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2022年7月

カラスアゲハ

●依然、外付けHDDクラッシュの後遺症であれこれ難渋中。

過去データが参照できずに仕事が滞ったり、過去データなど全然関係なく仕事が滞ったり(←HDD関係ないぢゃん)。

その合間、実家の母の様子を見に行ったり。この土日もまた実家に行く予定。なお、その後は小康状態で、物忘れはますます進行している感じだが、一時のせん妄はなく、本人もまったく覚えていない模様。

●そんな感じなので、落ち着いて模型をいじったりブログを書いたりする余裕(主に精神的余裕)がなかなか確保できないのだが、またまた間が空きすぎると、次に書く時のハードルがますます高くなっていくので、生存報告代わりにほんの少し。

●数日前、町内の披露山で目撃したカラスアゲハのつがい。

二子山~三浦アルプスでは確か昨年も見たが、人里で目にするのはちょっと珍しい。もっと近づいてクリアに撮りたかったが、生垣を越えて人家の庭に行ってしまった。

Img20220718140542 Img20220718140701

(たぶん)上がメスで下がオス。どんなふうに翅を動かしているのか謎だが、こうしてつながった状態でも飛べる。

●このところ、連日のように(自称)amazonからメールが来る。最初は個人用アドレスだけだったが、その後仕事用のアドレスにも同様のモノが舞い込むようになった。

内容としては、「未知のデバイスからアクセスがあったのでアカウントをロックしました。解除の手続きをしないと永久ロックしまっせ」みたいな感じ。差出人は「Amazon.co.jp」なのだが、よく見ると、アドレスは中国ドメイン(.cn)。

実は最初、(先日スマホを替えたばかりということもあり)「ああ、それでだな……」と思って付記されたURLをクリックしてしまったのだが、どういう仕組みだかわからないが、amazon側からの「繋ごうとしているページは、ウチのもんとちゃいまっせー」という警告ページに繋がった(ちなみにその偽ページのURLは、一応「www.amazon.co.jp/……」で始まる)。

ちなみに個人用アドレスに来たメールは、最初は


あなたのアカウントは停止されました

新しいデバイスからアカウントサービスへのサインインが検出されました。
誰かがあなたのAmazonアカウントで他のデバイスから購入しようとしました。Amazonの保護におけるセキュリティと整合性の問題により、セキュリティ上の理由からアカウントがロックされます。
アカウントを引き続き使用するには、24時間前に情報を更新することをお勧めします。それ以外の場合、あなたのアカウントは永久ロック。

ログイン:https://www.amazon.co.jp/*******

c 1999-2022 Amazon.com, Inc. or its affiliates. All rights reserved.

番号:*****


というもので、よくよく読むと日本語がややおかしかったが、しばらくすると修正版が届き始めた(修正部赤筆者)。


あなたのアカウントは停止されました

新しいデバイスからアカウントサービスへのサインインが検出されました。
誰かがあなたのAmazonアカウントで他のデバイスから購入しようとしました。Amazonの保護におけるセキュリティと整合性の問題により、セキュリティ上の理由からアカウントがロックされます。
アカウントを引き続き使用するには、24時間以内に情報を更新することをお勧めします。同時に、Amazonは、セキュリティで保護されていないデバイスがアカウントにログインするのを恒久的に防止します

ログイン:https://www.amazon.co.jp/*******

c 1999-2022 Amazon.com, Inc. or its affiliates. All rights reserved.

番号:*****


単純に日本語として改善されているだけでなく、実際には書いてあることの意味も微妙に違ってきている感じなのがおかしい。

なるほど、日々進化しているんだなあ、と妙なところで感心したが、今日届いたメールは再び旧文面になっていた。

仕事用のアドレスに来たものは、また文面が違っている。


Amazon お客様
以前に2通のメールを送信しましたが、確認情報を取得できませんでした。残念ながら、あなたのアカウントは48時間後に自動的に削除されます。Amazonアカウントを引き続き使用する必要がある場合は、48時間以内に個人情報を確認してくださ。Amazonへのサポートに感謝します。
お客様の Amazon アカウント
アカウント所有権の証明をご自身で行う場合は、Amazon 管理コンソールにログインし、所定の手順でお手続きください。
状態:
異常は更新待ちです
所有権の証明

