APX R 砲塔
●先日ホルヒを完成させたme20さんが、今度は(なぜか)ピットロード/トランぺッターのオチキスをいじり始めているのだが、同キットの出来に関してだいぶゲッソリされている様子。記事はこちら。
それに関して、実はタミヤのルノーR35を(発売後さほど経たずに)購入した後、facebookのAFV模型のグループに、各社のAPX R砲塔の比較を載せたのを思い出した。
いずれタミヤのルノーR35の簡単なレビューを書こう……と思って結局そのまま放置してバレンタインなんぞいじっているわけだが、せっかくなので砲塔比較のみUPしておこうと思う。
●念のための基礎知識。
APX R砲塔は、1930年代、フランスの軽戦車の標準型砲塔として開発されたもので、ルノーR35、オチキスH35のライバル2車種に共通して搭載された。
開発はこれら軽戦車の主砲にもなっているピュトー37mmと同じ、国営ピュトー工廠(Atelier de Construction de Puteaux)。ここはフランス戦車の砲塔の標準化を一手に担っていたらしく、他にもD2やB1に搭載されたAPX-1、B1bisのAPX-4、ソミュアS35のAPX-1CEなどの各種砲塔がある。パナール178、ルノーACG-1の砲塔もAPXだったはず。ちなみに似たような名前のAMXは国営イシ・レ・ムリノー工廠(Ateliers de construction d'Issy-les-Moulineaux)で、後にAPXはAMXに吸収合併されているらしい。
APX Rの「R」は、「もしかして“ルノー用”ってこと?」と思ったのだが、TRACKSTORYの「ルノーR35/R40」の巻の開発経緯の章に、「1934年4月18日、新たなAPX R砲塔が『atelier de Rueil』(リュエイ工場?)から届いた」とあるので、この「Rueil」の頭文字なのかもしれない。
(5月21日追記。ザロガ先生の「D-Day Fortifications in Normandy」という本に(トーチカに使われた)APX R砲塔についての記述があり、それによれば「APX R砲塔は1935年にピュトー工廠によってルノー向けに開発され、そのためAPX Rと名付けられた」そうだ。素直にルノーでよかったのか……)
APX R砲塔は同じく軽戦車のFCM 36にも試験的に搭載されたことがあるが採用されず、反対にルノーR35にFCM 36の砲塔を載せて試験されているが(より新型のFCMの砲塔を標準砲塔として代替させる計画があった)こちらも採用されていない。ちなみに溶接車体のカクカクしたFCM 36に"ぬるん"としたAPX R砲塔を載せたもの、反対に車体上部が鋳造のルノーR35にビシッとしたFCMの溶接砲塔を載せたもの、どちらも写真が残っているが、似合わなさ過ぎてキモチワルイ。
●なにしろ2車種にまたがって搭載されていることもあって、改めてみてみると、1:35のインジェクションのみですでに5種類ものAPX R砲塔が存在している。その他に、私が知る限りでは、ブラチ(BRACH MODEL)からレジンで、ETS35から3Dプリントによる製品が出ている。他にもあるかも。
とりあえず、1:35のインジェクションで出ているAPX R砲塔を並べてみた。
左から、
- HOBBY BOSS:ルノーR35
- BRONCO:オチキスH38/39
- ピットロード/トランぺッター:オチキスH38/39
- エレール:ルノーR35/オチキスH35/38/39
- タミヤ:ルノーR35
こうして全部並べてみると、まず目につくのは「小さいグループ」と「大きいグループ」の2群にほぼ明確に分かれること。大きさは縦横でそれぞれ2mm内外違う。1人用の小さな砲塔でもあり、かなり大きな差と言ってよい。
「大きいグループ」はトラペ、エレール、タミヤ。最新のタミヤと最古のエレールがほぼぴったり同寸なのがちょっと意外。おそらく設計的に大いにエレールを参考にしている気配があるトラペもこちらの群で、トラペとエレールは互いの砲塔本体パーツと砲塔下面パーツを入れ替えても、若干の調整で使えてしまいそう。
「小さいグループ」はホビーボス、ブロンコ。もともと同系の企業だったように思うトラペとホビーボスでまったく異なっているのがちょっと面白い。まあ、ドラゴンのI号戦車A型とB型のように、同じメーカーなのに砲塔の大きさが全然違う例もあるけれど。hn-nhさんからの情報、およびETS35のサイトの製品写真によれば、ブラチおよびETS35の砲塔も、ともに「小さいグループ」側に属しているようだ。
(5月16日追記。セータ☆さんがETS35のAPX R砲塔を持っていると聞いて採寸をお願いしたところ、了承して頂けた。セータ☆さんどうもありがとうございます。
が、しばらくして、セータ☆さんから衝撃の事実が。なんとETS35は、既存キットに合わせて「小さいグループ」と「大きいグループ」の両方向けに、2サイズで砲塔を販売しているとのこと。
な、なんですとーーー!?
