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2021年7月

帰ってきたトラマルハナバチ

20210724_174501 ●連日、「なんじゃこりゃあ!」と言いたくなるくらい暑い。

写真は24日の鎌倉湾越しの夕空。

海上、左端に見える船は、このところ、オリンピック警備のためか停泊している海上保安庁の巡視船。

それにしても、本当にオリンピック始まっちゃったよ……。

●18日、1回目のワクチン接種に行ってきた。

横浜市に住民票がある兄は、ちょっと前に案内は来たものの予約は取れない、地域の民間接種場所も極端に少ないなどでずいぶんバタバタした挙句、仕事関係の職域接種で何とか打てたのに対して、逗子市は(小規模な自治体だからということもあるだろうが)案内が来たその日にネットで集団接種会場の予約も取れた。

ちなみに兄の職域接種は、兄の勤める会社ではなく、その大手取引先が、関係するあちこちの会社まるごと、その家族まで含めて接種を請け負うという大盤振る舞いだったとか。それはそれでスゴイ。

接種した日の晩から翌日に掛けて若干痛みはあったが、先日来、元から五十肩っぽく痛かったので、どこからどこまでが副反応の痛みだったのかはっきりせず。もっとも、2回目も済ませた人の話を聞くと、2回目のほうが副反応が重く、痛みが長引いたり熱が出たりすることが多いようだ。

それはそれとして、なぜコロナワクチンの場合だけ、従来のように「副作用」と言わずに「副反応」と言うのだろうか?

と思って調べてみたら、広く治療や医薬品で目的とした結果(作用)以外の結果が出るのが「副作用」で、そのうちワクチン由来で起きるもののみを指す言葉が「副反応」なのだそうだ。「副作用」というと怖がる人がたくさんいるので、言葉を変えてやや印象を和らげようとしているのではないだろうか、なんて深読みしかけていた。

逗子に、トラマルハナバチが戻ってきた!

もともと、逗子近辺には2種のマルハナバチ(コマルハナバチとトラマルハナバチ)がいるのだが、そのうち、トラマルハナバチが数年前から姿を消してしまっていた。その前年までは当たり前に、ごくありふれて目にしていたのに、いきなりぱったりといなくなってしまっていたのだ。

もう片方のコマルハナバチはその間も、毎年普通に発生しているのだが、こちらは春にしか活動しないので、その時季に咲く花以外は恩恵を受けられない。トラマルハナバチが消えてしまったことで、秋遅くまで活動するポリネーター(花粉仲介者)の重要な一角が崩れてしまったことになる。

2年程前だったか、逗子市境に近い「鎌倉市子ども自然ふれあいの森」でアベリアの花に来ていたのを見たのが最近の(数少ない)近所での目撃例で、逗子ではこのままトラマルハナバチが絶滅してしまうんじゃないか、とまで思っていた。

ところが今月半ば、小坪の「はげ山」を歩いていたら、ミツバチよりずっと野太い「む”~」という翅音。ムラサキツメクサの花に、久しぶりに黄色の丸っこいヤツが。

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その一週間後くらいに、飯島の公園でも見かけた。

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今日(31日)は、我が家のすぐ隣の空き地のワルナスビにも来ていた。何しろ忙しいヤツなので、なかなかピンが合わない。

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戻ってくれて、じわじわと嬉しい……のは確かだが、こうシレッと何もなかったかのように復活されると、「これまでの数年間はいったい何だったの? オマエら、どこ行ってたの?」と問い詰めたくなるような。

(追記)あまりにピンボケ写真ばかりだったので、リベンジで夕方、「はげ山」にトラマルハナバチを求めて行ってきた。ムラサキツメクサの花はもうほとんど終わりだったので、なかなか見つけられなかったが、なんとか2匹(昆虫マニアを気取って言えば2頭)いるのを見つけて撮影。今度こそ割と鮮明に撮れた。

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●25日夕。いかにも軍用機なジェット機の飛行音がして空を見上げると、間隔を空けて少なくとも3機、明らかにA-10サンダーボルトIIの機影が南から北に飛んで行った。

「ええっ? 日本にA-10なんているの!?」と思ったのだが、後から調べてみると、韓国に配備されているA-10が5機、横田に来ているらしい。

26日午前。今度はV-22オスプレイが1機、南東に向けて飛んで行った。木更津に行くのかな?

