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2017年1月

春来たるらし

●ちょっと散歩に出たらもうぽつぽつとフキノトウが出ているのを見つけ、今年の初収穫。ちなみに当ブログを遡ってみると、昨年は2月の後半に初収穫しているらしい。

まだだいぶ小さく、しかも寒さに当てられてなのか、少々傷んでいる感じもしたので、天ぷらでなくフキ味噌にした。天ぷらだと一度でなくなってしまうが、フキ味噌なら何日か続けて楽しめるから、というのもある。左写真はピンボケ失礼。

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一方、私の山野草食の原点的位置づけで、毎年楽しみにしているノビルは、今年はほとんど育っておらずがっかり。土壌の栄養が変わってしまった、とかあるのかなあ。

●そのほか、少々春っぽいもの。

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・1枚目:鎌倉大町、名越坂踏切脇児童公園の河津桜。FBの逗子のニュースグループで、「もう**では咲いてるよ」などという書き込みも目にしているが、ここはようやくつぼみがほころび始めたところ。1月21日。

・2枚目:鎌倉、本覚寺の紅梅。1月21日。

・3枚目:町内のとあるお宅の梅の木に来ていたメジロ(画面中央)。1月26日。

●じわじわとポケモン収集中。ポケストップが近所にそれほど多くないので、しばしばポケモンボール不足に陥る。

やたらにイーブイばかり出てくるが(せっかく捕まえてもボールから脱出する率が高いようで、ちょっと苦手)、これは地域的な偏りもあるのだろうか。

それはそれとして……イーブイってでんきタイプじゃなかったんだなあ、などとダジャレ系の感想をボンヤリ思ったりする。

20170125_182116 ●Vanatorul de care R-35の防盾に手を入れる。

「どこかのメーカーから新設計のキットが出る前に、エレールのルノーR35を成仏させてやろう」

という意図で作り始めたにもかかわらず10年越しの製作になってしまい(それだけ長時間かけて作っているわけではなく、単に中断期間が長いだけだが)、ホビーボスから新製品が出てもまだ出来ていないお粗末さ。

ちなみに前回製作記事は2010年5月4日だった。その後(比較的最近になって)全体のベース塗装は済ませてある。今年こそ何とかしたいものじゃのう(と、他人事のように)。

ちなみに防盾の改修は、防盾側部の形状修正。左右とも後縁を真っ直ぐ断ち切ったような形に作っていたのだが、その後鮮明な写真が出てきて、軸部をカバーするよう三角に出っ張っているのが判明したため、0.5mmプラバンを貼り増して削った。

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十川さんのコト

●フェイスブック上の知人の書き込みで知ったのだが、カンプグルッペジーベンの十川俊一郎さんがお亡くなりになったそうだ。

カンプグルッペジーベンは、確か私が小学生くらいの時に、すでに凄腕のAFVモデラーのクラブとして名を馳せていた。東京AFVの会はカンプが主催で、毎年、十川さんが司会も務めていたのだが、昨年末はお見えにならず、体調でも崩されたかとちょっと気になってはいたのだった。金子辰也さんの書き込みによれば、もう何年も前から闘病生活を送られていたそうで、それでも一昨年末までは毎年出席されていたのだなあと今になって知った次第。

個人的には、ほぼ東京AFVの会でお顔を拝見するくらいの関係でしかなかったが、大先達でありながら、「ここって**なの? え? そんなことまでしてるの?」など、気さくに話し掛けて来られる素敵なお人柄だった。ご冥福をお祈り致します。

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砂漠の十字軍(7)

週末模型親父さんのところの「デザート・コン」参加作、エアフィックス製1:76(公称)のクルセーダー(Airfix "CRUSADER TANK MkII or MkIII")製作記。

●やり残していたいくつかの細部工作を追加して、ひとまず組立終了。現時点での全体写真を撮った。

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●前回最後の写真に比べての進捗箇所は、

20170121_192446 ▼砲塔のオデコ部分に指揮官用アンテナ、ではなくて直接照準用のツノをエッチングの切れ端で作って追加。ちゃんと穴を開けて根元を植えたので丈夫。尖っているので、不用意に握ると刺さるかも〈先端は心持ちヤスって丸めたが)。

