アララギ派
●25日、元帝国陸軍中尉殿(親父)の七回忌で川崎の実家に行く。といっても、別に何か法事らしいことをしたわけでもなく、兄と下の甥っ子、我が家の一同が川崎の家に集まって皆で昼飯(鶏飯)を食い、その後に墓参りに行って終わり。
●川崎の実家の庭にいたカナヘビの子供。眼がくりっとしてかわいい。
●小説投稿サイト「小説家になろう!」の投稿小説を、最近よく読む。ライトノベルの登竜門のようなサイトで、玉石混交ながら、肩が凝らずに結構楽しめるものがある。何か面白い設定があると遠慮なしに類似品が出てくるらしく、同工異曲の作品が山ほどあったりして、そんな無法地帯ぶりも(野次馬的には)興味深かったりする。
書き手の平均年齢も若いので、文章の中に「ら抜き」言葉も平気で出てきたりする。それとは別だが、最近、複数の作品で目にしてちょっと気になったのが「荒げる(あらげる)」。本来は「荒らげる(あららげる)」だったのが、「あらげる」と誤読され、そこからずるずると表記からも「ら」が落ちてしまった、という変化を辿っている。
昔は私もあやふやだったものの、一応辞書等で確認して「荒らげる」が正と知って以来はそう使うようにしているが(といっても滅多に使わない言葉だが)、先ほど変換してみて知ったが、IMEも「あらげる」で普通に変換する。もう「荒げる」で市民権を得てしまったんだろうか……。
●京都学園大学のマスコットキャラクター「太秦その」と京都市交通局の「太秦萌」は従姉妹同士だそうだが、高校生の太秦萌よりも大学生の太秦そののほうが年下に見えるのはいかがなものか。
仕事上の理由であちこちの大学のサイトをしばしば覗きに行くため、「太秦その」ちゃんは登場当時から知っていて、「いやいやくらなんでも大学が公式に萌えキャラはどうなのよ?」と思ったのは確かだが、その辺は、「京都は高校生も大学生も髪をメッシュに染めるのが公式にOKですか?」とかも含めて、この際置いておく。
ちなみにキャラクターの歴史的には京都市交通局の太秦萌のほうが古いのだが、「初期型太秦萌」は名前に反して神戸新聞の「いまいち萌えない娘」ちゃんにテイストが近い。
●(T-34は完成していないのに)ちまちまウルススA型トラックもいじっていたりするのだが、大きな疑問点発生。
キットの説明書では、右図のように、足元にシフトレバーとサイドブレーキ?を取り付けるように指示されている(ちなみにレバー、ペダル類はレジンパーツ)。
この取り付け位置をパーツ上で見ると、左写真のように床に四角く筋彫りされているのだが、これだと、右足とフットペダルの間をレバーが邪魔している格好になってしまう。もちろんペダルが全体的に中央に寄っているのかもしれないが。さすがにレバーが両足の間にあるような配置にはしないだろうしなあ。
ちなみに座席は私が新造したものなので、運転席と助手席の間の筋彫りは、この位置が正しいかどうかは判らない(一応、キットのパーツを参考にしているが、比率は適当)。
そもそもこの位置にレバーがあった場合、ドアを開けていきなり中央にレバーが立っているわけで、乗降に邪魔で仕方ないと思う。こんな配置の自動車があるのだろうか。トランスミッションは中央にあるのだから、レバーも中央寄りにあるほうが素直なんじゃなかろうか。考えてみると、ポーランド車なのに右ハンドルというのも不思議(元がイタリア車なので右ハンドルでOK?)。
なにしろ実車写真が乏しいので、結局はだいぶ想像交じりで誤魔化すしかないと思うが、なんだかんだ悩み中(ちなみに以前作ったカーゴトラック型は、素直にキットの指示通りにしてあるようだ)。
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コメント
かば◎ さん
ウルススA型トラックの説明図の絵ですが遠近法的におかしいと思います。
メーターパネルは中央
・開放されたドアのした側は少しオーバーハングなので内側はその分奥行きがある
・右ハンドル(ドアの境で元が消え入っている)は、クラッチ、ブレーキペダル(アクセルは右に隠れている)の上にある。
・シフトレバー、サイドブレーキは、クラッチ、ブレーキペダルの向こう側!?
と見えなくもない(ここが絵の下手なポイント)。
とすれば、シフトレバーとサイドブレーキの位置はハンドル左下あたりに。
これが当然の位置ですね。
ドライブシャフトやミッションが中央に位置しているのですから当然2つのレバーも中央寄りのはずです。
右ハンドルは日本以外は英国と英国統治された国のみですから間違いです。
絵が反転印刷されていたりして!
投稿: hiranuma | 2016年9月29日 (木) 12時22分
かば◎ さん
ウルルスAトラックの写真は見ておられると思いますが、
https://en.wikipedia.org/wiki/Ursus_A
http://carinsuranceav.com/image.php?pic=data_images/gallery/01/ursus-a/ursus-a-08.jpg
https://pl.wikipedia.org/wiki/Ursus_A
などの写真で左ハンドルが確認できます。
投稿: hiranuma | 2016年9月29日 (木) 12時31分
>hiranumaさん
ありがとうございます。
>>右ハンドルは日本以外は英国と英国統治された国のみ
というのは、かなりざっくりした分け方で、「現時点で言うとだいたいそう」というくらいのものです。
実際には、戦前はチェコやハンガリー、オーストリアあたりも左側通行だったようです。
38(t)戦車の操縦席が、通常のドイツ戦車と違って右側にあるのも、たぶんそのせいではないかと思います。
リンク先のカラー写真のウルスストラックは、ポーランド語版のwikiのキャプションにあるようにレプリカなので、この車輌のディテールはアテになりません。
一方で、英語版のwikiの下のバス型の写真をよく見るとわかりますが、こちらでは右ハンドルになっています。
投稿: かば◎ | 2016年9月29日 (木) 13時10分
かば◎ さん
そうでしたか、ものごと単純ではないのですね。
でも、シフトレバーの位置はドア寄りということはあり得ないのではないでしょうか。
投稿: hiranuma | 2016年9月29日 (木) 18時21分