スターリングラード・トラクター工場(13)
●週末模型親父さんのところのAFV模型のネットコンペ、「SUMICON 2016」の参加作、cyber-hobbyの「T-34/76 STZ Mod.1942」の製作進捗報告。
といっても、今回はほぼ前回の補足。
●誘導輪の追加修正。
前回、誘導輪のリブ形状についてあれこれ書いた後、「ハブキャップの工作を終えた後で気付いたので、これは直さなかった」と書いたのだが、どうしても気になって、結局手を加えた。
ハブキャップを付けてしまう前だったら、おそらく、リブを全部1から作り直したのではないかと(そしてその方が楽だったのではないかと)思うのだが、長いほうのリブはキットのモールドの上に継ぎ足す形にした。
●予備履帯の作成。
フェンダーの上に載せる予備履帯は、さすがにそのままというわけにはいかない気がしたので、連結部に穴開け工作。最初に0.4mmドリルで噛み合わせの一番端にだけ穴を開け、その後で0.5mmで全部を貫通させた。
センターガイドのあるほうのリンクには連結ピンを0.5mm真鍮線で作って通した。
実は工作精度が悪くて穴が真っ直ぐ開いていないので、よく見ると連結ピンもちょっと歪んでいる。
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コメント
誘導輪の追加修正 いいですねー。
これはやって正解です(見栄えも、気持ちも)。
T34にバリエーションがこんなにあるなんてまったく知りませんでしたので、かば◎さんの工作は見ていて勉強になります。
わたしも作ってみたくなりました。
T34の増加装甲板をしたのはタミヤのキットで昔からあってきちんと作っていなかったので心残りなのです。
投稿: hiranuma | 2016年7月 9日 (土) 20時13分
>hiranumaさん
ありがとうございます。
T-34は大戦中だけでも5万輌以上?が生産されていて、当然、生産時期によってさまざまな差があります。
しかも多数の工場が、それぞれの設備の都合だったり、効率化のためだったり、ある程度の範囲内で独自の仕様を導入しているために、
異様に細部にバリエーションがあります。
当然、前線の車輌では部品交換によってヌエ的な仕様も出てくるので、
「まあ、あんまり細かいことは言わずに」という方向性もあるかとは思うんですが、
各工場製の、ある時期の典型的仕様を追求しようとすると、かなり面倒くさいことになります。
それがまた面白くもあるんですが。
車体前面に増加装甲を施している場合、付け方には何パターンかあるのですが、
タミヤのキット名称「1942年型」にアクセサリーとして含まれていたものは、
クラスナエ・ソルモヴォ工場製の生産極初期の車輌に、レニングラードの第27工場で改修を行ったとされるものです。
(タミヤのキットは基本、第183工場製車輌の特徴を持っているので、あの装甲はミスマッチということになります)
ジャパン・ミリテールの掲示板でも、hiranumaさんの細部工作は「うわあ、こりゃ真似できん!」と思いつつ拝見しています。
現在製作中の2輌のT-34も、工作という点ではなかなかhiranumaさんのレベルには及ばず、
結構ナンチャッテな部分があるのですが、
それなりに、現時点で私が判る限りの考証はできる限り盛り込みたいな、と思っています。
投稿: かば◎ | 2016年7月10日 (日) 11時48分