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ほっち、きっす、頬寄せて♪(3)

●まさか3回も続けて書くことになろうとは。

とにかく逐一見ていくと、3種あるインジェクションキットのどれもがそれぞれに「脛に傷」を持っていて、いいとこ取りで組み合わせるにしても、「この点から見るとこのパーツを使いたいんだけれど、かといってここに問題があるし」みたいな悩ましい状況に。

いや、そんなところでグダグダ言ってないで、ETS35(世界初の3Dプリントによる1:35戦車のフルキット)を作れば?という身も蓋も無い解決法もあるが、この不良在庫の山を抱えている状態で軽戦車に3万円出せるかってばよ。

●というわけで足回り編。まずは転輪。

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左が3社比較で、左からエレール、ブロンコ、ピットロード/トランぺッター。ブロンコとトラペはほぼ同サイズ(約11.5mm径)、エレールは心持ち大きい(約12mm径)。リム部の厚みは、見てわかるように左から右の順に薄くなっている。オチキスの転輪は、H35時代にはゴムリム付きだが、新車体になって以降は全鋼製に変わり、リム部は薄くなっている。この点でトラペの転輪が最も“らしい”感じ。一方でH35を作るのであればエレールのものを使うのがよいかもしれない。ブロンコはちょっとどっち付かずだなあ……。

ハブ周りのディテールはエレールとブロンコで似ていて、なにやらリング状の板が6本の小リベットで止まっている状態。ブロンコはもっとシンプルに、四方に小突起とボルト。PMMSのレビューでは「The detail on the road wheels is better represented on the Bronco wheels」と書かれているのだが、レストア中の実車の転輪を見ると、ブロンコやエレールのようなリングのディテールはなく、トラペのものが近い。ただし、トラペではハブ周りに4カ所ある突起が、実車では3か所。まあ、どちらにしても組んでしまえばサスペンションボギーに隠れてほとんど見えなくなるはずだが。

なお、H35のゴムリム付き転輪ではどのようなディテールなのかは未確認。

右写真はパーツ枝に付いた状態のブロンコの転輪だが、ご覧のように一つ(右上)はなぜか成型ミスでハブ部が余計に出っ張っている。

●転輪ボギー。

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同じく左からエレール、ブロンコ、ピットロード/トランぺッター。ブロンコとトラペは同サイズだが(高さ約15.5mm)、エレールのものは2mm近く小さい。昔、エレールのキットを作った際、そのまま組んだらどうもシャコタンに見えてしまい、ボギーの取り付け位置を若干下にずらしたような覚えがあるので、これは新キット2種に分がありそう。

ブロンコのパーツはサス軸近くに四角いパッチが当たったような状態になっているが、これは片側3組ずつあるサスボギーのうち、最前方用の1組のみで、後方2組は他2社と同様の仕様。実際にこのパッチの当たったサスボギーはソミュール、ソフィアの現存車輛で最前方の1組に使用されている。ただし、クビンカの実車では左右全ボギーがこの仕様で、最前方だけに限って使用されるものでもないらしい。

一方、戦時中の実車写真を見ると、最前方ボギーでもこの「パッチ当て」ではない例は多いので、エレールやトラペのような構成でも誤りではない。ざっと見た印象では、どうも生産後期の車体でちらほら見られる仕様のようなので、変形や破損などの不具合が生じたための補強かもしれない。また、ここまで広いパッチではなく、軸部寄りの部分だけにもっと狭いパッチが当てられている例もあるようだ。

サススプリングに関しては、エレールのパーツは明らかに細く/短く貧弱で、「さすがにこれはいかがなものか」レベル。ブロンコはプラパーツの軸に本物のスプリングをかぶせる構成。トラペはプラパーツだが、スプリングの表現が細く密過ぎる。なお、実車は(おそらく同じ線径で)巻きの細いスプリングと太いスプリングの2重になっているので、よりこだわりたい人は金属線等で自作のこと。

なにはともあれ、「既存キットの組み合わせでよりよい後期型オチキスをでっちあげる」ことを考えた場合、ベース車体をどうするかは激しく悩ましいところだが(me20さんのように「とりあえずピットロード/トラペのキットを作る」という基本方針を最初に設定しているのは賢明)、少なくとも、転輪に関しては「ブロンコのボギーにトラペの転輪を組み合わせる」もしくはme20さんのように「トラペのボギー/転輪にブロンコのスプリングを組み合わせる」のがよさそう。ボギーは五十歩百歩だが、わずかにトラペのもののほうがモールドがくっきりしている感じで、ということは後者の組み合わせかな……。

