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2020年10月

大楠山再訪

●どうも最近しっかり歩いていないし、体重も増えてきたし。ということで、好天に恵まれた日曜日の昼食後、久々に午後いっぱい歩きに出掛ける。

実のところ、家を出る時点ではどこに行くかもはっきり決めておらず、とりあえずふらふらと逗子駅前まで。

武山の地上発進型「桜花」の訓練基地跡に行くかとも思っのだが、そちらはそのうちhn-nhさんやみやまえさんと行こうという話もあったのでパス。結局、なんとなく昨年末に登った大楠山(三浦半島最高峰)にもう一度登ってみることにする。

前回登った時は山の北東側、阿部倉温泉側から登って南西の前田橋へ下りたのだが、今回は南の大楠芦名口から登り、北西の湘南国際村へ抜けるルートを通った。

20201025_144531 ●大楠山は山頂付近に通信会社の中継施設や国交省の気象レーダーがあるため、それら施設までは自動車で登れる道がある。というか、今回言った大楠芦名口からのルートがまさにそれだった。登り始めてしばらく、右のような案内板が立っていた。曰く、

へっぴり坂
芦名側のなかで最も傾斜の急な坂道。
その名がおもしろい。

しかし実際には、はっきり言って我が家の前の坂道のほうがよほど急。

というわけで、山頂までの距離はそこそこあるものの、少なくともこのルートは二子山上ノ山同様、「お散歩感覚で登れる初心者コース」という感じだった。車の通れる道は前記の通信施設およびレーダー施設行きなので、山頂広場への最後のアプローチだけは階段道になるが、それはさほどの距離ではない。

●同ルートをたどって、山頂までもう少しという地点で、道端に小さな洞穴が口を開けていた。

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2連になった、向かって左側が入り口で、右側は奥行き1mもないくらいの浅い窪みだが、その上部に銃眼のような小穴が開いている。山の中で(といっても道端だが)、一人で明かりもない狭い洞穴に潜り込む度胸はないので確かめなかったが、洞穴は入ってすぐに右に折れていて、この「銃眼」は折れてすぐの洞穴内部と接続している感じ。表側から覗いたところでは、「銃眼」部分の厚み(奥行)は50cm以上あるように感じた。

なんとなく軍事遺構っぽい雰囲気はするのだが、とはいっても、入り口から折れてすぐに銃眼を設けるようではトーチカ的役割をするには防御力が低すぎるだろうし、正体は謎。あるいは頂上に設けられていたという海軍の特設見張所の入り口としての歩哨所とかかな?とも思ったりする。

20191213_152626 ●前回登った時には山頂の展望台が閉まっていて残念な思いをしたが、今回は下の売店に人がいて、閉めたばかりということだったが「せっかくだから」と厚意で開けて貰えた。

「展望台」といっても、二本の鉄柱に螺旋階段が付いた簡易なものだが、人が歩くと微妙に揺れたりするのが、下からの見た目以上に「高さ」を感じさせて楽しい。右写真は前回登った時に撮った展望台の姿(今回は撮り忘れた)。

というわけで、展望台上から割といい加減に360度撮影した眺望を。

▼西側。右写真の山の向こうに見えるのは逗子・鎌倉の海で、中央にぼんやり見えるのは江の島。左写真中央は山頂から一段下った肩のところにある国交省の「大楠山レーダー雨量観測所」。このレーダー塔のやや右あたりが真西になる。

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▼南側。右写真には三浦半島の西岸が、左写真には東岸が写っている。意外に三浦半島の南側って平らなんだなー、と思う。右写真にはうっすらと伊豆大島も写っている。左写真で向こうに見えるこんもりした山が、おそらく武山~砲台山~三浦富士。なるほど、三浦半島で最も南にある山らしい山なのね(とはいっても標高200m前後)。