この照準棒は1本タイプと「山」字状になった3本タイプとがあるようで、後者のほうが後期のタイプであるらしい。基部の工作が面倒だったので前者を選択。

▼エアフィルター側面下部にあるカバー(?)を追加。C字吸気口下の砂受け引き出し(?)の取っ手は小さすぎて作れる気がしなかったので現時点ではスルーの方針。

▼右後部フェンダー内側(エンジンルームの間で谷間になった部分)に何かの基部(フェンダー支持架にしてはガッチリし過ぎているような?)を追加。

●しばらくはこのままで、気になる部分が出てきたら追加工作をして塗装に入る予定。

20170123_010141 ●追記。上に書いたエアフィルターの引き出しの取っ手、結局エナメル線で作って取り付けた。

ややオーバースケールだし、形も少々歪んでいるが、まあ、ないよりはマシ?くらいの感じ。

●追記2。工作で手を付けなかったこと。外形的に気になっていることなど。

▼長過ぎる車体長に関しては、後部フェンダーを切り詰めるだけで多少は印象が良くなるため、そこだけは工作したが、ほか、基本形状に関する誤りは放置した。

ただし、エンジンデッキ前半の通気口カバーが細長過ぎるのはどうにも気になってきて、もう一度もぎ取って幅を増やそうかという誘惑にちょっと駆られる。もっとも、これが細長いのは、エンジンルームそれ自体が細長く、戦闘室が寸詰まりであることが原因。とりあえずカバーの増幅は可能だが、長さは(さすがに戦闘室の延長までする気はないので)どうしようもなく、それが再工作を思いとどまっている要因。

▼ぱっと見の印象がとても良い砲塔だが、頸部の形状はだいぶ間違っている。戦闘室上面に丸く出っ張りが設けられているために、水平方向から見るとやや砲塔が浮き上がっているのが、この部分に関しては個人的には最も気に掛かる。

しかし、前述のように戦闘室上面の前後長が寸詰まりであることなど、そもそも基本形状が誤っているせいで、もしも上面の突起を削り取ると、砲塔角が周囲に干渉しまくる。これを解決するには、上面レイアウトの大幅な改造が必要になる。……いやいや。さすがにそれはちょっと。

▼予備履帯ラックは枠だけ作ってロッドは付けていない。SUMICON掲示板で、めがーぬさんから「イタレリ35でも再現されていないんだし」というような感想を頂いて、「それならここまででもいいかな」と思ったのだが、ガルパン(映画版)のクルセーダーでロッドが描かれているのに気付き、「ガルパンにディテールで負けてる!?」と気になり始め、追加工作するか悩み中。

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砂漠の十字軍(6)

週末模型親父さんのところの「デザート・コン」参加作、エアフィックス76(公称)のクルセーダー(Airfix "CRUSADER TANK MkII or MkIII")製作記、履帯工作の後編。

●センターガイドの工作に関して、何かいい方法(=楽な方法)はないだろうかとしばらく考えていたのだが、結局、特に思いつかず。仕方なく、愚直に1本ずつ植えることにした。工程番号は前回からの続き。

20170118_034407 (6).ベルト状になった履帯の裏側中央に、細切れにした角材を貼り付けていく。

これも最初は(接地リブと同じ)エバーグリーンの0.5×1mm角材を使おうかと思っていたのだが、ちょっと太すぎたので、若干細めに、0.5mmプラバンから切り出した。また例によって同じ長さに切断するための安直治具を、これまた同じくT-34前面装甲板の残骸上に製作。今回の履帯作りに、なぜかこのパーツ(残骸)が大活躍。

この状態ではセンターガイドとなる角柱に僅かに高さの差があるが、それはこの後ヤスって均すので、この段階では気にしない。ただし、ピッチと列は後々の見映えに関連するので、ぱっと見で乱れが目につかないようにだけは気を付ける。