●誘導輪。

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3社ともおおよそ同径(17mm前後)。後期型の穴無し・プレーンのディスク・タイプに加えて、エレールはリブ付き・穴開きの初期型(H35用)、ピットロード/トランぺッターは前期から後期への過渡期に用いられたリブ付き・穴無しタイプが付属している。トラペのリブ付きタイプは、裏側に穴位置がモールドしてあり、自分で開口することでエレールと同じ初期型誘導輪も作れるようになっている。ただし、穴開き/穴無しに限らず、新車体ではリブ付きの誘導輪はまず用いられていない(少なくとも私は実例を見たことがない)。

後期型の誘導輪のみを比較してみたのが右写真で、上がエレール。下左がトラペ、下右がブロンコ。3社ともほぼ同形状だが、ブロンコのみハブ周囲の小リベットの表現がない。しかしそれ以上に問題なのは、3社ともまっ平らなディスク状であること。実際には単純な円盤ではなく、表から見て、リム部に向けて引っ込んだ形状になっている。

以下実車写真は、ソフィアの国立軍事史博物館所蔵車輛。wikimedia commons、National Museum of Military History, Bulgaria, Sofia 2012 PD 075.jpg(作者:Bin im Garten)より切り出し加工。

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なお、hn-nhさんは、以前に手掛けた(そして仕上げ前で中断中?)の、ブロンコ・ベースの75mmPaK搭載自走砲で、この形状の誘導輪をきちんと再現している。製作記はこちら。最初に読んだ時にはおそらく「ああ、何か手を加えているんだな」くらいで読み飛ばしていたのではないかと思うが、今回改めてキットパーツの形状を実物を見比べて違いに呆然。しかし、hn-nhさんはどうやらコリコリと手作業でキットパーツを彫り込んで改修しているらしい。恐るべし。

しかしバレンタインの転輪のゴムリムの際も思ったが、どうしてhn-nhさんはそんな「人間ろくろ」みたいな作業が可能なのか。謎。

●そしてさらに混迷の度合いが深まるのが起動輪。

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これに関しては、キットの箱に一緒に放り込んであった別売履帯付属の起動輪にも参加してもらった。左から、エレール、ブロンコ、ピットロード/トランぺッター。4番目のレジンの起動輪は、たぶん今はもうないLINK MODEL WORKSHOPというブランドの非可動インジェクション履帯に付属していたもの。ネットでパーツ枝の写真を見ると、現在HOBBYBOSSで出ている履帯と同じものかもしれない(確証無し)。一番右のメタル製はモデルカステン。非可動式のものだが、可動式のセットにも同じものが入っているかもしれない(ルノーR35用はそうだったので)。

とにかく、本来なら全部同じ形であるべきなのだが、ぱっと見で歯の大きさや形状はまちまち。それ以上に、ブロンコのものだけ他に比べて明らかに小さい。なんでこうなったー!! ブロンコ以外の起動輪は、歯を除いた直径はおおよそ15mm(エレールはやや大きめ)。ブロンコは13mm強しかない。

検証のため、ほぼ真横から撮った実車写真を加工して、起動輪と誘導輪の径を比べてみた。上の写真と同じく、wikimedia commons、ソフィアに現存のもの。ファイル名:National Museum of Military History, Bulgaria, Sofia 2012 PD 071.jpg(作者:Bin im Garten)より。

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完全に等距離ではなくそれぞれ若干斜めなので「だいたいこんな感じ」でしかないのだが、おおよそ、歯を除いた起動輪径は誘導輪のリム片側分を除いた程度。ブロンコを除く「大きい子組」の方が、バランス的には適正。

なお、歯の形状に関しては、エレールは歯が幅広過ぎて、なんだか子供が描いたひまわりの花のよう。トラペのものは歯が小さ過ぎるように見える。ブロンコのものも歯の大きさはトラペとあまり変わりないが、小径であるぶん、バランス的にはちょっとマシ。モデルカステンのものは「ランズベルク軽戦車の履帯のセンターガイドかっ!?」(判りにくい例え)と言いたくなるほど、明らかに長すぎ。

しかしここで、更なる問題が。

上の「集合写真」に小さく番号が振ってあるのだが、エレール、ブロンコは歯数が22。トラペと別売履帯にセットされた2種は歯数が24と、これまた2グループに分かれてしまった。現存車輛の起動輪の歯数を数えてみたところ、正解は22本。となると、おそらくサイズ的に適正で歯数が正しいのは、最古のエレールだけということになってしまう。なんでこうなったー!!(再)

