« TKS用連結可動履帯 CHINO MODEL 1:35 | トップページ | model 139WC/WSM/WT special hobby 1:72 »

ルノー・ド・タミヤ(3)――予備転輪取付架など

SUMICONタミヤフェスのエントリー作、タミヤのルノーR35の製作記の続き。

毎年お決まりの季節労働がいよいよ佳境に入り(そのくせ、月半ばはすっかりサボってしまい)、しかもその合間に別件の仕事やら用事やらが挟まって来て、工作は遅々として進んでいない。が、とりあえず生存確認および「いや、ちゃんと作ってますって」確認を兼ねて。

●とりあえず、フェンダーと車体上部は接着した。

以前にも書いたように、今回のルノーR35製作では、運よく手に入れたホビーボス製の尾橇を追加の予定。

尾橇装着車の場合、それに干渉する予備転輪は付かないが、取付架自体は残っていることが多いようだ。多いような気がする。多い……よね?

予備転輪を付ける場合は隠れるので取付架は工作しなくてよいのだが、予備転輪を付けないことで逆に見えてしまうので、Passion Modelsのエッチングを使って追加する。

20210924_005717 20210924_005749

R35の車体後面にはエンジン点検ハッチが左右にあり、右ハッチには開閉用の取っ手が付いているが、左ハッチはその位置に予備転輪取付架がある。尾橇装着車でも取付架を残している例が多いのは、要するに、予備転輪(もしくは取付架)が左ハッチ開閉時の取っ手を兼ねているためらしい。

ただし、本来この取付架は、直接車輪をボルト止めするベース部分がリングになっているのだが、この部分は尾橇と干渉するので、およそ半分に切り欠いてある(ので、Passionのパーツもそのように加工した)。予備転輪は3カ所でボルト止めするが、止め位置は左2、右1と決まっているようなので、この形状にすると、左側の2カ所が残ることになる。内側・外側の間の放射状リブは、当然エッチングでもパーツが入っているのだが、小さすぎてあちこちに飛ばしてしまい、プラバンで作り直した(そのほうが加工が容易で組立上も楽)。

ちなみにルノーR40では生産段階から尾橇が標準装備のため、最初から予備転輪取付架はなく、左右ハッチともに取っ手に変わっているようで、後面が写った貴重な写真で確認できる例では、尾橇があっても開けやすいよう取っ手の位置自体も変更されている(右写真の赤線部分)。R35で、左ハッチに右ハッチ(のもともとの位置)と対象位置に取っ手を付けている例もあるので、R35の生産末期、尾橇が標準化されて当初はハッチ内側辺中央、その後ハッチ内側辺上部に移ったのかもしれない。

なお、このような取っ手の配置の場合、左ハッチ上部、排気管直下に付く遮熱板は(取っ手位置と被るので)付かない。そもそも遮熱板は、おそらく、排気管の熱で予備転輪のゴムが焼けるのを防ぐために付けられていると思われるので、予備転輪がない尾橇装着車ではそもそも必要がないことになる。尾橇が追加装備された車輛では、遮熱板があるものないもの、両方のケースがあるようだ。

なお、右扉の取っ手は、キットのパーツはやや太めの上に脚無しイモ付けタイプになってしまっているが、実車はもう少し細くて上下にベロがあってリベット止めされているようなので、そのような感じに作り替えた。

なお、誘導輪基部に付く小さなパーツ(B2、右写真の黄色丸部分)が、接着剤の回りが悪かったらしくて、はっと気付いた時には取れてどこかに行ってしまっていた。まさかこんなコチャっとしたディテールを自作しなきゃいけないのか?と茫然としたが、奇跡的にも、机の下のホコリの中に落ちているのを発見し修復することができた。やれ嬉しや。

●その他の些末の工作。

左右フェンダーに工具箱パーツを着けた。右の工具箱(大)は、前面車体側に2つの小リベットを追加。左の工具箱(小)は電装品への配線出口を予め開けておいた。また、両工具箱とも、上面が前面に重なるベロ部分は、固定部側をやや削って、フタ部と段差を付けた。

20210924_005816

操縦士ハッチ下側のダンパーは、現状穴だけ開けてあるが、ここはPassionのエッチングに交換するかも。

|

« TKS用連結可動履帯 CHINO MODEL 1:35 | トップページ | model 139WC/WSM/WT special hobby 1:72 »

製作記・レビュー」カテゴリの記事

ルノーR35」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« TKS用連結可動履帯 CHINO MODEL 1:35 | トップページ | model 139WC/WSM/WT special hobby 1:72 »