・ パスワードは誰にも教えないでください
・ 個人情報とは関係なく、推測されにくいパスワードを作成してください。
・ アカウントごとに異なるパスワードを使用してください。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
Amazon チーム


なお、今回のこの偽メールであれこれ調べていて知ったのだが、本当にamazonから来ているメールの場合は、amazon公式サイトからアクセスできる「アカウントサービス→メッセージセンター」で、控えを全部確認できる。そこになければ、必然的に「あ、これ偽物だ」ということになる。

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戦争と模型

●「オレ、この戦争が終わったら結婚するんだ(or 告白するんだ)」というのはラノベ系でよく言及される死亡フラグだが、

オレ、この戦争が終わったらズベズダの新製品を買うんだ!

というのは、いったい何のフラグを立てていることになるのだろう。

(別にこんな言い訳がましいことを書く必要はないと思うが)一応断っておくと、決して私自身はロシアのウクライナ侵攻を支持してはいない。ただ、現行の政権の行為へ反対の意を表するのと、その国・地域の文化や文物を拒否するのは違うと思う。もちろん、「ロシア製品を買う」ということは、些少であってもロシア経済を回すことにつながるので、少なくとも戦争が続いている間は買いづらいし、ズベズダという会社そのものがプーチン政権/ウクライナ侵攻を積極的に支持する姿勢を打ち出しているとかいうことになると、それまた話が別だけれど(してないよね?)。

ズベズダの比較的最近の製品といえば、私はSU-85、T-28、T-35を買っているが、直近の新製品では、STZ-5トラクターはできれば欲しい一品。T-34の「フォルモチカ」(ズベズダの製品名だと「ウラルマシ」)もそのうち買おうと思いつつ買いそびれたまま(T-34 1942~43年型は、ドラゴンのキットがあまりよくないので)。

もっとも、現在のこの情勢下では、ウクライナ製の模型が(輸入ルートが万全に機能しているといい難いので、その辺の不安定さはあるものの)それなりに購入できる一方で、ロシアとの間の貿易や決済がどんどん絞られていて、ズベズダ製品はぱったり入ってきていない模様。仮に戦闘そのものが何らかの形で終了もしくは沈静化しても、ロシアとの交易自体が復活するのはいつになるのか判らない。下手をすると、再びズベズダの新製品を普通に買うことができる時代は、当分戻ってこない可能性もある。

それを考えると、冒頭の一言は「ズベズダ新製品は金輪際買えなくなるフラグ」かも……。

●それにしても、世界のどこかでは常に戦争が起こっているのに、今回のロシアによるウクライナ侵攻は、特に日常との「圧倒的地続き感」が強い(むしろ、湾岸戦争にしろイラクにしろアフガンにしろ、いつもどこかで「遠い国の他人事」的感覚でいたというほうが正しいのかもしれない)。単に戦争当事国の両方とも、そこから模型をよく買う国だというだけじゃなくてね……。

ともあれ、普段、「戦争に使われる兵器のプラモデルを趣味で作っている」身としては、実際にそうした兵器が人々の命や生活を脅かしている事態が現実に起きていることを見せつけられると、どうにももぞもぞと居心地が悪い(たとえ自分の趣味の中心は昔に終わった戦争に使われた兵器だとしても)。

ここで、「普段、兵器の模型を作って、その背景なども調べているからこそ、戦争の悲惨さについてもよく判る」などと言い訳がましいことを言うつもりもない。もちろん、そうした知識を得やすくなることは確かだと思うが、それによってモデラー個人がどういう主義思想に至るかはその人次第で、実際にモデラーの内の会話を聞いていても、右もいれば左もいる。一方では変に決めつけてくる者もいて、旧「河馬之巣」HPをやっていた頃には、ネトウヨ系の人から「同志と見込んで云々」というお便り(BBSへの書き込み)を頂いたこともある。勘弁してくれ。

今回の戦争で模型関係のSNSなどを覗いていても、「ロシア戦車は当分作りたくない」とか言う人もいる(屁理屈じみたことを言うと、T-34は“出身”がハリコフ機関車工場だからウクライナ戦車だよ!と強弁することは可能かもしれない。もっとも設計主任のコーシュキンもモロゾフもロシア人だと思うが)。あるいは、「ちょっと当分兵器のプラモ自体作りたくないかも」という人もいるかもしれない。「いや、模型は模型なんだし、現実の戦争と関係ないでしょ」という人ももちろんいると思う。そのどれが正しいと言うつもりもまたなくて、その辺もまた、自分で自分の「落としどころ」を見つけるしかないのだと思う。