20170118_120523 (7).1列に貼り付けたセンターガイドの角柱を、板ヤスリやサンドペーパーを使って上部を尖らせ、形を整えていく。

最初に工法で悩んでいたなかに、「接着前に形を整えると不揃いになりそうだし、接着後に形を整えるとするとポロポロ取れてしまうのではないだろうか」というのがある。念のため、溶剤系接着剤で付けた後に僅かに瞬着を付けて根元を補強したが、ヤスっている際に折れる事故は、履帯2本分で1ヶ所だけで済んだ。

作業しやすくするため、粘着力を弱めた両面テープで金尺に貼ってある。一つ前の、センターガイドの角柱を貼る作業も、2本目の履帯では金尺に貼ってから行った。

並んだセンターガイドにヤスリを当てていくと、ほとんどノコギリの目立てをしているような感じだが、もちろん私は目立て職人ではないので、1本1本のセンターガイド形状は、よく見るとばらつきがある(それ以前に、実車はもっとスラリとしか形状をしている)。いいんだよ! どうせほとんど転輪に隠れちゃうんだから!(台無し発言)

ちなみに実物のセンターガイドは、マチルダIIの履帯などと同様、前後方向に穴が開いている模様(形は全然違うが)。

20170119_170304 (8).足回りに取り付けてみた。起動輪、誘導輪に巻き付ける部分は部分的に折れたりした。タミヤのプラバンではなく、もっと柔軟性のあるエバーグリーンとかプラストラクトのプラバンを使えばよかったなあ、と後から思った(持ってないけれど)。

そんなわけで、案ずるより産むが易しということか、なんとか形になってしまった。当分こんなことは再度したくないけれど。

20170119_170428 ●履帯を付けた状態で記念撮影。ハセガワの履帯を使うよりもずっと雰囲気よくできたので、そこそこ満足。

もっとも、塗ってしまったら「こういう感じの履帯が付いていたキットなんですね」で終わりそう。

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ポケモンGO

Img_2017011602093170 ●今さらながら「ポケモンGO」を開始。

ゲームリリース直後から、仕事先である神保町の事務所のC社長に、

「オマエのためにあるようなゲームだから! ぜひやれ!」

と言われ続けていて、もっともその頃はガラケーだったのでいくら薦められてもやりようがなかったのだが、同社新年会(5日)の帰りの東海道線の中で「どら、貸してみ?」とスマホを取り上げられてインストールされてしまった。

ちなみに、スマホ契約時に「主な用途」を聞かれて、「仕事先の社長にポケモンGOをやれと言われてるんだけれど」と言ったら、営業マンに「そんな社長がいるんですか?」と問い返された。いるんですよ。

もっとも、最初のうちはいつ起動しても「GPSの信号をさがしています」ばかりだし、なんとか信号を受信できたと思ったら、今度はニックネームの登録で「使用できないニックネームです」の連続でにっちもさっちも。

数日経ってようやくその段階をクリアし、出現したポケモンにおっかなびっくりモンスターボールを投げつけてみたりして、現在レベル13。まだ「なんだかよくわからん」状態でプレー中。ジムでの戦い方などはよく判らないので、基本、単純に出てきたポケモンを捕まえて、図鑑の登録が増えたら嬉しいなレベル(登録数54)。

●そんなわけで、1週間ほどプレイしてみての感想だの、気付いたことだの。初期からやっている人からすると「何を今さら」ということが多いと思うけれど。

▼それこそIngress以前から、現実世界の位置情報を使ったゲームはいろいろ面白いことができそうだと思ったり言ったりしてきたが、自分でちゃんとプレイするのは初めて。それを踏まえて、まず思ったのは、「意外に測位がアテにならんなあ」ということ。

