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2018年3月

ビッカース6t戦車(15) 塗装開始

●あっちゃこっちゃ煮詰まり中。

●というわけで、すっかり間が開いてしまった、「週末模型親父」さんのところの「New Kit Con」参加作、CAMs 1:35 ビッカース6t戦車(Vickers 6-Ton Light Tank Alt B Commander Version - Republic of China)。

はっきり言って「模型どころじゃねえ!」状態ではあるが、時々息抜きに(ということにして)塗装に入る。

とりあえず組み上げた全体形を、もういちど部分ごとにばらし、塗装に都合のよいように持ち手を付けたり、空いたランナーにくっ付けて「クリスマスツリーの飾りつけ」にしたり。

強風が吹いたり、雨が降ったりで、なかなかコンディションが定まらないなか(缶スプレーは基本、外で吹いているので)、なんとかタイミングを掴んで缶サフを吹いた。

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ヴィッカース水陸両用戦車を作った際には、もう一段暗いグレーをこの上に重ねたのだが、出来上がってみると、もうちょっと明るくてもよかったような……。

というわけで、今回はグレー部分はこのサフのままで行くことにする。ちなみに上写真は実物よりだいぶグレーが暗く写っている。

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鉛筆で迷彩塗り分けの下書き。一応、上海で日本軍に撃破・鹵獲された車輌のパターンをなぞっているが(説明書の塗装図より)、書いているうちに混乱してきて、ところどころいい加減。

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3月の雪

20180321_142637 ●まさかこの期に及んで雪が降るとは思わなかった!(3月21日)

本来なら、まんだら堂やぐら群の今季公開の最終日なのだが、この天気だと閉まっているはず(もし万が一開いていたとしても行く気にはなれないが……いや、雪のやぐら群というのも、もしも見られるなら、それはそれでちょっと値打ちモノか?)。

●仕事が煮詰まっており当「かばぶ」更新もかなり久しぶり。

SUMICON(ニューキットコン)も今月末までだが、ヴィッカース6tの塗装はようやく缶サフを吹いた状態。

ただし、仕事でワジワジする気散じに、あっちゃこっちゃつまみ食いはしている。特に、買ったはいいが今一つ製作意欲的にはピンと来なかったタミヤのSU-76Mに手を付けてみたり。これについてはいずれ機会を改めて。

●そうこうしている間に、フキノトウの季節はすっかり過ぎて、大町の名越坂踏切脇の河津桜も、もう盛りは過ぎているはず。下写真は1枚目が先月28日。2、3枚目が今月7日。

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そうこうするうち、名越切通脇のヤマザクラも咲き始めた。

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生き物もあれこれ活動開始。先週あたりからウグイスの声もよく聞くようになった。1枚目は上のヤマザクラの樹下にいたビロウドツリアブ。本当はホバリング中の姿がまるまるもふもふでかわいいが、なかなか上手く撮れない。

2枚目は小さなハナバチ。3枚目は法性寺奥の院でキブシに来ていた、今年初見のコマルハナバチ。形(なり)が大きいので巣作り前(あるいは巣作り中?)の女王かも。

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●以前はそれほど見かけたことがなかったように思うのだが、最近、逗子の街の中でイソヒヨドリをよく見かける。写真は19日月曜日、池田通り交差点脇のローソン駐車場にいた♂。

あまり物おじせず、地面の何かをつつきながら、2,3mくらいのところまで近づいてきた。

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●20日、仕事で赤坂見附。日本語のペラペラなポーランド人P氏にお会いする。

その仕事が終わって昼過ぎ、せっかく近くに来たので四谷仙波堂に寄る。天気も悪く他にお客さんもいなかったこともあって、あれやこれや長話。小金を持っているとつい、という感じで下の履帯2種を購入。

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KV履帯については、他との比較も兼ねて改めて書きこみたい(改めてばっかりだな……)。

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横須賀軍港境域標

Open Street Mapを見ていたら、鎌倉・十二所の山の中に、「横須賀軍港境域標」と書かれたランドマークアイコンがあるのに気付いた。

仕事が煮詰まったので息抜きに(ということにして)、数日前、散歩以上ハイキング未満的な感じで訪ねてみた。

Open Street Map(OSM)は、一言で言えば「地図の世界のwikipedia」のような存在で、誰もが編集に関わることができるオープンソースの地図作成プロジェクト。それはそれで素敵なのだが、その地区の編集に関わったマッパーの技量や姿勢に、地図の出来も左右されることになる。実際、近隣のよく見知った地域を見る限り、存在しない道が書かれていたり、接続していない道が繋がって書かれたりしていて、今一つ信用できない部分もある。

