倒になるが、
- 後ろ側のステイ位置を移動(ステイ自体も作り直し)。
- それに対応し、ステップ上の帯金とリベットのモールドを削り落とし、後ろ側に移動して作り直し。
- 燃料タンクに固定用ベルトを追加。
- 燃料注入口下に、何やらエンブレムのようなものが付いているので追加。
なお、その後実車写真を見直していたら、実車では、キャビンの背板は二重構造になっていて、後ろ側の板はシャーシ下にまで伸びている、というのが判ったのだが、流石に今更キャビンをもぎ取って作り直すのは避けたい。
●燃料ホース用ブームの追加工作。ブームは折れ曲がったりしないよう、上側に補強用の張り線があるので、取付部に0.2mmドリルで穴開けし、0.8号の色テグスを張った。併せて、ブーム先端の「らっぱ口」部分も、変なホース受け口モールドを切り落とし、口を彫り込む。
張り線工作は、プラが柔らかいのでテグスをピンと張ろうとするとブーム自体がしなってしまう。なるべく「しなり」が目立たないよう工作したつもりだが、考えてみれば、先日、TKSの履帯連結用に0.2mm真鍮線を買ってきてあったので、それを使えばよかったのだった。
燃料ホースそれ自体は、これから工作予定。
そのホースの材料だが、横浜ヨドバシの模型売り場の工作材料のコーナーであれこれ物色。タミヤの「曲げ自由」のロッドは、ホースに使うには太すぎるものしか無し。プラストラクトやエバーグリーンはプラ質が柔らかいので曲げやすいが、それでもこのホースを作るには熱して曲げる等が必要と思われるので少々面倒。曲げやすそうなアルミ線は、1mm径のものが50cm長3本で1200円台。結構高い。
別に普通の針金でもよくないか? それなら百均にでもあるんじゃないか?と、隣のダイソーを見に行ったら、なんと1mm径のアルミ巻き線が20m弱で100円だった。どのみちグネグネ曲げて使うので、直線である必要はなく、これで充分。
やっぱり百均は、使えそうなものがないか、たまに覗いて確認しておかないといかんなー。
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コメント
お母様大変でしたね。
うちの母方の祖母は100歳で寿命でしたが、車椅子で生きてるのがやっとみたいでしたから、かば◎さんのお母様はきっとまだずっとお元気でいられることと思います。
ところで、いまのエアフィックスって、元気いいのはいいんですが、なんか微妙って気がしてます・・・
でもホーカータイフーンとかしれっと金型直したりしてて体力はすごいですね、
投稿: みやまえ | 2023年2月 2日 (木) 21時55分
>みやまえさん
お見舞いのコメント、どうもありがとうございます。
母は、とりあえず今度の月曜日に退院が決まりました。
入院中は面会が出来なかったので、どんな具合か退院時に初めて実際に見ることになります。ちょい不安です。
エアフィックスは、一昔前のイメージからすると、「ラインナップは豊富でも、とにかく古くて、味はあっても作るのは大変」という感じだったのですが、今世紀に入って(だったかな?)活動が活発化して以降の赤箱新シリーズは、私は結構好きです。
例えば72のカーチスP-40B/Cあたりは、新キットの癖して主翼端の切り上りがない!とか、「おいおい、今の時代にそれはないだろう」的なポカもあったりするんですが、「流石新キット」と思わせるものもあれこれありますし。
エレールの佳作キットがあるから、いまさら要らないよ?と思っていた72グラジエーターとか、普通のインジェクションでこれが出るとは!と思った、72の初期型布張り翼ハリケーンMk.Iとか、個人的にはなかなかオススメです。
投稿: かば◎ | 2023年2月 3日 (金) 14時39分
お母様、無事退院できそうでよかったですね。
介護は大変でしょうけれど、術後に既に補助具を使って歩いておられるとはまだまだお元気そうですね。
>厄除け
私は関西では有名な門戸厄神東光寺が近いので毎年、年祈祷をしております。
>エアフィックス
今年発売になる1/48フェアリーガネット、あのひょうきんな主翼の折り畳みが再現できるようで今から楽しみです。(^_^)
投稿: M.N | 2023年2月 4日 (土) 14時14分
>M.Nさん
私の世代のガネットと言えば、旧フロッグ製なんですが(なんと私が生まれるより前の製品!!)、今では結構新製品があるんですね。
個人的に戦後機は私のターゲットからは外れますが、あのフグじみた格好と、「Z折り」の翼ギミックは魅力的です。
>>門戸厄神東光寺
西宮のお寺なんですね。
関東で厄除けといえば、やっぱり佐野厄除け大師なのかなあ……。あー。川崎大師とかもあるのか。
投稿: かば◎ | 2023年2月 6日 (月) 20時42分