« スヰートポーヅ | トップページ | KV-1 1941年型 初期生産車 タミヤ 1:35(その1) »

図書館

20200612_142214 ●市立図書館が、なお制限はあるものの閲覧・貸出再開されたので、12日金曜日、久々に本を借りに行く。

常に入り浸るほど「図書館ホリック」ではないものの、行けないとなると何だかむずむずし出すくらいには図書館好きではある。

利用頻度を下げるために貸出期間が3週間に伸びており、まとめて3冊借りてきた。持って帰るのが重かった……。

▼「増補・改訂 アイヌ文化の基礎知識」監修:アイヌ民族博物館 増補・改訂版監修:小島恭子 草風館

たまたまアイヌ関係の棚が目に入って、その中で割と読み易そうで、書名通りに「基礎知識」のレベルが上がりそうだったので借りてきた本。私自身が琉球系ということもあって、「ヤマトではない日本」は常に興味の対象。

▼「世界の戦車 1915~1945」ピーター・チェンバレン&クリス・エリス 大日本絵画

AFVマニアならおなじみの、第二次大戦までの戦車のエンサイクロペディア。この日本語版が発売されるよりも前から英語版の(より大判の)原著は持っていて、そのせいで日本語版は結局買わなかった。今から見ると、たぶん内容的には「えー?」という部分も結構あるのではと思うが、マイナーな戦車の系統とか、概略を知るのにものすごくお世話になった本。戦車を生産していない国を含め、小国の使用(輸入)状況について巻末にまとめてあるのが個人的にはポイントが高い。とはいっても、英語が不得意な私は内容をしっかり読み込んであるわけではなく(まあ、そもそも読み込むようなタイプの本でもないが)、この際改めてざっと読んでみようと思って。

▼「重戦車大隊記録集1陸軍編」ウォルフガング・シュナイダー 大日本絵画

ティーガーを作る人には、おそらくバイブルとも言えるのではないかという大冊の1巻目(2はSS編)。大戦後半のドイツ軍は基本的に対象から外れる私は絶対に買わない本ではあるけれど、かといって興味がないわけではなく(ティーガーのキットも一応持っているし)、ちょっとした「お勉強」用に。

●「Pokémon GO」につき、NIANTICから公式発表。再来月、2020年8月上旬予定のアップデートをもって、32ビット版Android端末への「Pokémon GO」のサポートを終了するとのこと。

こうした足切りの基準になるにもかかわらず、スマホの公表されたスペックには32bitなのか64bitなのか明記されていないのが普通だそうで、そのこと自体、端末メーカーに文句を言いたいところだが、とりあえず、「CPU-Z」というアプリで、私のスマホがどちらなのか確認できた。……32bitだった。あうう。

「Pokémon GO」のために端末を買い替えるのも癪だし(お金もないし)、どうしたってそのうち、端末がヘタれば買い替えることになるので、それまで「Pokémon GO」は封印ということにしようと思う。

そもそもここ数日の、アプリが起動できない不具合に関しても、公式発表では「Android 5 または 6 の一部の端末」で発生していることになっているが、これって要するに32bit端末ということなのではないだろうか。

当然、そのうち32bitがサポート対象外になるのは当然だったとしても、今回の不具合発生が「ああもう、やってらんないや~」のきっかけになったような気も(ちなみに不具合は現在も未解消)。

●「アハトゥンク・パンツァー」の著者、尾藤さんの「パンツァーメモ」の掲示板で掲示板で、尾藤さんに、スロバキア軍の38(t)、完成していたらブログで見せて下さいと言われてギクリとする。……数年前、完成直前まで持っていって、それっきりになっていたので。

どこにしまったっけな、と、身近な模型箱をごそごそと漁って、なんとか本体は発見。ブレダ20mm搭載I号戦車A型(未塗装)とともに、ヴィッカース水陸両用戦車の箱にしまってあった(この脈絡のなさ……)。

というわけで、製作記の現状の最終回(ちなみに2016年の4月)から何の進展もしていないのだが、現状は以下の通り。

20200613_214011 20200613_213940

私の35AFVの作りかけの中では、最も完成に近い状態かも。しかし、なんでここまで塗って中途半端に放置するかなあ。

なぜか起動輪が片方行方不明。履帯もないが、これは本来のキットの箱に入っているはず……だが、それがどこにいったやら。そっちの箱にもう片方の起動輪も入っているといいなあ。

ちなみに尾藤さんの「パンツァーメモ」では、III号E型、F型に続いて、38(t)戦車各型の完成品写真が披露されている。特に38(t)に関しては、個人的に電撃戦の主役であるA型、B型がツボなのだが、尾藤さんの作品で、意外に細かくA型とB型が違うのを知ってびっくり。物干し竿みたいなアンテナくらいしか違わないのかと思っていた。

A型は転輪も違うというのは知らなかった。スロバキア陸軍の、チェコ迷彩の最初の5輌はどうだったかなあ、と思って写真を漁ってみたが、3色迷彩の時期ののV-3000が初期型転輪っぽいかな?という感じ。カーキに塗り直されたV-3003は通常転輪のようだ。

戦争中盤以降に入手したドイツ軍の中古車両の中にも何輌かのA型が混じっているが、こちらは流石に後期型(というか標準型)の転輪に交換されているかもしれない。

|

« スヰートポーヅ | トップページ | KV-1 1941年型 初期生産車 タミヤ 1:35(その1) »

かば◎の迂闊な日々」カテゴリの記事

資料・考証」カテゴリの記事

製作記・レビュー」カテゴリの記事

38(t)戦車」カテゴリの記事

コメント

だいぶ前にみしりんで「38(t) A型を作るなら、トライスターの転輪よりもタミヤのマーダーの転輪を使った方が似るぜ」みたいな書き込みがありました(詳細内容は未検証)。
最近出たタミヤの38(t)も多分同じ転輪でしょうから、A型製作には向いてるかも?

