一月前半のあれこれ
●1月4日、名古屋日帰り出張。右は栄の路上で見たマンホールのふた。謎の宇宙生物がこちらに向かって毒電波(あるいは怪音波)を発信しているところかと思ったのだが、もしかしたらこれはアメンボか?
行きはよいよい帰りはなんとやら。帰省帰りラッシュなのか、東京行き新幹線は「のぞみ」も「ひかり」も満員。
4時過ぎに名古屋駅に着いたら、新幹線改札で「『のぞみ』も『ひかり』も、自由席は大変混雑しております……」などなどアナウンスしていて、指定席を取ろうと思ったら「8時半過ぎまでありません」と言われた。
「のぞみ」、「ひかり」とも自由席車両はデッキまで一杯、指定席車両のデッキをご利用くださいなんて言われている状態で、立って帰るのはいやだなあと思っているところに名古屋始発の「こだま」が来たので、時間が掛かっても空いているほうがいいやと、そちらに乗ることにした。それなりに混んでいたが、運よく窓際席に座れた。
最初は本を読み、しばらくして眠くなったので一眠りして、かみさんからのメールで起きたら静岡あたりだった。立っている人はいないまでもほぼ満席状態だったのに、私の隣、三人掛けの真ん中席は空席。なぜだろうと思ったら、通路側にクマみたいに大きな外国人が座っていた。クマ氏に恐れをなして真ん中に座ろうとする人がいなかったらしい。現在位置と、そんな状態である旨をかみさんに返信したら、「話しかけてみー」としつこく言ってくる。用事もないのに喋れるか!
ところが降りる前にふと気付いたら、Mr.クマが熱心に読んでいる本は、なんとクルスク戦車戦の本だった!
小田原駅(ちなみに我が家は、新横浜駅より小田原駅で乗り換えたほうがちょっと早いらしい)で降りるために前を通してもらった際、表紙の写真を指差して、「イッツァ・カーヴェー・タンク!」と言ったら、「オウ!ハッハッハ」と言われた。
帰宅後、かみさんに「ほら、話しかけてたらものすごく話が弾んだかもよ」と言われたが、そんなわけがあるか。オレのプアな英会話力なめんな。
●かみさんが年始早々、鎌倉の市立図書館で面白いものを借りてきた。本が袋入りできっちり包装されていて、表に「福」の字と1行ヒント。「図書館の福袋」だそうだ。帰って開けてみるまで何が入っているか判らないが、あまり大外れでも困るので、図書館員が知恵を絞って1行ヒントを添えているらしい。それを手掛かりに中身を想像するのも一興。
ちなみにかみさんが借りたこの1冊、ヒント「永遠の少女へ。懐かしい雑誌がよみがえります。」の中身は、「『少女の友』創刊100周年記念号 明治・大正・昭和ベストセレクション」だった。割とベタなヒント、かな?
なかなか洒落たことをするなあ、と思ったのだが、検索してみるとあちこちの図書館でやっているらしい。もしかしたらと覗いてみたら、逗子市立図書館でもやっていたので、試しに「小箱の中の小宇宙」とラベルの貼られた包みを借りてみた。
ちなみに逗子図書館の福袋は封筒入りではなく英字新聞でくるんであった。外観と、開けてみた結果はこちら。あー。「小箱の中の小宇宙」=弁当、かあ。なるほどー。
……と思ったが、本そのものの内容はちょっと微妙だった。惜しい。
昨春までは軽い塩漬けばかり(時折パジョンだかチヂミだか)だったのが、前回試して意外に美味かったのでまたダシ醤油(昆布醤油)漬け。タッパーにたっぷり。
●暖冬だからか、この季節なのにあちこちでポツポツ花も咲いていて、日差しが暖かいと比較的寒い時期でも活動しているハナアブも飛んでくる。翅脈も綺麗に撮れたキゴシハナアブとホソヒラタアブ。久木にて。ついでに、冬枯れの中で妙に鮮やかだった、名越切通途中のカラスウリ。
●15日金曜日。日暮里、鶯谷に(改めて)古レール柱の写真を撮りに行く。雑誌に掲載するのであれば勝手に撮った写真を使われるのは困る、とか何とか言われたため、JR東日本の広報のお兄さんの付き添いで。
とはいっても、当然ながら本格的な撮影をするわけでもなく、コンパクトデジカメで適当にパチパチ写してお終い。広報の人もご苦労なことで……。
撮影は午前中だったので、午後には鎌倉まで戻って来て、丸七商店街の中で軽食。キッキリッキのホタテのカルツォーネと、自動販売機のコーヒー牛乳。隣は現在読書中の「ニセチャイナ」。第二次大戦前から終戦までに中国各地に日本の工作で成立したいくつもの傀儡政権の列伝(人物ではないけれど)。
それだけで足りず、若宮大路を渡った「秀吉」で焼き鳥2本を追加。……買い食いし過ぎだ!(←自分ツッコミ)
●いつもなんだかちょっと変わった野菜を売っている鎌倉市農協連即売所。この季節は根菜がメインか?
どちらかといえば「野菜より肉派」なのだが、こう色も形もとりどりだと、むらむらかじって食べたくなる感が沸き起こってくる。いや、買わなかったけど。こうして写真に撮ると「組み立てるのが面倒なジグソーパズル」みたいだな、と思う。
●ちょっと用事があって、久しぶりに「鳥獣戯画制作キット」をいじった。確か昨年夏にネット上でそこそこ話題になったもの。
鳥獣戯画といえば、年末に話題になった北大生協の手書きのチョコエッグ販促ポップはよかったなあ……。
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コメント
遅ればせながら今年もよろしくお願いいたしまする。しかしなぜに「ぢみんとう」…? 安倍首相の経済政策はアカンねぇ、でもアレよりマシなのいないからなぁ、とツイッターでなぢと顔を合わせる(会ってないけど)度に悲憤慷慨の日々でありますよ。
それはそうと、ウチの会社は今月末で畳んじゃって、でもいちおう役員なんで3月始めまでは残務処理やるけどその後はプーさんになるんで、なんかいいお仕事はないもんですかのぉ。それもこれもアベノミクスとやらがなかなか下々まで波及してこないのがイカンのじゃ。(´・ω・`)
投稿: KWAT | 2016年1月16日 (土) 02時11分
>くわっちん
や、どうも、今年もよろしくお願いします。
って言いつつ、去年は一度もお会いしなかった気もしますが(^^;)
>>それはそうと、ウチの会社は今月末で畳んじゃって
あらら。それはどうもお疲れ様でした。
「なんかいいお仕事は」という点に関しては私も同様でして、
かつてに比べ、同等の労力がかかる仕事でギャラは1/3、1/4なんてこともあり、しかも仕事の絶対量そのものも激減しています。
ほとんど内職のような仕事を混ぜつつ、しかもかみさんのパートもアテにして凌いでます。
まあ、ほとんど「自民党じゃだめだ」だけの勢いで政権を取った民主党が大コケしたのは大いに批判の対象になることだと思いますが、
結局のところ、それまでの自民党の行き詰まりへの対策をほとんど取ることなく、敵失由来の支持に大威張りしている政権なんてこんなもんじゃないですかね。
>>しかしなぜに「ぢみんとう」…?
いや、これは元ネタがあるものなんで。
http://jimin.ncss.nifty.com/pdf/pamphlet/pos_20150227.pdf
もっとも、これを描くために鳥獣戯画制作キットに久々にアクセスしたわけではなく、鳥獣戯画制作キットを紹介する用事があって、「どう使うんだっけ」を思い出すために描いただけです。
投稿: かば◎ | 2016年1月16日 (土) 15時25分