とはいえ、そのへんは「ダメモト」で割り切ることにして、とりあえずOSMを頼りに行ってみることにする。OSMで見る限りでは、池子弾薬庫跡地の北辺を巡るハイキングコース「やまなみルート」から分岐して十二所方面に降りる脇道があり、その山裾に近いあたりに、目的の「境域標」があるようだ。

鎌倉逗子ハイランドから「やまなみルート」に上がり、六浦方向に尾根道を歩く。しばらくすると、おそらく旧海軍時代のものと思われる鉄筋コンクリート製の塀に行き当たるが、兵が始まってすぐのところに、木の幹に矢印の記入があり、OSMの表示通り脇道があるのを発見した。

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もっとも、Open Street Mapによれば下界に降りるまで一本道のはずが、途中で2方向に矢印が分かれていた。比較的真っ直ぐそうに見えた左の矢印に従って歩いたら、ほとんど道らしい道はなくなり、崖のような急斜面上に出てしまった。分岐まで戻って今度は右へ。

しばらく歩くと、唐突に山道脇に目的の「横須賀軍港境域標」が立っているのに行き当たった。

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1枚目:石標の表側(山道に面している方)。「横須賀軍港境域標」「明治三十三年二月十三日」と書かれている。
2枚目:裏側、こちらは根元近くに「海軍省」と、おそらく石標の管理番号(続き番号)の「第四十九號」の文字。
3枚目:持っていた200mlのトマトジュースパックとの比較。ちなみにこのトマトジュースは無事石標発見の祝杯としてこのあと現地で頂きました(昔は、「うげっ、なんつーマズイ飲み物なんだ」と思っていたのに、最近はなぜか時々飲みたくなる)。なお、石標の高さはちょうど私の肩くらい(150cm程度?)。
4枚目:石標からちょっと離れた地点に、やはり人工物の低い石柱あり。関連性があるものなのかは不明。
5枚目:山道との位置関係。ふもと側から振り返る格好で撮影。
6枚目:ちょっと降りたところに、4枚目と同様の低い石柱がもう一つあった。

書かれている文言と年号は違うが、ぱっと見の印象と、示しているもの自体は、以前ここで紹介したことがある「東京湾要塞地帯標」に近い。

ただし、東京湾要塞地帯標は花崗岩(御影石)製であるのに対し、こちらは鉄筋コンクリート。また、東京湾要塞地帯標は、北鎌倉駅前のものは昭和十六年とあるので(材木座のものも恐らく同じ)、年代にも大きく開きがある。

以前から、軍用水道や標石に関していろいろ参考にさせていただいているサイト「東京湾要塞」に、この横須賀軍港境域標に関するページもあり、それによれば、同様の「横須賀軍港境域標」は、少なくとも6基が現存しているようだ。今回訪れた石標からさほど遠くない、十二所果樹園の中にももう一本(第五十一號)あるらしいが、保存状態は今回の第四十九號のほうがずっとよいようだ。

なお、上記ページに寄れば、この石標が建てられたのが彫られている通りに明治33年であれば、年号が記入された鉄筋コンクリート柱としては確認できる限り日本最古であるらしい。しかしその一方で、石標内の鉄筋は昭和に入ってからのドイツ製と判明したという調査結果もあるとのことで、どうにも謎。仮にこの標石自体は昭和のものだとすると、明治に立てた木標かなにかを、文言をそのまま写して鉄筋コンクリートで建て替えたとかだろうか?

もっとも、役割的には重複しそうな「東京湾要塞地帯標」なども順次新設されているわけで、古い標石をわざわざ文言を同じで建て替えたりするかなあ……。

●今季3回目、4回目のフキノトウを収穫して食べる。どちらも茹でてオリーブオイル和えにしたが、3回目は、さらにそのオリーブオイル和えを食パンに載せ、スライスチーズを被せて「チーズ・フキノトウ・トースト」にして食べた。苦みが気持ちよくなかなか美味。

もっとも、贅沢を言えば、もう一味、何か欲しかった感じも。

ベーコンでも載せればよかったかなあ。それともトマトソースをかけてフキノトウ・ピザトーストに?

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