« 2018年9月 | トップページ

2018年10月

ホルトの鈍牛(10) 屋根の組み上げ

●「週末模型親父」さんのところの「SUMICON2018」のエントリー作、RODEN 1:35、HOLT 75 Artillery Tractorの製作記。

●足回りの工作がとりあえず完了したので、屋根の工作に移る。

キットの屋根部品は、以前に工作した大きなトタン屋根、梁のフレーム、前後の支柱、およびそこから斜めに張ってある数本の補助支柱からなる。

20180623_200217

梁のフレームは上のような感じだが、例によって、パーティングライン部分が山形に出っ張っていてみっともないので、ヤスリでゴリゴリと削り倒した。

前後計4本の支柱は、キットパーツは何となくごつく、押し出しピン跡と思われる凹凸もあり、形状的に不満な部分もあったので、真鍮L字材(2mm×2mm)に交換した。長さ約30cmのもの1本で、4本の支柱を切り出してちょっとお釣りが来た。

立てた柱は以下のような感じ。後部の柱は、キットのパーツはフェンダーの上までしかないが、実際にはフェンダーを貫いて、その下まであるらしい。フェンダーに切り欠きを付け、そのように工作。

20181014_193809 20181021_113004

支柱には、左右間にバッテン、さらに前後に向けても斜めの補助支柱がある。キットのパーツは厚みがあって余りよろしくないので、これも新たに作り直した。

当初は0.2mmの真鍮帯板で作ろうと思っていたのだが、買ってきた帯板をとりあえず寸法で切り出して合わせてみると、実車写真と比べて明らかに幅がありすぎる(買ってきたのは2mm幅)。改めて、もっと細い真鍮帯板を買ってくるのが面倒だったので、0.3mmプラバンの細切りで代用した。

キットの補助支柱は、垂直のメインの柱から、真っ直ぐ前後方向に、横方向の梁に接続している。実際、以前に動画を貼ったこの車輛ではそのようになっていて、RODENもこの個体を参考にしたのではと思われるのだが、そのほかの写真、特に第一次大戦中の写真を見ると、補助支柱は左右にも末広がりになって、外側の屋根フレームに接続しているらしい。

20181016_012653 20181016_012735 20181016_012806 20181016_012748

これにトタン屋根を載せると、ほぼ外形的には完成になる。

●現時点では、塗装の便を考えて、

  • 基本車体
  • クローラー部足回り
  • 前輪ユニット
  • エンジン
  • ラジエーター
  • トタン屋根

の6ブロックに分割可能。

それぞれを連絡する部分のパーツで、一部未工作の部分がある(足回りとシャーシフレームを繋ぐアームと、ラジエーター後ろ側の支柱)。なんとかそれらも塗装前に取り付けられないかな……などと考えていたりもするが、とりあえず現時点で「ひとまず外形完成」の記念撮影してみた。

ちなみに、屋根フレームを基本車体に固定したため、エンジンはエントツを上の枠に通してから斜めにヒネって前側を柱の間に通す……等々、アクロバティックというか、知恵の輪のような組み込み作業が必要になってしまった。早めに塗装しないと、着脱手順がわからなくなってしまいそう。

20181016_013345 20181016_013411 20181016_013309 20181020_222635 20181020_222439 20181020_222338 20181020_222354 20181020_222245_burst05 20181020_222301

| | コメント (6) | トラックバック (0)

ホルトの鈍牛(9) 操縦席その他

●「週末模型親父」さんのところの「SUMICON2018」のエントリー作、RODEN 1:35、HOLT 75 Artillery Tractorの、じわじわとしか進まない製作記。

●一応前回の続き。

もう片側分の履帯の改修作業も終わったので、足回りに巻き付け、リンク部に接着剤を流して固定。“一応”可動履帯であるにもかかわらず接着固定したのは、動作がスムーズでなく、連結も(特に屈曲部で)外れやすいこと、起動輪を履帯で支える構成に改めてしまったことによる。

20181002_221352 20181002_221443

履帯固着後、起動輪位置を仮固定していた冶具(フレーム)を取り外した状態が写真1枚目。起動輪は、2枚目の写真のように車軸の付け根てエッチングソーでシャーシから切り離してある。前にも書いたように、転輪ユニットと起動輪の位置関係を調整するため、および足回り全体を後付けできるようにするため。

●足回りに関する追加工作。誘導輪位置調整装置につき、フレームの「窓部」に咬ませる、左右2つずつのツメを追加。

20181002_221424

●運転席周辺の工作。

▼おそらく左右履帯のブレーキと思しきレバーに繋がるリンクロッドが左右にある。これがなぜかキットパーツでは左右で太さが違い、しかも片側はカマボコ型断面になっていたので、両方とも金属線(燐青銅線かな?)に交換。

ロッドは車両後部の巨大ギアボックスに引き込まれているが、キットではギアボックス内はカラッポで、当然ながらロッドはどこにも接続していない宙ぶらりん状態。

▼座席支持架は上半分部分を真鍮帯板で作り替え。ついでに高さも切り詰めた。

▼ハンドルは型ズレなども激しかったので、周囲のリング部分だけ削り直して使用。スポーク部とハンドルから垂直に生えている取っ手は新造。取っ手は棒状のプラ材から削り出した。長大なハンドルシャフトも、キットパーツは断面形状がいびつだったので真鍮線に交換。

