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大楠山再訪

●どうも最近しっかり歩いていないし、体重も増えてきたし。ということで、好天に恵まれた日曜日の昼食後、久々に午後いっぱい歩きに出掛ける。

実のところ、家を出る時点ではどこに行くかもはっきり決めておらず、とりあえずふらふらと逗子駅前まで。

武山の地上発進型「桜花」の訓練基地跡に行くかとも思っのだが、そちらはそのうちhn-nhさんやみやまえさんと行こうという話もあったのでパス。結局、なんとなく昨年末に登った大楠山(三浦半島最高峰)にもう一度登ってみることにする。

前回登った時は山の北東側、阿部倉温泉側から登って南西の前田橋へ下りたのだが、今回は南の大楠芦名口から登り、北西の湘南国際村へ抜けるルートを通った。

20201025_144531 ●大楠山は山頂付近に通信会社の中継施設や国交省の気象レーダーがあるため、それら施設までは自動車で登れる道がある。というか、今回言った大楠芦名口からのルートがまさにそれだった。登り始めてしばらく、右のような案内板が立っていた。曰く、

へっぴり坂
芦名側のなかで最も傾斜の急な坂道。
その名がおもしろい。

しかし実際には、はっきり言って我が家の前の坂道のほうがよほど急。

というわけで、山頂までの距離はそこそこあるものの、少なくともこのルートは二子山上ノ山同様、「お散歩感覚で登れる初心者コース」という感じだった。車の通れる道は前記の通信施設およびレーダー施設行きなので、山頂広場への最後のアプローチだけは階段道になるが、それはさほどの距離ではない。

●同ルートをたどって、山頂までもう少しという地点で、道端に小さな洞穴が口を開けていた。

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2連になった、向かって左側が入り口で、右側は奥行き1mもないくらいの浅い窪みだが、その上部に銃眼のような小穴が開いている。山の中で(といっても道端だが)、一人で明かりもない狭い洞穴に潜り込む度胸はないので確かめなかったが、洞穴は入ってすぐに右に折れていて、この「銃眼」は折れてすぐの洞穴内部と接続している感じ。表側から覗いたところでは、「銃眼」部分の厚み(奥行)は50cm以上あるように感じた。

なんとなく軍事遺構っぽい雰囲気はするのだが、とはいっても、入り口から折れてすぐに銃眼を設けるようではトーチカ的役割をするには防御力が低すぎるだろうし、正体は謎。あるいは頂上に設けられていたという海軍の特設見張所の入り口としての歩哨所とかかな?とも思ったりする。

20191213_152626 ●前回登った時には山頂の展望台が閉まっていて残念な思いをしたが、今回は下の売店に人がいて、閉めたばかりということだったが「せっかくだから」と厚意で開けて貰えた。

「展望台」といっても、二本の鉄柱に螺旋階段が付いた簡易なものだが、人が歩くと微妙に揺れたりするのが、下からの見た目以上に「高さ」を感じさせて楽しい。右写真は前回登った時に撮った展望台の姿(今回は撮り忘れた)。

というわけで、展望台上から割といい加減に360度撮影した眺望を。

▼西側。右写真の山の向こうに見えるのは逗子・鎌倉の海で、中央にぼんやり見えるのは江の島。左写真中央は山頂から一段下った肩のところにある国交省の「大楠山レーダー雨量観測所」。このレーダー塔のやや右あたりが真西になる。

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▼南側。右写真には三浦半島の西岸が、左写真には東岸が写っている。意外に三浦半島の南側って平らなんだなー、と思う。右写真にはうっすらと伊豆大島も写っている。左写真で向こうに見えるこんもりした山が、おそらく武山~砲台山~三浦富士。なるほど、三浦半島で最も南にある山らしい山なのね(とはいっても標高200m前後)。

