ビッカース水陸両用戦車、参戦(6)
●「軽戦車コンペ」(K-CON)参加作品、CAMsのビッカース水陸両用戦車(Vickers Carden-Loyd Amphibious Tank A4E12 Early Production)の製作記の続き。
細部の工作を行って、とりあえず、組立は終了させた。
●前回からの進捗部分は、まずは前照灯と尾灯。
前照灯はフロート上に付く。ビッカース製戦車に標準的に装備されている前照灯で、パーツはカバー付きのもの、カバー無しのものと両方入っているが、中国軍のビッカース水陸両用戦車の場合はカバー無しのほうを使う。
コードは何の工夫もなく単純にライトの後ろから出ている模様。しかしここで問題は、ライトのコードの車体への引き込み部が何処なのかがわからない!
数少ない写真をためつすがめつしてみても、どうも、「なんだかそのあたりに引き込まれている」程度のことしか読み取れない。困った。
キットはU字金具の直後、右の作例写真だとボルトが植えてあるが、その部分が凹モールドになっていて、もしかしたら、これがコードの引き込み部を表現していたのかも。ただし、クビンカの展示車両ではごく普通にボルトが植わっていて、車体にも他に穴が見当たらない。
とはいえ、付けてしまったコードは何とかしなければならないので、とりあえずフロートと車体の隙間に挟んでおいた。……なんていい加減な!
これまた、コードが何処に繋がっているのか不明。まあ、だいたい写真で「こんな感じ?」と思える場所に適当に繋いだ。
●昨日も書いたように、秋葉原で「抗戦陸軍武備図誌」を見たときに、パラパラめくってあまりに写真が鮮明だったので、
「やったぜ! これでビッカース水陸両用戦車のディテールも解決だ!」
なんて思ったのだが、さすがにそこまで話はうまくできていなかった。
●後部ボギーのショックアブソーバー?……と言えばいいのだろうか、とにかく後部ボギーの振れ過ぎを抑えるスプリングのロッドも取り付けて、とりあえず、取り付けなければいけない部品は全部付けて、工作終了。
もう一度足回りを仮組みして記念撮影した。
年が明けてから塗装に入る予定。
●追記。
T.Wongさんから、前照灯のコードの接続位置について、証拠写真付きで指導のメールをいただいた。重ね重ね、どうもありがとうございます!
やはり、元から車体パーツにモールドしてあった窪みがコード引き込み部を表していたらしい。
もっとも、車体に穴があって直接コードが引き込まれているのか、それとも何か接続部が飛び出していて、そこにコードが繋がっているのかは、頂いた写真からもよくわからない。まあ、そこであまり引っかかっても何なので、単純に前者の解釈でコードを繋ぎ直した。
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