確かに「プリント」であれば、出力の際にちょちょいと倍率指定すれば済むのかもしれない(3Dプリントの仕組みをよく知らないけれども)が、それにしたってなあ……。ETS35の製品リストのページで砲塔のセットが複数あるのは見ていたが、武装とか、何か細部の仕様が違うのだと思い込んでいた。「**向け」としっかり書かれているのを見落としていたわけだが、既存キットの砲塔との比較写真が、「小さいグループ」向けの製品ページにしか出ていなかったのも、気が付かなかった一因。ちなみに同社のコンプリートキットの砲塔はどちらのサイズなのか不明。
とりあえず、セータ☆さんが持っているのは「小さいグループ」向けだそうで、その詳しい紹介はセータ☆さんのページで。)
手元に正確なAPX R砲塔の寸法がないが、流石のタミヤでも、今になって2mmものディフォルメをするとは考え難いので(根拠のない信頼)、「大きいグループ」のほうがより正確なのではと思いたい(願望?)。
●一方で、ディテールの特徴からは、別の分け方もできる。
まずは砲塔側面に、砲耳の軸部の表現のあるグループ。左からホビーボス、ブロンコ、タミヤ。3社とも左側面も軸穴が表現されているが、タミヤはこのためにバルジ部の左側面を別パーツとしている。また、こうして並べるとブロンコの砲塔のエッジの尖った"ギスギス"感が目立つ。一方でホビーボスの砲塔は5社の中でもっとも丸っこく、"ぬるん"とした印象。
下は砲耳軸部の表現がない2社。左からトラペ、エレール。こうしてみると、面の凹凸具合も非常によく似ていて、「トランぺッターがブロンコのオチキス発売にぶつけるために、エレールを参考にあわててキット化した」という説にもなんとなく信憑性が出てくる。トラペの砲塔は、側面前上端にちょっとヒケが出ている。
●ハッチ両側の面は、単純な平面ではなく、実際には微妙に「ヒネリ」がかかっている。特に右側の面でヒネリが強い。これが再現されているのは、より新しい2社のキットだけ。下写真は左がホビーボス、右がタミヤ。
一方で、より古い3社の砲塔はヒネリなしの単純な平面になってしまっている。左からブロンコ、トラペ、エレール。特にブロンコの砲塔はこの面の頂部が狭く尖り過ぎなのも減点ポイント。もっとも、ヒネリのせいで真横からだと尖って見えるのも確か。
●最古のエレールを除く4社の砲塔には、上面右側に信号旗用の小ハッチのモールドがあるが、位置や形状など、だいぶまちまち。左からホビーボス、ブロンコ、トラペ、タミヤ。実車写真と見比べると、タミヤのものが最も形状的に正しそう。トラペのものは形状も適当なうえに小さ過ぎ。ブロンコのものは前方後円墳、じゃなくて前円後方墳型に薄く凸モールドがあるだけで、こちらも適当。
ちなみに一体モールドか別部品かの違いはあるが、5社ともハッチ直上の対空機銃架取付架が表現されている。5社とも基本、ほぼ真ん中にあるが(タミヤとホビーボスはやや左寄り)、これはおそらく後付けで改修キットが配られたもので、実車では取付位置にだいぶバラ付きがある。エレールのものは取付穴も何もないが、ちゃんと取付架のパーツは入っている。「位置がまちまち」「付いていないものもある」ということでいうと、エレールの処理が一番有り難い気もするけれど。
なお、砲塔上面右隅のアンテナ用の孔を塞ぐパッチが、ホビーボスの砲塔にのみ見られないが、これは同社のキットではエッチングで別部品化されているため。実はつい最近気が付いたのだが、実車でここの孔(当然ながらパッチも)がない仕様も存在するようだ。
●砲塔に3カ所付く吊り下げフック基部の盛り上がり、特に前方一か所の基部に大きく傾きが付けられているのをきちんと表現しているのは、より新しい2社のホビーボス(左)、タミヤ(右)のみ。
●改めて、各社ごとの特徴の整理。添付した寸法はノギスとかではなく、凹凸のあるところに定規を当てて測ったので割と適当。
▼タミヤ(ルノーR35用)
縦:38mm、横:37mm
APX R砲塔の1:35インジェクションキットとしては最新。砲塔右側面前方のゆるやかな面の変化もよりよく再現されている。エッジ部分の丸みの具合も、各社並べてみた中では最も適正な感じ。先行のソミュアの砲塔は「右前がちょっと出っ張り過ぎなんじゃない?」などと思ったが、このAPX R砲塔はよく出来ていると思う。後部ハッチ両側の面のヒネリもきちんと表現されているが、右後ろ頂部は少し尖り過ぎのようで、左写真のように左上前方から見ると、右後ろ隅がほとんど「角ひとつ」状態に見えてしまう。もっとも、APX R砲塔は数社で並行生産されているので、若干の形状差もあったかも。
