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シトロエンの細いタイヤ

F1011646 F1011648●8日、大阪日帰り。

行きは例によって、全国の駅弁が買える東京駅の「祭」で昼食を買う。姫路の「あなご重」。帰りは新大阪駅でたこ焼きを買って新幹線の中でビール。おみやげに蓬莱の豚まん。……いや、仕事に行ったんですよ?

久々に大阪モノレールに乗る。万博記念公園駅横のレールは、なんというか、遊園地のアトラクションっぽい、「何だか判らんけどスッゴイ乗物」を思わせる。

駅近くに、何やらでかいスタジアムを建設中。調べてみると、吹田市立でガンバ大阪がホームとして使う新スタジアムである由。スタジアム建設費用は募金で賄うこととし、先月、めでたく目標額の140億円を突破した。建設費用がその募金で納まるのなら、例の金食い虫の新国立競技場の18分の1(収容人数は新国立競技場の半分)。

一方、モノレールの比較的最近出来たらしい支線「彩都線」は、余計なお世話かもしれないが、(「ゆめ咲線」ほどではないにしろ)ちょっと恥ずかしい系の名前だと思う(単に路線名ではなく、このあたりのニュータウンの愛称なのだそうな)。もちろん、大阪がどうこうというのではなく、日本全国、そんなんばっかし。

行きは掛川あたりで結構激しく降っていたが、幸い、大阪でも降られず。しかし夜、帰宅した頃には激しい雨で、バスを降りて自宅までのわずかの時間で膝下あたりがびしょ濡れになった。

●ちょっと前にニイニイゼミを今年初めて聞き/見た話を書いたが、先週、ぐずついた天気のなかで、ヒグラシの初鳴きを聞いた。もっともニイニイゼミはその後もコンスタントに聞いているのだが、ヒグラシはそれ以来聞いていないので、だいぶフライングして出てきた個体だったのかもしれない。

それはそれとして、ここ数日、環境省の「いきものログ」が繋がらない。(7月10日午後、繋がったがちょっと挙動不審)

●「T-34の薄い転輪」の続き(幅が細いのが共通しているだけで、話題は全然続いてないけど)。

コウ中村さんのブログでシトロエン11CVが出てきたのをきっかけに、ひとしきり、またタイヤの話をあれこれ。その時、また別の方から、昔懐かしいプロファイル・シリーズの一冊で「トラクシオン・アヴァン」が出ているのを紹介していただいた。これに、タイヤサイズが年式別にきっちり書いてあった。曰く、タイヤはミシュランで、

11レジェール:150×400(1935)、165×400(1939)

11ノルマル:160×400(1935)、165×400あるいは185×400(1939)、185×400(1946)

なのだそうだ。

レジェールは前型の7CV以来の車体サイズのものでホイールベースは2910mm、ノルマルは拡大型で同3090mm、もっと大きいロングというのもあって、それは3270mm(数字は英語版wikipediaから)。タミヤのキットのホイールベースは35キットで約85mmで、ほぼ正確にレジェールのサイズになっている。

Citroenタミヤのシトロエン11CVのキットに関しては、48も35も、妙にタイヤ幅が分厚い気がして、以前、幅詰め工作に取り掛かったことは当ブログでも触れた。48についてはここ、35はここ

どちらもエッチングソーでタイヤの中心でスライスしたものだが、数年前につまみ食い工作をして、そこで止まっている。いかんね。右写真は、当時載せた写真を2つくっつけてみたもの。上が48で下が35。

この工作自体は、箱絵や限られた写真から、「どうもキットパーツは分厚いな」という印象だけで適当に工作したものなのだが、工作途中でトヨタの名車館にあるタイヤサイズ(150-2.00)を見て、150をタイヤ幅(mm)と判断し、工作判断の補強材料とした。

一応、上の資料を見るとそれでよかったようで、150mm幅なら35で約4.3mm、165mm幅なら約4.7mmになる。

ちなみにシトロエンのタイヤは何社からかレジンパーツが出ているのだが、どうも個人的にはあまりピンと来るものがない。そもそもドイツ軍用のパターンのものは欲しくないし、Hussar ProductionsおよびDEFで出ているものはパターン的にはフランス民生用のようだが、Hussarはタミヤのタイヤよりも幅広らしく、DEFのものもタミヤと同程度の幅に見える。

なお、コウ中村さんは、これに関して、ノルマル以降の幅広のタイヤを履いている例があって、タミヤはそれをキット化してしまったのでは、という推論を述べている。仮に185mm幅で考えると、中村さんによれば、48キットでほぼ合致し、35キットではやや薄いらしい。

ちなみに、キットが(不十分に)表現している、中央に波型(というより三角ギザ型?)のトレッド・パターンは、これとかこれではないかと思う。

●しばらく前から、「河馬之巣」HPにはアクセスできなくなっているが、これはOCNのホームページ作成サービス、「PageON」のサービスが終了してしまったため。

最近まったく更新していないとはいえ、ないとなると若干寂しくもあるので、そのうちヒマな時に、フリースペースに再アップの予定。とはいえ、ファイル管理がいい加減なので、どれが最新のものなのかよくわからなくなっていたりする。

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コメント

かば◎さん、この件ではお世話になりました。

まあ、推論という程のものでなく、あくまで一つの可能性です。パーセンテージは多分極少でしょうが(^^;)。。

所でちょっと関係ないですが、かば◎さんのHP本体は現在移転されていらっしゃるのでしょうか。

私のHPに載せてた下記URL
http://www12.ocn.ne.jp/~kabanos/index.html
に飛ぶと、「サービスを終了した」みたいな事が書いてあるページに行ってしまいます。

