春の収穫
●とある仕事が大詰めに入り、それにかかりきりになってしまったので、当「かばぶ」の更新もすっかり滞り気味。
週末模型親父さんのところの「New Kit Con」も、1か月締め切りが延びたのも関わらず、3月に入ってすっかり作業がストップしてしまったので、結局またしてもリタイア。申し訳なし。
ただし、煮詰まった仕事の「息抜きに」(という名目で)フリウルのKV履帯をつないだり、トラペのKV後期型に手を付けたりはしている。……なんのこっちゃ。
●そんな折ではあるが、ちょうど春の野山の収穫物が佳境。今年はいつも以上にあれこれ採って食べている。
▼下写真は3日火曜日の夕食の「逗子尽くし」の付け合わせメニュー。
1枚目が集合写真。2枚目はアケビの芽を茹でたもの。いつもは溶き卵で食べているが、この日はからしマヨで。3枚目はノビルのだし醤油漬け。4枚目はイタドリのピリ辛メンマ風。5枚目は、先日、近所の道で会ってその時持っていた収穫したばかりのアケビの芽を進呈したE先生からのお返し(たぶん)の地場のメカブ。基本、海藻およびネバネバ系はあまり好きではないが、これは非常に美味しかった。
▼下写真は昨6日の収穫。
右からイタドリ、ノビル、白い袋の上はカキドオシ、ハリギリの芽、アケビの芽。
初挑戦のカキドオシはシソ科の植物。今が花の季節で、写真2枚目が生えている様子。まずはハーブティーにして飲んでみた(3枚目)。ハーブティーというもの自体を飲みつけていないが、とりあえず「普通に飲める味」。好きな人は好きそう。4枚目はカキドオシのおひたし(何のことはない、単なるハーブティーの出がらし)。意外に醤油と相性がいいように感じた。「すごく美味い」とは思わないが、まあ、普通に食べられる感じ?
ハリギリの芽も初挑戦。本日夕食で、かみさんに天ぷらにして貰ったが、非常に美味かった。どこかにもっと生えてないかな……。
▼イタドリの「ピリ辛メンマ風」は、今年初めて作った料理。イタドリについては、もともと「柔らかい穂先メンマみたいな食感」だと思っていて、「それならいっそ、そのままの味付けにしたらいいんじゃね?」と思いつき、水煮の筍ベースのピリ辛メンマのレシピをアレンジして作ったもの。
結果――実を言うと、イタドリに関してはそこそこ下処理が面倒なため(皮むき・下茹で・あく抜きが必要)、「旬のものだから、とりあえず1度くらいはありがたく食っておくかな」レベルだったのだが、これなら多少手間をかけても何度でも食いたい!という成功作に。
かみさんも美味いといい、義妹も絶賛。FBでレシピを教えた地元の知人も「バカウマ」と評してくれた。
その知人からのフィードバックも合わせ、最新のレシピは以下。
① イタドリを収穫。地面から30~50cmくらい伸びていて、少なくとも1.5~2cm以上くらいの太さはあるもの。まだ固くならず、節の部分で「ぽくっ」と折れるものを収穫。今回は10本ほどを使用。
② 皮をむき、芽先を落として下ゆで。芽先も食べられるが、今回は不使用。色が淡く変わるくらいに茹で、その後、水にさらしてあく抜き(シュウ酸抜き)。数回水を変えながら、一晩さらす。
③ 適当な大きさに刻む。味が染みやすいよう斜め切り。
④ フライパンにごま油を引いて、種を除いて刻んだ鷹の爪(1本使用)を投入。火をつけて、鷹の爪の周りが泡立ってきたら刻んだイタドリを投入。
⑤ 料理酒、みりん、醤油(それぞれさっとかけ回す程度)、中華鶏ガラスープの素の顆粒(小さじ2くらい?)で味付け。おろしにんにく、おろししょうがを少量。さらにラー油をかけ回して辛さを調整。
⑥ 火からおろし、タッパーなどに入れ、冷ますとともに味を馴染ませる。
●4日、打ち合わせで赤坂見附。そのまま川崎の実家で一泊(半蔵門線~田園都市線1本で便利なため)。母の愚痴をいたりなんだかんだ。
帰りに横浜で、こんなガチャを見つけた。
欲しい! 丸ポスト(郵便差出箱1号(丸型))限定で欲しい! しかし、見たところ7種類あるうちの1種では、分が悪すぎる……。
ちなみに。
以前ここにも書いたような気がするのだが、かなり欲しい気がするバンダイのガシャポン、「東京地下鉄立体路線図」は、ガシャポンコーナーを何カ所か注意深く見ているものの、まだ一度もお目にかかったことがない。
●何のはずみか、義妹がクロアチアに旅行に行って来て、その土産に写真のようなものを貰った。
