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バレンタインの日(3)

●タミヤのバレンタインのその後。

キット評的にちょっと書いて、ちらっとお手付きレベルでいじってそれっきり――になるような気もしていたのだけれど、なんとなく、箱に仕舞い込まずにちまちま埋めたり削ったりしている。

せっかくのタミヤの新キットなんだからパッパカ作れよ!……と、自分でもちょっとツッコミたい感じですが。

●とういわけで、今回は、おそらく組み上げるとフェンダーと履帯の陰に隠れてほとんど見えなくなりそうな、誘導輪基部の工作。

バレンタインは、履帯張度を変えるための誘導輪位置調整機構が車体外にむき出しになっていて、どこをどう動かすかがなんとなく判る感じになっている。

誘導輪基部上側には基部の回転をロックするツメと、そのロックを解除するレバー(キットのパーツのD7、D8)が付いている。本来、このレバーからは垂直にロッドが立っていて、フェンダー内側の穴から上に突き出ているのだが、キットはこのロッドが省略されていて、フェンダーの穴も浅い窪みのモールドだけとなっている。

20170427_233834 最初は、「このモールド位置に穴を開け直して、ロッドを立てればいいよね」と簡単に思っていたのだが、いざ穴を開けて仮組みしてみると、D7、D8パーツのレバーを挟んでいる垂直のフォーク部分と、フェンダーの穴との位置が合わない。

フェンダーの穴の位置は、フェンダーの段差との位置関係はおおよそ適正な感じなので(もちろん全体的にずれている可能性はあるのだが)、D7、D8パーツのモールドの方を、一度削り落として(基部側の「受け」のモールドと合わせて)作り直した。位置はフェンダーパーツとの現物合わせだが、約1mmの前進。

誘導輪基部の前面にも若干のディテールアップ。

20170427_233910 まず、誘導輪の受け(D13、D14)には、誘導輪調整用のバー(後々工具箱の上に取り付けるC21)を差し込む穴が開いていないので、ドリルやナイフの先を使ってコリコリ削り込んだ。穴は2カ所に開いていて、そのこと自体は位置によってはバーが差し込みづらくなってしまうからだと思うのだが、なぜその形状に差があるのかがよく判らない。

加えて、基部側の上下2カ所に、グリスポイントではないかと思わっる円筒形の突起と、その先端の小ボルトを追加した。

初回にも書いたように、この誘導輪基部にはリブ付きのものがある。IIやIVの途中でリブ付きが一般的になるようで、クビンカやソミュールの現存車輌ではそれが確認できる。ちょっと「追加したいな~」という気もあったのだが、上記グリスポイント(?)との位置関係も調整する必要があり、ややこしいので諦めることにした。PMMSの比較レビューを見ると、AFVクラブのMk.IIはリブ無し、MiniartのMk.IIはリブ付きを再現しているらしい。

ちなみにMk.II/IVなどの初期型バレンタインと、後期のバレンタインでは、この誘導輪基部のリブの位置に違いがあるようだ。

●豆考証~。

この形式のバレンタインでは、操縦席上に2カ所、砲塔上に2カ所、「ヴィッカース・ペリスコープMk.IV」が装着されている。もとはポーランドの技術士官、ルドルフ・グンドラフ設計のもので、TKSに(たぶん)初めて搭載・実用化されたもの。

20170427_234202 キットのペリスコープのパーツは、車体側のものは向きが自由に選べるようになっている。実物も回転式なのでそれでいいのだが、実車写真を見ると、(少なくともイギリス軍の場合は)直前方は覗き窓があるので、ペリスコープはそれを補う形で、斜め左右に振っていることが比較的多いようだ。というわけでそんな形に接着したが、レンドリースのソ連軍車両の場合は、あまりそんなことには気を使っていないような気もする。そもそも細かく左右を気にしなければいけない場所を走っていないから?(そもそも撃破後の写真が多かったりするのでよくわからないが)。

ちなみに、砲塔上面用はパーツの取り付けベロにダボがあり、真っ直ぐ前方に固定されるようになっているが、実車写真を見る限り、「使わない時はまっすぐ前を向けておけ」みたいな規定があるわけでもないようだ。

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コメント

マチルダ行くよ、もうとっくにバレンタインは出来てるよね。ってタミヤさんが言ってますよ。私は未だ誘導輪にもたどり着いてませんが 笑

フェンダーから突き出てるボルトはストッパーを外すための機構だったのですね。てっきりウォームギヤとかになってて、それで動かすと思いきや..

TKS! ミラージュは怖くて手をだせません。

投稿: hn | 2017年4月29日 (土) 21時46分

マチルダ、まだ見てません。
うーん。すぐに買っちゃうか、それともバレンタインをもうちょっと進めてからか。迷うなあ。

TKSは、TOM~RPMのキットと、ミラージュのキット、2種類もインジェクションキットが出ていますが、ミラージュのほうが外形的には出来がいいです(でも、履帯がダメダメです)。

私も、「いつかきちんと作りたい」と思ったまま幾星霜。

投稿: かば◎ | 2017年5月 1日 (月) 17時35分

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