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クラスナエ・ソルモヴォ工場(4)

●スターリングラード・トラクター工場製のついでに製作しているクラスナエ・ソルモヴォ工場製T-34(cyber-hobby #6452、“T-34/76 No.112 Factory "Krasnoe Sormovo" Early Production”)の進捗報告。

その「ついで」の方ばかり工作を進めてどうするんだ! 本命のはずのスターリングラード・トラクター工場製はどうしたんだ!?

……と言われそうだが、そちらは地味に、ちまちまと履帯(マジックトラックの新型550mmタイプ)の裏面の押し出しピン跡をヤスって消す工作中であるため。おそらくこの次に製作記を書くときにはSTZに復帰できるのではと思う。

●そんなわけで、ちょっと息抜きに、前々回からの懸案事項である防盾の再工作。

Tent3403

先述のように、一度は、クラスナエ・ソルモヴォ工場製車輌特有の、駐退機カバー横の板が短いタイプ(パーツP7、P8)で防盾を組んだ。しかし、確かに同工場製ピロシキ砲塔型の後期の車輌はそれが普通であるものの、初期はむしろ標準タイプ(パーツH2、H3)が一般的なのではないか、という疑いが出てきたため。

駐退機カバー前面板と防盾本体は同一のパーツを使用するのだが、幸い、そちらはSTZ1942のキットで余っている。そこで、先に作ったものはそのままにして、新たにもう一揃い作ることにした。下写真、左が先に作ったクラスナエ・ソルモヴォ特有タイプ、右が標準タイプ。

F1015707 F1015704

実物での違いは基本、側面の板部分の前後長なのだが、わざわざもう一つ作るついでに、気になっていた、照準口の視界確保のための側面の形状修正を行った。

側面の溝は、キットのモールドでは左のように右下がりの三角形なのだが、実際には下辺が右上がり、上辺は水平。また、そうでないと(この2枚の写真で判るように)防盾に開いた照準口との位置関係もおかしい。

しかし、修正に際しては、元々の溝を一部埋めてから彫り直さねばならず、邪魔になるボルトはいったん削ぎ落としてからまた付け直すなど、ずいぶん面倒な作業を強いられた(前面板横の窪みも、キットのものよりもっと直線的なので、一端埋めて彫り直した)。

しかも溝形状は、(おそらく工員がグラインダーか何かで割と適当に彫っていると思われるのだが、なかなかそれらしい形状に仕上げられずワジワジした。

実は先に組んだSTZ1942用のバリカディ工場製の駐退機カバーにも同じ問題があるのだが、そちらはもう組み上げてしまったので直さない。

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