●市立図書館で、NHKスペシャル取材班編「戦慄の記録 インパール」を借りて読む。

以前にも書いたように、亡父はインパール戦の生き残りだが、断片的な経験談を聞いたのみなので、その背景としての作戦の概要はきちんとおさらいしたいと常々思っていて、そのための一冊。

内容は、NHKスペシャルのインパール(考えてみれば録画しただけでしっかり観ていない)の取材を、番組で取り上げられなかった部分も含め単行本として再構成したもの。基本、作戦の詳細やその進行、戦況などについては詳しくなく、ざっと話の「経糸」としてあるだけで、その中で「関わった個人」の記録(記憶)をつづり合わせていく形式。

証言の生々しさはあるが、作戦立案の杜撰さや悲惨さについて、目からウロコ的新事実といったようなものはほとんどないが、父の話のアレはこういうことだったのか的に補完できたところもあり。戦後、牟田口が「あの作戦は正しかった」との主張にころりと変わった経緯に関してはほとほと呆れる。

番組のエンディングには「そう言えば死体には、兵、軍属が多く、将校、下士官は案外に少ない」という、取材対象の一人の当時の日記の一文を据えたというが、これは(敗走中、濁流のチンドウィン川を越える際に)「俺は将校だったからいかだに乗せてもらえた、兵隊だったら帰って来られなかった」という父の言葉とも重なる。

ただし、「ひどかった」「杜撰だった」は判るものの、結局のところ、作戦決行・遂行の過程での「なんでそこでそうなる!?」というツッコミどころが次々と重なっていくだけで、「なんで」そのものがすっきりと解き明かされることは(たぶんこの先も)ないので、非常にモヤモヤする。

読後、「牟田口は~行きたがるが~、遥かな世界~」とか「インパール、インパール、they say it was in India」とかボンヤリ歌う(←ばか)。

細かい話。序章、8ページに「日本軍が遺したとみられるキャタピラー」とキャプションがついた写真が掲載されているが、明らかにイギリスのビッカース系のもの。Mk.VI軽戦車あたり、というのも考えられなくはないが、おそらくはキャリアのものだと思われる。もっとも、日本軍も鹵獲したキャリアを使っている例があるので、「日本軍が遺した」は100%誤りとは言い切れない。

20210726_230905 ●新型コロナはいよいよ猖獗を極めていて、連日のように各地で感染者数の最大値が更新されている(いや、この先もっと増えそうなことを考えれば、まだ全然猖獗を『極めて』いないのか)。

そんな折ではあるけれど、26日、某国立研究機関に用事があって、県境をまたいで出掛ける。行き帰りに渋谷を通るが、外出自粛を呼び掛けているとは思えない人出だった。帰りに下北沢のサニーに寄って(他人の出歩きをとやかく言えない)、CAMsのフィンランド・ビッカースを購入。ううううう。高いよう。中身のチェック等々は、そのうちまた機会を改めて。

さて、外出(特に県境をまたいでの移動)の自粛要請に関してもうひとつ。

毎年この時期のお決まりの仕事の中で使用するため、霞が関の某官庁に資料コピーに出掛けないといけない……「全国」でまとめてしまった数字はサイトで公開されているものの、都道府県別の細かいデータは閲覧申請をして紙データで見せてもらう必要があったためで、「ウェブ上で閲覧・DL出来るようにしておいてくれよぅ」と常々思っていた。

結局今年もわざわざそのために行くことになるんだろうな、電話で確認するときに、ダメ元で「ファックスとか、スキャンデータをメールで送るとか、お願いできませんか?」と頼んでみようかな、などと思っていたのだが……。念のために某庁サイトを漁っていたら、なんと!昨年末に当該テーマの特設サイトが開設されていて、そこで都道府県データも閲覧できるようになっていた。いやっふぅ! わざわざ数枚のコピーのために県境を越えずに済んだ!!