携帯にGPSが載るようになって結構経つが、前述のように、プレイしようとしても「GPSの信号をさがしています」がだいぶ頻繁に起きる。もちろんこれにはモードの問題もあって、位置情報の設定を(私の機の場合で)「本体センサーのみ(GPSのみ)」から「高精度(GPSとネットワーク)」に切り替えると、屋内でもそこそこ位置を感知してくれるが、その代わりにバッテリー消費が大きいので、普通の外出時には使えない(ゲーム用にバッテリーを持ち歩くといったことはこの際考えない)。

測位のズレも結構あって、自宅で「高精度(GPSとネットワーク)」モードにしておいても、ポケモンGOのプレーヤーキャラが、近所の横須賀線をはさんで反復横跳び状態になっていたりする。もっとも、そのズレを利用して、持ち歩いていなくても僅かずつ、「たまご」孵化のための移動距離を稼ぐという地味な技もあると、攻略サイトに書いてあった。

今後、もっと高度に、位置情報でサクサク遊ぶゲームが出てくるためには、測位の性能アップ(と、それによるバッテリー消費の低減)は欠かせない。

もちろん、以上のことは機種(あるいは搭載しているGPSチップ)の性能にもよるかもしれないけれど。

▼スマホを見ながら/操作しながら歩くというのは非常に危険で、私のようにそそっかしいとそれで躓いたり、あるいはもっと危ない(場合によっては他人を巻き込むような)事故もありそう。基本、操作の際には立ち止まって、周りを見てやるようにすべきだが(私もそう心掛けているが)、一方で、「移動することによって何かしらイベントが発生する」というゲームの仕組みなので、そのあたりジレンマがある。

しかも周りに危険が少ない閑散とした場所ではなく、人が集まる場所ほどゲームのギミックも濃密に仕込まれているため、ますます「プレイヤー自身が気を付けなければいけないこと」のレベルは上がっている。これは今後登場して来る位置ゲーでも多かれ少なかれ課題になりそう。

▼ゲーム進行に必要な細かなアイテムは現実のランドマークに関連付けられた「ポケストップ」に立ち寄ることで手に入るが、我が家からは最寄りのポケストップまで数分掛かる。しかし、場合によっては自宅にいながらにしてポケストップ操作圏内の人もいるわけで、なんともうらやましい。

ちなみに神社仏閣・石碑等々はポケストップに指定されることが多いので、鎌倉中心部はかなりポケストップが多い。一方で、普段よく通る場所なのにそんなものがあったなんて知らなかったよ、みたいな小さな石の祠とか、店先のタヌキとかに設定されていることもあり、さらにはその場所に行ってもポケストップに設定された「物件」が見つからないこともある(ゲーム操作上は問題ない)。

▼ポケモンが最初に流行ったのはうちの子らが小さいときだったので、ピカチュウから始まる「ポケモン言えるかな?」は昔覚えたことがある(もうすっかり忘れた)。が、いろいろ捕まえていると「そういえばこんなのいたなあ」とちょっと懐かしくなったりする(自分が子供の頃のマンガの懐かしさではないけれど)。

▼ゲーム画面であるマップは、道路の描き分けのバリエーションが少なく(広い・狭いの2種類のみ?)、しかもポケストップ/ジム以外にランドマークは表示されないので(それらもゲーム上のアイコン)、現実の地理との対応が結構難しい。せめて電車の線路くらいは表示してほしい気が……。

20170115_142757 ▼ご近所小ネタ。大きな公園の入口とか、児童公園とかはポケストップに指定されていることが多いが、週末、「池子自然の森公園」に出掛けたら、入り口にも中にもポケストップはなく、しかも公園内はポケモンが1匹も出現しない特殊空間だった。

「池子自然の森公園」は要するに、かつての池子弾薬庫跡地の米軍管理地で、週末のみその一部が公園として公開されているもの。公園内は、「ポケモンGO」的には道路地図さえない空白地帯で、何らかの規制(もしくは自粛?)が掛かっている模様。GoogleMapsあたりには普通に地図が載っているのに不思議(市の公園として印刷物の案内マップも配っている)。

私としては、「米軍家族の子供もポケモンGOをするだろうから、米軍管理地内はポケストップだらけ?」とちょっと思ったりしていたのだが。

●散歩途中のあれやこれや。

法性寺の梅。7日撮影で、この時はちらほら咲き始めという感じ。

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同日、法性寺本堂前の木が、半分ほども樹皮を剥かれて白くなっていた。タイワンリスが3匹ほど、一心不乱にカリカリと樹皮をかじりとっていた。何の木だろう?

