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おかわり自由

●もしかしたら、以前にも一度書いたことがあるかもしれないが、昔、地下鉄の新宿三丁目駅前にイエローサブマリンのスケールモデルの店があった頃、そのすぐ近所に、えらく人懐こいインド人のお兄ちゃんが、小さなスナックを昼の数時間だけ借りて開いているカレーショップがあった。

「このカレーはネー、ボクがインドで食べていたのと一緒。でもゴハンは日本のお米のほうが美味しいネ」

というそのカレーは素朴ながら美味く(そして安く)、メニューは確か固定3種類と日替わり1種類の4種類だけ。

何と言っても際立っていたのは、普通盛も大盛も同じ値段、しかもご飯が先になくなればご飯、カレーがなくなればカレーと、無限お代わりができたことだった。「それで100円とか高く取っても100万円儲かるわけじゃないし、それよりお腹いっぱい食べてほしいカラ」だそうな。しばらくしてそのお店はなくなってしまったが、あの大盤振る舞いで赤字になって畳んじゃったんじゃなければいいなあ……。

そういえば、これまたずいぶん昔の話だが、ソウル駅近くで韓国人の若いカメラマン氏に連れて行ってもらった、おばちゃんが一人でやっているらしかったソルロンタン(真っ白い牛スープ)屋も、「無限お代わり制」だった。あのソルロンタンも美味かった……。

●なんてことをいきなり思い出した理由。

「ごみ取り権助(T-34-85 m1943)」製作記番外編。

現在制作中のT-34-85 m1943はアカデミーの車体にグムカの砲塔の組み合わせで、当然ながら、アカデミーのキットの砲塔はまるまる余っている。そんな砲塔を手に取って眺めているうち、ついその気になって削り始めてしまった。

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ベースは、キットに2つ付いているうちの初期タイプのほう。大げさかつ不自然な「恐竜肌」だけでなく、バッスル部の「ハードエッジ」も削り落とし、頸部や前半部も削って形状修正するなどして、とりあえず1944年型の初期型が目標。実物写真と見比べると、若干、頸が短いような気もするんだよなー。どうするかなあ。などと思いながらゴリゴリゴリ。

ちなみにこのタイプの砲塔は、現時点ではインジェクションキットではどこからも出ていない(はず)。レジンキットではどこからか出ていたかも。もっとも、そのうちMiniartからは出そうな気もする。

いずれにしても「廃品利用」といえば聞こえはいいが、当然ながらすでに車体は1943年型に使ってしまっているわけで、この砲塔を載せるべき車体がない。もう一個、アカデミーのキットを買うのか?

いかん! これではT-34の無限お代わりに突入してしまう!

ちなみに1943年型の方はちょっとした山場、起動輪を工作中。それについてはまたいずれ。

●直近の模型の買い物。先週の初め、BOOKOFFでMiniartのT-70用履帯が税込950円で売られていたので購入。

タミヤのSU-76Mは、ちょっとだけ手を入れて放置してある。バレンタイン同様、金型代の節約のためか穴のない履帯は不満ながら、それほどガッツリとディテールアップする気にもなれず、「そのままでいいか」とも思っていたのだが、思ったより安く履帯が手に入るとなると、ついつい転んでしまった。

さて、この履帯……。帰宅して開封してみたら、なんと、元の持ち主が入れっぱなしにして忘れていたらしい、パッションのSU-76M用のエッチングセット(タグは外れていたがパーツ自体は手付かず)が出てきた。なんとお得!