▼フットペダルから後方への操作板棒を新設。

20181002_221736 20181002_221758 20180721_010240 20181002_221717

▼ハンドル前側に付くレバー(スロットル=アクセル?)からは2本の索が前方床に伸びている。現存実車を見ると、どうやらこれは比較的柔らかめのチューブ内を操作索が通っている、という感じのもののようで、現物はピンと真っ直ぐしておらず微妙にヨレているため、なんとなくそのように工作。

とはいえ、結局のところ「工作が下手なのでヨレてしまった」ようにしか見えない。しょんぼり。なお、本来はここで床が途切れていて、そこから索が下側に導かれているのだが、キットは床形状がそうなっておらず、かといって切り欠くと辻褄合わせがさらに面倒になるので、単純に床に穴を開けて誤魔化した。

▼操縦席からトランスミッションを隔てて左側にある燃料タンクを工作。ベルト部分や注入口等のモールドは一度全部削り落とし、継ぎ目を消してから改めて工作。本来、エンジン右側の冷却水タンクと(形状は違っても)似たような造りになっていると思うのだが、工作自体、時間が空いてしまい、その間に写真を眺めて知見が増えたこともあって、いろいろ異なる仕上がりになってしまった。具体的には――

(1).取り付けベルトが二重になっているのを再現。

(2).溶接線を、注入口を避けてちょっと脇にずらした。考えてみれば、構造的に溶接ライン上に注入口を設けることはしないような気がする。もっとも、冷却水タンクのほうは、工作し直すのが面倒なのでそのままとする。

(3).ベルト締め付け用のナットを、今回はちゃんと付けた(冷却水タンクの方はさぼった)。

20181009_215516 20181009_215411 20181009_215547

●長大なハンドルシャフトの先は、傘歯車を介して回転軸を直角に曲げ、その先のウォームギアで前輪ユニットを動かすようになっている。仕組みそのものは非常に判りやすいが、「え? そんなんでいいの?」という構造。

ウォームギアは、キットのパーツは型ズレ等あって(見えにくい場所とはいえ)使う気になれない状態だったので、アルミ線を巻いた後に三角ヤスリで“目立て”をしてギアを作り直した。前輪ユニット側のギアもパーティングラインが真ん中を走っていて段差もあったので、こちらも三角ヤスリで歯を削り直した。

20181002_221520

●前輪ユニット枠は、以前にも書いたように、キットのパーツは段差が激しくてどうしようもない状態だったので、一度全部モールドを削り落として平滑にしてあったのだが、そこに新たにディテールを工作。

20180624_084528 20181009_215616

小さな三カ所の突起は、実車写真から判断すると自由回転するローラーらしいので、バンパー的な役割を持つものなのだと思う。

●ほぼこれで、屋根を残して車体のあれこれの工作は完了。

屋根が付く前の、一番メカメカしく見える姿を何枚か。

20181009_215348 20181009_215304 20181009_215741 20181009_215719

| | コメント (10) | トラックバック (0)

たいふういっか

●先週末は大型の台風24号の来襲。日曜日、このあたりのJRは早々と夕刻からの運休を決定し告知。風雨が激しくなる前にもう運休を決めてしまうなど、ちょっと珍しい。

かみさんは今月誕生日で、娘にX JAPANのライブチケットをプレゼントされ、幕張まで出掛けたのだが案の定公演は中止。ただ一泊して、翌日、鉄道網がボロボロになったなか、あっちこっち大回りして苦労して帰ってきた。ご愁傷様としか言いようがない。

私も川崎の実家に顔を出す予定だったのだが延期。

そして今週末もまた台風が来るそうだ(25号)。

●その台風24号。日曜の夕方までは風も弱く、雨も時々パラパラ程度で「実は大したことないんじゃね?」くらいに思っていたのだが、夜半、ものすごい風雨で、サッシのガラスがたわむほど。割れるんじゃないかとハラハラした。

台風一過の翌日。結構あちこち、ひどい状態になっていた。下は県道沿いの潰れた車庫。柱の基礎のコンクリートごと引っこ抜けているのがスゴイ。

20181001_154140

下は鎌倉逗子ハイランド入り口の大きな看板。四角い鉄柱が根元で折れ曲がってしまった。

20181001_154913 20181001_154836

激しい風でだいぶ潮が巻き上げられたらしく、庭木から山の木々まで、かなり塩害に痛めつけられた様子。タブノキあたりは割と平気なようだが、かなりひどい有様になっているものも多い。下は近所のフヨウとアカメガシワ。

20181001_153709 20181001_153702

ちなみに「たいふういっか」を「台風一家」だと思っている人の話を昔どこかで読んだ覚えがある。雨とか風とかに加えて、翌日の青空までも含めて「一家」だとか何とか。

●ほんの少し、恩恵も。近所のお寺の駐車場のぎんなん。二日掛かりで洗って干した。

20181001_160219 20181002_181136

| | コメント (4) | トラックバック (0)

« 2018年9月 | トップページ