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忖度

●21日、打ち合わせ・取材で自由が丘。渋谷方面に出るために時々通過するが、降りるのは10年、20年ぶり、あるいはもっと。

もちろん車窓から見て変化しているのは判るが、改めて改札を出て、私の知っている「自由が丘」の面影がほとんどなくて狼狽える。同行のN女史に「でもトポロジー的には一緒ですよ」と(理系らしい)コメントを頂いたが。

駅前ロータリーからちょっと曲がったところに、昔は「おもちゃのマミー」という(その名の通り)おもちゃ屋があって、確かその2階が、その当時としては珍しい、割と規模の大きい模型専門コーナーだった(はず)。ミリタリー関係の現物資料なんてほとんどなかった時代、「グラフィック第二次世界大戦アクション」をここで買ったような気がする。

さすがにもうないんだなあと思ったが、帰宅してからネットで検索してみたら、移転したものの自由が丘に現存していた。自由が丘で開店して50年だそうだ(1967年創業)。交差した東急2線の対角(って言わないかな?)方面に移っているらしい。でもスケールモデルは扱ってなさそうだな……。

●去年あたりにわかに流行った気がする「忖度」という言葉。これに関し、

実はドイツ語のsonntag(日曜日)が語源。

というウソ説を広めたい野望を持っているのだが(要するに「博多どんたく」的な)、そのもっともらしい理由がでっち上げられない(というのを、打ち合わせ中に「忖度」という言葉が出てきたので、改めて思い出す)。

ちなみにsonntagは、標準ドイツ語では「ゾンターク」だが、南ドイツだと「ソンターク」になるようなので、当然、「忖度」の元になった逸話の主人公は南ドイツ人だ。

●テレビを見る習慣をなくしているためもあって、平昌オリンピックも結局ほとんど見なかった。

ニュースで写ったカーリングを見て、改めて「よくわからんスポーツだな」と思ったはずみにやはり謎スポーツである「ホルヌッセン」を思い出し、非常に久しぶりに(ホルヌッセンが出て来る)「もやしもん」第一巻を読み直す。初登場時の樹先生はだいぶ痩せてるなあ、とか、連載開始時、作品名自体が流動的だったのだなあ、とかを再確認。

ちなみにwikipediaを読んで知ったのだが、「ホルヌッセン」という名前は、「ホルヌッス(Hornuss=スズメバチ)」に由来するそうで、AFVマニアであればお馴染みの「ホルニッセ」と名前上は親戚ということになる(しかし、となると、ホルヌッス=スズメバチって何語だ?)。

もっともドイツ語版を見ると、用語「ホルヌス(Hornuss)」は語幹「角(horn)」からの派生などと書いてあるような。よくわからん!

●24日土曜日から、名越切通途中にある「まんだら堂やぐら群」が春の限定公開中。

年に数回公開されるまんだら堂やぐら群だが、どうも来年はこの季節に公開されるかどうかは怪しいそうで、「梅にやぐら」の取り合わせはこの先当分見られないかもしれない(とはいっても、別に梅の名所などではなく、平場に梅の木が1本生えているだけだが)。

というわけで(以前にも同じ取り合わせの写真をUPしている気がはするが)、公開2日目、25日日曜日に撮った写真を何枚か。

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●今季2度目のふきのとうの収穫。今回は茹でてオリーブオイル和えで食べた。

20180218_161825 ●先日来、週末ごとに作業員が来て我が家近くの斜面の木々を伐採中。最初は道路や電線にかかりそうな枝を落としているだけなのかと思ったが、安全策および片付けの便か何かで、細切れで伐採を進めていたいたようで、現在は写真のような姿。右の切り株はケヤキ、左は椎の木(スダジイ)。

現時点で残っている幹も、この先さらに伐り進めることになるのかどうかはよく判らない。

左のスダジイは、ここ数年、秋になると椎の実を採って食べていた木なのだが、仮にこの幹と、そこから一本だけ出ている枝が残ったとしても、さすがにもうドングリは採れそうにない。山際に建っている家々を北風から守って来た木々でもある。惜しいことをした。