……と思ったが、私はすでにパッションのエッチングは買って、一部はキットに組み込み始めているし、この先、タミヤのSU-76Mをもう一輌作る日が来るとも思えないので、別にそれほどお得でもないのだった。中古屋にでも売るか……。

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●兄の発案で、母を箱根湯本の温泉に連れて行くご相伴に与る。計画したのは新型コロナウイルス騒動が深刻化する以前のことで、この期に及んで出掛けるのは如何なものかとも思わなくもないが、母は家から兄・甥と車で往復するのみ、どこに何を観に行くでもなく、宿から一歩も出ない態勢だし、むしろ街にいるよりも、人が減った観光地のほうが逆にマシかもしれないというわけで、そのまま決行。往復、電車で行った私のほうが危なかったかも(平日昼間なので電車も空いていたけれど)。

行き帰り、小田原(小田原市)と辻堂(藤沢市)でマンホールカードを貰った。写真は小田原のもの。配布場所の「小田原宿なりわい交流館」の隣には丸ポストが立っている。

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なお、このあと数日して、マンホールカードがお手本としているダムカードは配布中止になったそうだ(ダム勤務者が新型コロナウイルスに罹患してダム機能に支障が出るのを防ぐためか)。

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コメント

MiniartのT-70用履帯って、タミヤの転輪に合わないと聞いたような

投稿: めがーぬ | 2020年3月 3日 (火) 12時50分

>めがーぬさん

そうなんですよ!

どちらが寸法的に正しいのかよく判りませんが、ミニアートの履板のガイドはタミヤの転輪幅に対して若干狭く、ガイドの内側を少し削るか、あるいはタミヤの転輪自体を裏から削って少し薄くするか、といった対処が必要になります。

ガイド内側を削ると穴が開いちゃうかな……。

投稿: かば◎ | 2020年3月 3日 (火) 14時01分

エッチングセットのダブりはそういうことでしたか(^^)

以前、ミニアートのTG-70履帯とタミヤのSU-76Mの転輪の互換性を検証したときの写真があるのでリンク貼っておきます。
https://imgur.com/lD5Yn5w

投稿: hn-nh | 2020年3月 3日 (火) 18時35分

アカデミーのキットの砲塔をゴリゴリはイイですね。
模型作りそのものだから続けてください。

タミヤのKV1-Cを1つKV-1Bを2つにKV-2砲塔を2つ所有しています。
モデルカステンの履帯も在庫しています。
KV-2を作りたかったこと、次にKV-1Cを作りたかったのですが新作が発売になります。
どうする?か。
KV-1Bの砲塔を一つ組みました。
フィギュアと組み合わせてビネットになるかと思ってみたりして、、

投稿: | 2020年3月 3日 (火) 19時38分

先のコメントはhiranumaです。

投稿: hiranuma | 2020年3月 3日 (火) 19時39分

確かT-70系列の転輪&履帯は二系統あって
ミニアートのは転輪は幅の狭いタイプなのに
履帯は幅広タイプで、ガイドホーンだけ転輪に合わせてるのだとか。
私もタミヤ用に買う気満々でした・・・

投稿: めがーぬ | 2020年3月 4日 (水) 12時47分

ひょっとして
接地面だけタミヤ、残りの履帯をミニアートで組めば解決?

投稿: めがーぬ | 2020年3月 4日 (水) 21時54分

>hn-nhさん

これがT-34やKVのグリルメッシュなら、いくつあってもいいんですが(^^;)。

比較写真を見ると、miniartのT-70転輪はずいぶん薄いですね。

>>確かT-70系列の転輪&履帯は二系統あって

と、めがーぬさんが書いてますが、これって、T-60までと同じグローサー用の穴が開いた狭い履帯を履いていたT-70と、履帯幅が拡大されたT-70Mの別ということかと思います。
ということは、miniartはT-70MをT-70の転輪幅で作っちゃったとか?

>hiranumaさん

載せる車体のあてもないので、オシャカにして元々で大胆に削ってます。むしろ、満足できるふうに仕上がっちゃったらどうしよう、って感じです。

>めがーぬさん

>>接地面だけタミヤ、残りの履帯をミニアートで組めば解決?

うっ。実はそれ、私も考えました。
履帯幅自体はほとんど変わらないので、繋ぐことは出来そうな感じなんですが……。

ただ、裏から見てもガイドホーンのところに穴が開いてないのがちょっと気になるのと、前後だけ使って余ったminiartの履帯を、他に使うあてがないっていう……。

投稿: かば◎ | 2020年3月 4日 (水) 23時16分

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