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ビッカース6t戦車(11) 車体のヒレ

●「週末模型親父」さんのところの「New Kit Con」参加作、CAMs 1:35 ビッカース6t戦車(Vickers 6-Ton Light Tank Alt B Commander Version - Republic of China)の工作の続き。

またまた進捗としては細かい部分。

●戦闘室左側上端には、砲塔基部を保護するために外側に向けて張り出しがある。

この部分は、キットではエッチングパーツが用意されているのだが……。

20180113_225454

ご覧のように細長いパーツを、横幅一杯でL字型に折り曲げるという指定(さらに上側の三角部分については、その上にもう一枚貼り増すようになっている)。

さすがにこれは、精度の高いエッチングベンダーを持っていたとしても私に対処できる工作ではないと感じたので(特に三角形の両端部分)、折角のパーツには申し訳ない気はしたものの、思い切って上側の三角部分は切り飛ばしてしまい、下の「穴開き帯」部分だけ先に車体に接着。その後、三角部分は0.3mmプラバンで再生した。ちなみに、車体側垂直面は、車体にモールドされたリベット列に被せるようにエッチングパーツを接着することになるが(もちろん実車では帯金の上からリベットを打っているのだろうが)、エッチングの穴はリベットにきっちりフィットした。

上のエッチングパーツに写っているように、この三角部分には中央付近に2つのリベットが付いていることになっている。実車写真でもそれらしいものが確認できるものがあり、(接着して隠れてしまう)車体ハッチ裏のモールドから移植した。

20180117_230045

この張り出し部分に(何かを止める用事があるようにも思えないのに)なぜリベットが付いているのか判らない、と、SUMICON BBSでの進捗報告で触れたところ、hn-nhさんより、「実際には戦闘室天井板がそのまま外側に張り出していて、それを外側からL字材で止めているのでは」という趣旨のコメントを頂いた。

hn-nhさんが現在製作中のT-60戦車が実際そんな構造になっていて、さらに(これもhn-nhさんからの追加情報なのだが)フィンランドに現存する「ビッケルス」(後期型6t戦車)の張り出しもそのようになっている。ただし、「ビッケルス」の場合は標準型6t戦車とは張り出しの形状がやや異なり、またT-60と違って上面内側にもリベット列がある。

つまり、私としては単純に下図のAのような構造になっているのではと想像していたのだが、実際にはBのようになっているのでは、という話。A図ではヒレ部分のリベットは省略してある。

Guard

もっとも、製作中の標準型6t戦車の場合、水平のヒレ部分のリベットは中央寄り2カ所にしかない。一方で、車体側垂直面は戦闘室の横幅一杯あり、ちょっとアンバランスな気もする。

なお、キットのエッチングパーツは(おそらく上下面にリベットを表現するためなのだと思うが)前述のように水平部分は2枚重ねにする構成であり、横面だけを見ればB、上面はAのような表現になっていることになる。

もし標準型6t戦車でもBのような状態になっているとすれば、張り出しと戦闘室上面の間の継ぎ目を消す必要があるが、現時点ではこの部分がはっきり確認できる写真が手元にないため、とりあえず継ぎ目は消さずに放置の方針。もっとも、この部分の継ぎ目を消すとなると内側のリベット列が邪魔になるので、一度削り落として再生するなどのかなり面倒な手順が必要になる。……いやいや。そんなややこしいことしたくないし。

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コメント

ポーランドバージョンだと、双砲塔型からの改造パッチでヒレを横から止める「A」のパーターンとかありそうですよね。

ヒレが必要になるなんて、設計に無理があったのかしら。これがないと、発砲の衝撃で側面装甲板がゆがんでしまってりするのかなー。

KV戦車なんかも車体ぎりぎりまで砲塔リングを広げてるけど、特に水平リブとか補強がないのはやっぱり装甲厚があるから?

投稿: hn-nh | 2018年1月23日 (火) 21時42分

>hn-nhさん

考えてみると、ポーランドの単砲塔型は天井まるごと張り替えているわけで、そうなると戦闘室右側も装甲板の接ぎ方が標準と違っていたりとか……(写真などよく見ないで適当なことを言っています)。

それにしても、輸出先ごとに細かく仕様が違い過ぎて、まったくややこしいったら。

ちなみにT-26の単砲塔型はどうなってるのかしらん……と思って見てみたら、ヒレは省略されてました。

投稿: かば◎ | 2018年1月24日 (水) 16時47分

>>輸出先ごとに細かく仕様が違い過ぎて
なんだかガラパゴス島のフィンチみたいで、もう訳わかりません...(笑)

T-26は砲塔リング径を小さくして、リング開口と天板のエッジとの距離を確保して強度を保ってるのかなと想像。

ついでに砲塔ハッチの縁のテーパー問題を検証してみました。
imgur.com/a/rgxli
頭部保護パッドの輪郭が重なってハッチの縁がすぼまっているように見えているだけではないかと。

投稿: hn-nh | 2018年1月24日 (水) 22時26分

>hn-nhさん

ああ……なるほど。
確かにそういう可能性もありそうです。
それだと、斜め前からの写真だとハッチの厚みが均一に見える、ということと矛盾しませんね。

投稿: かば◎ | 2018年1月25日 (木) 02時19分

>hn-nhさん

「ビッカース6t戦車(10) 続・ハッチ」に、hn-nhさんの考察について追記しました。
どうもありがとうございます。

投稿: かば◎ | 2018年1月25日 (木) 11時24分

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