袋入りの粉末で、おそらく調味料か何からしいが、義妹曰く、「これを掛ければ何でもたちまちクロアチア味になるらしい」のだが、その義妹自身。「どう使ったらいいのか全然分からないから、調べて分かったら教えてね」……ヲイ。
とりあえず調べてみたところ、袋の後ろには「リュブリャナ」と書いてあったので、クロアチアではなくお隣のスロベニア製? もっとも元から仲のいい隣国だし、食文化的には一緒かも。裏面の説明文も、クロアチア語/ボスニア語と、スロベニア語の併記だった。
とりあえず、右は(たぶん)「1kgの鶏肉に一袋の内容を振りかけ、必要であれば擦り込んで、30分置いてから焼く」もの。左は、肉、魚などさまざまな料理に、調理前にティースプーン1杯(3g、1人前250mlあたり)かける」ものであるらしい。
……いや、なんだかますます謎だなあ。と思ったら、なんと「ベゲタ」としてwikipediaにも出ていた。発祥はクロアチアで、約40か国で販売される人気調味料らしい。怖いもの見たさ(味わいたさ)半分で、ちょっと楽しみになってきた。
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コメント
お疲れ様です。仕事は峠を超えたようですね。
トラペのKV-1。再販と聞き、やっぱり魔がさして我が家に1台。箱から出したりしまったりしてたところです...
カキドオシが食べられるとは知りませんでした。犬の散歩道のようなところに生えてるのであまり食欲をそそられないということもあるのですが。
飛行機の機内誌を見てたら、春になると小坪でワカメがとれる話が載ってましたよ。
投稿: hn-nh | 2018年4月 8日 (日) 18時12分
>hn-nhさん
ある程度進んでから書こうと思っているのですが、ヴィッカース6tも、じわじわと塗装しています。
もっとも、細筆でまず迷彩パターンの輪郭を描き込んで、その後塗りつぶすという迂遠な方法で塗装しているので、パッチを3つくらい塗るたびに息切れしています。全部を塗り終わるのはいつになるやら(笑)。
ワカメは、春は逗子の砂浜でも拾う人は結構いるようですよ。材木座海岸あたりでも拾う人は多くて、普通の民家の軒先にワカメが干してあったりします。
投稿: かば◎ | 2018年4月 8日 (日) 22時57分
イタドリのピリ辛はとても魅力的ですね!
真似してみたくなりました。
ワカメといえば、打ち上げられた回想の中からワレカラを見つけて楽しむ季節がやってきたようです
投稿: みやまえ | 2018年4月 9日 (月) 23時38分
>みやまえさん
イタドリのピリ辛、近年稀にみる成功作です。
そろそろイタドリもだいぶ伸びてきて、今年の収穫シーズンはもう終わりという感じですが、昨日また少し取って来て下茹でしました。
ワレカラって初めて知りました。カレワラ(フィンランドの叙事詩)なら知ってましたが(笑)。
「シーモンキー」みたいなやつなんですね。これはちょっと見てみたいです。
投稿: かば◎ | 2018年4月10日 (火) 07時40分
カレワラは、岩波文庫のがリズムがあって素敵な翻訳ですね。むら気なレンミンカイネンの冒険とか、サンボ争奪戦とか、ビールの起源とか、楽しくて好きです。
投稿: みやまえ | 2018年4月10日 (火) 23時30分
>みやまえさん
カレワラに「(フィンランドの叙事詩)」と付けたのは、みやまえさん相手だと蛇足だったかなーと思ったのですが、やっぱりそうでしたか(^o^;)。
私も岩波文庫版を持っているのですが(買ったのは中学・高校の頃?)、しっかり読んでいません。
今度ちゃんと読まねば。
投稿: かば◎ | 2018年4月13日 (金) 12時28分
カレワラは、書き出しから素敵な本ですね。
北欧やシベリアの民話ってのは、冬になって、日が昇ってこなくなった時に、
もう二度と日が登らなくなるんじゃないかというみんなの不安を
長老が、でたらめな話を延々と歌のように面白おかしく語ることで紛らわすという側面があったそうですが、
リョンロットはそのリズムを実に上手く自分のものにしたのだなっていう感想を浮き立たせる翻訳の文体に感動を覚えます。
投稿: みやまえ | 2018年4月13日 (金) 22時35分
>みやまえさん
カレワラ、今度はぜひきっちり読んでみたいと思います。週末、実家に行ったときに本棚を漁ってみたのですが見つかりませんでした。うーん。どこにあったかな……。
投稿: かば◎ | 2018年4月24日 (火) 19時15分