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▼東側。東京湾を挟んで向こうに千葉の山々。昔は久里浜の発電所の煙突が割と目立つランドマークだったが、施設老朽化で取り壊されてなくなった。新しい石炭火力発電所がどういう姿になるのかはよく知らない。左写真で見降ろしているのは横須賀中心市街地で、その向こう(中央右寄り)に小さく猿島が見える。左写真の手前に写っている山のどこかに、2月初めにhn-nhさん、みやまえさんと登った衣笠砲台があるはずだが、どこやら全く判らない。

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▼北側。手前の山腹はゴルフ場(葉山国際カンツリー倶楽部)。右写真の向こうの海は東京湾奥部。右写真の左端、左写真の右端に小さく写っているのがランドマークタワー(のはず)。左写真、ゴルフ場の向こう、中央左側に、逗子市最高峰の二子山が写っている(のに、帰宅後写真を開いてようやく気付いた)。

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●山頂広場の電探の台座遺構?と思われるものを、改めて展望台から見下ろして撮影。

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前回も書いたように、元は8角形であったと思われるが、3分の1程度が大きく欠けている。向こう側にはケーブル収納部かと思われる溝。台座の手前には三角点が乗った円柱状構造物。逆側には機銃座跡かと思われるコンクリートの「脚台」。

●オマケ。国交省の「大楠山レーダー雨量観測所」。まあ、お役所も予算配分はいろいろと大変なのだと思うが、この案内板はどうにかしたほうがいいと思うな……(かすれてしまってほとんど読めない)。

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20201025_163940 ●前述のように、帰りは湘南国際村へ。湘南国際村も山の上にあるので、道筋は割と平坦で楽……なのかと予想していたのだが、実際には「一度降りて、登る」感じ。降りる道は南側2ルートよりもむしろ傾斜が厳しい階段道。ただし、降りきった後の湘南国際村までの道は完全な舗装道路。

途中の山道で、スズメバチの群れに遭遇。

ブナ科の木の幹に、上から下までびっしりと何十(あるいは百以上)がたかっていた。樹液が出ている場所に何匹か固まって来ているという姿はよく見るが、木の幹の一面に多数がたかっているというのは今までに見たことがない状態で、非常に不思議。

歩いている山道のすぐ脇の木で、羽音で気が付いた。写真を撮ろうとしたら飛び立つやつがいて、かなり危なそうだったので、きちんと蜂の姿が識別できるような状態で撮ることが出来なかった。残念。

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コメント

 三浦半島南部は「隆起海食台」なのですね。それで大きな山もなくだらだらと台地が広がってるのか。志摩半島も(海岸線は入り組んだリアス式になってますが、地形はおおむねそんな風景だったように覚えています。

秋から冬にかけてのこの時期は、山に花蜜が少なくなって、庭木に咲く花にスズメバチがきたりすることもよくあるので、植栽選定には気を使います。

投稿: hn-nh | 2020年10月30日 (金) 06時05分

スズメバチとかは、新しい女王に巣を譲って集団で移動するのだとか。
わたしは叔母の家でアシナガバチのを見たことがあります。
やっぱり柿の木だかにびっしりとまってじっとしてました。聞いたら数日いるんだとか。

投稿: みやまえ | 2020年10月31日 (土) 01時37分

>hn-nhさん

スズメバチによる刺傷事故は秋が最も多いそうなので、くれぐれもお気を付けください。
何なんだろう。冬眠前のクマみたいなものなのか。
いやいや、スズメバチは1年サイクルで、女王が越冬するだけで巣は滅亡しちゃうんじゃ……。
なぜなんでしょうね。

>みやまえさん

女王が家来の一派を引き連れて、いわゆる「分蜂」するのはミツバチにみられる習性で、スズメバチは「新しい女王が巣立つだけで、巣と旧女王はそのまま滅亡」みたいな生活史がwikipediaに書いてあるんですが、どうなんでしょう。
スズメバチにもいろいろ種類があるので、それによってもまた違うのかもしれませんが。

とにかく、「あれ?こんな時季にハチの羽音?」と不思議に思って振り返ったら、目の前の木の幹にびっしりいたのでたまげました。
……山の中で刺されなくてよかった。

投稿: かば◎ | 2020年11月 2日 (月) 18時05分

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