20210717_165353 ●6月末で「SUMICON2021」が終わったばかりだが、続けて、8月1日から、タミヤIV号発売記念のSUMICON特別版「タミヤフェス2021」開催予定。KVだと泥沼化して、「タミヤのキットを楽しんで作る」趣旨から外れてしまいそうな気がしたので、ルノーR35でエントリー。

今回もお手付き参加可。私のR35の「スタート前夜」の状態はこんな感じ。車体の箱組、砲塔の貼り合せ、バラ売りで買ってきたホビーボスの尾橇の(おおよその)組立は終わっている。

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週末晴れ間

●唐突な山砲完成報告はさらりと流して、日常のあれやこれや。

●先週末(日付上は先々週末)は各所で災害まで起こした大雨だったが、この週末は(少なくとも日曜夕方までは)梅雨の晴れ間、というより真夏の暑さ。耐え切れずに、日曜日、ついに今季初の冷房をつけた。

●先週水曜は母の2度目のワクチン接種で、付き添いのため実家に行く。1回目もそうだったが、特に何の副作用も出ず。母と同居の兄も同日、別の場所でワクチン1回目。ちなみに私は今度の日曜、かみさんは今度の火曜日にそれぞれ1回目。

あれこれ副作用も言われているし、壮大な人体実験だなあ、とは思うが、それでも何も手を打たずにコロナ禍が拡大するよりは相対的にリスクは低い、ということなのだと思う。

それはそれとして(繰り返し言いたいが)本当にこんな時にオリンピックなんてやるんかい!

IOCとの契約として開催国は開催の義務を負い、勝手に中止等はできないといった話も聞くが、いずれにしても、この東京オリンピックは、従来、ある種「ご褒美を引き当てる」的にしか見られていなかったオリンピック開催が、実は非常にリスキーな要素を抱えていることを全世界に明らかにしたという点では、大いに意味があったと言えるかもしれない。

●天候不順で家に閉じこもって日々の歩行距離が一向に伸びないので、久々に晴れた土曜日、逗子市最高峰の二子山に登る。

以前にも書いたように、二子山上ノ山へは、中腹の南郷中学までバスがあり、さらにほぼ山頂まで「砲台道」が続いているために、近隣の山のなかでは最も登りやすく、半ばお散歩感覚で行ける。いくら当日晴れていても、このところの雨で、他のハイキングコースはあちこち荒れていたり、やたらぬかるんでいることも考えられたので、今回は二子山上ノ山往復だけとして他へのハシゴハイキングもしなかった。

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山頂の(唯一存在がはっきり確認できる東端の)砲台跡は草ボーボー。おそらく、山頂広場はしばしば草刈りされているのだと思うが、次は梅雨明けあたりが刈るタイミングなのだろうか。

展望台隣に生えているエゴノキは、春にはキアシドクガが乱舞していたが、今は実が鈴なり。なんだかちょっと美味しそうにも見えるが、実際にはものすごくえぐい(えごい)そうで、それが名前の由来とか。しかも単にえぐいだけでなく有毒だそうだ。

●二子山上ノ山に出掛けたのは、この時季なら砲台道でハンミョウに会えるかもしれないという期待もあったからなのだが、結局、往路も復路も出会えなかった。

代わりに、復路で道の水たまりに吸水に来たカラスアゲハに会った。近辺で出会える頻度で言えばハンミョウよりも貴重。ただし、その昔名越切通しで会った個体に比べると翅の構造色のきらめきはいまひとつで、最初パッと見た瞬間は「えーと、ジャコウアゲハ? クロアゲハ?」と思った。それでも、光の当たり加減で変わる水色~青~紫の翅色は十分に美しい。

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あとから見てみたらたった一頭のカラスアゲハをしつこく50枚ほども撮っていたが、それでもほとんどじっとしていない相手なので、まともな写真は少ない。

おまけは、上のカラスアゲハよりちょっと前に撮ったジャコウアゲハ(たぶん)と、多数発生して道端の草を盛大に食い荒らしていた小甲虫。カシルリオトシブミ、というヤツらしい。3mmあるかどうかという小さな昆虫だが、黄緑~紺のメタリックな姿は割と綺麗。

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●つい先日、SUMICON2021が終了したばかりだが、続けて同じく「週末模型親父」さんのところで、8月1日スタートで、IV号戦車G型発売記念「タミヤフェス2021」が開催される。レギュレーションは割と緩やかで、「最新キットのIV号G型を含め、比較的最近発売されたタミヤの陸物」。お手付き可なので、ルノーR35で参加予定。