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鎌倉、宝戒寺のロウバイと、丸七商店街・キッキリッキの「バタースコッチパイ」。甘すぎずほろ苦いのがとても美味。14日。

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●我が家からは最も近所の模型屋ということになるのだが、披露山入口下の「八風堂模型店」がいよいよ閉店するらしい。閉店セールの張り紙がしてあった。

20170117_154722 基本、鉄道模型が中心だったのかな? スケールモデルはあまり本気で扱っておらず、そのうえ、「買わないのは客じゃない、むしろさっさと帰れ」(言葉自体はうろ覚え)といったことをお店のHPで公言しているような店だったので(もちろん、個人経営の店なのだからどんな方針だろうとその店の自由なのだが)、私は滅多に行かなかった。もし今後営業していたとしてもやはり行かなかっただろうと思うが(^^;)、それでも、見慣れた光景が変わるとなると、一抹寂しいような気も。

スケールモデルの在庫で、半額なら買ってもいいと思うようなものが何かあるかなあ……。

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砂漠の十字軍(5)

週末模型親父さんのところの「デザート・コン」参加作、エアフィックス76(公称)のクルセーダー(Airfix "CRUSADER TANK MkII or MkIII")製作記。

もともと今回の製作では、フニャフニャかつ型ズレがあって使いづらいエアフィックスの履帯に替えて、ハセガワ72の履帯を使う方針だった。工作の一番最初に、接着済みだったサイドスカートを分解したのもそのため。

しかし、どうにもこのハセガワの履帯が気に入らず、なんとかエアフィックスの履帯を工夫して使えないものか、などと未練がましく行ったり来たり考えているうち、

「いっそ作るか!?」

という、ろくでもない考えが浮かんできた。

いやいや、さすがにそれはやめておこう……どうも今回、「細部工作は適当に、偽装用幌でも付けてお手軽に仕上げる」という目論見からはだいぶ逸脱してしまったものの、さすがにそれはオバカ過ぎる。

――などなど考えて思いとどまろうとしたのだが、結局手を付けてしまった。

●実車の履帯について。

キットのスケール、バランスがもともと狂っているので、各部の工作も必然的に現物合わせになるが、それでも実物の寸法はある程度の指針になる。

「crusader tank track width」の検索語で調べたところ、こんなページに行き当たった。「British Equipment of the Second World War」というサイトのクルセーダーの項で、諸元が一覧表になっているなかに、履帯幅として「10.7」という数値が出ている(ちなみに今回の製作では一切考慮していないが、リンク数は118枚らしい)。

いくらクルセーダーの履帯が細いといっても、さすがに10センチ強ということは考えられないので、インチと推定して換算すると27.178センチ。車幅のスケールに近い1:72で計算すると3.77mmになる。

ちなみに、クルセーダーの履帯を写真資料で確認すると、どうもMk.IIの初期あたりで新しい履帯が導入されているらしい。

後期型(たぶん)はイタレリのクルセーダーで表現されているタイプで、表面に縦方向の細かいリブがある。初期型(たぶん)は接地リブが前者より幅があり、それを除くと履板表面はほぼのっぺらぼう。

初期型の現存例の写真はたとえばこれこれ。後期型は、たとえばこれ

●履帯パーツの再検証。ピンボケ失礼。

▼キット(エアフィックス)の履帯。

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初期型履帯をパーツ化しているらしく、表裏とも一応連結部も表現しているあたりは意欲的。とはいえ、何度も書いているように素材が柔らかすぎてそのままでは使いづらい。裏面のセンターガイドもほとんどピラミッド状に背が低いうえ、中心からズレている。エアフィックスのキットはMk.II、Mk.IIIのコンパチだが、履帯のタイプ的にはMk.IIIには合わないのではないかと思う。幅は4.5mm弱といったところ。

