狩人
●住宅地(鎌倉逗子ハイランド)の歩道を歩いていたら、すぐ脇にぼとっと、何やらうごめくクリーチャーめいたものが落ちて来て驚いた。
よく見ると比較的大き目のアシダカグモと何かが格闘している様子。と見る間に動きが収まったのでさらに近付いてみると、今まさに狩人バチがそのアシダカグモを仕留めたところなのだった。
自分の体の数倍あるアシダカグモを仕留めたハチは、ほぼ全身真っ黒で、腹の真ん中あたりから後ろが赤っぽいオレンジ色。名前はツマアカクモバチ(帰宅して「日本の昆虫1400」で調べた)。そういえば以前にも自宅近くで見たような。
麻酔されたクモが動かなくなってすぐ、ハチがどこかに飛び去ってしまったのだが、これは巣の様子を確認しに行ったらしい。ほどなく戻って来て、ずるずるとアシダカグモを引きずり始めた。細い道路をひとつ横切って、大谷石の石垣をよじ登っていく。どうやら石垣の排水口か、排水口の塩ビ管の周りの穴を巣にしているらしい(もしかしたら中でつながっているのだろうか?)。
大きなアシダカグモを引っ張りながら、意外に素早く石垣を登っていくのだが、巣(と思しき穴)にクモを引き入れようとして問題発生。排水口の周りの隙間は狭くてクモが通らず、排水口そのものに引き入れようとすると、塩ビ管の内側で脚が滑って踏ん張りがきかず、クモを持ち上げきれない。
クモを持ったまま排水口の周りを右往左往、時々クモを下ろして巣穴をチェックしたり。
下手に手助けしようとすると警戒してハチが(クモを置いて)逃げてしまうかもしれない、とヤキモキしつつ見ていたのだが、最終的に、見かねて持っていたスマホの先でクモを支えてやったら、(ハチも人の手を気にする余裕もなかったのか)逃げもせず、なんとかクモも排水口の中に。
もっとも夜になって雨が降り始めたので、折角の獲物が巣ごと流されてしまっていないかが心配。
●ポケモンgoが1周年だとかで、(ゲーム内でも)あれこれイベントあり。その一環として、「伝説級」(というらしい)ポケモン数種が相次いで出現するとか。
通常の「野生のポケモン」としてそのへんをウロウロしているわけではなく、「ジム」に時間を区切って出現し、「レイドバトル」に勝利するとゲットチャレンジが可能になるという仕組み。
水・木に実家に行った帰り、横浜駅前でフリーザーが出現していたのでレイドバトルに参加。さすが横浜駅前で参加人数も多く、なんとか倒せて捕獲もできた。もっとも私のスマホが低性能なせいかバトル中に数回落ちた(同一のバトルには再チャレンジ可能)。
その後、新逗子駅や近所の公園でルギアに遭遇したが、10人くらいはプレイヤーが集まらないと倒せそうにない難敵なので、逗子のような田舎では到底捕獲できない。
●川崎の実家で奄美大島産のパッションフルーツを貰ってきて食す。パッションフルーツのパッション(Passion)はボンヤリと「情熱」の意味かと思っていたのだが(トロピカルらしいし)、そうではなくて「受難」の意味だとしばらく前に知った。花〈トケイソウ)の形にキリストの受難を重ね合わせているとか。しかし果物の名前に「受難」ってどうなのよ……。
ちなみに中の種は固いがもろいので、私はプチプチかみ砕いて食べるが、web上で食べ方を見たら、周りのゼリー状の部分だけ楽しんで種はそのまま飲み込むと書かれていた。えー?
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コメント
狩人バチ、すごいの見ましたね!うらやましい!
後押ししたくなる気持ち、すごくよくわかります!
投稿: みやまえ | 2017年7月31日 (月) 00時09分
>みやまえさん
家に帰って写真を見ながら……
「あっ、そういえば、なんで動画を撮らなかったんだろう!?」
と、ちょっと後悔しました。
アシダカグモは体長2cm以上あったかなあ。結構大きかったです。
投稿: かば◎ | 2017年7月31日 (月) 00時47分
最近デジカメで動画も撮るようになりました。
動いたほうが嬉しいっちゃ嬉しいですな。
でも手っ取り早く人に見せるにはユーチューバーにならんとイカンという・・・
投稿: みやまえ | 2017年7月31日 (月) 21時35分
パッションフルーツは情熱の果実ではなくキリストの受難と言う意味だったのですね。
非キリスト教地域では何のこっちゃですが、確かにあの禍々しく美しい花が古い民家の庭先でひっそりと咲いていると、何かの聖蹟のようにも見えたりします。
和名でトケイソウのこの花。調べてみると江戸期、享保年間に入ってきてるようですね。他の呼び名を聞かないところをみると、その頃から時計草と呼ばれてたのかしら。イメージは大名時計?
パッッションモデルズも受難と言う意味だったりして..
投稿: hn | 2017年8月 4日 (金) 06時36分
>hnさん
>>パッッションモデルズも受難と言う意味だったりして
だいたいにおいて、他メーカーよりもきっちりツボを押さえて、リーズナブルな部品構成・お値段で出してくれる有り難いメーカーだとは思うんですが……。
先日買った6輪装甲車用はちょっと「パッション(受難)」のほうかも。
投稿: かば◎ | 2017年8月 5日 (土) 19時16分