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四一式山砲(完成)

●だらだらと製作記を重ねるものの、いつまで経っても完成しない/そのうちフェイドアウト、というのが私の模型製作の常態だが、ソミュアMCG5完成の余勢を駆って、長年、とりあえず迷彩塗装だけして放り出してあった、ファインモールドの1:35、「四一式山砲(山砲兵)」を完成させた。

製作記事それ自体は、2013年の12月にちょろっと書いただけ。もっとも大胆なディテールアップ等はしていないので、そもそもあまり書くこともない。

一週間前の状態(前回記事)からは、若干ウェザリング(墨入れとウェザリングマスターのハイライト)を足しているのだが、正直言って大した変化はない。……が、これ以上やっても単に薄汚さが増すだけのような気がしたので、これで完成ということにする。

●あっちこっちの角度からの完成写真。

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●口径は75mmだが、山砲として分解運搬なども考え小型軽量に作ってあり、模型としても全長10cm弱、幅は4cm強のちんまりとしたもの。明治末期に制式化された砲なので、構造もあちこちに古風な部分もあり、組んでいて結構楽しかった(といっても、組んだのは何年も前だが)。

前回書いたように、妙な迷彩は中華民国軍所属という設定のため。

2013年春に書いたキット紹介からの丸々コピーだが、

「抗戰時期陸軍武器装備 野戰砲兵篇」によれば、中国ではこの砲は非常に好まれ、そのため国内数箇所の工場でコピー生産も行われた。

漢陽兵工廠(現・湖北省武漢市):民国10年(1921年)に開発もしくは生産開始され、「漢十年式75山砲」と呼ばれる。

太原兵工廠(現・山西省太原市):民国13年(1924年)に開発もしくは生産開始され、「晉造一三式」と呼ばれる。

瀋陽兵工廠(現・遼寧省瀋陽市):民国14年(1925年)に開発もしくは生産開始され、「遼一四式」と呼ばれる。

これは生産拠点を複数設けて大量生産を行ったというよりも、当時の状況で言えば、太原兵工廠は閻錫山、瀋陽兵工廠は奉天軍閥の影響下にあり、要するに、中央と有力軍閥がそれぞれ勝手に生産したということらしい。というわけで、(呼び分けるのも面倒臭いので)四一式山砲は中央軍で使われただけでなく、晋綏軍(山西省、綏遠省を地盤とした閻錫山率いる軍)、東北軍では野戦砲兵の主力として使われた。

実戦では、1933年の熱河戦はじめ、日中本格開戦後の太原会戦(日本側呼称は太原作戦)などでも大量に使用された。この間、中央軍では、装備の統一も意図して、ボフォース75mmM1930山砲を標準装備と定めて導入を進めていたが、まだ一部の部隊では四一式山砲を使用していたらしい。

この迷彩自体、「抗戰時期陸軍武器装備 野戰砲兵篇」に出ていた不鮮明な写真の1枚を参考にしたもの。当然ながらモノクロ写真なので、使用されていた迷彩色がこの系統の色でよいのかどうかはまったく不明。

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週末大雨

●「今年の梅雨は早い」と言われていながら実際にはなかなか梅雨入りしなかったり、「梅雨なのにあまり降らないね」なんて思っていたら、いきなりドカ降りしたり。

当地神奈川の隣県にある(しかも県境を越えてすぐ隣町の)熱海では、大規模な土石流が発生。地区名に聞き覚えがあると思ったら、一昨年の春に近所のご夫婦に誘われて行って泊まった保養所のすぐ下というか、脇というか、とにかく宿からの出入りで何度か通ったあたりがざっくり崩れたのだった。

一昨年に遊びに行った時も、(特に問題の伊豆山地区は)急傾斜地の多い逗子・鎌倉なんて比較にならない、坂の町・尾道よりもさらに厳しい感じで、海に向けて落ち込む急斜面にしがみつくように家やらホテルやらがあって、「すごいところだな」という感想を持ったのを思い出した。

被災地の方々には心よりお見舞いを。行方不明の方々は、一人でも多く無事で見つかりますように。

●わが町逗子でも、私の住んでいる場所からはだいぶ遠いものの、横横の逗子インターで土砂崩れが発生した。近所にも少々危なそうな場所もいくつかある。あまり近寄らないようにしないと。