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▼東側。東京湾を挟んで向こうに千葉の山々。昔は久里浜の発電所の煙突が割と目立つランドマークだったが、施設老朽化で取り壊されてなくなった。新しい石炭火力発電所がどういう姿になるのかはよく知らない。左写真で見降ろしているのは横須賀中心市街地で、その向こう(中央右寄り)に小さく猿島が見える。左写真の手前に写っている山のどこかに、2月初めにhn-nhさん、みやまえさんと登った衣笠砲台があるはずだが、どこやら全く判らない。

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▼北側。手前の山腹はゴルフ場(葉山国際カンツリー倶楽部)。右写真の向こうの海は東京湾奥部。右写真の左端、左写真の右端に小さく写っているのがランドマークタワー(のはず)。左写真、ゴルフ場の向こう、中央左側に、逗子市最高峰の二子山が写っている(のに、帰宅後写真を開いてようやく気付いた)。

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●山頂広場の電探の台座遺構?と思われるものを、改めて展望台から見下ろして撮影。

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前回も書いたように、元は8角形であったと思われるが、3分の1程度が大きく欠けている。向こう側にはケーブル収納部かと思われる溝。台座の手前には三角点が乗った円柱状構造物。逆側には機銃座跡かと思われるコンクリートの「脚台」。

●オマケ。国交省の「大楠山レーダー雨量観測所」。まあ、お役所も予算配分はいろいろと大変なのだと思うが、この案内板はどうにかしたほうがいいと思うな……(かすれてしまってほとんど読めない)。

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20201025_163940 ●前述のように、帰りは湘南国際村へ。湘南国際村も山の上にあるので、道筋は割と平坦で楽……なのかと予想していたのだが、実際には「一度降りて、登る」感じ。降りる道は南側2ルートよりもむしろ傾斜が厳しい階段道。ただし、降りきった後の湘南国際村までの道は完全な舗装道路。

途中の山道で、スズメバチの群れに遭遇。

ブナ科の木の幹に、上から下までびっしりと何十(あるいは百以上)がたかっていた。樹液が出ている場所に何匹か固まって来ているという姿はよく見るが、木の幹の一面に多数がたかっているというのは今までに見たことがない状態で、非常に不思議。

歩いている山道のすぐ脇の木で、羽音で気が付いた。写真を撮ろうとしたら飛び立つやつがいて、かなり危なそうだったので、きちんと蜂の姿が識別できるような状態で撮ることが出来なかった。残念。

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ポテーズ540 SMĚR(ex-Heller)1:72

20201006_203853 ●エレールの戦間期~第二次大戦初頭の72スケールの自国フランス製飛行機群は、基本、結構年季の入っているものの、技術的に至らぬ点はあっても、その機体への並々ならぬ愛情がにじみ出ている感じがして、手に取って眺めるだけでなんだかワクワクしてしまうキットがいくつかある(古すぎて今更ちょっと手を出しづらいものも混じっているが)。

というわけで、今回紹介するのはポテーズ540。以前紹介したレ・ミュロー117同様、チェコ、SMĚRによる箱替え再販版。以前にも書いたが、SMĚRは「スムニェル」と読むらしい。

ちなみに、私はしばしば「**は(現地の発音では)**と読むらしい」という話題を出すが、これは単純に「文字の読み方っていろいろで面白いわぁ」という野次馬的興味に基づくもので、「**はこう読む!正しい読み以外認めん!」という意図はない。そもそも元の読みが気になる(そしてそれを面白く感じる)のは、主に、日本語の場合「カナに写す」という工程が挟まるからで、同じアルファベット使用言語の場合、例えばフランス人は「チャールズ・チャップリン」を「シャルル・シャプラン」と呼んで(読んで)はばからないように、「どう読むか」はあまり問題にならないのではと思う。……とはいっても、「ファレホ」のようにどこ読みでもない変な読み方をひねり出してしまうのは、さすがにどうかと思うが。