私としては、前述のような「もぞもぞ感」を感じつつも模型は作るだろうが、できれば、さっさと戦争は解決してくれて、もうちょっとその「もぞもぞ感」が軽減された状況になって欲しいと思う(兵器の模型を作っていること自体は変わらないので、今次の戦争が片付いても皆無にはならない)。

何か、こんなことを書くこと自体も少々言い訳がましいけれど。

●自宅PCの外付けHDDが昇天してしまった。

突然、「かーちゃ?かーちゃ?かーちゃ?」みたいな異音が続き、作業中のファイルが反応しなくなり、結局、その外付けHDDを接続したままではPC自体が立ち上がらなくなってしまった。外すときちんと起動するので、とりあえずこうして「かばぶ」は更新できる。

しかし、外付けのHDDに入っていた多量のデータが失われてしまって半べそ状態。もちろんHDDはいつかは壊れるものだし、同じHDDを2つ用意して片方に常にコピーしておくとかいった、きちんとしたバックアップ体制をとっていなかった私の自己責任。それにしても、もうちょっと何かしらの前兆とか、壊れるにしても若干の「あれ、おかしいな」期間があってくれれば……。

以前のHDDから移したものも含めて、過去の仕事の記録が全部飛んでしまったが、これについては、偉い作家さんとかではないので将来的に「かば◎全著作集」など編纂される可能性も皆無。実際に現在の仕事で参照する必要が出てきそうな最近のものは、内臓HDD側にあるメールのログである程度カバーできるので、比較的軽傷。ただし、実際に不具合が発生した時に作業していたものは保存できず(したがって仮に外付けHDD内のデータが復旧できてもこれは復活できず)、その資料の大部分も失われてしまって、これは大問題。

個人的にショックが大きいのは、ネット上で漁った模型関連の資料(主に写真)の集積がごっそり焼失してしまったことで、ある程度は再び集めることができるとしても、元のサイト自体がなくなってしまったもの、不明なものなども多い。ちなみに、今になっては資料的価値は低いものの、「小国空軍/小国陸軍キットリスト」や「シャール・ファイル(WW2フランス陸軍キットリスト)」、「KVマニアックス」などの旧河馬乃巣時代のコンテンツも全消失。

●一方で(前回の更新時に書きそびれたが)スマホ(Android)を新調した。2016年末から使っていた前代スマホは、さすがに機能的にも動作的にもあれこれ不調が出てきたため(実際には、不具合発生による無償交換などで、その間2回ほど同一機種でリニューアルしている)。前回記事で、添付の写真の縦横比が2種類あるのは、撮影したスマホの機種が変わったため(より横長なのが旧機種)。

利用しているのはJCOM(SIMフリー)なのだが、JCOMで売られている機種変更のラインナップは著しく機種数が限られていてイマイチだったので、ネット上で(本来はY!Mobile用の)中国製スマホ(OPPO Reno5A)をかみさん分とともに購入した。

ちなみにJCOMはauの回線なので、今回(2日土曜日)発生のトラブルはもろにかぶってしまい、現在、電話は不通(日曜夕には復旧していた)。

●母が一時体調不良。数日ほとんど食事をとらないとか、湿疹が出たとかで心配したのは収まって一安心していたら、同居の兄から急遽連絡が来て、せん妄状態(意味不明の言動)という。ちなみに普段の母は、認知症のため物忘れはひどくなっているものの、行動そのものは割としっかりしていて、足腰は弱っておらず自分のことはだいたい自分でできる。

かなり気をもんだが、翌日にはまるで普通に戻っていたとのこと。とりあえずはほっとしたが、今後もこのようなことはあり得ると思うので心構えをしておく必要がある。

●そんなこんなで身辺あれこれありすぎ、前回書いた「何とか徐々に復調したい所存」がなかなか果たせずにいる。

っていうか、とにかく消えちゃった直近の仕事を何とかせにゃ。

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