▼ハセガワの履帯。

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リブ表現があるので、一応は後期型履帯を表しているらしいのだが、パターンはでたらめ。接地リブ左右、センターガイドも単純に角柱状で、「レゴブロック戦車?」的イメージ。幅5mm。今回製作の初期にやっていたように、スカートやフェンダーの内側をゴリゴリ削るとなんとかエアフィックスのキットにも使えそうだが、やはり車体に比べ幅があり過ぎるのは否めない。

●そんなわけで冥府魔道のミニスケール履帯工作。

当然ながら、スカートから覗く下半分しか作らない。

また作業上面倒がない、およびタイプ的にもOK、という2つの理由から、細かいリブパターンのない初期型履帯を選択(なんてそれらしく言っているが、実際には作り始めてしばらくするまで、タイプの別をはっきり把握していなかった)。

20170117_115713 (1).接地リブにはエバーグリーンの0.5mm×1mmプラ棒を使用。中心に溝があるので、写真のような適当な工具を作ってけがく。見ての通り、ドラゴンのT-34(1942~1943年型)用前面装甲板の残骸。

上にリンクを貼った実車履板の写真を見ても判るように、このリブ中心の溝はそれほど深いものではないが、それでいて意外に目立つし、他に見せるべきディテールもないので派手目に入れる。

ちなみにエバーグリーンには元からコの字断面のプラ材もあるのだが、さすがにここまで細いものはないようだ。

20170115_233954 (2).プラ材を貼って適当な(=いい加減な)治具を用意し、(1)で溝を彫ったプラ棒を、4mmの長さに切っていく。後々左右をヤスることになるので、実車寸法よりはやや長めにしてある。それでも、エアフィックスのキットの履帯よりもさらにやや細め。

写真を見て判るように、治具は上の「溝堀工具」の裏側。こんな適当な治具でも、単純にモノサシを当てて切るよりは安定して同じ(程度の)長さの部品を量産できる。

20170116_141551 (3).上の接地リブパーツを、3mm幅の0.3mmプラバン帯材にハシゴ状に貼っていく。キットの起動輪合わせで1リンク2mmピッチ。ハセガワの履帯もピッチのゲージに利用。

といっても、可動にするわけでもないので、「ぱっと見、ガタガタにはなっていない」程度。リブの横幅も、左右方向の接着位置も、よく見るとこの段階ではわずかに凹凸がある。

20170117_142107 (4).0.3mm板の帯に棒材を貼っただけだと、左右に飛び出した棒材端部と履板本体になる帯部分との間に、裏側で段差ができてしまう。そこで、1mm幅の0.3mmプラバンを細かく刻んで、段差埋めのために貼っていく。

黄色いプラバンを使っているのは、作業時の視認性を上げるため。および、色が違っているほうが何だか細かく作業しているっぽく思えて嬉しくなるため(←ばか)。

20170117_212528 (5).段差埋めのプラバンともども、横方向からヤスリがけして横幅の凹凸を均し、履帯幅を均一にする。さらに接地リブ表側左右端のエッジを丸め、履帯らしく形を整える。

もちろんリンク同士の噛み合わせ表現などは綺麗さっぱり省略しているので、その点ではエアフィックスのパーツに負けている。

これでとりあえず履帯表側は工作終了。しかしセンターガイドの工作が難関。

 

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砂漠の十字軍(番外)

●模型ストックを漁っていたら、未組立のハセガワ・ミニボックスの72クルセーダー(履帯無し)が出てきた。エアフィックスの箱の中に入っていた履帯の出所はこれか!