閑話休題。ポテーズ540の実機について。原型機(ポテ-ズ54)は1933年初飛行、四角い断面の胴体に高翼単葉、吊り下げ式エンジンナセルのクラシカルなスタイルの双発機だが、一応引込脚を装備しているというのが当時としてはちょっと新しい。宮崎駿の「雑草ノート」(元ネタはスペイン内乱に参戦したアンドレ・マルローの「希望」)に取り上げられたため、この手のマイナー機としてはそれなりに知られているほうではないかと思う。ちなみに「雑草ノート」の中では、スタイルに関して、確か「風邪をひいたワトソン」(宮崎アニメの「名探偵ホームズ」に出てくる犬型の)と形容されていたと思う。

ぱっと見、「双発の中型旧式爆撃機」だが、戦間期の、航空機の性能と軍事的役割が未だ定まっていない時期の機体なので、設計要求は「爆撃・戦闘・偵察」という、“全部乗せ定食”みたいなものであったらしい。窓が多めなのはそのためか。

生産型のポテ-ズ540はイスパノ・スイザ12Xirs/12Xjrsエンジン(左回転・右回転)を搭載、185機生産。空冷のグノーム・ローン14Kdrs搭載のポテーズ541は1機のみの試作だが、同エンジンのルーマニア向けの輸出型ポテーズ543は10機程度生産。ロレーヌ12Hfrsエンジン搭載のポテーズ542が74機生産。ほか、胴体をまるっきり新造した旅客機/輸送機のポテーズ62系(620、621、650)がある。これは(やはり四角断面ながら)なだらかなラインの側面形をしていて、妙に格好いい。

「雑草ノート」にあるように、ポテーズ540はスペイン内乱で共和国政府軍側で使われ、第二次大戦勃発時にもまだそこそこ残っていて、輸送機等として使われたらしい。

●キットは、横浜のヨドバシで見かけて、「今時、72とはいえ双発のそこそこ大型の機体のキットが1000円台前半で買えるなんて!(税込1370円)」と、思わず衝動買いしてしまったもの。

実を言うと旧エレール版はしっかり持っているのだが、過去、中途半端にいじってあるので、せっかくなら1から新しくいじりたい(いつ?)と思ったのも動機のひとつ。……とはいえ、よくよく考えると以前にもそんなことを考えてSMĚR版かハセガワ版をもうひとつ買っているかもしれない。こんなふうにして、我が家にダブっている旧エレールのキットは多い(hn-nhさんやhiranumaさんのところに里子に行ったシムーンもまた然り)。

Scalematesによれば1967年発売という超ベテラン・キット。

なお、ポテーズ540およびその輸送機型のキットはチェコのAZmodelからも出ているのだが、実はそれもエレールの箱替えだそうだ。ネット通販のサイトを見ると、今回買ったSMĚR版の倍以上の価格が普通のようだ。「わ、新キットだ!」と飛びつかなくてよかった……。

●パーツ構成。

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最近の多くのキットのようにパーツ枝に記号は振られていないが、とりあえずグレーの基本パーツ群は枝が6つ。透明パーツが1枝。そしてデカール。写真順に言うと、

写真1枚目:胴体左右と主翼上下面(枝2枝)
写真2枚目:胴体上下面と水平尾翼(枝2枚)
写真3枚目:エンジンナセル、翼支柱その他。
写真4枚目:プロペラ、垂直尾翼、操縦席、脚その他。左右のペラはちゃんと逆のヒネリになっている。
写真5枚目:透明部品。余計な傷を防ぐため現時点では開封せず。
写真6枚目:デカール。フランス空軍1種、スペイン共和国軍1種。

まるっきり四角い胴体断面を持っているので、飛行機キットとしては珍しく4面の箱組み。各角は、上下面に側面パーツの厚みと接合線が出てしまう方式(板の接ぎ方の専門用語を知らないが)。各面の端が45°に削られていて接合線がエッジに出るようになっているのが理想的だが、とはいっても、50年以上前のキットにそれを求めるのは酷かも(部品の精度が悪くエッジが波打てしまったりすると、かえって困る)。

