« 2021年10月 | トップページ | 2021年12月 »

2021年11月

RとLの区別もつかないくせに!

●毎年夏~秋の季節労働。

いつも最後あたりは間に合うの間に合わないの早くしろのなんのかんのとしっちゃかめっちゃかになるのだが、今年はなんとかまともに終われそうだと思ったら、最後の最後になって発注元から「こちらで手に負えなくなったので、追加でお願いしたい」と6見開き分のテキスト執筆の仕事が丸投げされてきた(しかも、本来の私の担当の仕事よりも「こっちを先にお願いします」と言われた)。おいおいおいおいおいおいおい。

というわけで、結局またしっちゃかめっちゃかになったのだが、なんとか13日土曜日までに全部終了。

やっとこれで模型も作れる……というところなのだが、いざ終わってしまうと、その後は今に至るまで絶賛気抜け中。当「かばぶ」の更新も滞り中。いかんね。

●もちろん、以後2週間、まったく茫然自失状態だったというわけではなく(かなりの時間を“のたーっ”としていたのは否定しない)、仕事を片付けた当日の土曜日には、ちび2号(3歳児)がお泊りに来て、翌日には金沢自然動物公園に「動物園デビュー」に連れて行ったりする。もっとも、始めて見る動物たちよりも、アイスクリームの方に関心を持っていかれた気がする。

ほか、いつものように近所の山道を歩き回ったり(季節労働中より頻度が上がっただけ)、合間に新しい仕事関連のオンラインシンポジウムに出席したり、やはりオンラインのの打ち合わせをしたり。

●16日火曜日、たまたま仕事で鎌倉に来るというhn-nhさんと「久しぶりに対面で模型話でも」ということになって、午後、鎌倉駅前で待ち合わせる。

その前に自宅で昼食をとっている時に、やたらに消防車がけたたましく走っていくのが聞こえたのだが、1時過ぎに鎌倉方面に歩いて行くと、名越坂の上から見ても、行く先かなたにもうもうと煙。横須賀線の名越踏切も開かない。そうこうするうち、hn-nhさんからも、「鎌倉駅前でも焦げ臭い」などとメッセージが入る。

20211116_134525 20211116_135956

現場に近付くと県道は封鎖され、ものものしい雰囲気。その後のニュース等によれば、アパートから出火、近隣計6軒が焼けた由。翌日前をバスで通ったが、前回記事で書いた韓国料理屋さんのすぐ隣から、ぽっかり黒焦げの空間が出来ていた。ニュースで掲載された消火活動中の写真ではまだきちんと残っている建物も焼け落ちてしまっていたので、鎮火までにずいぶんてこずったらしいこともわかる。火事怖い。

●それはそれとして、久しぶりにお会いしたhn-nhさんとは、鎌倉浪速家でたい焼きを食べて、その後若宮大路の喫茶店で模型話。hn-nhさんから、最近の完成品、ARMA HOBBYのPZL P-11cを見せて頂く。hn-nhさんらしく端正な出来。しかも、昔々に「プロフィーリ・ディ・アエレイ・ミリターリ」で見て以来、気に入っているKOP(国境飛行隊?)の七面鳥マーキング。胴体の両側でマーキングが異なっているらしいというのは初めて知った……(もっとも、部隊マークだとするといろいろ記入のバリエーションがあった可能性もある)。目の前にあると、自分の目で見ることばかり考えて、写真を撮り忘れた(どうせ綺麗に撮った写真はhn-nhさん自身がネットにアップするだろうなあ、というのも頭の片隅にあったかも)。

私は話のタネに、CHINO MODELのTKS履帯と、INPACTのアブロ複葉機(もちろん手付かずのキットのまま)を持って行った。

今年も東京AFVの会は流れてしまったし、生で模型話も、これまた久しぶりかつ貴重な機会。ちなみにその前の週にはオンラインで「Fも飲み会」をして、全国に先駆けて再開させた関西AFVの会の様子を、世話人の青木氏から写真付きで聞いた。三密を避ける意味もあって、会場はそこそこの広さの部屋を上下階で2部屋借りて開催したそうだ。贅沢! 来年は東京AFVの会は開催されるだろうか。またまた変異株も出て来て、でかい第6波とか第7波とか来そうな気もする。

●毎日のように出かけている山歩き風景など。

名越切通途中のまんだら堂やぐら群は、前回記事の公開初日に比べると、だいぶ秋っぽさが増して現状このような感じ(27日土曜日)。ただ、イチョウの脇にあるモミジはまだ梢がやや赤くなってきた程度で、しっかり紅葉するのは公開最終日近くになってから?

