素晴らしきヒコーキ野郎(6)
●2021年末、軸足の定まらないつまみ食いモデリング、その2。
今回は、いったい何年「ちょっと触っては箱に戻し」を繰り返してるんだ、という、旧インパクト~パイロの「マーチン・ハンダサイドNo.3」。
前回記事、「素晴らしきヒコーキ野郎(5)」は2018年12月15日。第一回記事、「素晴らしきヒコーキ野郎」はなんと2009年11月22日。しょーがねーなーもう。
●以前にも書いたように、この一連のキット(全6機種)は、1965年公開の映画「素晴らしきヒコーキ野郎」とのタイアップ商品として、最初「INPACT KITS」という会社から発売されたもの(綴りがIMPACT、ではないことに注意)。Scalematesによれば初版発売は1966年だそうなので、発売以来55年という超ベテランキット。
右写真の後ろ側に写っているのが、その最初のINPACT版のアブロ複葉機(AVRO BIPLANE)で、先日鎌倉でhn-nhさんとお茶を飲んだ時の話のタネに持って行ったもの。映画ポスターのロゴと同じ字体で、キットのシリーズ名が書かれている。ちなみに映画の原題名は「Those Magnificent Men in Their Flying Machines」、キットのアオリは「Those Magnificent Flying Machines」。
再販版のパイロの箱絵は、その後の再々販版のライフライク、再々々販版のリンドバーグでも一貫して使われているもので(箱の縦横比やロゴは変わっているものの)、それはそれで味があるが、初版のオシャレさは一段上な気がする。たぶん映画との絡みがあって、そのままでは使えないのかも。
●さて、このマーチン・ハンダサイド、数年前に舟型の木製胴体をニス塗り仕上げ風に塗装してあった。木製であることを強調しようと、何種類かの茶色をまだらに塗って(一種類を塗ってはヤスって、またその上に別の茶色を塗ってヤスって、というような感じ)上からクリアオレンジを塗って仕上げていたのだが、ちょっと、古びた家具ならいいけれども、本来は新品であるはずの胴体にあまりに色むらが出来過ぎている感じが気になっていた。
そんなわけで一歩後退覚悟で、今までの塗装をヤスって削り落とした。
●そこから胴体を再度塗装。もともと塗装のテクニックが低いのは自覚しているので、今回は変な欲は出さないことにして、ベージュのプラ地(若干、以前の塗装の残りムラあり)に薄くタミヤエナメルのレッドブラウンを塗り、さらにクリアオレンジを重ねた。というわけで現状こんな感じ。
以前よりはちょっとサッパリした感じに。何だかバイオリンっぽい!
胴体上面は結構ムラが残っている感じだが、ここは主翼のケタが付いたり、燃料タンクが載ったりするので、若干のムラがあって構わないかな……。
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コメント
塗り直す前の木目も味があって良い感じでしたね。
再塗装後の色合いはスッキリしていて、狙い通りの新品らしさで美しいです。
このまま完成まで突っ走りましょう!楽しみにしてます。
投稿: マクタロウ | 2021年12月 9日 (木) 22時06分
>マクタロウさん
ありがとうございます。
とりあえずコイツは、近いうちに完成させたいですねー。
しかし張り線の取り回しがいまひとつよくわからないのと、私自身が、古典機製作の経験が大昔でストップしていて、ヒートンを使った張り方が未経験なので、ちょっと及び腰になっています。
投稿: かば◎ | 2021年12月10日 (金) 22時45分