Spanish Panzer I (8)
●なんと3回続けて、I号戦車(スペイン改造型)製作記。一応モデラーであることは間違いないので、それを珍しがるのは我ながらどうかと思うけれど。
もっとも、立て続けに書き込んでも、それだけ劇的に進捗しているわけでもない。
●後部の装甲カバーに続き、「ちょっと面倒くさいなー。どうしようかなー」と思っていた箇所、排気管の工作。
パイプ部は、実物は鋼線を巻いたフレキシブルなホースであるらしい。キットの表現はいささか硬質な感じだったこと、ギザの合間のパーティングライン消しも面倒だったこと、車体部の穴に入ったところでスッパリ断ち切れていて、場合によっては繋がっていないのが見えそうな気がしたこと――の3点の理由から作り直すことにした。
「180°曲げても折れない」のが売りらしい、タミヤのソフトプラ棒(透明)の2mm径のものを芯に、銅線(エナメル線?)を巻いて作成。実際に車体に取り付けてみると、ちょっと太めだったかもしれない。
ちなみにAM誌の尾藤満氏の製作記「ACHTUNG PANZER! Modellieren」では、初期はキットのパーツを使っているようだが、後のほうになると、コトブキヤのスプリングユニットを焼きなまして使っている。……その手があったか!(←最初にもっとよく読んでおけって話)
後述のようにスプリングユニットはブレーキパイプ用に買って持っていたのだが、弾性が強いので(バネなので当たり前だが)、こういう場所には使いづらいなあ、と思って上述のような方法を取ったのだった。
マフラーは、どのみちエッチングのカバーがついてほとんど見えなくなるので、横のパーティングライン消しもいい加減。
前後のみ、フチの立ち上がりを表現するために伸ばしランナーを貼り付けた(本来ならマフラー取り付けベルト(金具)を削り落とし、プラペーパーでも一巻きして、改めて金具を自作するべきなのかもと思うが、金具自作が面倒で横着をした。
なお、金具のモールドとマフラーの間の三角部分(脚部分の内側)はキットのモールドでは埋まっているので、ナイフで彫り込んだ。排気口もペンナイフの先で彫り込んだが、なにぶん細いのでそれほど綺麗に彫れていない。
右写真は、真ん中がキット(トライスター)のパーツ、上がドラゴンのB型、下がイタレリのB型。基本、これはA型もB型も変わらない部分だと思うのだが、こうして見ると長さからしてまちまち。
ここは尾藤満氏の、Panzer MemorandumのI号戦車B型製作記に倣って、コトブキヤの2mm径スプリングユニットを使用。アタマの車体への接続部分は、安直にキットのパーツから切り取ってきて接続した。
フェンダーへの取付金具は、ソ連国旗の中にある、「槌と鎌」マークの鎌のような形をしているらしい(わかりにくいたとえ)。
「槌と鎌」マーク→☭
たとえば この写真(出所は、narod.ruのI号戦車A型walkaround)。
キットのパーツは上の写真に見るように、車体への接続部側で急に曲がっているのだが(イタレリも)、トラクツ風に、ゆるやかに曲がっている感じにした(実車はどうかといえば、これも実物はフレキシブルなものらしく、曲がり方は割といい加減なようだ)。
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