第一平場・第二平場間のみかん(種類不明)もだいぶ黄色くなった(23日火曜日)。

20211127_141057 20211123_141705

名越からは市中心部を挟んで反対側、長柄桜山古墳群の尾根も2度ほど歩いた。初回(15日)は六代御前墓から上がって、二号墳~一号墳と縦走して葉桜団地へ。二度目は蘆花記念公園から上がって二号墳を経由し、一号墳への尾根道の途中から、始めて通る枝道を長柄交差点に下りる。

20211124_151504 Screenshot_20211124155023 20211124_154630

上写真1枚目は、田越川沿いの県道から蘆花記念公園に入る脇にある「蘆花獨歩ゆかりの地」石碑。徳富蘆花(作家、代表作「不如帰」)、国木田独歩(作家、代表作「武蔵野」)、田村ゆかり(声優、代表作「魔法少女リリカルなのは」)の記念碑(たぶん)。

2、3枚目は二号墳~一号墳の尾根道にぽつんと立っている古い石碑で、「Pokémon GO」のポケストップにも指定されているものだが、その登録名が「残念仏」。もちろん「残念な仏」なわけはないだろうし、残・念仏(念仏を残す)とか、何かそれなりの仏教的な意味があるのかと気になっていたのだが、「残念仏」で検索すると「大阪なおみが全仏オープンを棄権して残念」くらいしかヒットしない。今回改めて碑の表面をよくよく見ると、どうやら一文字目は「残」ではなくて、梵字で阿弥陀仏を示す“キリーク”のようだ。

20211124_154153 20211115_144520

二号墳からは江の島越しに富士山が見える。昔は二号墳の海側斜面に小さな展望テラスがあったような気がするが、今は撤去されていてない。国の史跡に指定される際に、古墳の表面に余計なものをくっつけたらダメとかなんとかあったのかも。昨春は実り始める前に綺麗さっぱり草刈りされてしまってガッカリだった二号墳斜面のクサイチゴはまた伸び始めていた。来春は食べられるといいなあ。

20211115_152531 20211124_155550

上写真左は一号墳。こちらは周囲が綺麗に伐採され、周りも囲って整備中。なんとか前方後円墳に見える。右写真は長柄交差点に下りる枝道で見掛けた……おそらく間違いなくシイタケだと思うのだが、やはりキノコは間違えたときのリスクが大きすぎるので手は出さない。でもなかなか立派な傘の大きさだった。

●11月25日夕、鎌倉を歩いていて、妙本寺の山門前からふと空を見上げたら、西の空にギラギラした光が、ふっと右下斜めに(北方向に)流れて消えた(17:45頃)。流星というのは見ると何だかちょっと得した気になるが、特に明るい「火球」レベルのものはさらに滅多に見ないので嬉しい。火球というのは流星の中でも特に明るいものを指し、「絶対等級が-4等級より明るいもの」という定義があるそうな。今回のものが正しくそれに当たるかどうかは不明。

非常に近く見えたので、神奈川県の中部あたり上空かな?と思ったのだが、「流星・火星・隕石の掲示板」で、まったく同時刻に、名古屋から「東の空に見えた」という書き込みがあったので、思ったより遠かったらしい。

●秋の初めの木の実系の収穫が終わると、ぐっと「野山の拾い食い」ネタが減ってしまうが、そんな中で今が旬の希少なネタがヤマノイモのむかご。以前は採ってきて、そのまま軽く炒って塩を振って「まあ、それほど美味いもんじゃないな」的位置づけだったのだが、今季一回目の収穫では一度茹でてからニンニク+オリーブオイルで炒めたら結構美味かった。