●若干の細部ディテールのクローズアップ。

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旧式機らしく翼は布張り。これまた古いキットらしく細かく布目のモールドが入っている。スケールを考えれば(しかも実物はドープで塗り潰しているはずなので)モールドは明らかに誇張表現なのだが、雰囲気は悪くない。

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エンジンナセルとその前面。基本、キットのモールドは凸筋・凸リベットだが、大げさ過ぎず、この時代の機体としてはいい雰囲気が出ていると思う。ナセル側面の何カ所かのエアスクープは開口部が埋まっているので何とかしたい。ナセル前面のパーツは、何カ所かにヒケが発生している。ラジエーター開口部のルーバーはちょっとゴツめのモールドだが、実機はもうちょっと薄い感じで、おそらく可動式。キットのものはルーバー(というかシャッター?)が2段で、おそらくこれが標準なのだが、ここが一段のものもあるようだ(540と542の違い、などという可能性もあるかも)。

なお、外形のバリエーションということで言えば、wikimedia commonsにあるこの写真の機体は垂直尾翼の形も少し違う。ただ、画像ファイルのタイトルがPotez54となっているので、原型機ポテーズ54が、当初の双尾翼から単尾翼に改修された後の時期(そして量産型の尾翼形状とはやや異なる)ということなのかもしれない。

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胴体表面の細かいリベット列の雰囲気も悪くない。乗降ドアの輪郭も凸筋なのはちょっと気になる。なお、クローズアップ写真を撮っていないが、胴体各部の平板の窓は、「のりしろ」部分が広がった「凸形」断面の分厚いもので、中央部分がややヒケた凹レンズ状になってしまっている。できれば薄い透明プラバンなどに交換したいところだが、その場合接着や塗り分けの方法などどうするか、ちょっと悩ましい。

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左写真の右下に写っているのは計器盤。コクピット内はとりあえず操縦席や操縦席床、操縦桿やフットペダルなどもあるが、割とプリミティブな感じ。操縦席自体もちょっと「なんだなこりゃ」な形状だが、そもそも機内の資料に乏しい(ネット上で一応2枚ほど写真を見つけたが)。左写真左側のV字の尾翼支柱は一カ所折れていた(このキットで唯一の破損個所)。

右写真は旋回機銃。実機はダルヌ33年型かMAC1934が搭載されているらしいが、「どっちなんだろう」と考えるのも無駄に思える大ざっぱな形状。

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デカールはそれなりに薄く綺麗な印刷なのだが、赤の発色をよくするために白に重ねて赤を印刷してあって、その赤が下地の白をややはみ出している。左写真のフランスのコケイド(ラウンデル)は比較的気にならないが、右写真のスペイン共和国軍の赤帯の端は切り詰めて使うべきだと思う。もっとも、このデカールの塗装例は尾部が丸ごと真っ赤で、その部分は塗装するよう指示されているので、主翼の帯も一緒に塗装してしまった方が色合わせの手間も要らなくてよい気がする。右写真のスペインの尾翼塗り分けは、写真の写りの問題で下段が真っ黒で「ベルギー国旗か?」みたいな感じになってしまっているが、実際には正しく紫色(ちょっとくすんで暗いが)。

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神無月

●あれよあれよともう10月。

神無月を「神様が出雲に集合するので(他の地域で)神様がいなくなる月」というのは、かつて出雲大社が広めた営業用ストーリーで、本来は「神ナ月=神の月」であったというのが有力、らしい(wikipediaで読んだ)。「水無月」も同様だとか。ほー。

アイヌ神話のカンナカムイも小林さんちのカンナちゃんも関係なし。

●10月1日、仕事先に提出用の資料印刷等々で神保町の事務所に行く。ついでに事務所の社長とポケモンを交換したり、事務所総出で(といっても3人)近所にレイドに行ったり。仕事しろよ……。

●そんなこんなで仕事の終了が遅くなったて日が暮れてしまったが、先日見そびれた、お茶の水博士のカラーマンホールを見に行く。明大12号館前にあった。写真は先日の記事に追記としてまとめた。

