スターリングラード・トラクター工場(番外)
●ネットをふらふらしていて偶然行き当たったニュース。
近年、旧ソ連の戦場跡の湿地だの沼地だの川だのから大戦中の戦車その他が完全に近い形で発掘される例が多いが、これもまたそのうちの一つ。
どうも最近、こんなT-34が出てきたらしい。
550mmワッフルに、緩衝ゴム内蔵転輪、鋳造砲塔搭載型ではあるが、バリカディ・タイプの尖った駐退機カバー、組接ぎになったエンジンルーム後面板……。ボルゴグラードで展示されているらしいこの車輌よりも、「まさにSTZ1942!」と言える仕様のようだ。
同一車輌の別動画。こちらのほうが長い。
こちらのキャプションから、ボロネジ地方、ドン川の底から見つかったものであることが判る。
うはーっ。早くどこかに展示されてwalkaround写真とか出ないかな!(今回の製作には間に合わないだろうけれど……)
(7月30日追記)
一番最初に貼った動画が削除されてしまったので、追加でいくつか。
●AFVクラブのT-34のパーツ写真を見ていて(今頃)知ったのだが、同社のT-34キットには、誘導輪、起動輪が3つずつ入っている。含まれている誘導輪・起動輪パーツは、1942年型以降用の後期型と、1940~1941年型用の初期型、スターリングラード・トラクター工場仕様向けのもの。
現時点で実現可能性がどれだけあるのか判らないが、AFVクラブにSTD製T-34を出すつもりが多少なりともあったとは知らなかった!
ネット上では枝丸ごとの写真しか見つからなかったので、細部ディテールはいまいち不明。とりあえず出来が知りたい! 誘導輪がバッチリの出来だったりしたらどうしよう(って、たぶんどうもしないと思いますが)。
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