そんなわけで、「ちゃんと手を掛ければそれなりに美味い」という(あたりまえの)ことに気付いたので、2度めはこれまた一度茹でてから、オイルサーディン/ぶなしめじと合わせてアヒージョに仕立てた。

20211122_121000

写真では一番上に入れたぶなしめじばかり写っているが、その下には結構ぎっしりむかごが入っている。色味のあるものが入っていないので一面茶色であまり美味しそうに見えないかもしれないが、実際にはなかなか美味しかった。昼間からビール飲んじゃったよ……。

20211030_175950 ●「RとLの区別もつかないくせに!」というのは、日本人の英語(というかヨーロッパ系の言語の多く)下手を表す定番表現(昔懐かしいフラッシュの「ペリーのお願い」にも同様のセリフがある)。

が、ここで言いたいのはRとLの発音ではなく、セブン-イレブンのコーヒーの件。

セブンイレブンのコーヒー(セブンカフェ)のサイズはR(レギュラー)とL(ラージ)の二段階。しかし(以前にも一度書いた気がするが)「レギュラー」と頼んでラージサイズが出てくる頻度が(私自身の感覚として)妙に高い。

右写真は「レギュラー」と頼んでカップを貰ってサーバーにセットしたら、コーヒーの量が妙に少なくて「あれ?」と思った時の写真。実際にはコーヒーが少ないのではなくてカップが大きかった(カップでRかLかを自動判別する方の機械だったら気付かなかったかも。いや、カップのフタを付けるときに気付いたかな?)。当然、レジでナナコカードからはLの料金で引かれていて、差額を返金してもらった。

一つの店で一人のアルバイト君とかが間違うなら「慣れてないから?」で済むが、複数の店でしばしばある。場合によっては「レギュラーですね……」と復唱しておいてLが出てきたりする。こうなるともう、構造的な問題としか思えない。

どうやら聞くところによると、セブンイレブンのレジ自体、表記は「R」「L」しか書かれていないらしい。つまり、「レギュラー」と言われたときに、それが「R」なのか「L」なのかは店員さん各自が覚えていなければならない、ということになる(そこで、「お客さんの『レギュラー』の発音だと頭の文字はRじゃなくてLでしたよ」とか言われると怖いが)。

そもそもコンビニの中でも売れ線の商品なんだから、バイト君でも間違えないように指導を徹底するとか、あるいはそれ以前に頭文字を使うのなら間違いようがない「S」と「L」にするとか(ファミマは「S」「M」「L」)、もうちょっと考えてよ!とセブンイレブンの中の人を問い詰めたい。

……というような文句を言っていたら、かみさんに「大きいの、小さいので頼めばいいんだよ」と切り捨てられた。え? オレが悪い流れ?

●タミヤからKV-2が発売されるそうだ。

まあ、出るだろうなあ、とは思っていたけれど。

たぶん車体はそのまま、転輪はもともと枝の差し替え部分に分離してあったリム部が標準型に、上部転輪がゴムリム付きに変更。めがーぬさんは、タミヤのサイトの写真を見ると誘導輪も大きくなっている気が……と言っていたが、どうかなあ。

昔々のKV-2は、車体が完全にチェリャビンスクで生産された新型になっていたし、たぶん実車取材無しで写真から判断したために砲塔上面に後ろ下がりの変な傾斜が付いていたりと、あれこれ問題のあるキットだったが、その辺はおおよそすべて払拭されることになる。ただ、トラペのKV-2(これはこれでいくつか問題はあるが)を完全に上回る出来!となるかどうかはちょっと。

なお、旧キットは砲塔の圧延傷表現に隠れて「田中角……」と書かれているのが有名だが、まさか新キットには「安倍晋三」とか書かれていないだろうなあ(そんなだったら絶対買わない)。

| | コメント (0)

« 2021年10月 | トップページ | 2021年12月 »