(追記:ここで取り上げている「ブロンコのキット」はCB-35019で、同社のオチキスの初版、CB-35001には径が他社とほぼ同じで歯数が24本のものが入っているらしい。me20さんに教えていただいた。詳細は後述)

しかも、「それならエレールを使おう」と思っても、今度は別売の履帯のどれもが上手くはまらない可能性も出てくる(フリウルはどうなんだろう?)。さすがにエレールのカチカチ履帯は使いたくない。

●ここでちょっと趣向を変えて、PMMSのブロンコ・オチキスのレビューについて。著者はTerry Ashley氏。

前回ちょろっと触れたように、このレビューでは、エレールとトラペのキットはややオーバーサイズで、ブロンコのキットがより正確であると評価している。根拠の一つとして、シュピールベルガーの「Beute-Kraftfahrzeuge und-Panzer der deutschen Wehrmacht」(『鹵獲戦車』として邦訳も出ている)に掲載されたドイル氏の1:35図面と関連データを挙げている。以下引用。

Comparing the parts to known data and plans including the side view 1:35 plans by Hilary Louis Doyle in the Spielberger “Beute-Kraftfahrzeuge und-Panzer der deutschen Wehrmacht” (Booty motor vehicles and tanks of the German army) book and associated diagrams and reference pictures show the dimensions of the Bronco kit to be well within reasonable tolerances. These sources also show the Trumpeter and Heller hulls and turrets to be oversized which are quite noticeable when comparing the parts directly.

おや。このボイテ本(原本のドイツ語版)、持ってますよ。……というわけで、掘り出してきて比較してみた。

まず第一に、掲載されたドイル図面(側面図)との直接比較。結果。図面の車体、砲塔のサイズはエレール、トラペに近く、ブロンコは明らかに小さい。ちなみにドイル図における砲塔の前後長は38mm。各社のAPX R砲塔のサイズは砲塔検証の記事を参照のこと。

20200524_112212 ただし、それよりも気になるのは、ドイル図面とは別に、各部の寸法が記入されたH35とH38の小さな三面図(左側面、平面、正面)が掲載されていること。残念ながらキャプションには、「35Hと38Hの主な違いはエンジンデッキで云々」みたいなことしか書いておらず、この図自体の由来は不明(ただし、図の但し書きはフランス語で入っている)。さらに残念なのは図が縮小され過ぎていて記入されている数字がほとんど読み取れないこと。しかし、全幅の数字は明らかに1950(mm)ではなく、めがーぬさんに教えて貰った(そしてトラペの説明書に書いてあった)1850と書いてあるようだ。

この数字を1:35にすると52.86mm。これは各社キットの車幅よりも小さい。ただ、以前の記事でちょっと誤解があったが、オチキスの「全幅」はフェンダーの両端間の距離ではなく、それよりさらに外側に突き出た起動輪中央間の距離のようだ。となると、各社とも既知の数字の1950mm(1:35で55.7mm)に近い。

しかしテリーさんがボイテ本を根拠に挙げているからには、もしかしたらその他の数字はブロンコのキットの寸法が近い、ということなのだろうか。というわけで、同じ図がネット上のどこかに転がっていないか探してみた結果がコレ

いつリンクが切れるか判らないので、一応、主要な数字を写しておいてみる。ただし、シュピールベルガー本より拡大されている図でも、手書きの数字は小さく潰れていてなかなか正確には読み取れない。

全長(履帯先端から後端まで):4220 ……これはwikipediaなどに出ている既知のデータと同じ。
全幅(フェンダーよりも外に突き出た起動輪中心の幅):1850 ……先述の通り。
全高(キューポラ先端まで):2.135もしくは2.155? ……文字が潰れて正確に判読できず。既知のデータでは2.15m

車体中心軸から前面左右の牽引シャックル中央まで(片側):260?
車体中心軸から左右の履帯内側まで(片側):630?
履帯幅:270?

地面から誘導輪軸:500 ……実際には履帯張度調整で稼働するので、若干の変動があるはず。
誘導輪軸から最後尾転輪ボギー中央:825?
各転輪ボギー中央間:960
起動輪軸から先頭転輪ボギー中央:765?