●3日土曜日。久しぶりにオンラインでF模同窓会飲み会。出席者:はるとまん(たまん)、田一田(でんでん)、私の3名。後になって石黒氏から「済まん、寝過ごした~」というメールが来た。夜8時からの飲み会で寝過ごすって、いったいどういう……。

万年幹事のたまん氏からの、「誰か別の人がやって」というリクエストに応じて私がホストになったが、初めて使ってみようと思ったGoogleMeetは、あれこれいじったものの結局予約方法etcが判らず。

結局Zoomで予約したが、今度は当日・予約時間になって入ろうとしたら、「ミーティングは4日12時からの予定です」などと訳の分からないことを言われて入れなかったり。何度か入り直したりしているうち、数分遅れでたまん氏と合流できた。最初なぜ入れなかったのか等々は今なお謎。

お約束の微妙な音声のラグなどで喋りづらいなかながら、例によって近況報告だの他愛もない話だの。

1年以上前から消息不明の赤板先行氏は、結局その後も音沙汰無し。でんでん氏が自宅に行ってみたところ、片付けられた様子もないが住んでいる様子もない、とのこと。電話やネットは解約されているらしい。実家住所や会社が分かっていればすぐに何があったのかはっきりするのだが、一度会社に行ったことがあるというでんでん氏も、社名や場所を覚えていない由。

私自身、(でんでん氏ほどではないものの)そこそこ赤板氏とは仲が良かったつもりでいるが、それでも、(聞いた覚えがある気はするが)本名は覚えていないし、社名等はそもそも聞いた覚えがない。

ネット上の付き合いというのは、結局のところ、ネットでの連絡が途絶えてしまうとそれっきり、何の伝手もなくなってしまう可能性がある怖さがあるのを改めて思い知った。もちろん、それを以て、「ネットでの付き合いなんて薄っぺらで」なんてことを言い出すつもりは毛頭ない。それは、単純に付き合いのチャンネルとその性格の差であって、付き合いの深さ浅さとは別問題だろうと思う。……とはいっても、何があったかも判らないのはモヤモヤする。

●毎度、SUMICONが終わって、とりあえず一つ何か仕上げることができると、そのまま勢いに乗ってガンガン模型を作れそうな気がしてくる。

たいていは「気がしてくる」だけで、結局いつものスローペースなつまみ食いモデリング生活に戻ってしまうのだが、今回はちょっと気持ちを引っ張って、迷彩塗装まではしたものの仕上げをせずに放り出してあったファインモールドの四一式山砲にウェザリングを施してみた。

me20さんが、2014年に作り始めて放り出してあったカルロ・アルマートP40の製作を再開しているのにちょっと刺激されたもの。ちなみに私の四一式山砲も、改めて調べてみたら、組み立てたのは2013年末。(とりあえず)迷彩塗装を塗ったのは2018年の春だった。

例によって、ウォッシングしたり、ウェザリングマスターで誤魔化したりして、現状がこんな感じ。ちょっとメリハリが足りない気がするので、もう一度墨入れなどするかも。

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ちなみにこの妙な迷彩は、帝国陸軍所属ではなく、中華民国陸軍が戦前に輸入した四一式山砲、もしくは「漢十年式75山砲」「晉造一三式山砲」などの、中国国内のいくつかの工廠で作られたコピー品という設定で作っているため。

フィギュアでも添えないと判らないけれども(添えても判らない?)。

●逗子市から、ワクチン接種の先行予約の案内状が来て、ウェブ経由で予約を取ったところ、そのまますぐに接種日を(月半ばで)決めることができた。新型コロナワクチンの接種は壮大な(しかも拙速な)臨床実験だなあ、とは思うものの、放っておいて感染が拡大し放題になるよりは相対的にリスクが低いと判断できる、ということなのだと思うので、受けろというなら特に文句は言わずに受けに行きたいと思う。

とはいえ、インフルエンザでもその年の流行のタイプに合わせないとワクチンの有効性は下がるわけで、現在どんどん変異株が登場している新型コロナが、現行のワクチンで本当に対処できるのかしらん。

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