ビッカース6t戦車(8) ダクト
●「週末模型親父」さんのところの「New Kit Con」参加作、CAMs 1:35 ビッカース6t戦車(Vickers 6-Ton Light Tank Alt B Commander Version - Republic of China)の工作の続き。今回は小ネタ。
●エンジンルームの左後ろ隅にはエンジン冷却気の排出口があり、背の低いダクトが付く。上面にはエッチングのメッシュを貼ることになるのだが、このダクトパーツにそこそこ厚みがあるため、そのままエッチングを貼ると、エッチング・メッシュの枠よりも内側にプラパーツの枠が見えてしまう。
そこで、エッチングを通しても枠が見えなくなる程度まで、プラパーツの縁を内側から削った。右写真は、左が未加工、右が加工済みのもの。
●エッチングパーツのメッシュは、四辺の枠をおよそ1mm幅で下側に折り曲げるという、精度の高いエッチングベンダーを持っている人以外にはかなり難易度の高い設定(そして私は持っていない)。
折り曲げるベロ部分を切り離す直前くらいを目途にして、折り曲げ線に沿って何度もナイフを入れ、なんとか折り曲げた。
折り曲げたエッチングパーツを、未加工および加工済みのプラパーツに載せてみたのが下写真。上写真と同様、左が未加工のもの、右が加工済みのもの。
T-34の後部グリルもそうだが、この手のメッシュがあまり「お行儀よく」していると、ちょっと実感に欠ける気がする。というわけで、ほんのわずか、中央に向けて窪む感じにした。
メッシュの目が粗いので、やはり角度と光の具合によっては、下の方まで覗けてしまう。割といい加減な工作だが、チラ見え用に中を少し作っておいてよかった。もちろん、暗く塗っておけばそこまではっきり見えることもないだろうが。
ちなみに、以前に書いたようにポーランド型はこの上にさらに延長ダクトが付くので、そこまで神経質になる必要はない(と思う)。
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コメント
同型車並行製作だとパーツの加工前と加工後の姿が同時に撮れていいですよね。
1台だけだと、つい夢中になって加工してたけど前の写真をとってなくて結局苦労したけど最初からそんなパーツだったみたいにしか見えないこともしばしば..笑
エッチングのメッシュは所詮編んだものではないから、適度にヤレた感じにしないと実感がでませんが、その加減がいつも難しい。
投稿: hn-nh | 2018年1月12日 (金) 06時59分
>hn-nhさん
>>同型車並行製作だとパーツの加工前と加工後の姿が同時に撮れていい
そうなんですよ!
もっとも、1輌分加工すると、そこで何だか「やり遂げた」感を覚えて、「えー? これ、もう一輌分やるの~?」なんて気分になってしまったりもします。
投稿: かば◎ | 2018年1月12日 (金) 13時35分