起動輪軸から砲塔中心:1660
砲塔中心から誘導輪軸:1840
車体先端から?砲塔中心:1870

車体高:1383? ……うまく判読できず

(ちなみに、この図自体はあくまで数字書き込み用のベースとしての用を満たすだけのもので、上部転輪が転輪ボギーの全く中央に合ったり、砲塔キューポラが砲塔の中心にあったりと、図面としてはまったくアテにならない。)

これらを35で割ってみた数字は、ドイル図面とおおよそ一致した。実際には、車体の大きさは3社でそう大きくは変わらず、明確に寸法が違う上部車体幅と砲塔の寸法は書かれていないので比較のしようがない。とにかくテリーさんと私の持っているボイテ本が、それぞれまったく内容が違う、なんてことがない限り、「この本をもとに判断するとブロンコがより正確」などとは言えないと思う。

* * *

さて、テリーさんのレビューがブロンコのキットのプラの質や表面の梨地仕上げまで褒めているのは、「まあ、個人の感性かな」ということにしておくが、それ以外にもこのレビューには興味深い記述がある。

それは、「実車の起動輪の歯数は22本だが、エレールは22本であるのに対してブロンコとトランぺッターは24本」、そして「ブロンコの誘導輪のハブのボルトは8本だが、エレールとトランぺッターでは6本」(ちなみに実車も6本)と書かれていること。

上にも書いたように、私の手元にあるブロンコの起動輪の歯数は22本だし、誘導輪のハブキャップの溝とボルト数は3社とも基本変わりはない。ハブ周りのホイールディスク面に打たれた小リベットに関しては、そもそもブロンコのパーツには存在していない。激謎!

しかし、改めてこのレビューに添えられたパーツ枝写真を見てみると、なんだかちょっと違和感がある。これでは小さくて判りづらいが、写真をコピーして、手元のソフトで拡大してみると……。

誘導輪のハブキャップは8溝・8ボルトだし、起動輪の歯数はたぶん24本ある! なんでだ!?

しかも私の手元にあるキットの枝とよくよく見比べると、起動輪はやや大きめに見えるし、そもそも起動輪と誘導輪が両方とも表側になっている(私の手元のパーツ枝だと、この写真の状態だと誘導輪は裏側になる)。どうやら、このキット評から私の入手したキットまでの間に、パーツに改修の手が入っているらしい。

実はキット評の対象となっているキットはブロンコの第一弾キットである「CB-35001」であるのに対して、私のキットはその後発売になった「CB-35019」。初版はレビューにあるような起動輪・誘導輪だったのか、あるいはテリーさんがレビューしたのはテストショットとのことなので(初期のショットと、その後発売直前のショットで改訂)、発売された正規版ではすべて「小起動輪と6溝誘導輪」になっているのかもしれない。もしかしたら、発売直前のテリーさんのキット評を見て慌てて改訂した、という可能性もあるかもしれない。

(追記:me20さん情報。やはりCB-35001には24枚歯で大径の起動輪のパーツが入っているそうだ)

が、これでブロンコだけやけに起動輪が小さい理由が想像できた。おそらく、

歯数を多く間違えているのに気付いて、とはいえ、すでにパーツ化してしまった履帯を作り直すのはコストが掛かり過ぎるので、起動輪を小径化することで歯数を2本減らした

――のではないだろうか。やりやがった! ブロンコのやつめ!

●とりあえずまたまた何か気になるネタが出てこない限り、オチキスのキット評に関してはこれでひとまず終了。

なんだか、実際にいじる日がちょっと遠のいたような気がする。オチキスより、おとなしくルノーでも作ろう……。

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コメント

かば◎さん

レポートお疲れ様でした。
読むだけで途中に何回か眠ってしまうので正しく理解するには各キットを手にしないと、、
それはあまりにもおバカさんなので、me20さんが綺麗なものを作ってくれているし、それならタミヤから発売されることを期待して待ちにしてR35を作るのがよろしいのでしょうね。

投稿: hiranuma | 2020年5月24日 (日) 15時14分

ここでかば◎さんに更に衝撃の事実を!(大げさ)
部品取りになったうちのブロンコH39は35001なんですが、起動輪の径は15ミリ、歯の数は24枚でしたー。
フリウルモデルは起動輪が付属していたのかな?hn-nhさんお願いします...。

投稿: me20 | 2020年5月24日 (日) 16時32分

>hiranumaさん

万が一(?)タミヤから出るのを期待しましょう。
シトロエン11CV、ルノーUE、B1bis、ソミュア、R35ときて、しかもOEMでICMのパナールを出したんだから、もうここはオチキスも出すしかないでしょう!

って、出すとは思っていないわけですが(^^;)、タミヤって往々にして予測の斜め上行くしなあ。

>me20さん

>>うちのブロンコH39は35001なんですが、起動輪の径は15ミリ、歯の数は24枚

うおおおおう(笑)。なんてこった!

