砂漠の十字軍(4)
●週末模型親父さんのところの「デザート・コン」参加作、エアフィックス76(公称)のクルセーダー製作記の続き。
以下は年末年始を挟んでの作業報告だが、仕事ほかで何だかんだ立て込んだので、年が明けて若干工作は滞り気味。右写真は年末に、とりあえずその時点までの工作の記念写真的に、お約束の10円玉と一緒に撮ったもの。
●砲塔細部工作の続き(こちらは年末に工作した分)。
(1).前回工作した、側面サーチライト基部にサーチライト本体を装着。サーチライトはキットの部品をくり抜いたもの。コード引き込み基部はちょっと大きすぎた。サーチライト背面の取っ手は例によってエッチングの枝の切れ端だが、小さすぎて曲げにも取り付けにもだいぶ苦労した(のだが、仕上がりもいまいち)。本来は上にもさらに一回り小さい取っ手があるのではないかと思うのだが、面倒になってやめた。プラペーパーの細切りで作ったほうが楽だったのではと思うが、作業中に接着剤で溶けてしまう恐れがあるのと、工作後に潰したり失くしたりする可能性大なのでエッチングにした。
(2).砲塔上面ハッチの取付。ハッチ自体は、キットパーツでは再現されていない後辺のふくらみと、前辺の帯を追加。後端のふくらみは何か開閉機構に関係したものかとも思ったのだが、改めて思うに、砲塔内部のベンチレーション用通風孔かも。後面にはハッチを開いた際の「受け」と思われる2本のツノを追加。本来は薄板を曲げて作ったと思われる中空のもの(後面が開いている)だが、単純なムクのプラ材で誤魔化した。
(3).雑具箱後面にシャベルと取付架を工作。シャベル本体は、刃の部分はキットパーツを削り、柄は伸ばしランナー。
●車体後部の増加燃料タンク下に、角型タンク(?)のラックを増設(こちらは新年の工作)。
このラックは、北アフリカで使われたクルセーダーで(少なくともMk.I/IIでは)よく見られるもので、有名な「サン・シールド」(偽装用幌)を付けた車輌の写真(下)でも見ることができる。
大きさからすると、(ドイツ製をコピーした)ジェリカン導入前から使われている2ガロン缶のように思えるのだが、その場合、上に覗いているはずの固定式の取っ手が見えない。謎。
ちなみにクルセーダーは、後面ルーバーの最下段中央に排気管が開いているはずなので、さすがにここに燃料缶は置かない気がする。2ガロン缶だとしても中身は水ではないかと思う。
というわけでなんとなくそれらしく適当に工作。工作当初に書いたように、エアフィックスのこのキットは単純に車体が長いだけでなくエンジンルームそれ自体がだいぶ幅が狭いので、それに合わせて、どうしてもこの缶(?)も幅を狭くせざるを得ない。
実物がどのように後面に取り付けられているのか(左右端の斜め材だけなのか、後面にもっと何か支持架があるのか)よくわからないが、とりあえず、模型としての強度は左右の斜め材だけでは不安なので、後面を2本の真鍮線で車体と繋いでいる。どのみち筒形増加燃料タンクの陰になるので、元から不明の上面ディテールは特に付けていない。
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