ここには写っていないが、3面の視察装置は(とりあえず現時点では)スリット式のものしか用意されていない。
▼エレール(ルノーR35、オチキスH35/38/39用)
縦:39mm、横:37mm
APX R砲塔の1:35インジェクションキットとしては最古。寸法的には最新のタミヤとほぼ同じなのは流石だが、側面の微妙な角度変化などはうまく捉えきれていない感じ。砲塔上面の信号旗用小ハッチも再現されていない。主砲バルジ上面の3つのボルトも位置が前方過ぎる。
視察装置は双眼鏡式(シュレティアン式)とスリット式のコンパチだが、両方とも形状的にはいまひとつ。武装も短砲身・長砲身のコンパチ。
▼ピットロード/トランぺッター(オチキスH38/39用)
縦:39mm、横:37mm
前述のように、形状的にはエレールのものに非常によく似ている(特に右側面前方の可展面的な窪みかた)。砲塔バルジ上面のボルト列も、エレールほどではないが前寄り。上面の信号旗用小ハッチは明らかに小さすぎる(ヒンジ部も似ていない)。数種のキットが出ていて、視察装置と武装はキットにより異なる。
▼ブロンコ(オチキスH38/39用)
縦:36.5mm、横:34mm
ブロンコの第一号キットで、現在のやたら細かい同社製キットを基準にするとだいぶ大味。発売時にはエレールの古いキットもこれでようやく引退か、などと思ったが、実際には一長一短? 形状としては、5社のAPX R砲塔のなかで、最もエッジが立ってギスギスした感じ。側面の面の切り替わりも直線的にカクカクしている。これだけを見る分にはそれほど違和感はないかもしれないが、各社比較のうえ、実車写真と見比べると印象の違いが気になる。上面の信号旗用ハッチの表現もおざなり。
武装は、少なくとも後から出た方のキット(35019)では選択式。視察装置はスリット式のみ?
▼ホビーボス(ルノーR35用)
縦:36.5mm、横34mm
ブロンコとともに「小さいグループ」だが、表現は全く対照的で、5社の砲塔の中では最も丸っこい。砲塔が小さいせいもあって、やや丸め過ぎに感じないこともないが、実物の印象を強調するにはこれくらいでもいいような気もする。ハッチ両隣の面のヒネリも、タミヤ同様に再現されている。信号旗用小ハッチは、後方の「エグレ」を表現しているのはいいが、ヒンジが繋がっていないように見える変な状態。タミヤとは砲塔の部品分割の仕方はちょっと違うが、同様に主砲用の開口部にパーツの分割ができないよう工夫されているのはよい点。
キットは初期型、後期型(キット名称はR39)の2種が出ていて、前者は短砲身で双眼鏡式視察装置、後者は長砲身でスリット式視察装置をセット。
(5月15日小改訂)
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コメント
とても分かりやすい比較です、ありがとうございます。
ホビーボスのR35は持っていないので知らなかったのですが形状はいい感じなのにブロンコ並みに小さかったんですね。詰めが甘いといいますか...。
ブロンコのキット、砲塔自体は小さいのに視察装置や後部ハッチのパーツはトラペとまったく同じ大きさなんですよ。
その辺も違和感を感じるのかなと。
投稿: me20 | 2020年5月12日 (火) 17時10分
>me20さん
ありがとうございます。
>>ブロンコのキット、砲塔自体は小さいのに視察装置や後部ハッチのパーツはトラペとまったく同じ大きさ
不自然に目だけ大きい成形アイドルみたいな……?(^^;
フランスの主力級のAFVのなかで、オチキスはいちはやく新キットが出て、一時は一番恵まれていたのに、その後タミヤがB1bis、ソミュア、ルノーを出し、ICMはパナールを出し、あっと思った時には周回遅れになっちゃった、みたいな感じですね。
これからICMのFCM 36も出ることだし、この辺でビシッとした新キットが出てほしいような……しかしそうなると、またまたストックの不良在庫化が進んでしまって悲しいような。
ルノーD2の出来が良くないレジンキットも、さくっと作って成仏させてやらないとなあ……。
投稿: かば◎ | 2020年5月13日 (水) 00時17分
APX R 砲塔コレクション。楽しいですね!