投稿: セータ☆ | 2020年6月14日 (日) 19時05分

かば◎さん、いつも拙掲示板にコメントをいただいているので、少しコメントさせていただきます。

>なぜか起動輪が片方行方不明
 私も時々、パーツを紛失しますよ。
1つのパターンはニッパーやピンセットで飛ばしてしまうことで、少し探して見つからない時はそのままにしておきます。すると、忘れた頃に意外な場所から出てくることがあります。
もう1つのパターンは別の場所に大切に保管し、それを忘れてしまう場合で、保管場所は元の箱にまとめておく方がよいようです。

>A型を作るなら、トライスターの転輪よりもタミヤのマーダーの転輪を使った方が似る
 A型の転輪はゴムタイヤ部分が異なるだけなので、私はゴムタイヤが別パーツのトライスターの方が工作しやすかったです。

投稿: 尾藤 満 | 2020年6月14日 (日) 20時14分

>セータ☆さん

うーん。タミヤの転輪のほうが、ディスク部とゴムリムとの間のメリハリを強調している感じだからですかね?

投稿: かば◎ | 2020年6月14日 (日) 22時00分

>尾藤 満さん

私も「部品飛ばし」は常習犯です。
特に小さい部品をピンセットでつまんでいて「ピーン」と“発射”してしまったり、整形途中の小部品を目の前に置いて、何か別作業していてかがんだりした際に引っ掛けて落としてしまったり。

不思議なのは、手元からぽろっと落として、確かに足元に落ちた音がするのに、その音がした場所には見つからず、ちょっと離れた物陰にあったりすることですね(まあ、あればそれでいいんですが、そのまま見つからないことも)。
部品を落として無くすのを「カーペットモンスターに食われた」と言ったりしますが、何か枕返し系の要素もあるような気がします。

ちなみにトライスターの38(t)の起動輪は未発見ですが、代わりに、何の用事があって買ったのか判りませんが、タミヤのマーダーIIIの足回りをジャンク市でバラで買ったものが出てきました。
いざとなったらタミヤの起動輪を投入します。

投稿: かば◎ | 2020年6月14日 (日) 22時10分

部屋の在庫スペース圧縮のために模型箱は基本的には処分、パーツをまとめてしまったりするのですが、うっかりパーツを別のキットの箱に入れてしまって見つからなくなることは私もよくあります。

ブレダ20mm搭載I号戦車A型も完成を楽しみにしてます(^^)
最近1/16のビッグスケールのキットが出たようですし、旬でしょうか。

北海道の白老町に最近できたウポポイ(国立アイヌ民族博物館)はちょっと気になってます。それほど遠くない苫小牧の海岸にはトーチカも残ってるようですし ..(結局そこか)

投稿: hn-nh | 2020年6月14日 (日) 22時53分

>hn-nhさん

そうそう。ブレダ搭載I号、1:16が出たんですよね。
あれってTACOMのキットがベースでしょうか。

ブレダ搭載のI号A型も、Vanatorul de care R-35も、かなりの魔改造ではあるのですが、見た目上で違いがあるのは砲塔だけで車体はまったくの標準仕様というのがミソですね。

砲塔の改造箇所に関しては、限られた写真からあーでもないこーでもないと悪戦苦闘して、しかも最後になって新しい鮮明な写真が出てきて作り直したりして。

車体の細かい改修に関しては、かなりの部分、尾藤さんの「アーマーモデリング」の記事を参考にさせて頂きました。
もともとトライスターの旧版を成仏させるために作ったようなものですが、あれで結構「お腹いっぱい」になってしまって、新版のほうを作る気力が……。

投稿: かば◎ | 2020年6月15日 (月) 08時54分

1/16のブレダ搭載I号はTAKOMベースみたいですね。
https://www.scalemates.com/kits/ammo-by-mig-jimenez-amig-8503-panzer-i-ausf-a-breda--1241078

気になる車両だけど、1/16はさすがにでかいな.... 1号戦車の1/35の決定版キットが欲しい!

投稿: hn-nh | 2020年6月15日 (月) 19時33分

>hn-nhさん

やはりTAKOMベースですか。
新しいB型キットは、ハセガワから日本国内版が出るんですね。

しかし、いくらI号戦車でもなー。
TKSが1:16で出たらたぶん買っちゃうと思うけれど。

I号戦車は、A型のトライスターは基本はものすごくいいものの、今となっては細部でちょっと不満な点があるのでちまちまと手を入れるのが面倒だし、B型は新しいドラゴンがとんでもなくポンコツなキットだったのが悲しいですね。

投稿: かば◎ | 2020年6月15日 (月) 20時44分

かば◎さん
>A型は転輪も違うというのは知らなかった。スロバキア陸軍の、チェコ迷彩の最初の5輌はどうだったかなあ

スロバキアにはV-3002が現存しており、この車両の転輪もB型以降と同じ転輪のように見えます。
https://www.modelforum.cz/viewtopic.php?f=2&t=3095&start=5475

投稿: 尾藤 満 | 2020年6月18日 (木) 20時06分

>尾藤 満さん

ありがとうございます。
まさかV-3002号が現存していたとは思いませんでした!

しかし最近のレストア技術は高いので、完全に修復されてしまうと、どこがオリジナルでどこが複製品なのかよくわからなくなってしまうのは悩みの種ですね。

投稿: かば◎ | 2020年6月18日 (木) 23時37分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« スヰートポーヅ | トップページ | KV-1 1941年型 初期生産車 タミヤ 1:35(その1) »