道理で両方持っているme20さんが、「履帯が引っ掛かるから小さいブロンコの起動輪を使おうか……」などと言い出さないと思った。

投稿: かば◎ | 2020年5月24日 (日) 17時56分

かば◎さん

大丈夫、きっとタミヤからオチキス出ます。
自走砲などの派生もあり商品価値ありますし、今話題になっているから出すと売れますよと先ほどリクエストしておきました。

投稿: hiranuma | 2020年5月24日 (日) 19時02分

カステンの可動履帯の歯数は24枚です。
直径は15.15mmくらいかな?

投稿: みやまえ | 2020年5月24日 (日) 19時40分

>hiranumaさん

メーカーに無茶を言うマニアがいる!!(笑)

>みやまえさん

おお。
それって、上の写真にある非可動履帯付属のメタル起動輪と同じものに見えますか?
それとも全く別物ですか?

投稿: かば◎ | 2020年5月24日 (日) 20時30分

うーん。ブロンコの起動輪が小さかったとは。
フリウルの履帯が問題なく使えたので安心してたのですが.....
確かフリウルの履帯にはメタルの起動輪も継いてたはず。どこいったかな探してみます。

転輪はブロンコのリムを薄く削ったり苦労して作りました。予備転輪だけ3箇所に突起を追加しましたよ。https://hnnh3.exblog.jp/26803620/

自走砲で誘導輪にリブ+穴タイプのをいくつか見かけてます。改造したときに旧車から部品どりしたのかしら。
https://imgur.com/kqj7PFh


投稿: hn-nh | 2020年5月24日 (日) 22時45分

>hn-nhさん

hn-nhさんの自走砲を見たとき、転輪も「あれ?ブロンコのってこんなにリムが薄かったっけ?」と思ったんですが、今回改めて見て、誘導輪にはもっと驚きましたよ……。

>>自走砲で誘導輪にリブ+穴タイプのをいくつか見かけてます。

なぜかドイツ軍使用車は、戦車型でもリブ付き誘導輪使っていたりするんですよね。
逆にドイツ軍仕様を作るときのワンポイント・オシャレになりそうです。

投稿: かば◎ | 2020年5月24日 (日) 23時20分

私はあまり観察力がいい方ではないですが、
カステンの可動履帯のホワイトメタル起動輪は、上の写真と同じものに見えます。
真ん中のナットの数も10個で、周りの浅いネジ?のモールドも同じに見えます。

投稿: みやまえ | 2020年5月25日 (月) 20時01分

あとゲートも同じように歯が三枚溶け込んでます。

投稿: みやまえ | 2020年5月25日 (月) 20時03分

かば◎さん

レポート作成お疲れ様でした。
ピットロードの自走砲を色も塗らずに何も考察せずに素組したのを思い出しました。
自宅のどこかに保管してあります。(HPのURLを付記しておきます)

県をまたぐ移動の自粛要請が継続しているので、自宅に戻れませんが、帰ったら起動輪の歯数を確認してみます。
次の考察はR35ですか。タミヤのキットを購入したので楽しみにしています。

投稿: シェル | 2020年5月25日 (月) 22時02分

>みやまえさん

やはり同じもののようですね。
ってことは、カステンの可動履帯も「24枚歯」対応かあ……。

>シェルさん

いやまあ、タミヤのR35はサクッと作っちゃっていいキットだと思いますよ。オチキス3キットと違って(^^;

投稿: かば◎ | 2020年5月26日 (火) 00時20分

オチキスのアイドラーホイールもルノーR35も誘導輪のリブはエッジ部分に「返し」があって内側が窪んでるんですよね。タミヤからR35が出ると聞いた時、再現は無理だろうなと思ってたら、なんとリムの「返し」を別パーツで再現してきて、やるじゃん!と思いました。

ブロンコオチキスはブロンコ初期のキットなので当然に「返し」は再現されてなかったので、精密ドライバーの先でリム内側をかんながけして削り込みました。

https://imgur.com/bSfyCif

転輪の厚みは「楊枝レース」では時間がかかってやってられないので、ハンドルーターの先端に転輪つけたのを右手に持って、高速回転する転輪に左手のカッターをあてて....
フリーハンドのドリルレースでひたすら削りましたね。

今となってはオーパーツ的な加工ですが、
あの頃の俺、がんばってたなーと思います。(笑)

投稿: hn-nh | 2020年5月26日 (火) 06時21分

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