ずしのむし
●ここ2週間ほどで、それなりにきれいに撮れて嬉しかった虫の写真をいくつか。一部、タイトルと異なり隣の鎌倉市のものあり。
上左:このあたりでは初めて見たアカスジカメムシ。名越切通下の平場で(5/20)。
上右:あまり鮮明な写真ではないが、まるでナウシカに出てくるような面妖な虫。ラクダムシなんて初めて知りましたよ私……。鎌倉市浄明寺(5/20)。
上左:ベッコウハナアブ、だと思うのだが、胸が黒いのと、名前の通りベッコウ色なのと両方いるという理解でいいのだろうか? 鎌倉市浄明寺(5/20)。
上右:トンボはそこそこ綺麗に撮れると嬉しい。たぶんアサヒナカワトンボ。久木大池公園近く(5/20)。
上左:ヒゲナガハナバチのメス? もふもふの胸、脚に付けた花粉が、いかにも典型的ハナバチな感じ。久木大池公園近く(5/20)。
上右:なんだか水墨画調のシロジマエダシャク。小坪、亀団(5/27)。
上左:テングチョウ。小坪、亀団(6/1)。
上右:美しい種が多いゼフィルスだけど割と地味。希少な種が多いゼフィルスだけど割と普通。ミズイロオナガシジミ。この日2匹見た。大切岸にて(6/1)。
上左:しばらくはコイツの季節。ラミーカミキリ。大切岸にて(6/1)。
上右:ルリシジミ。ここ最近はヤマトシジミよりも普通にそのへんに多い。幅広い縁取りがあるのはメス。小坪・亀団(6/4)。
なお、6/1の散歩途中、大切岸の上で初めてウラナミアカシジミを見つけて興奮したのだが、間近に止まっていたにもかかわらず、葉っぱが邪魔して上手く撮れそうもなく、ちょっと回り込もうとしたら飛び去ってしまって、結局撮れなかった。非常に残念。
●5月27日。公園の踏み固めた道にポツポツと穴が開いていて、小さなハチが多数、その上を超低空飛行しているのを見つけた(なにしろハチは高速で飛びまわっているので、右写真には写っていない)。
見ていると、時々、後脚に花粉を付けたハチが穴にもぐり込んで行く。周辺を超低空飛行しているハチには、花粉は付いていない。実は別種のハチで、超低空飛行しているほうは横取り狙い?……などと思ったがそうではなく、花粉を運んでいるほうはメス、超低空飛行はオスらしい。
ネット上で読んだウツギヒメハナバチの生態に似ているし、このところよく見たウツギヒメハナバチに大きさも姿も似ている(5/20付記事参照)。もっとも、小さなハナバチを形態できちんと区別できるほどの知識はないし、ウツギ自体の花のシーズンも終わりかけていたので、本当にそうかはよく判らない。
なおも観察を続けると、ハチの穴にもぐりこもうとしているようなゴミムシ?の類もいたりして、こちらこそ本当の横取り狙いかも。また、いきなりハチが数匹ダンゴになって格闘を始めたが、これはウツギヒメハナバチの解説によれば(前述のようにウツギヒメハナバチかどうかよく判らないが)、1匹のメスを数匹のオスで争っているらしい。
●またまたしつこく鎌倉駅の古レール。
見上げてみたら、屋根の梁の部分にも刻印が読めるものがいくつも残っていることに気付いた。
▼キャンメルでもウニオンでもない、第3のメーカー製のものがあった。英バロー社(BARROW STEEL)製。「古レールのページ」で調べてみると、続く数字(166?)は製造年の一部ではなく、鋼種コードのようで、製造年はこの後に入っているようだ。
▼これは前回紹介したのと同じ、ドルトムンター・ウニオン製のもの。製造年は1886年だろうか?
▼最初に見つけたのと同じ、英キャンメル社製。少なくとも鎌倉駅の古レール柱では、やはりこのメーカー製のものが最も多いようだ。ただし、刻印が比較的密に入っている(あまり距離を置かずに繰り返されたりしている)のも、多く発見できる要因になっているかもしれない。
▼オマケ。鎌倉・小町の妙隆寺は山門の修復中らしく、ジェンガみたいな妙な有様になっているが、よくみると、ここにも古レールが(刻印などは見当たらず)。もしかしたら、この積み上げている“ジェンガ”も、枕木か?
●別に声を大にして言うことではないが、たこ焼きが好き。
ただし、基本的には関東人なので自宅にたこ焼き機はなく(別に関東人で持っていてもいいわけだが)、自宅でお好み焼はたまに食えても、たこ焼きは(レンジでチン以外は)食えないのが残念。
そんなわけで、ちょっと美味しそうなたこ焼きを見ると吸い寄せられ率が高い。4日、仕事で国分寺に行った帰り、渋谷の地下でつい買ってしまって、地下鉄の駅で食う。んむ。なかなか美味かった。
ちなみに都内でよく見る「銀だこ」は、何かちょっと別種の食い物のような気がして試したことがない。
●横浜のヨドバシに行ったら、リンドバーグで再生産された、旧インパクトの1:48、「アブロ複葉機」が売られていた。価格は2700円ちょっと(多分税別)。パッケージ絵のジグソーパズル付き(それはあまり要らない気がする)。
1960年代に発売された、しかし当時の水準を超えた佳作キットだが、比較的短命で絶版になってしまった。私は旧インパクト版、その後に出たパイロ版、ライフライク版を取り混ぜて、とりあえずシリーズ全6種を揃えているだが(それについては以前にも書いた)、再販が嬉しくて思わず買いそうになってしまった。
キットを抱えて、他の材料を物色しているうち、「いやしかし、一生のうちにアブロ複葉を2機は作らないよな……」と思い直して棚に戻したが、また見たらまた手を伸ばしてしまうかも……。
●「パンチライン」という(最初から観ていないので)よく判らないアニメをたまたま観たら、Q-May会という謎の組織が出てきた。これはあれですかね。年に2作、1:35の新作AFVを作らないと除名になるとかいう……。
●この期に及んで、今いくよ・くるよのどっちがいくよでどっちがくるよなのか曖昧。
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コメント
テングチョウってかっこいい鼻ですね。
虫の季節本格到来ですね。
私は近所のため池でカイミジンコというのを取ってきて日夜眺めています・・・なんか和む・・・
低空を蛇行して地面に潜るハチですが、ハラナガツチバチじゃないでしょうか。
低空飛行するのは寄生するコガネムシの幼虫を見っけてるんだとか。
投稿: みやまえ | 2015年6月 5日 (金) 20時56分
>みやまえさん
確かに、上の写真だと、スタイル的にハラナガツチバチにも見えますね。
ただ、ハラナガツチバチは(逗子でもよく見ますが)2~2.5cmくらいある比較的大きなハチですが、この写真のものは1cmくらいの小型のハチなんです。
あと、ハラナガツチバチは地面にもぐってコガネムシの幼虫に卵を産むので、上のハチで観察されたように、後脚に花粉ダンゴを付けて運ぶ習性はなかったと思います。
カイミジンコ、いいですねー。見える大きさのプランクトンは確かに、ぼーっと眺めてしまいます。
投稿: かば◎ | 2015年6月 5日 (金) 21時14分