このブログの左上の「HOME」のボタンを押下しても同じ所に行くのですが。。
もし既にこれに関して告知されていた事なら私が見逃していただけで、済みませんが。。

投稿: コウ中村 | 2015年7月10日 (金) 22時53分

>コウ中村さん

ちょうど、「ああ。そういえば、アレは書いておかなきゃいかんなあ」と、PageONサービス終了について追記していたところでした。

↑上の最後に書いてあるような事情です。

実は新しいスペースはすてに借りてあるので、近々アップしたいと思います。

投稿: かば◎ | 2015年7月10日 (金) 22時58分

旧車はタイヤが細くないとイカンのに!フランス車は特にルパン三世の足首くらい細くしてほしいのに!とか思うのですが、日本のプラモ設計者は、ディープ・パープルの影響か、タイヤを太くしたがるのは困りものですね。

投稿: みやまえ | 2015年7月11日 (土) 01時28分

ありゃりゃ、直前(直上?)に書かれておりましたか。。
物凄い迂闊っぷりに自分で自分に唖然としております(汗)。。

大変失礼致しましたm()m。
ともあれHPの再開、楽しみにしております♪♪

投稿: コウ中村 | 2015年7月12日 (日) 00時04分

>コウ中村さん

いえいえ、違います。
上のコメントの書き方がまた紛らわしかったですね。

ちょうど行き違いで、追記している間に中村さんからコメントを頂いていたんです。

書いて戻ってきてページをリロードしたら、中村さんの書き込みがあって「あっ、しまった、間に合わなかった」みたいな(^^;)。

投稿: かば◎ | 2015年7月12日 (日) 00時09分

>みやまえさん

「王様」の「深紫伝説」、

「タイヤは太いし、ぜんぶある!」

という叫びを、つい思い出してしまいましたよ。

投稿: かば◎ | 2015年7月12日 (日) 00時13分

遅いコメントでナンですが、現在一般に使われているのはラジアルタイヤで、量産される様になったのは戦後です。乗用するなら当然なのですが、引用されている写真もラジアルタイヤと考えられます。昔、乗ってた 2CV のとそっくりのパタンだし (^^)

当時使われていたバイアスタイヤの写真としては、例えば↓
ttp://cartype.com/pics/5811/full/peugeot_402_1_38.jpg

単純に言えば、接地面も含め、もう少し全体に丸くふくらんだ感じの形状です。
元のパーツほどの幅があったら、もっとまん丸に接地面が膨らむでしょうね。

自動車は普通に目に触れる乗り物のため、当時のままのタイヤ幅にするとかえって違和感があるので広くしてある、と聞いた事がある様な・・・ヤメてほしいけど (@_@)。

余談: アメリカ人の楽団♪ 〜 なんだよ、ギター上手いよなコレ、と思ったら、本物だった!、というのもなつかしい (^^)

投稿: ばお | 2015年7月19日 (日) 21時23分

>ばお君

このへんは当時のタイヤなんじゃないかと思うんですが(上は7CVですが)、ということは、トレッドパターンはバイアスからラジアルへ、似たようなパターンで引き継いでいる……ということでしょうか。

http://www.citroenet.org.uk/passenger-cars/ac/traction/7cv/traction-avant-7cv-2.html

http://i72.servimg.com/u/f72/12/32/28/62/tracti11.jpg

投稿: かば◎ | 2015年7月19日 (日) 22時53分

これは素晴らしいページですね!
ありがとうございます!
http://www.citroenet.org.uk/passenger-cars/ac/traction/7cv/traction-avant-7cv-2.html

投稿: みやまえ | 2015年7月21日 (火) 22時14分

>かばまるどん
 タイヤの専門家じゃないので、どこまで同じなら “似てる” と言っていいか分かりませんが、確かに同じ様なギザギザパタンですね。昔の日本の乗用車のタイヤも、こんなパタンだった様な。
 ま、ポイントは、接地面が丸っこいよ、という事です。上記 url の 7CV のページの一番下、左側の写真や、その右上のイラストからも、当時の認識は “タイヤは正面から見ると長円形” だったであろう事がわかります。
(タイヤの専門家、世の中にはいると思うけど・・・ムっ、このパタンはミシュランの1939年製で、○○工場で生産された云々・・・←どこかのマニアックスみたいな (^^;))
 タイヤの幅の解釈については、各社の GMC CCKW を比べると良いかもしれません、オモシロイです (@_@)。

>みやまえ様
 お持ちかもしれませんが、大川悠 著、世界の自動車8 シトローエン。
https://sumally.com/p/220061

何千円も出す本ではありませんが、検索主流の世の中で、体系的に追えるこういう資料は貴重です。ただし、古い本なので、GS くらいまでしか載ってません。是非、増補改訂してほしいんですが。

こっちの方が良いのかな? 「CITROËN シトロエン──革新への挑戦」ジョン・レイノルズ 著、今度見てこよう。いや、二玄社の回し者じゃないですけど (^^;)。

投稿: | 2015年7月23日 (木) 01時19分

>ばお君

以前、仕事でタイヤの鋼線を扱ったことがあって、その時、バイアスやらラジアルやらに関してそこそこ勉強したのを思い出しました。

ただ、「接地面が平ら」「接地面が丸い」といっても、それは傾向として、ということであって、特に写真で見た場合に、「これは平らに見えるからラジアル」とは軽々に言えないのではと思います。
バイアスのタイヤでも、サイドから接地面に繋がる肩の部分は厚みを持たせて形を作っていると思いますし。

たとえば上に出した
http://i72.servimg.com/u/f72/12/32/28/62/tracti11.jpg
は、だいぶ接地面が平らに見えるのですが、マーキングからして戦時中(にドイツ軍が接収して使用中)のものと思われますし、その場合、履いているタイヤはバイアスのはずです。

投稿: かば◎ | 2015年7月23日 (木) 23時10分

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