Spanish Panzer I (17)
●第一に作業を進めるべきは軽戦車コン(K-con)参加作のビッカース水陸両用戦車なのだが、仕事は滞っているし、塗装は何かと(個人的に)ハードルが高いので停滞中。
そもそも表面のエッチング面積がそれなりにあるので、今回は珍しくサーフェサーを吹こうと思っているので、まずサーフェサーを仕入れてこないといけない。
●そんな傍らで、I号戦車ブレダ搭載型の改修作業はちまちまと続行中。
砲の基部は、「なんとなくそれらしく作ってあったものの、微妙に全部違う」といった体のものだったので、まったく作り直しをする。これまでなかった、防盾部を鮮明に撮った写真が出てきたとはいっても、流石に現代の博物館車両のwalkaround写真のようにはいかないので、なおある程度は想像(妄想)を働かせる必要はある。
そんなわけで、作り直したものが右。きっちりノギスなどで精度を出しつつ作業をしているわけではなく、多分に目分量の工作なので、これだけじっくり見るとだいぶ「有機的」な出来。特に砲身とロッド、2カ所の穴の間のディテールが、新しい写真でも微妙にはっきり判らない部分。
砲身の上、照準口にかかる部分には窪みが付けられているようにも見えるが、多少迷ったものの(少なくとも現段階では)窪みを付けていない。
●防盾は、外部のカバー(特に開口部の四隅)形状が違っていたこと、照準口形状が違っていたことで、まずはモールドを一度全部削り落として作り直した。
防盾外部カバーは例によって0.3mmプラバンの細切りを四周に接着。照準口部分は一度大き目に穴を開け、プラバンで塞いで表面処理をしたのちに小さく四角く穴を開けた。
照準口の左右には、非対称位置にネジがあるようなので、穴を開け、エバーグリーンのロッドを加工して植えこんだ。一応、マイナスのネジ頭の溝は切ったが、眼鏡をかけてもよく見えていないので、自分でもどこまで再現できているかよく判らない。
●そして現在の主要パーツ群。砲塔前面は、分解作業によって若干傷がついたので、サーフェサーや(部分的に)瞬間接着剤などで傷を埋めてやすってある。その際、エッジの溶接跡再現がだいぶ落ちたので、今後若干の補修が必要。
あとは防盾を砲塔前面に取り付け、上下のリベット/ボルト列の工作と、砲耳軸/フランジの追加など。
前面左右に埋め込みネジが2カ所ずつ(写真に写っているのは右側のみ)あるようにも見えるのだが、これは確証がないので反映するかどうか未定。
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