エアフィックス76(公称)の車体がやけに長いのは以前に述べた通りだが、これに関し、web上の海外の作例で、「ハセガワの車体にエアフィックスの砲塔を載せる」というお手軽解決法を試したものがあったので、出てきたついでにちょっと試してみた。

この方法にはいくつか利点があって、

  • まず、ハセガワ72のスタイルがおかしい最大のポイントは上下につぶれ過ぎた砲塔なので、その点を一気に解消できる。
  • エアフィックス76のキットはMk.II、Mk.IIIコンパチで、砲塔周りは完全に2個分のパーツが入っているため、組み合わせても「2個1(ニコイチ)」ではなく「2個2(ニコニ)」になってキットを無駄にしない。

もっとも私の場合はエアフィックスのMk.III砲塔はどこかにやってしまったのでキットの有効活用的メリットはなく、単純に「様子見」してみただけ。

20170109_235347_burst01 ▼とりあえず仮組みしてみたハセガワと、工作中のエアフィックスを並べてみたのが右写真。エアフィックスを手前に置いているのでそちらのほうが大きく見えるが、実際には、車体の縦横の寸法はだいたい同じ(わずかにハセガワのほうが長い)。

もちろんそれは、私がエアフィックスのキットをフェンダー後部で切り詰め工作を行っているためで、単純にキットのままの場合には、(スケールは1:76であるはずの)エアフィックスのほうが長い。

20170109_235435_burst01 ▼ハセガワ素組単体。

砲塔はかなりペッタンコで、むか~し昔、このキットを実際にひとつ組んだ時、当時はクルセーダーと言う戦車に特別に思い入れもなく、しっかりしたイメージもなかったが、「なんか格好悪くて変……」と思った記憶があるが、下のエアフィックスと比べると違いは顕著(もっともエアフィックスは逆に比率的には全高が高すぎるらしい)。

ハセガワのミニボックスではいくつか例があるようだが、転輪(誘導輪、起動輪も)は車体下部側面と一体成型という大胆な設計。なお、クルセーダーは起動輪が履帯の外側に噛み合うのでこれでも行けるが、ハセガワは、起動輪の歯が履帯の穴に噛み合うカール臼砲でも同じ手法を取っている。……つまり、起動輪の内側は車体にべったり貼り付いているので、キットのままでは履帯は絶対に起動輪にはまらない。

20170109_235551 ▼ハセガワ車体+エアフィックス砲塔。

確かに、それなりに見られるバランスになっている気がする。もっとも、ディテール表現はかなり大味で、(私の場合は)別段、エアフィックスの砲塔が余っているわけでもないので、あえてこのキットの車体を活用したくなるというわけではない。

▼ハセガワの車体を使う気になれない大きな要因がこちら。

Crusadercomp 初回にも書いたのだが、二重のシャーシ側壁に対応して本来は一直線であるはずのラインが、なぜか、エアフィックスとまったく同じ間違い方になっている。初回ではweb上の写真を見て書いたのだが、手元の現物を見て改めて呆れた。上がハセガワ、下は初回にも載せたエアフィックス。

可能性としては、

  • 基本設計は別だが、ディテールに関して先行のエアフィックスのキットを無批判に真似した。
  • たまたま、同じ(間違えた)図面を元にキット化した。

という二通りが考えられるが、戦闘室とエンジンルームの比率などはまったく違っているので、個人的には、前者の可能性が高いのではと思う。

ちなみに戦闘室の前後長、エンジンルーム前方のエアインテイク・カバーの縦横比などはハセガワのほうが実車に近いが、エアインテイク・カバーが車体と一体モールドなのは、ミニスケールとは言えちょっと寂しく、また、前記のようにモールドが全体的に大味であること、エアフィルター周りのフェンダーの処理がやはり違っていることなどから、手を入れるベースとしてエアフィックスよりいいとはとても言い難い。

20170112_104006 ●12日、また長野日帰り出張。11月末から飯田、佐久平、佐久平と行って、今回は長野駅まで(行先は長野市近郊の中野市(長野駅からだと小布施町のちょっと先)。