もともと逗子・鎌倉周辺の急斜面は(地盤が柔らかいこともあって)崩落の危険性が高く、この斜面についても行く行くはコンクリートで固める計画があると聞いたような気もする。

実際、逗子・鎌倉では、今現在もあちこちでコンクリート擁壁工事が進んでいる。やはり我が家の近所である、亀ケ岡団地から降りる「一の沢」および披露山入口周囲の崖面も、何年か前に「コンクリート詰め」になったが、その代わり、毎初夏に見た目と香りで楽しませてくれたヤマユリの群生は潰されてしまった。

もちろん、人の生命・財産を守るためということであれば、対策工事に反対する気はさらさらないのだが、「もうちょっと何とかならんのか」といつも思う。

●やはり先日来、逗子海岸の整備か何かで、砂浜をコマツのクローラダンプがきゅるきゅると走り回っている。車体上部はそのまま全体が回転して向きを変えられる素敵ギミック付き。

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コメント

読んでるうちに、サディスティック・ミカ・バンドの「どんたく」が頭から離れなくなりました。それがどんたく♪お祭り騒ぎぃ♪

投稿: donji | 2018年2月27日 (火) 18時29分

twitterで「忖度 sonntag」を検索すると山のように出て来るので、今さらその野望は…。

投稿: セータ☆ | 2018年2月28日 (水) 00時07分

>donjiさん

私は「最初っからビートルズ」だったもんで、サディスティック・ミカ・バンドはちゃんと聴いたことがなかったんですが(もちろん、ヒット曲はいくつか知っていますが)、この機会にと、ちょっと聴いてみました。
ポップなんだけれども演奏はビシッとメリハリがあっていいですなあ。

「それが忖度! それが忖度!」とか替え歌ができそう(やりませんが)。

投稿: かば◎ | 2018年2月28日 (水) 01時37分

>セータ☆さん

うははははは。誰でも思い付くネタでしたか。

投稿: かば◎ | 2018年2月28日 (水) 01時38分

なんだか盛り上がってますね(笑)

まんだら堂やぐら群はよく知らなかったのですが、随分と大規模な遺構だったのですね。
ちょっと見てみたいから何かのついでに足を伸ばしてと思ったら...逗子駅からちょっと歩いて、と言う距離ではないのですね...

投稿: hn-nh | 2018年2月28日 (水) 06時49分

>hn-nhさん

たぶんやぐら群の規模としては、他にもこれに近いものはあるのではないかと思うのですが、山の中で半ば埋もれているのが普通で、こうして整備されて目の当たりに見ることができる大規模やぐら群はここだけだろうと思います。

場所としては、鎌倉と逗子のちょうど間ですね。有名なお化けトンネルのほぼ真上です。逗子駅からはさっさか歩いて20分程度でしょうか。いらっしゃるのなら案内しますよ(笑)。

逗子駅から歩くのを避けたいのであれば、鎌倉駅から「緑が丘入口」行き京急バスに乗れば、ほぼ名越切通しの「小坪階段口」の直下に着きます。2,3分も歩けば切通し道です(第一切通と第二切通の間に出る)。

投稿: かば◎ | 2018年2月28日 (水) 09時44分

もやしもんは4巻まで買いましたが
ホルヌッセン・・・
記憶にない。

連載は最後まで読みましたが
結局、蛍が沢木にキスした理由は描かれなかった・・・

投稿: めがーぬ | 2018年2月28日 (水) 12時58分

>めがーぬさん

ホルヌッセンは、広い野原(たぶん)で、ベース(?)からボールだかパックだかを高く遠くに打ち上げて(たぶん)、それを大人数でデカイうちわみたいなものをもって叩き落すスポーツです(たぶん)。

1巻の一番最後に出て来るんですよ。

投稿: かば◎ | 2018年2月28日 (水) 23時21分

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