古レール建築
●日曜日(5日)晩、野田からの帰りに、久しぶりに東武野田線に乗った。
写真は、野田市駅の島式ホーム(2・3番線)の古レール製の屋根柱。2番線側(写真左側)は2本組で、内側が大きく湾曲して屋根全体を支え、3番線側は1本のみで補助支柱的な感じ。両側2本では贅沢すぎ、両側1本では強度的に不安があったのかもしれないが、そこはかとなくオシャレ(……なのか?)。
ちなみに現在、野田市駅は工事中で、1番線は使用停止、線路も位置換え中。調べてみると高架化されるらしく、この古レール柱もそろそろ見納めということになる。夜間のため綺麗に撮れず、比較的まともな写真は上の2枚だけなのだが、そんなことなら、もっと沢山撮っておくのだった。
●古レール利用のホーム屋根柱ほかの建造物は、比較的古めの駅にはよく見られるもので、横須賀線でもいくつかの駅にあるはず。しかし、おそらく今後は消えて行く一方のはずなので、気付いたら写真に残しておくのがいいかもしれない。
ググってみると、古レール建造物に興味を持ち、まとめたり考察したりしているサイトもある。そのうちいくつかを以下に。
また、「古レールの駅デザイン図鑑」という書籍も出ているらしい。
もっとも、それらにも書かれていることだが、こうした古レールの建造物は多数が現存しているにもかかわらず、あまりに当たり前に、しかしてんでんばらばらに作られているために、まとまった資料はなく、それを指す固有の名称というものもないらしい。
しかし、その建造物が作られたのがいつかは判らなくても、レールそのものの製造年は刻印で知ることができ、なかには日本の鉄道草創期のものが混じっていることもあるそうだ。
●話は前後するが、先月末、これまで写真を撮っていなかった、鎌倉・金沢街道方面の数基の丸ポストの写真を撮ってきた。
▼青砥橋近くにある、ポスト番号21。ポストマップの写真では隣に建物があるが、現在は撤去されて駐車場になっている。なんとなく電柱の陰で恥ずかしそうにしている感じ。3枚目だけ日が照っているのは撮影日が違うため。
▼鎌倉宮入口にある、ポスト番号17。「顔面」にべったり貼り付けられた(しかも中途半端に剥がれた)ステッカーがちょっと無粋。銘は「昭27昭和」だろうか? しかし、材木座のポストの銘では「昭27昭和製」とあったのに、こちらは「製」がないように見えるのが謎。単に薄れて(塗りこめられて)見えにくくなっているだけ?
▼清泉小学校近くの、ポスト番号16。夕方、薄暗くなってから撮ったのでまともな写真が少ない。
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コメント
この間いった横須賀駅のレール柱には「18XX年 ドイツなんちゃら社製」とか
「190X年アメリカなんとか社製」とか、わざわざ紙が貼ってありました。
電車が全然来ないんで時間つぶしになりました。
山手線でもまだレール柱の駅がありますね。
投稿: みやまえ | 2015年4月 9日 (木) 23時03分
>みやまえさん
おおお。横須賀駅、なかなか楽しいことをしますね。
逗子から先にはほとんど行かないんですが、それを聞いたら、久しぶりに横須賀まで行ってみたくなりました。
都心は意外に生き残っていますね。
今日は都心に用事があって、いくつかの駅でレール柱を見ました。
曲線のつけ方と組み合わせ方が優美で、ちょっとロココな感じがします。
投稿: かば◎ | 2015年4月10日 (金) 00時07分