行きの駅弁は長野の「鮭はらこ弁当」。

ちょうど昼頃に長野駅に到着したのだが、いきなりぶわぶわ雪が降ってきた。長野駅で待ち合わせた現地の会社の方曰く、「晴れているんで、本当に降っているわけじゃなくて、山から吹き飛ばされてきた雪ですねえ」とのこと。

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砂漠の十字軍(4)

20161224_183414週末模型親父さんのところの「デザート・コン」参加作、エアフィックス76(公称)のクルセーダー製作記の続き。

以下は年末年始を挟んでの作業報告だが、仕事ほかで何だかんだ立て込んだので、年が明けて若干工作は滞り気味。右写真は年末に、とりあえずその時点までの工作の記念写真的に、お約束の10円玉と一緒に撮ったもの。

●砲塔細部工作の続き(こちらは年末に工作した分)。

20161229_003514 (1).前回工作した、側面サーチライト基部にサーチライト本体を装着。サーチライトはキットの部品をくり抜いたもの。コード引き込み基部はちょっと大きすぎた。サーチライト背面の取っ手は例によってエッチングの枝の切れ端だが、小さすぎて曲げにも取り付けにもだいぶ苦労した(のだが、仕上がりもいまいち)。本来は上にもさらに一回り小さい取っ手があるのではないかと思うのだが、面倒になってやめた。プラペーパーの細切りで作ったほうが楽だったのではと思うが、作業中に接着剤で溶けてしまう恐れがあるのと、工作後に潰したり失くしたりする可能性大なのでエッチングにした。

(2).砲塔上面ハッチの取付。ハッチ自体は、キットパーツでは再現されていない後辺のふくらみと、前辺の帯を追加。後端のふくらみは何か開閉機構に関係したものかとも思ったのだが、改めて思うに、砲塔内部のベンチレーション用通風孔かも。後面にはハッチを開いた際の「受け」と思われる2本のツノを追加。本来は薄板を曲げて作ったと思われる中空のもの(後面が開いている)だが、単純なムクのプラ材で誤魔化した。

(3).雑具箱後面にシャベルと取付架を工作。シャベル本体は、刃の部分はキットパーツを削り、柄は伸ばしランナー。

●車体後部の増加燃料タンク下に、角型タンク(?)のラックを増設(こちらは新年の工作)。

このラックは、北アフリカで使われたクルセーダーで(少なくともMk.I/IIでは)よく見られるもので、有名な「サン・シールド」(偽装用幌)を付けた車輌の写真(下)でも見ることができる。

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大きさからすると、(ドイツ製をコピーした)ジェリカン導入前から使われている2ガロン缶のように思えるのだが、その場合、上に覗いているはずの固定式の取っ手が見えない。謎。

ちなみにクルセーダーは、後面ルーバーの最下段中央に排気管が開いているはずなので、さすがにここに燃料缶は置かない気がする。2ガロン缶だとしても中身は水ではないかと思う。

20170108_234245 というわけでなんとなくそれらしく適当に工作。工作当初に書いたように、エアフィックスのこのキットは単純に車体が長いだけでなくエンジンルームそれ自体がだいぶ幅が狭いので、それに合わせて、どうしてもこの缶(?)も幅を狭くせざるを得ない。

実物がどのように後面に取り付けられているのか(左右端の斜め材だけなのか、後面にもっと何か支持架があるのか)よくわからないが、とりあえず、模型としての強度は左右の斜め材だけでは不安なので、後面を2本の真鍮線で車体と繋いでいる。どのみち筒形増加燃料タンクの陰になるので、元から不明の上面ディテールは特に付けていない。

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謹賀新年2017

●皆さま明けましておめでとうございます。

最近とみに模型濃度が高くなっているものの、その模型製作自体とりとめがないというグダグダなブログですが、本年もよろしくお願い申し上げます。

もうずいぶん以前にリアルの年賀状を出す習慣をなくしてしまっていて、それでも毎年頂く方もいて、大変申し訳なく思っていますが、そんな方々にもこの場でのご挨拶でご容赦願えればと思います。

●まあ、とりあえずはクルセーダーとT-34(STZ)の完成かな……。

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