そうか大きい子グループと小さい子グループに別れるのですね。
どっちが正しいのだろう。
そういえばブラチモデル(レジンキット)のR-35の砲塔があったはずと
ごそごそと地下工場から掘り出してきました。
速報値ですが
<Brach Mode>
Width:33.8mm
Length:36.5mm(後部ヒンジ含む)
Height:14.5mm
<TAMIYA>
Width:36.5mm
Length:38.0mm(後部ヒンジ含む)
Height:15.3mm
投稿: hn-nh | 2020年5月13日 (水) 12時08分
>hn-nhさん
ブラチは「小さい子グループ」でしたか。
実は(3Dプリント製品の)ETS35も、同社サイトにホビーボス、ブロンコの砲塔との比較写真が出ているのですが、それを見る限りでは「小さい子グループ」のような感じです。
https://images1.sw-cdn.net/product/picture/710x528_12840689_8091019_1495667653.jpg
投稿: かば◎ | 2020年5月13日 (水) 12時41分
関連した記事をブログにアップしましたが、そちらに載せたWydawnictwo Militalia no.447の図面は「小さい子グループ」でした。おそらくはその系統になる図面を参照しているチームは小さい砲塔になっているんじゃないかと想像します。
タミヤが実車取材して寸法決定しているのだとすると、「大きい子グループ」のほうが実車寸法に近い、ということもできそうですが、それは中の人に聞かないとわからないですね。
拾った資料ですが「大きい子グループ」の図面も見つけました。
https://imgur.com/D0ZXxiF
投稿: hn-nh | 2020年5月15日 (金) 06時22分
>hn-nhさん
素晴らしい!
これで後誰かがETS35の砲塔を入手してくれれば(自分で買うとは言わない)、35の主要APX R砲塔コンプリートですかね?(あとは、大西洋要塞用トーチカでこの砲塔付きのレジンキットとかがあるかも……)。
「大きい子グループ」図面は「Mホビー」のものですね。Wydawnictwo Militariaより信用できそうな気もしますが、まあ、所詮は雑誌の図面だしなあ……。
投稿: かば◎ | 2020年5月15日 (金) 11時07分
ETS35の3DプリントのAPX-R砲塔は、確かセータ☆さんが買ってたような気がしますよ。
http://gizmolog.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/ets-35apx-r-d32.html
投稿: hn-nh | 2020年5月15日 (金) 13時18分
おおぅ。本当だ。
セータ☆さん、いろいろ買ってるなあ……。
これを見ると、やはり砲塔の内外含めてのディテールの細かさはさすがガレージキット、さすが3Dプリント、ですね。
セータ☆さん、見てたら縦横の寸法教えて~(って、ここで言うても)。
投稿: かば◎ | 2020年5月15日 (金) 14時23分
う、見つからないように隠れてたのに…(^^;)。
明日あたり、計測してブログにあげてみます。夜かなー。
投稿: セータ☆ | 2020年5月16日 (土) 00時35分
>セータ☆さん
うわぁびっくり!(って自分で言いだしておいて)
しかし有り難や。計測結果、楽しみです。
投稿: かば◎ | 2020年5月16日 (土) 11時44分
オチキスの件は昔、「奥嵯峨トラクター工廠」の餡泥さんトコで
あれこれ議論になっていましたが
グランドパワー等にも載っている富岡さんのオチキス図面
フェンダーが広いタイプの車輛を
フェンダーが狭いタイプの車輛の寸法に合わせて描いたので
全体的に幅が狭いのではないか、という推測がありました。
砲塔サイズもその影響?
投稿: めがーぬ | 2020年5月16日 (土) 16時45分
>めがーぬさん
「奥嵯峨トラクター工廠」さんのところって、「トラペ/ブロンコのオチキス軽戦車レビューについて」というコンテンツですよね(ブックマークしてあったURLが「okusaga」だったので間違いないかと)。
「実は全体寸法的にはトラペの方がむしろ近い」というのは、確かそこで読んだような覚えがあります。
非常にスグレモノのレビューだったのですが、いつの間にかリンク切れになってしまっていて、なんでページごと保存しておかなかったんだろうと悔やまれます。
オチキスは、(おそらく)エンジン換装に伴って履帯幅が変更になっていて、そのためにフェンダーも拡幅されているんですよね。H35を作るときには、履板の張り出し部分を一枚一枚削る必要が……(うわあ)。
投稿: かば◎ | 2020年5月16日 (土) 17時46分
今、ちょっとブロンコとトラペのキットを引っ張り出して比較してみたのですが、シャーシの幅そのものは、両キットで大差なし。ただし、フェンダー幅で明らかな差がありました。
というわけで、「フェンダーを含めた幅を間違えて車体幅を縮めてしまった」というわけではなさそうな。
……ブロンコのフェンダーはいつかH35を作るときに使える?
投稿: かば◎ | 2020年5月16日 (土) 17時54分