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ホルトの鈍牛(2)

●RODEN 1:35、ホルト重砲牽引車(HOLT 75 Artillery Tractor)の製作記。

すでにあっちこっち並行で手を付けてしまっており、そのまま書くとだいぶ混乱した内容になってしまうので、部分ごとに少しずつ。

前回書いたように、キットの箱を開けてまず気になった、「トタン屋根」中央のヒケ。ここは目立つ箇所なので、なんとか直したい。

web上で、海外の製作記事など読むと、薄いアルミ板(缶ビールか何かを切り広げたもの)でコルゲート板を自作している人もいたが、さすがにそれは大変そうだ。

考えられる方策はいくつかあるが、

(1).ちょうど大きさ/ピッチの合う波板(コルゲート板)を調達・流用する。

これに関しては、鉄道模型屋、東急ハンズ等当たってみたが、使えそうなものが見付けられなかった。もともと横浜の東急ハンズは規模が小さいが、とはいっても、渋谷のハンズに行ってありそうな気もしなかったので、早々に諦める。

(2).パテで埋める。

hn-nhさんからは、「コルケートを型取りしたヘラをつくってエポキシパテ刷り込む」さらに一歩突っ込んだ解決法も提案されたが、そもそも私は「パテ作業経験値」というものが極めて低いので(そもそもパテに類するものを常備していないことが多い)、これはパス。

(3).裏の棟木分、上面のヒケごと切断。「三枚おろし」にして、棟木+ヒケ部分を除去して再接着する(その分、幅が狭くなる)。

これもhn-nhさんから頂いた案。実際には屋根の裏側に幅一杯の枠が付くので、幅が狭くなる対処法は避けたい。というわけで不採用。

(4).波板の谷の部分に発生しているヒケ穴をドリルでさらい、プラ棒を差し込んで埋めていき、後に整形。

ヒケの対処法としては私が多用する方法なのだが、この屋根の場合は範囲が広すぎる(箇所が多すぎる)うえ、波板の山の部分にも若干のヒケが出ているために不可。

結局は、(3)と(4)の折衷のような、以下のような方法で対処した。

▼屋根の中心線に沿って、レザーソー、ヤスリを使い、ヒケごと削り落とし、溝を彫る。

20180622_024709

▼溝をプラ材の帯で埋める。接着剤をたっぷり使い、その後、両側に瞬着もわずかに流した。使用したのはwaveの0.3mmプラバンの2枚重ね。

20180622_111400

▼波板の山部分に沿って粗く削った後、棒ヤスリ、「神ヤス」などを使って谷部分を削り込んでいく。

20180622_164242 20180622_164059

これでなんとかヒケ対処は終了。

●この屋根パーツは、(個々のパーツは比較的大味な)RODENにしては割と薄く仕上がっているのだが、それでも、左右端部分は若干厚みが目立つ。

というわけで、ここも若干削り込んだ。とはいえ、波板なので、結局上面のヒケ処理同様、棒ヤスリと神ヤスで谷の一つ一つを削り込んでいかねばならず、非常に手間が掛かった。ある程度薄くしたところで面倒になり終了。

20180622_225033 20180623_234655

左側がbefore。右がafter。

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コメント

アンコール/エレールのP.11の主翼上面が退けてるのにも使えそうですね・・・

投稿: みやまえ | 2018年7月11日 (水) 20時50分

>みやまえさん

>>アンコール/エレールのP.11の主翼上面

アンコール/エレールのP.11の主翼って、こんなふうな帯状のヒケがありましたっけ。

私が作った/ストックしている同キットの場合だと、内翼部分やや後ろ側に、左右1カ所ずつ、ゆるく陥没していました。

いずれにせよ、P.11の場合はこんなふうな間隔の大きな波板ではなく、特に72キットだと「細かい筋」に近いので、ヒケを埋めた後の再生はなかなか難しいですよね。

実はエレールのP.11cは、私が大学時代、ほぼ初めてまともに作った第二次大戦機のスケールモデルで、その時は、なぜかきっちり、そのヒケ部分を修正せいてあるんです。

「ヒケを埋めた」という記憶はうっすらあるんですが、どのように波板表現を再生したのかは覚えておらず、私にとって「失われた技術」になってしまっています。

その後、アンコール版が出た時に、デカールが綺麗だったのに惹かれて3つも4つも買ってしまったのですが、どうヒケ処理したらよいか悩んでます。

投稿: かば◎ | 2018年7月12日 (木) 10時53分

申し訳ないです、帯状のヒケではないですね>P11
写真をよく見てませんで、
なんとなくP11のヒケを連想しながら読んでました・・
先入観念で読んじゃうことが多くて、
申し訳ないです。
こういうヒケ型なら、やれちゃったんだよって開き直るか、
先が半丸のナイフで鉋みたいに撫でて削ってごまかすかしか思いつきません。

P11はアンコール版を何個か買ったのですが、
ひどいのはメールシュトロムというべきか、
中くらいのは何とか直せそうって退け方で、
一個だけ奇跡的に退けてないのがあった記憶があります。
多分、数買えば当たりはあるのかも。

投稿: みやまえ | 2018年7月12日 (木) 20時59分

>みやまえさん

アンコール版、昔のエレールのキットに比べると、結構バリとかもあって、型の傷みもちょっと進んでましたね。

1:72のP.11cのキットは、その後azurからも出ましたし、今度はARMA HOBBYからも発売になっています(後者は日本未入荷かな?)。

ARMAのキットは先日入手したP.7aがよかったのでP.11cも欲しいと思っているんですが、それでも、エレールは(今となっては古さも目立ちますが)筋がいいキットなのは確かなので、そちらもいずれまとめて成仏させたい気がしています。

しかし、特に派手なマーキングで惹かれる七面鳥マークが、アンコール版のものはちょっと色が違う?感じなのが残念です。

投稿: かば◎ | 2018年7月12日 (木) 23時30分

ちなみにARMA HOBBYの新キットはこちら。

http://www.armahobby.pl/70016-pzl-p-11c-junior-set-1-72.html

投稿: かば◎ | 2018年7月12日 (木) 23時33分

記事とは関係ありませんが,遅くなりましたがmaniacs掲示板に回答しました.

投稿: 青木伸也 | 2018年7月14日 (土) 00時31分

>青木せんせ

向こうの掲示板にも書きましたが、どうもありがとうございます。

投稿: かば◎ | 2018年7月20日 (金) 00時27分

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