●ついでに、改装中の御茶ノ水駅を聖橋から眺める。

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すっかり暗くなっているうえに古い跨線橋の解体もだいぶ進んでいて、「なんだそりゃ」な写真ではあるけれど、一応。もうちょっとちゃんとした写真および工事の詳細に関しては、hn-nhさんの記事をお読みいただきたい(他人のふんどし)。

古レールの跨線橋はなくなってしまうが、ホームの柱と連続した両ホーム間の古レール架線柱は健在。これは残るのかなあ……。

●聖橋にはちょっと大っぴらに言えない(というか軽々しく口にできない)個人的因縁があり、長いこと渡らずにいたのだが、かといって殊更に敬遠するのも変な気がして、何年か前から何度か歩いて渡っている。

今回も上の写真を写したついでにそのまま渡り、橋のたもとを昌平坂の上手に降りて、聖橋の下をくぐって秋葉原へ。聖橋は神田川をまたぐ大アーチと、さらに橋面との間の小アーチの連続にまず目が行くが、昌平坂をまたぐ部分はこんな感じ。

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道路直上は(御茶ノ水駅ホームの上も?)は剥き出しの鉄骨。ただし、橋桁はデザイン的に橋全体と統一感のある小アーチの連続。アーチの間にはちょっとレトロな感じのする柵。一見、何のデザインだか判らないシロモノだが、どうやら、素通しのイチョウの葉がいくつも重なったものであるらしい。この柵は橋上のガードレールとしても(もっと一コマの横幅の長いものが)使われていたらしいが、数年前に改修工事の際に撤去され、現在は復活しているのかどうかは(橋の上では外側ばかり見ていたので)気付かなかった。

都道府県の木とかいったもの自体、それほど古いものの気がしないので、この柵もレトロに見えるだけで割と新しいものなのかも。実際、昭和初期の写真では橋上の柵は見当たらない。

●10月1日、神保町の書店および秋葉原のVOLKSで購入。

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ホビージャパン刊の「T-34-76写真集」。Passion ModelsのKV-1用とR35用エッチング。詳細は機会があればそのうち。

●10月2日。娘の奢りで、茅ケ崎のテラスモールへ映画を見に行く。お題は「ヴァイオレット・エバーガーデン」(アニメ)。

「娘からの素敵なプレゼント」というわけではなく、最近の(だいぶえげつない)特典商法に乗せられている娘から「代わりに見に行って、上映特典(入場者プレゼント)貰ってきて!」と頼まれたため。先日もその伝で「メイドインアビス」を見に行った。……というか、それ以外で、近年、劇場に映画を見に行ったことがない。

ちなみに「メイドインアビス」の際には、上映サイクルごとに入場者プレゼントが変わり、しかも各サイクルにおけるプレゼントがまた数種類あって何が貰えるかはランダム、かつ映画本編映像前に映されるミニ外伝映画も変わるという具合で、娘はそれまでに2度見に行って、流石に3回同じ映画は……ということで駆り出されたもの。「ヴァイオレット・エバーガーデン」もすでに本人が1、2度見に行ったのではないかと思う。もっとも頼まれた私も、前者は原作を(かなりはまって)読んでいるし、後者もテレビ版を見ているので、「奢りなら行くぜー」的。

なお、劇場版「ヴァイオレット・エバーガーデン」自体は例の京都アニメーション放火殺人事件で完成と公開が遅れ、さらにコロナ禍で公開延期になっていたもの。内容は「これでもか」的に泣ける話。ネタバレはしないが個人的感想としては、

  • 絵はものすごく綺麗。
  • テレビ版本編もそうだが、何かというと手紙が風にあおられて高く遠く飛んでいく演出が多すぎ。
  • うーん。個人的には「本編のまま終わってたほうが綺麗だったんじゃ……」。

ちなみに映画館はコロナ禍の影響で座席は1つ置き。ブロックごと空いている場所もあったのは使っていないのか、客が入っていないのか不明だが、とにかく客席はものすごく広々した感じ。

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